カーテンはダニだらけ?対策はこれ!【退治方法〜アレルゲン除去まで徹底解説】
2024.07.08 2024.07.08
本記事では、カーテンのダニ対策を詳しくご紹介します。
布団や衣類のダニ対策はしているつもりでも、実はカーテンのダニはノーマークの方も多いのではないでしょうか。
- カーテンにもダニっているの?
- カーテンのダニは自宅で駆除できる?
- 取り外さないと除去できない?
上記のような疑問をお持ちの方に向けて、ダニ退治から除去まで完結できる方法をお伝えします。記事後半では、カーテンにダニを寄せ付けない予防策も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
カーテンにダニが潜む恐ろしさとは
カーテンのような大判の布類には、ダニが発生しがち。ダニ対策していないカーテンに、ダニが潜む恐ろしさを解説します。
- ダニのいる所にはカビも発生
- ダニの死骸やふんはアレルゲンのもと
ダニのいる所にはカビも発生
外気からの湿気やほこりが溜まりやすいカーテンは、ダニの大好きな環境。そして、同じくカビも、湿気やほこりが大好物です。つまりダニが繁殖しているカーテンは、カビも繁殖しやすい環境というわけです。
ダニのふんや死骸をエサに、カビはますます増殖し、黒や白、緑の斑点がカーテンの表面にできてしまうことも。カーテンについたカビを落とすのがやっかいなだけでなく、室内の空気も汚染されるため、健康にも大きな悪影響を及ぼします。
ダニの死骸やふんはアレルゲンのもと
ダニのふんや死骸はカビの増殖原因ですが、人間に対するアレルゲンのもとにもなります。
ダニのふんや死骸は、直径1㎜にも満たない程度の微細な粒。空気中に浮遊しやすいため、カーテンだけでなく周辺のソファやカーペットにも広がります。
部屋中に拡散されたふんや死骸が、呼吸と共に体内に取り込まれると、アレルギー反応を引き起こす恐れがあります。具体的には、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、喘息などの症状が現れます。
特に、もともとアレルギー体質の大人や小さな子供、高齢者にとっては、健康リスクが高まると言えるでしょう。
カーテンのダニ退治法3選!【状況にあった適切な駆除を】
では、カーテンのダニ退治方法を見ていきましょう。状況にあった対応が、効率的な駆除法になります。
- 【スポット対策】ダニ駆除スプレーを使う
- 【素材ごと】乾燥機で熱処理する
- 【広範囲】害虫駆除業者に依頼する
【スポット対策】ダニ駆除スプレーを使う
手軽に対策できるのは、市販のダニ駆除薬スプレー。大判のカーテンの全体に塗布するのは手間がかかりますが、カーテンの開閉時に良く触る部分など、手垢をエサに寄ってきたダニにスポットでスプレーすると良いでしょう。
しかし、化学薬品が含まれるため、化学成分に敏感な人や子ども、ペットに影響が出る可能性も否めません。また、定期的に散布する必要があるので、コストパフォーマンスが良いとは言えない点も考慮してください。
ダニ駆除剤は、以下記事でも詳しく解説しています。
【素材ごと】乾燥機で熱処理する
ダニは60度以上の高温で死滅します。布団の天日干しなどがダニ対策として挙げられますが、天日干しだけではそこまでの高温にはなりにくく、実は、ダニ駆除対策としてはいまいち。
そこで、熱処理として利用できるのが乾燥機です。レースカーテンなどの薄い素材は衣類用の乾燥機でも充分です。厚手のカーテンが入りきらない場合は、コインランドリーなどの大型乾燥機で一気に熱処理しましょう。
ただし、カーテンの素材には要注意。縮みやすいレーヨンや、ウールや綿などの繊細な天然素材は、乾燥機の熱でダメージを受けやすい傾向があります。カーテンの素材を確認してから、乾燥機にかけましょう。
【広範囲】害虫駆除業者に依頼する
リビングや寝室に広がるカーテンは、そのまわりのカーペットやソファなどにもダニが移動しやすいもの。一部だけ駆除対策しても意味が無いケースが多いため、広範囲をしっかり対策すべきです。
一番効果的な方法は、専門業者による駆除作業。駆除専門業者なら、ダニ対策用の道具や専門薬剤を使い、効率よくダニ対策してくれます。死骸の除去や繁殖の予防策もあわせて対処し、アフターフォローも万全。
駆除だけでなく、除去や予防対策も込みで、所要時間は2~4時間程度。時間と手間をかけずに、徹底的にダニ対策したい方には、便利な方法です。
カーテンのダニ対策【布物は定期的なお手入れを!】
カーテンのダニ対策は、駆除作業だけでは完了しません。駆除後に残ったダニの死骸やふんは、アレルゲンの原因なので、しっかり除去する必要があります。この項では、自宅で除去までできるお手入れ方法を解説します。
- 掃除機で吸いとる
- 洗濯機で洗う
日常の予防にも効果的な2点をご紹介していきます。
掃除機で吸いとる
駆除剤や乾燥機で死滅したダニは、しっかりと掃除機で吸い取りましょう。
カーテンのような厚い素材は、死骸やふんが入り込んでしまっているもの。ゆっくり丁寧に掃除機をかけて、細かいアレルゲンを除去してください。
掃除機に付属しているアタッチメントを使えば、気軽にカーテンを掃除機がけできます。レースカーテンのような薄地のタイプは、掃除機に吸い込まれてしまうため、カーテンレールにかけたまま優しく伸ばしつつ掃除機をかけましょう。
細かい死骸やふんがまわりに散らばるケースもあるので、掃除機がけの時は窓を開けておくと安心です。
ダニ退治におすすめの掃除機や効果的な使い方については、以下記事で詳しく解説しています。
洗濯機で洗う
洗濯機でダニの死骸やふんを洗い流す方法もあります。
水洗いするとアレルゲンを除去できるだけでなく、カーテンも清潔に保たれて気持ちが良いでしょう。
一方で、頻繁に洗濯しすぎてカーテンの素材を傷める可能性や、しっかり乾かさずに湿気がたまり、結局ダニやカビが再度繁殖してしまう点には注意が必要です。ポリエステルなどの丈夫な素材に適した方法と言えるでしょう。
駆除業者に依頼すれば、駆除とあわせて除去・予防までしっかり対策してくれるので、時短かつ安心!
カーテンにダニが発生しやすい原因
カーテンにはダニが繁殖しやすいとお伝えしましたが、その原因もチェックしていきましょう。
- 高温多湿の環境
- カーテンや窓まわりを掃除していない
上記2点について解説します。
高温多湿の環境
ダニは高温多湿な環境を好むため、窓際のカーテンには、必然的にダニが繁殖しやすくなります。
夏場や梅雨時期などの湿度が高い季節は、ダニの繁殖がイメージしやすいですが、実は冬場でも、窓際にあるカーテンは日光が当たって温度が上昇しやすい傾向があります。結露などから来る湿気とあいまって、やはりダニの好む環境になりえます。
さらに、毎日開け閉めするカーテンには、ダニが栄養とする人の皮脂やほこりつきやすいので、高温多湿の条件に輪をかけて、居心地のよい空間を作り出してしまっているのです。
カーテンや窓まわりを掃除していない
外気と密接しているカーテンは、室内外のほこりや汚れが溜まりやすい場所。それにもかかわらず、あまり頻繁に掃除するわけではないため、ダニが好む環境が長時間放置されています。
また、カーテン本体だけにとどまらず、カーテンレールや窓サッシに残る結露や雨などの湿度がカーテンに移るケースも多いため、窓まわりの掃除も怠るとダニが倍増するのです。
カーテンに潜むダニの種類
カーテンに潜むダニの種類もご紹介します。家の中に発生しやすいダニの生態や注意点を表にまとめました。
生態 | 注意点 | |
---|---|---|
コナダニ | 繁殖力が高い 高温多湿を好み、梅雨時期や秋口に増殖 |
大量発生すると、コナダニをエサにするツメダニも繁殖 |
ツメダニ | 人を噛む コナダニなどの小さな昆虫をエサにする |
刺咬症の原因になる |
イエダニ | ネズミに寄生する 5月頃から発生し、割れ目や暗い場所に生息 |
寄生している動物が死ぬと人を吸血することもある |
1匹1匹は小さいダニですが、大量発生すると人間にも影響を与えるので要注意。
上記の他にも、屋外に生息するマダニなどを、外出先から持ち込んでしまうケースもあります。脱いだ服をそのままソファなどに放置すると、カーテンまでダニが移動する恐れもありますよ。
カーテンのダニ予防【日々の対策や総合的な相談を】
最後に、日々安心して過ごせるカーテンのダニ予防方法をお伝えします。
- 定期的にカーテンを掃除する
- カーテンレールや窓も忘れず掃除する
- 害虫駆除業者に相談する
順番にチェックしていきましょう。
定期的にカーテンを掃除する
どんなに念入りにダニを駆除・除去しても、一度きりではダニが再発生します。室内を換気するタイミングで、定期的にカーテンも掃除しましょう。部屋の掃除のついでに、カーテンにこまめに掃除機をかけるだけでも、だいぶ軽減されるはず。
また、年に1~2度程度は洗濯する目安で衛生面を保ちましょう。洗濯しやすいカーテン素材にするのもおすすめです。
カーテンレールや窓まわりも忘れず掃除する
カーテンレールや窓も忘れず掃除しましょう。カーテンをキレイにしても、そのまわりにほこりや湿度がたまっていては意味がありません。
また、ダニは、カーテンを伝ってまわりの家具に移動していると考えるべきです。リビングのカーテンならソファやカーペット、寝室なら枕やマットレス、布団までまとめてこまめに掃除する習慣をつけましょう。
害虫駆除業者に相談する
カーテンのダニが、ソファやカーペット、寝具にも移動している可能性があるとお伝えしました。つまり、広範囲を一気に駆除・除去する必要があるのです。
定期的なダニ対策が難しい場合は、専門業者に相談してみましょう。プロ用の機材や人体に優しい薬剤で、効率的にダニ対策を実施してくれます。駆除や除去、予防だけでなく、再発防止のアドバイスや日々続けられるコツなども教えてくれるので、長期的に清潔な環境を維持できるでしょう。
カーテンやカーペットなどに直接触れやすい、お子さんやペットがいても安心ですね。
カーテンなどの布物のダニが気になるなら…プロの対策も検討を
カーテンに潜むダニ対策について、退治や除去、予防策などをご紹介しました。
外からの湿度もたまりやすいカーテンは、実はダニの宝庫。カーテンのような大きな布類は、そのまわりのカーペットやソファなどとあわせて、定期的にプロに駆除作業を依頼するのがベストです。
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カーテンはダニだらけ?対策はこれ!【退治方法〜アレルゲン除去まで徹底解説】のよくある質問
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Q. カーテンを洗濯すればダニは死滅しますか?
ダニは洗っただけでは死滅しません。 カーテンを洗って除去できるのはダニの死骸だけなので、乾燥機で熱処理までする必要があります。
-
Q. カーテンにダニがいるか確認する方法はありますか?
カーテンの下あたりに、白い粉のようなものがたくさん散らばっていたら、ダニの死骸である可能性が高いでしょう。アレルギーを引き起こす原因なので、早めに掃除機で吸い取りましょう。
-
Q. カーテンのダニ駆除を任せられる専門業者はありますか?
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