ゴミ屋敷のネズミ対処法完全ガイド!どのくらいキケン?【片付け〜駆除まで徹底解説】
2024.07.03 2024.07.03
この記事では、ゴミ屋敷のネズミについて徹底解説します。
捨てられないゴミに埋もれた「ゴミ屋敷」は、ネズミの巣窟になることが多いです。ネズミが住み着くと感染症にかかったり火災が発生したりする危険があるため、なるべく早く対処する必要があります。
ここでは、自分でゴミ屋敷を片付けてネズミを駆除する方法安く対処する方法を解説します。最短で対処する方法もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ゴミ屋敷にネズミが大量発生する理由
ゴミが大量に発生し、放置された状態のゴミ屋敷は、ネズミにとって快適なすみかです。雨や風をしのいで寒さから身を守れるだけでなく、身を隠せる場所が非常に多く、エサにも困らないためです。
安全で快適な住処となるゴミ屋敷では、ネズミはみるみるうちに繁殖し数が増えていきます。エサも豊富なため、子育てにも最適な場所だからです。
ゴミ屋敷でネズミが出た時の対処法【必須の3ステップ】
ゴミ屋敷でネズミが出たら、下記の3つのステップで対処しましょう。
- ゴミを片付ける
- ネズミを駆除する
- ネズミが侵入しにくい家にする
ゴミを片付けてネズミも駆除することで、人間にとって快適な環境を取り戻せます。また、再度ネズミが侵入しないよう、予防策を講じることも大切です。
1.ゴミを片付ける
ゴミ屋敷と化した家を片付けるのは、簡単ではありません。何から手を付けたら良いか分からないケースも多いため、1つずつ作業を進めることが大切です。
- まずは移動するためのスペースを作る
- 不用品をどんどん捨てる
- 本当に必要なものだけを残す
スムーズに片付けるために、上記の手順をそれぞれ解説します。また、業者に依頼する選択肢についても検討してみましょう。
1.まずは移動するためのスペースを作る
ゴミでいっぱいの家の中では、移動するのも簡単ではありません。移動できなければ片付け作業も困難なので、まずは移動のためのスペースを作りましょう。
大きなゴミ袋を用意して、少しずつゴミをまとめて玄関の外に出していきましょう。地道に進めることで、家の中には少しずつ移動できるスペースができていきます。
2.不用品をどんどん捨てる
移動できる通路ができたら、ゴミを本格的に捨てる段階に入ります。
- しばらく手に取っていないもの
- あっても困らないもの
- 次にいつ使うか分からないもの
- 使えないもの
上記はすべて、迷わずゴミ袋に入れましょう。考えすぎてしまうとゴミとして出せなくなることもあるため、あまり考えずに、一気にゴミ袋に入れていく勢いが大切です。
ゴミは、地域で定められた方法で分別して出さなければならないので、ゴミ袋に入れる時に分別しておくと安心です。
3.本当に必要なものだけを残す
不用品はどんどん捨てなければなりませんが、本当に必要なものだけは残します。
本当に必要なものとは、「日常生活に必要なもの」です。
たとえば、最低限の衣類や食器、家具などは残す必要があります。それ以外のものはすべて捨てる覚悟で臨めば、ゴミ屋敷は一気にキレイになるでしょう。
ゴミがなくなり本当に必要なものだけになったら、家の中を掃除して除菌します。
業者に依頼する手もある
家中に散らばった不用品やゴミを分別しながらゴミ袋に入れて捨て、本当に必要なものを見極めて残すのには時間がかかります。そこで、業者に依頼する方法がおすすめです。
業者に依頼すれば、時間や手間をかけずに一気にゴミが片付くだけでなく、不用品もまとめて処分できます。消臭や除菌まで作業してくれる業者もあるので、プロの手を借りる方法も検討してみましょう。
2.ネズミを駆除する
ゴミがなくなったら、いよいよネズミを駆除するステップです。自分でネズミ駆除をする方法は、下記3つが挙げられます。
- 粘着シートを使う
- 捕獲機を使う
- 毒餌を使う
業者へ依頼する方法もあるので、自分で駆除する方法と合わせて詳しく見てみましょう。
粘着シートを使う
粘着シートを使えば、住み着いているネズミを手軽に捕獲できます。ネズミが通るであろう場所に設置するだけなので、手間がかからないことが特徴です。
ただし、水回りを好み体が濡れていることが多いドブネズミは、粘着シートで捕獲できない場合があります。また、捕獲したネズミは自分で処分しなければならないことも覚えておきましょう。
捕獲機を使う
捕獲機を使って、ネズミを生きたまま捕獲する方法もあります。粘着シート同様に設置するだけですが、捕獲後は自分で処分しなければならない点はデメリットです。
また、粘着シートも捕獲機も、家にいるすべてのネズミを捕獲できるわけではありません。ネズミが警戒して近付かない可能性もあるため、確実な駆除は難しいでしょう。
毒餌を使う
毒餌を使い、ネズミを死滅させる方法もあります。粘着シートや捕獲機などの明らかな罠ではないため、ネズミがよく食べているであろう食材に毒餌を混ぜておけば効率的にネズミを駆除できます。
ですが、毒餌を警戒して食べなかったり、そもそも毒が効かないスーパーラットが住み着いていたりするケースもあります。
加えて、毒餌を使うとネズミの死骸がどこにあるか分からず、そのまま腐敗して異臭やダニ・ノミが大量発生してしまう危険があることも覚えておきましょう。
業者へ依頼するのがベスト
ネズミを徹底的に駆除するなら、プロの業者へ依頼するのがベストです。
数匹でも残ればネズミはまたすぐに数を増やすため、業者の専門知識と経験を活かした徹底的な駆除が効果的です。
業者に依頼すれば、捕獲したネズミを自分で処分したり死骸を探し回ったりする手間もかかりません。ゴミ屋敷を掃除にしてネズミも駆除するなら、この際徹底的にキレイな状態にするのがおすすめです。
3.ネズミが侵入しにくい家にする
ネズミを駆除したら、再度侵入されない工夫も必要です。
- 家の隙間や亀裂をすべてふさぐ
- 食材は密閉保管する
- ゴミはすぐに捨てる
- 忌避剤を散布しておく
上記を実践することで、ネズミは進入しにくくなります。
ゴミ屋敷となり一度はネズミの住処となった家であれば、ネズミが再度侵入しようと試みる可能性は高いです。そこで、家の隙間や亀裂をすべて徹底的にふさぐ予防策が一番重要となります。
あわせて、ネズミを近寄らせないようにする忌避剤を散布しておけば、侵入されにくくなるでしょう。
ゴミ屋敷に出るネズミの種類
ゴミ屋敷には、主に3種類のネズミが住み着きます。
特徴 | 性格 | |
---|---|---|
ドブネズミ | 20cm以上の大きな体で胴体が太く、耳が小さい | 寒さに強く水回りを好み、泳ぎが得意。高所が苦手 |
クマネズミ | 15~20cmほどの大きさで尾が長く耳が大きい | 乾燥に強く高所を好み、跳躍力が高い。泳ぎが苦手で寒さに弱い。警戒心が非常に強い |
ハツカネズミ | 10cmほどと小さく、尾が体よりも長い | すばしっこく狭い場所を好む。寒さと泳ぎが苦手 |
どの種類のネズミも繁殖力が高くどんどん増えるため、なるべく早く駆除することが大切です。
ゴミ屋敷のネズミ駆除での注意点
ゴミ屋敷のネズミ駆除では、下記2点に注意が必要です。
- 死骸に直接触らない
- 放置しない
危険を冒さないために、それぞれについて詳しく見てみましょう。
死骸に直接触らない
ネズミの死骸には、さまざまな病原菌が付着しています。そのため、絶対に直接触らないようにしましょう。
死骸を処理する際は、ゴム手袋とマスクを着用し、下記の手順で進めます。
- 周辺に殺虫スプレーを散布する
- 新聞紙で死骸を包む
- ビニール袋などで密閉する
- ゴミとして処分する
- 死骸があった場所を清掃する
- 死骸があった場所を消毒用アルコールで消毒する
ネズミの死骸は基本的に可燃ゴミとして処分できますが、地域により処分方法が異なる場合があります。そのため、住んでいる地域の処分方法をあらかじめ調べておくと安心です。
放置しない
死骸を放置すると、ダニやノミが増殖してさらに不衛生な状態になるだけでなく、異臭が発生します。
毒餌を使って死骸がどこにあるか分からず放置していると、さらに衛生環境が悪化する結果になるので、死骸はなるべく早く見つけて処分する必要があります。
ネズミが出るゴミ屋敷の危険性【4つの問題】
ネズミが出るゴミ屋敷には、4つの大きな問題があります。
- 住人の健康リスクがあまりに大きい
- 火事の危険が高い
- 建物自体の寿命を縮める
- ご近所にも迷惑をかける
なぜ危険なのかを知り、早めの対処を心掛けましょう。
住人の健康リスクがあまりに大きい
ゴミ屋敷で生活する住民にとって、ゴミ屋敷であることとネズミがいることは、健康的なリスクがとても高いです。
- 感染症にかかる危険がある
- 悪臭が発生する
- 不眠症やノイローゼになることがある
悪臭に悩まされるだけでなく、サルモネラ菌やハンタウイルスなどの感染症にかかる危険があります。
また、ネズミの足音や不衛生化での生活における不安などから、不眠症やノイローゼになることも少なくありません。
火事の危険が高い
ネズミは固いものをかじる習性があり、家にある配線を破損させることがあります。配線がかじられたことで火花が生じれば、火事が起こる危険があります。
ゴミ屋敷の場合、ちょっとした火種であっても周辺にあるゴミに燃え移れば、あっという間に火の手がまわってしまうでしょう。ゴミによって逃げるのにも時間がかかるため、ひとたび火事が起こると大惨事になりかねません。
経済的に長期間ダメージを受け続ける
身体的・精神的なリスクだけでなく、経済的なリスクも忘れてはいけません。
- 建物自体の寿命を縮める
- 家財がダメージを受ける
- 食品が食い荒らされる
ネズミによって上記のリスクを負うことになるため、経済的なダメージが大きくなります。建物はネズミにかじられるだけでなくゴミ屋敷化して手入れされないことでどんどん傷み、家財もダメージが進みます。家財や建物を修復しようと思うと、相当な費用がかかるケースもあるでしょう。
また、せっかく購入した食品も食い荒らされてしまえば、再度購入し直さなければなりません。環境を改善しない限り、経済的なダメージは長期に渡って続くことになります。
ご近所にも迷惑をかける
ゴミ屋敷でネズミが出ることは、住民だけでなく周辺住民にとっても迷惑な存在になります。悪臭がしたり、ネズミが周辺の家へ侵入したりすることもあるでしょう。
また、万が一ゴミ屋敷で火災が発生したら周辺の民家にも燃え広がる危険があります。このような不安を抱えるご近所の住民にとっても、ネズミが出るゴミ屋敷は大きなストレスになります。
ゴミ屋敷のネズミ対策は業者依頼がおすすめ!メリットと費用相場
自分でゴミ屋敷のネズミを対処しようと思うと、かなりの手間と時間がかかります。
そこで、業者へ依頼することも検討してみましょう。ここからは、業者へ依頼することについて、下記2つの内容をご紹介します。
- 業者へ依頼するメリット
- 業者へ依頼した場合の費用相場
それぞれについて確認した上で、業者へ依頼するかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。
業者へ依頼するメリット
業者へ依頼するメリットは、何よりも手間をかけずに徹底的な対処ができる点です。
ゴミ屋敷の片付け、ネズミの駆除はそれぞれの作業だけでも大変な手間がかかります。これらをすべて自分でやろうとすれば、途中であきらめてしまうケースもあるでしょう。
業者へ依頼すれば、効率的に徹底した掃除とネズミ駆除が可能です。ゴミ屋敷の掃除だけ見ても、掃除だけでなく不用品も一緒に処分できるため、とても手軽で効率的です。
また、ネズミは徹底的に駆除しないとまた繁殖してしまう危険があるため、プロによる駆除がおすすめです。
業者へ依頼した場合の費用相場
業者へ依頼するとなると、気になるのは費用のこと。
- ゴミ屋敷の片付け
- ネズミの駆除
最後に、上記2つの費用相場をそれぞれご紹介します。
ゴミ屋敷の片付け
ゴミ屋敷の片付けは、間取りごとに下記が費用相場となります。
間取り | 費用相場 |
---|---|
1K~1LDK | 25,000~80,000円 |
2DK~2LDK | 45,000~140,000円 |
3DK~3LDK | 60,000~180,000円 |
4DK | 68,000円~ |
ゴミ屋敷の片付けは、状況や作業する人数などによって大きく変動します。そのため、上記は目安として考え、詳しくは見積もりを取ってみると良いでしょう。
ネズミの駆除
ネズミ駆除の費用は、一軒家の場合10~30万円が相場です。ネズミ駆除も状況や家の広さなどにより費用が大きく変わってくるため、見積もりを取るのが安心です。
ゴミ屋敷をネズミの住処にしないためにプロの業者の力を借りよう!
ゴミ屋敷は、片付けだけでも手間と時間がかかるもの。その上でネズミを駆除するとなれば、さらに手間と時間がかかります。また、ネズミは数匹でも残ればまた増えてしまうため、徹底的に駆除して侵入されない家づくりを徹底しなければなりません。
ゴミ屋敷を片付けてネズミを駆除するなら、プロの業者へ依頼するのがおすすめです。業者なら、専門知識とアイテムを駆使して徹底的な片付けと駆除が可能です。
ゴミ屋敷のネズミでお困りなら、セーフリーで依頼する業者を探してみてください。ゴミ屋敷の片付けとネズミの駆除を依頼して、快適に住める家を取り戻しましょう。
ゴミ屋敷のネズミ対処法完全ガイド!どのくらいキケン?【片付け〜駆除まで徹底解説】のよくある質問
-
Q. ゴミ屋敷でネズミが大量に発生するリスクは?
ゴミ屋敷でネズミが大量発生するリスクでは、下記が挙げられます。
・住人の健康リスクがあまりに大きい
・火事の危険が高い
・建物自体の寿命を縮める
・ご近所にも迷惑をかける -
Q. ゴミ屋敷に住んでいるネズミを放置するとどうなる?
ゴミ屋敷に住んでいるネズミは、放置すればどんどん繁殖して増えていきます。ネズミが増えれば、それだけ感染症にかかるリスクや火事のリスクなども高くなります。
-
Q. ゴミ屋敷でもネズミが出ないようにすることは可能?
ゴミ屋敷はネズミにとって快適な環境です。ネズミが出ないようにすることは難しいでしょう。ネズミを出ない家にするためには、ゴミを一掃してキレイな環境を維持することが大切です。