ダニノイローゼかも!?よくある症状や改善方法を徹底解説!
2024.02.05 2024.02.05
布団やソファ、カーペットなど、家中あらゆる場所を徹底的に掃除したのに、なんとなく体がかゆい気がする、などの症状があるなら、ダニノイローゼの可能性があります。
目視しにくいダニは、いるかどうかも分からないため恐怖症のようになってしまうこともあるでしょう。
ダニノイローゼを改善するためには、正しい知識と対策が欠かせません。
この記事では、ダニノイローゼの主な症状から改善を目指すための方法までをご紹介します。
できることから始めて、快適な生活を取り戻しましょう。
目次
ダニノイローゼとは?恐怖症の一種?気にしすぎ?
ダニノイローゼは、ダニを必要以上に意識してしまい、心的に大きな負担を抱えてしまう症状です。
本当にダニが原因かは分からないものの、「ダニが原因」だと強く感じてしまうことで起こるとされています。「ダニ被害妄想」と呼ばれることもあるダニノイローゼは、小麦粉がダニに見えてしまうなど、さまざまな症状となって表れます。
基本的には気にしすぎが問題といわれますが、症状の程度によっては日常生活に支障をきたすこともあり、見逃せません。特に、自身が過去ダニ被害に遭っていたり、被害に遭った実例を身近な人から聞かされたことがある場合などで、「恐怖症」に至ってしまっている可能性も考えられます。
身近な人が恐怖症に至っている可能性があるなら、迷わず医師の診察を受けさせましょう。
ダニノイローゼの主な症状
ダニノイローゼの症状は、人によってさまざまです。
さまざまな症状が複数出ることもあれば、1つだけのこともあります。
主な症状としては、下記が挙げられます。
- 気になって眠れない
- かゆみが続く
- 何度も洋服や布団を洗ってしまう
- 何度も手を洗ったりお風呂に入ったりする
- ソファや座布団などの布製品を避けたがる
- 布団に入ると、ダニが体を這っている気がする
- ダニ駆除アイテムを買い込む
- 家中でダニ駆除をする
症状の程度も、人によって異なります。
軽度の場合もあれば、重度で鬱状態になってしまうこともあるため注意が必要です。
また、ダニノイローゼによる心的な負担が増えるだけでなく、家中でダニ駆除をすることにより、殺虫剤成分を大量に吸い込んでしまい体調を崩してしまうケースもあります。
ダニノイローゼを和らげるために知っておきたい基礎知識
ダニノイローゼを和らげるためには、ダニについての正しい知識を持っておくことが重要です。
- ダニの特徴
- ダニの侵入経路
- ダニが増殖する条件
- ダニがいることによる主なリスク
基本的な知識として、上記の4つについて見てみましょう。
ダニの特徴
屋外に生息する種類もいれば屋内を好む種類もいるダニは、一部を除き多くが目視が難しいほど小さい生物です。
ダニは基本的に高温多湿を好み、みるみるうちに繁殖します。
屋外に生息する種類で有名なのは「マダニ」で、人やペットなどを吸血することが特徴です。
一方屋内では、下記の種類のダニが多く生息します。
特徴 | 人を刺すか | |
---|---|---|
ヒョウヒダニ(チリダニ) | 布団に多く生息 | 人を刺すことはない |
コナダニ | 台所や和室、本棚に多く生息 | 人を刺すことはない |
ツメダニ | ヒョウヒダニやコナダニを捕食する | 人を刺すことがある |
イエダニ | ネズミに寄生する | 人を刺すことがある |
このように、ダニの種類によって生息場所や人を刺すかどうかが異なります。
ヒョウヒダニは人を刺すことはありませんが、大量に発生するとアレルギー症状を引き起こすことがあります。
コナダニも基本的には無害ですが、間違って口に入ってしまうと、アレルギー症状が出るため注意しなければなりません。
また、ヒョウヒダニやコナダニが増えると人を刺すツメダニが増えてしまいます。ツメダニやイエダニは人を刺し、感染症を媒介することがあるため危険度は高いです。
ダニの侵入経路
どんなにキレイにしていても、どの家にもダニはいるとされています。
ダニの主な侵入経路は、下記のとおりです。
- 外出した際に、人の肌や服に付着して侵入する
- 外から持ち込まれた物に付着して侵入する
- 動物などに付着して侵入する
ダニは繁殖スピードが早いため、数匹でも侵入すればあっという間に増殖します。
ダニが増殖する条件
ダニは、基本的に高温多湿で栄養源があれば増殖します。
- 20~30度
- 湿度70%以上
- ゴミやホコリなどの営業現が多い
上記の条件が揃うと、ダニの温床になりやすいです。
たとえば布団などは、人の体温で温かく、寝汗により湿度も保たれます。
さらに垢やフケなどが多く付着しダニの栄養源となるため、注意が必要です。
ダニがいることによる主なリスク
ダニがいると、さまざまなリスクが発生します。
- くしゃみや鼻づまりなどのアレルギー症状が出る
- かゆみや湿疹などの症状が出る
- 刺されることがある
- 吸血されることがある
- 感染症にかかる危険がある
これらのリスクを危険視するあまり、ダニノイローゼを発症することもあります。
ダニノイローゼかも!?まずは効果的な対策をしてみよう!
ダニノイローゼの可能性があるなら、まずはダニに効果的な対策を講じてみましょう。
生きているダニは洗濯だけでは落としきれないため、下記のステップで対策することが重要です。
- ダニを退治する
- アレルゲンを除去する
それぞれの手順について、詳しく見てみましょう。
ダニを退治する
ダニは50度以上の熱なら20~30分、60度以上の熱なら一瞬で死滅します。
そこで、熱を与えて退治することが重要です。
- 布団乾燥機
- ドライヤー
- アイロン
- 熱湯
- コインランドリーの乾燥機
上記のような、50度以上の熱を与えられるアイテムを駆使して、まずは生きているダニを退治します。
ちなみに、分厚い布団などは天日干しだけでダニ退治は難しいです。
熱が伝わらない日陰へダニが移動してしまうため、まずは布団乾燥機などを使って退治してから、天日干しで乾燥させるようにしましょう。
アレルゲンを除去する
熱を加えるとダニは死滅しますが、死骸やフンは残ったままの状態です。
死骸やフンはアレルギー症状を引き起こすため、除去しなければなりません。
- 掃除機をかける
- 布団クリーナーをかける
- 洗濯をする
上記の方法で、アレルゲンをしっかり落としましょう。
掃除機や布団クリーナーを使う場合は、ゆっくり丁寧に吸い上げていくことがポイントです。
手洗いで洗濯する場合は、何度も押し洗いをしてアレルゲンを排除しましょう。
ダニノイローゼの改善を目指す方法
ダニ対策をしても気になってしまうのが、ダニノイローゼの特徴。
改善を目指すためには、下記3つを覚えておきましょう。
- ダニが本当に増殖しているのか確認する
- ダニはどの家にもいるものだと認識する
- 医師の診察を受ける
ダニが本当に増殖しているのか確認する
ダニノイローゼになると、ダニ対策を徹底する人も少なくありません。
その効果があり、ダニが激減していることも多いです。
ダニの数が少ないと分かれば、ダニノイローゼの症状も和らぐでしょう。
ダニがいるかどうかの確認は、目視する方法と市販のキットを使う方法があります。
マットレスなどを上げると白い粉が大量に散らばっているようであれば、ダニが増殖している証拠といえます。しかし、目視では、大量に発生している場合しか存在を確認できません。
ダニ対策を意識している家であれば、そもそも、そこまで大量に増殖している可能性は低いです。市販のキットを使い、どれくらい少ないのかをチェックしてみると安心できるケースが多いでしょう。
ダニはどの家にもいるものだと認識する
ダニは、毎日徹底的に掃除をしている家にもいるとされていて、完全な退治は難しいことが特徴です。
ダニノイローゼになると「1匹も残さず退治したい」と思ってしまうものですが、まずは「ダニはどの家にもいる身近な生き物である」ということを認識する必要があります。
マダニなどの屋外に生息する種類は別ですが、屋内にいる種類はダニ対策と掃除をしっかりしていれば増殖しにくくなります。
医師の診察を受ける
ダニノイローゼは、症状が重くなると自力での治療は難しくなることがあります。
特に鬱(うつ)症状になってしまうと、専門の医師による診察や治療が必須です。
- ずっと気持ちが落ち込んでいる
- 楽しいと感じることがない
- 疲れやすい
- やる気が出ない
- 食欲がない
- 眠れない
上記を始めとする症状が強い場合には、一度心療内科などで診察を受けましょう。
ダニノイローゼ改善のためにまず業者依頼してみるのも一つの手
ダニを完全に退治することは難しいですが、プロの業者なら、素人では手が届かない場所も徹底的にダニ退治が可能です。
専門の知識やアイテム、経験を活かして退治してもらえるので、ダニノイローゼの改善にも一役買うでしょう。
業者にダニ退治してもらえば、その後のダニ対策がラクになる上に、ダニの数を激減させることができます。
また、「プロの業者に徹底的に退治してもらった」という意識が、ダニノイローゼの改善につながることも。自身や身近な人に、ダニノイローゼに近い症状が見られるなら、一度は試してみたい方法です。
ダニノイローゼを軽減するダニ予防策3つ
ダニの数を増やさないためには、ダニ対策だけでなく予防策も必須です。
- 部屋の換気をして湿度を下げる
- 部屋をこまめに掃除する
- 定期的にダニ退治をする
上記3つの予防策を実行して、ダニを増殖させない家を目指しましょう。
部屋の換気をして湿度を下げる
換気扇をまわしたり窓をあけたりして換気すると、室内にこもっていた湿気を出すことができます。
湿度が上がるとダニにとって快適になるため、最低でも1日に1回など、こまめに換気することが大切です。
部屋をこまめに掃除する
生活空間である部屋には、垢やフケ、食べこぼしなどのゴミやホコリが多く落ちてしまいます。
これらはダニの栄養源となるため、こまめに掃除して除去しておきましょう。
床だけでなく、ソファや布団のシーツやカバーなども、定期的に洗濯すると効果的です。
定期的にダニ退治をする
どんなに予防していても、ダニは増えてしまうことがあります。
そこで、定期的にダニ退治することも欠かせません。
増殖する前に退治できれば、ダニによる被害を受けにくくなります。
たとえば「1ヶ月に1回は布団乾燥機をかける」など、ある程度期間を決めてダニ対策をしていくと効果的です。
ダニノイローゼは改善可能!プロ依頼と予防がオススメ
ダニは、どの家にもいると言われています。
どんなにキレイにしていても完全な退治は難しいため、増殖させない対策が重要です。
ダニノイローゼの改善には、プロの業者へ依頼して徹底的なダニ退治をまずやってみることがオススメ。自分ではできないような部分まで念入りに作業してもらえば、不安も大幅に解消するものです。
業者による徹底的な退治の後は、予防策を講じることでダニの増殖を抑えられます。
「セーフリー」ではダニ退治ができる業者も多数掲載しています。ダニノイローゼの症状に悩み続ける前に、ぜひ業者の手を借りてみましょう。
ダニノイローゼかも!?よくある症状や改善方法を徹底解説!のよくある質問
-
Q. 部屋がダニだらけの場合はどうしたらいい?
温度と湿度を下げ、徹底的に掃除することが大切です。
ソファや布団などの布製品はダニの温床になりやすいため、布団乾燥機などを使ってのダニ退治も欠かせません。
ダニだらけであれば、業者へ依頼して退治してもらう方法もオススメです。 -
Q. ダニは洗濯したらいなくなる?
薄手のシーツなどであれば洗濯で大半のダニを落とすことができますが、厚手の毛布などの場合、生きているダニは洗濯で落とせません。
布団乾燥機などを使ってまずは生きているダニを死滅させてから、洗濯して死骸を落としましょう。