ダニを落とすために洗濯したシーツ

シーツのダニ対策は洗濯が重要!退治方法やコツ・裏技もご紹介

2024.03.06 2024.04.24

毎日使う布団のシーツは、ダニにとって住みやすい環境です。そのため、知らない間にダニが繁殖し被害を受ける、なんてこともあるでしょう。

ダニの被害を抑えるためには、シーツを定期的に掃除し清潔な環境を保たなければいけません

この記事では、シーツのダニを退治する正しい方法を解説します。また、ダニ対策のポイントと裏技も紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

シーツのダニは洗濯で落とす!【手順と乾燥について】

シーツのダニは、洗濯で大半を落とせます。

ただし、薄手のシーツと厚手のシーツの場合で手順が異なるため、適切な方法で洗濯しましょう。
あわせて、乾燥する時のポイントもご紹介します。

薄手のシーツの場合

薄手のシーツについたダニは洗濯で大半を落とせますが、正しく洗濯することが大切です。

  1. 汚れがひどい部分には、先に洗剤を塗っておく
  2. シーツをジャバラ状に折り畳んで洗濯ネットに入れる
  3. 洗濯ネットごと洗濯機で洗う
  4. 洗い終わったらすぐに取り出して干す

柔軟剤を必要に応じて使用するほか、パリッとした仕上がりを目指すなら洗濯のりの使用もオススメです。
すすぎが終わったタイミングで、洗濯のりを入れましょう。
洗濯のりを使うとパリッと仕上がるだけでなく、シーツ全体がコーティングされて汚れがつきにくくなります。

厚手のシーツの場合

厚手のシーツの場合、洗濯では繊維の奥に生息するダニを落としきれません
たとえば、下記のようなシーツは要注意です。

  • 冬用のモコモコシーツ
  • 厚手のニット地を使ったシーツ
  • ワッフルシーツ
  • 5重ガーゼシーツ

これらをはじめとする厚手のシーツは、洗濯前にダニを死滅させる必要があります

ダニは熱に弱く、50度以上なら20~30分、60度以上なら一瞬加熱すると死滅します。

厚手のシーツを効率的に加熱するなら、下記のアイテムを使いましょう。

  • 布団乾燥機
  • 乾燥機
  • 熱湯

ただし、乾燥機が使えない素材のシーツもあるため、事前に洗濯表示を確認しましょう。
熱によってダニを死滅させたら、薄手のシーツ同様に洗濯します。

乾燥のポイント

全体をしっかり乾燥させるためには、干し方にも工夫が必要です。

  • 風通しの良い日陰に干す
  • 軽くたたいて表面のシワを伸ばす

サイズが大きいシーツは、物干し竿を2本使いMの形になるように干すと乾きやすくなります

シーツのダニ対策が面倒ならバスタオルを活用!【裏技】

大きなシーツを洗濯するのは手間がかかるため、できれば避けたいもの。
そこで役立つのが、「バスタオル」です。

シーツの上にバスタオルを敷いて寝れば、シーツに汗が染み込まず垢や皮脂も付着しないため、ダニが繁殖しにくくなります。
シーツの代わりにバスタオルは定期的に洗濯しなければなりませんが、シーツよりも手軽に洗濯できる点がメリットです。

特に夏場は汗が染み込みやすいため、バスタオルを活用してシーツの洗濯回数を減らすと効果的です。

ただし、バスタオルを敷いたらシーツにダニが繁殖しないというわけではありません

繁殖しにくくはなりますが、定期的に洗濯することが大切です。

シーツのダニ対策で知っておきたい【3つのポイント】

ダニ対策をしているシーツ

シーツのダニ対策のポイントは、下記の3つです。

  • シーツは包み込むようにして外す
  • ほかの寝具もダニ対策をする
  • 寝室全体をこまめに掃除・換気する

ダニによる被害をなるべく出さないために、それぞれのポイントをチェックしておきましょう。

シーツは包み込むようにして外す

シーツをバサッと外すと、ダニが布団や床に飛散してしまいます
せっかくダニ対策でシーツを洗濯しても、布団や床にダニが移動しただけでは意味がありません。
また、ダニがシーツに戻ってくることもあるため、注意が必要です。

そこで、シーツは中心を包み込むようにして外します
4つの角をそれぞれ中心に持ってきて汚れを落とさないように、ゆっくり外しましょう。

ほかの寝具もダニ対策する

シーツのダニ対策をしたとしても、ほかの寝具にダニがいる可能性があります
快適に眠るためには、シーツ以外の寝具もダニ対策しなければなりません。

  • マットレス
  • 敷布団
  • 掛布団
  • 枕カバー

洗濯できるものは定期的に洗濯し、マットレスや分厚い敷布団などの大きなものは布団乾燥機や掃除機などを使ってダニ対策をします
マットレスは定期的に立てかけて通気すると、湿気を逃がせるのでダニ対策に有効です。

寝室全体をこまめに掃除・換気する

寝具だけでなく、寝室全体にも気を配りましょう。
こまめに掃除機をかけて換気をすることで、ダニが増殖しにくくなります。

また、ぬいぐるみなどの小さなアイテムにもダニは住み着くため、布団乾燥機やドライヤー、スチームアイロンなどを使ってダニ退治しなければなりません。
ただし、ぬいぐるみの素材によっては熱によってダメージを受けることがあるため、事前に洗濯表示の確認が必要です。

【ダニ対策】シーツを洗濯する頻度はどれくらい?

洗濯をしてダニがいなくなったシーツ

シーツは、毎日汗が染み込み、垢や皮脂が落ちます。
そのため、毎日洗濯するのが理想です。

毎日が難しい場合には、最低でも1週間に1回を目安に洗濯しましょう。

ダニがつきにくいシーツの素材は?

シーツの素材によって、ダニのつきやすさに差があります。

素材 ダニのつきやすさ
ウール つきやすい
真綿 つきやすい
羽毛 つきやすい
綿 ややつきやすい
樹脂 つきにくい
ウレタン つきにくい
化学繊維 つきにくい

ダニによるリスクを下げるためには、ダニがつきにくい素材のシーツに買い替えるのも良いでしょう。
また、防ダニ加工されたシーツなら、ダニがつきにくいのでオススメです。

シーツにダニがいるか確認する方法

ダニはとても小さく、本当にいるのかどうかを確認するのは困難です。
大量に発生すると、かゆみなどの症状が出て、やっとダニがいると分かることもあります。
また、大量に発生した場合、マットレスなどの下に白い粉のようなものが見えることがあります。
この白い粉のようなものはダニの死骸なので、見つけたらダニが大量発生していると考えて良いでしょう。

しっかり確認するのなら、市販のキットを使う方法もあります
ただし、どの家にもダニは少なからずいるものであることを忘れてはいけません。

増殖させないことが大切なので、日頃からダニ対策を講じるようにしましょう。

シーツのダニは放置NG!増殖しやすい条件と被害について

シーツのダニでかゆみに悩む人

シーツのダニを放置すると、増殖してさまざまな被害をもたらします。

ダニが増殖する条件

ダニは、下記の条件がそろうと一気に増殖します。

  • 気温が20~30度
  • 湿度が60~80%
  • ホコリやゴミが多い

寝室は空調設備により年中快適な気温と湿度に保たれるため、ダニが増殖しやすいです。
ホコリやゴミも日々蓄積するため、掃除を怠るとダニが増殖する条件がそろってしまいます

ダニが増殖した際に出る症状

ダニが増殖すると、下記をはじめとするアレルギー症状を引き起こすことがあります。

  • 鼻づまり
  • 目のかゆみ
  • 皮膚のかゆみ

もう一つ注意すべきは、ダニに刺される場合があることです。
シーツに住み着くヒョウヒダニ(チリダニ)は、増えると捕食者であるツメダニも増えてしまいます。
ツメダニは人間を刺し、強いかゆみや炎症を引き起こすだけでなく、場合によっては感染症を媒介することもあるため注意が必要です。

シーツや寝具のダニ退治は業者依頼も効果的!

薄手のシーツなら洗濯で大多数を落とすことができますが、厚手のシーツは熱で退治してから除去しなければなりません
また、シーツだけでなくマットレスや敷布団、掛布団などの寝具も、定期的にダニ対策することが大切です。

シーツや寝具のダニを徹底的に退治するなら、業者へ依頼するのがオススメです。
プロの業者なら、その経験と知識を活かしてダニの数を大幅に減らすことができます。

優良業者を探すなら、セーフリーを利用しましょう。
ダニ退治の経験や知識が豊富な専門業者を、多数掲載しています。

快適な眠りを手に入れるためにも、まずは無料見積もりからしてみましょう。

シーツのダニ対策は洗濯が重要!退治方法やコツ・裏技もご紹介のよくある質問

  • Q. ダニがシーツにつく原因は?

    シーツは、寝ている間に体温で温められ汗が染み込むだけでなく、垢や皮脂が多く付着します。
    これによりダニが好む環境になるため、ダニが増殖しやすくなります。

  • Q. ダニを通さないシーツの効果は?

    ダニを通さない「防ダニシーツ」は、ダニの栄養源となる垢や皮脂を溜めにくく、ホコリなども通さない造りになっています。
    湿気が溜まるのも防ぐ効果があるため、ダニが増殖しにくくなります。

  • Q. ダニは何月が多い?

    ダニは高温多湿を好むため、梅雨から夏場の6~9月に多く発生します。