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翡翠(ヒスイ)の買取価格相場はどれくらい?事例や高く売るコツを解説

2024.04.10 2024.04.10

この記事では、翡翠(ヒスイ)の買取価格相場、事例について紹介しています。

翡翠を買取依頼に出すと品質、産出地などで評価が決まります。また、翡翠の色によっても買取価格は変動します。

翡翠の買取を検討している方に向けて、評価を決める要素や、ランクによる買取価格を解説。記事後半では、高く売るコツや買取業者を選ぶポイントについても紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

翡翠(ヒスイ)の買取評価を決める4つの要素

翡翠の買取価格をチェック中

翡翠(ヒスイ)は美しい輝きと独特の魅力で、古くから高い評価を受けてきた宝石です。買取時に価値を判断するには、以下4つが重要な評価基準となります。

  • カット
  • カラー
  • 種類
  • 産地

一つずつ見ていきましょう。

カット

翡翠のカットにおいて重要視されるのは、内包物の少なさ、色むらの程度、透明度です。これらの特徴が優れているほど、翡翠の価値は上昇します。

透明度が高く、美しい光を放つ翡翠は、特に高く評価される傾向です。

カラー

翡翠は一般的にグリーンとして知られていますが、実は赤やラベンダー、青、白といったさまざまな色合いが存在します。色のレア度や人気、大きさ、色むらの程度によって、翡翠の価値は大きく変動。

特に珍しい色や均一な色合いのものは、高く評価されます。

種類

翡翠には「硬玉(ジェダイト)」と「軟玉(ネフライト)」の2種類があります。

日本では硬玉(ジェダイト)の方が「本ヒスイ」として高く評価されており、産出量の少なさから高値で取引されています。通常、宝石業界で「ヒスイ」といえば、このジェダイトのみを指していることが多いでしょう。

一方、軟玉(ネフライト)は、特に中国などで珍重されてきた石で、「和田玉(ほーたんぎょく)」や「羊脂玉(ようしぎょく)」としても知られます。透明度の高い羊脂玉は、高価で取引されることがあります。

硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)の違いを、以下の表にまとめました。

硬玉(ジェダイト) 軟玉(ネフライト)
硬度 硬度が高く、爪やナイフでは傷がつきにくい ジェダイトに比べて軟らかく、比較的簡単に傷がつく
比重 ネフライトよりわずかに重い ジェダイトよりわずかに軽い
色彩 色彩のバリエーションが豊富で、エメラルド様の緑色やラベンダー色が特徴的 色彩は比較的限定的で、透明度が低い
光沢 ガラス光沢や脂肪光沢があり、表面が滑らかで艶やか 主に脂肪光沢で、表面がざらっとしている
インクルージョン(内包物) 内包物が少なく、均一な色合い 内包物が多く、縞模様や斑点などの模様が見られる

見た目で見分けるのはかなり難しいですが、上記のような特徴を参考にしてみてください。

産地

翡翠は世界中で産出されますが、特にミャンマー産の翡翠は硬度と透明度が高いことで知られ、市場での評価も高いです。ミャンマー産の翡翠は見た目の美しさにおいても優れており、品質の高さから高値で取引されています。

翡翠(ヒスイ)の買取価格をチェック!【事例も紹介】

翡翠がどの程度の価格帯で取引されているか、以下の表に買取相場をまとめました。

カラット/ランク Sランク Aランク Bランク Cランク Dランク
1.0カラット 100,000円〜 30,000円〜 5,600円〜 1,000円〜 100円〜
2.0カラット 200,000円〜 60,000円〜 21,000円〜 2,000円〜 200円〜
3.0カラット 300,000円〜 90,000円〜 42,000円〜 3,000円〜 300円〜
5.0カラット 500,000円〜 150,000円〜 105,000円〜 5,000円〜 500円〜
10.0カラット 1,000,000円〜 300,000円〜 525,000円〜 10,000円〜 1,000円〜

(参照元:色石BANK)

Sランクの翡翠は、1.0カラットでも10万円を超える高価買取が期待できます。

一方で、Cランク以下の翡翠は、10.0カラットあっても1万円に満たない可能性があるでしょう。

ランクの違い

翡翠の査定時につけるランクは、業者によって異なります。

品質/ランク Sランク Aランク Bランク Cランク Dランク
カラー 濃い やや濃い 普通 薄い/黒っぽい かなり薄い/黒に近い
クラリティ インクルージョンがない インクルージョンが少しある 少し濁っている 透明度はない かなり濁っている

上記の基準は、査定確認時のための参考に覚えておきましょう。

買取評価が高い翡翠(ヒスイ)の色

翡翠の買取価格を確認中

翡翠の中でも、高価買取が期待できる4つの色があります。特徴を以下にまとめました。

翡翠の種類 特徴
グリーンヒスイ 最もオーソドックスで人気の高いのがグリーンヒスイ。特に日本では、濃い緑色の翡翠が一番高い人気を誇り、希少価値が高く高値で取引される傾向。
ラベンダーヒスイ 優しい薄むらさき色が特徴。チタンや鉄の含有により、独特の色が生まれる。アメリカやヨーロッパで特に人気があり、日本でもグリーンヒスイに次ぐ価値をもつとされている。
黒ヒスイ 黒ヒスイは、グラファイトを含むことで特徴的な色をもつ。半透明でグラデーションが入り、オニキスのような透明度の低さとは異なる美しさをもつ。
氷ヒスイ(アイスジェダイト) 透明度が非常に高く、氷のような透明感が魅力。別名「白翡翠」とも呼ばれ、オレンジやグリーンがかったものも存在するが、内包物がなく、特に青白い色をしていると高値が付く場合が多い。

上記の色の翡翠を売却する予定なら、高価買取が期待できるかもしれません。

翡翠(ヒスイ)を高価買取してもらう5つのコツ

翡翠は高い価値をもつ宝石ですが、その価値を最大限に引き出すためには、いくつかのコツがあります。

  • 状態を良くしておく
  • 複数業者に査定を出す
  • 買取相場を確認しておく
  • 複数アイテムをまとめて売却する
  • 査定時に鑑別書も提出する

これらのコツを把握し、翡翠の売却時に高価買取を目指しましょう。

状態を良くしておく

まず、翡翠を売却する前に、状態をできる限り良好に保ちましょう。傷や汚れがあると価値が下がるため、丁寧に掃除し、可能であれば専門家によるメンテナンスを受けると良いです。

美しい状態であればあるほど、高価買取の可能性が高まります。

複数業者に査定を出す

一つの業者だけに依存せず、複数業者に査定を依頼しましょう。いくつかの査定結果を比較し、最も高い値段をつけてくれる業者を見つけられます

市場価格に関する知識も同時に得られるため、交渉の際に役立つでしょう。

買取相場を確認しておく

また、買取に出す前は、翡翠の現在の市場価格や相場を把握しておきましょう

インターネットや専門家から情報を集め、適正価格の範囲を把握しておくと、不当に安い価格で買い取られるリスクが避けられます。

複数アイテムをまとめて売却する

翡翠のほかにも宝石やアクセサリーがある場合は、まとめて売却するのを検討しましょう。まとめて売却することで、個別で売るよりも高価買取が期待できます

また、まとめ売りで買取価格がアップするキャンペーンなどを実施している業者もあります。

査定時に鑑別書も提出する

最後に、査定時は翡翠の鑑別書を忘れずに提出しましょう。鑑別書は翡翠の品質や真正性を証明するもので、提出しなければ買取価格に影響します。

特に高品質や希少価値のある翡翠の場合、鑑別書はその価値を正しく評価される上で重要な書類になります。

翡翠(ヒスイ)は原石でも買取可能?

翡翠の買取を検討中

翡翠はジュエリーに加工されている形態だけでなく、原石としての価値も高く評価されます。そのため、翡翠の原石は買取の対象となるのが一般的です。

原石の状態であっても、その中に含まれる高品質な翡翠の部分が重要視されます。特に、将来的にジュエリーなどに加工される可能性を考慮して査定される場合、原石であっても高価買取が期待できるでしょう。

翡翠(ヒスイ)の買取業者を選ぶポイント

翡翠の買取業者を選ぶときは、以下のポイントを押さえてください。

  • 宝石専門店で査定に出す
    買取実績が豊富な業者を選ぶ
    口コミ・評価が高い業者を選ぶ

翡翠の価値を正確に判断できる業者を見つけるのが大切です。

宝石専門店で査定に出す

まず考えるべきは、宝石専門店での査定です。宝石専門店は、翡翠を含むさまざまな宝石の専門知識をもっており、正確に評価してくれるはずです。

宝石専門店でなくても、専門の鑑定士がいる店舗では、翡翠の質や価値をより精密に査定でき、公正かつ適切な価格を提示してくれるでしょう。

買取実績が豊富な業者を選ぶ

買取実績が豊富な業者を選ぶのもポイント。多くの宝石を買取してきた業者は、翡翠における市場価格や需要の動向を熟知しています。

そのため、相場に見合った公正な価格で買取してもらえます。また、経験豊富な業者は、顧客のニーズに応じた柔軟な対応も可能です。

口コミ・評価が高い業者を選ぶ

口コミや評価が高い業者を選びましょう。利用ユーザーの評価は、業者の信頼性やサービスの質を示しています。

また、実際に翡翠の買取を経験した利用者のレビューは、業者選定の参考になるでしょう。インターネットで口コミや評価をチェックすると、安心して取引できる業者が見つかるでしょう。

翡翠(ヒスイ)の鑑別書の記載項目

翡翠の買取を依頼中

宝石の鑑別書には、その宝石の価値や情報が記載してあります。以下の表は、翡翠の鑑別書に記載される、代表的な項目です。

記載項目 記載が示す内容
鑑定書番号 鑑定書に割り振られた番号
鑑定結果 翡翠の種類
重量/サイズ 翡翠の重量とサイズ
検査方法 査定時の検査方法
宝石名 正しい宝石名
品質分析 検査項目の判定
色/透明度 翡翠の色/透明度
備考 備考欄

鑑別書の記載項目を理解し、ご自身の翡翠にどのような価値がつけられているか分かると、トラブルが避けられるでしょう。

翡翠(ヒスイ)の高価買取に強い業者を見つけよう!

今回は、翡翠の買取価格や事例、買取価格を決める要素について徹底解説しました。高価買取のコツや、業者の選び方についてもお分かりいただけたでしょうか。

翡翠の買取業者は非常に多いため、どこに査定を出せばいいか分かりづらいものです。そんな時は、優良業者が掲載されたセーフリーが便利です。翡翠を適正価格で買い取ってくれる優良業者が見つかりますよ。まずは無料で査定に出してみましょう!

翡翠(ヒスイ)の買取価格相場はどれくらい?事例や高く売るコツを解説のよくある質問

  • Q. 翡翠にも本物と偽物がある?

    翡翠は本物と偽物があり、硬度を確認することで判明します。

  • Q. 透明感のある翡翠は買取価格が高い?

    日本では濃い色の翡翠が価値が高いです。薄い色は中国などで好まれているようです。

  • Q. 翡翠の買取価格は時期によって変わる?

    翡翠などの宝石は、時期や需要によって常に買取価格が変動します。