ハクビシンが嫌いなニオイを嗅いでいる

ハクビシンの嫌いなニオイ4選!最も効果的な臭いは?【効き目を高める方法も】

2023.12.07 2023.12.07

ハクビシン対策の一つとして、嫌いなニオイを活用する方法があります。ハクビシンが嫌いなニオイはいくつかあり、駆除に活用するためにはいくつかのポイントを押さえるべきです。

本記事では、ハクビシンが嫌いなニオイの種類と、効果的な駆除方法について解説。また、後半、駆除後に取るべき対策まで紹介していますので、ぜひ最後まで参考にしてみてください。

ハクビシンが嫌いなニオイはこれ!【ニンニク・唐辛子・木酢液・天敵のニオイ】

ハクビシンの嫌いなニオイが漂っている

ハクビシンは特定のニオイを嫌います。具体的には、以下の4つがハクビシン対策として有効的なニオイとされています。

  • ニンニク
  • 唐辛子
  • 木酢液
  • 天敵のニオイ

これらのニオイはハクビシンの嗅覚に強い影響を与え、その場所から遠ざける効果を持ちます。

ニンニク・唐辛子

まず、ニンニクと唐辛子は強烈な刺激臭を放ち、ハクビシンの敏感な嗅覚を刺激します。特に、ニンニクのニオイはハクビシンにとって非常に不快なものです。また、唐辛子の辛み成分も、ハクビシンは強烈な嫌悪感を引き起こします。

木酢液

次に、木酢液のニオイについてです。

木酢液は炭の製造過程で発生する煙から抽出される液体で、燃焼時の特有のニオイがします。動物が恐がる山火事のニオイを発生させるため、ハクビシンは危険信号として認識し、強い忌避感を引き起こします。

天敵のニオイ

天敵のニオイも、対策として効果的です。

ハクビシンはオオカミやアライグマ、犬、タカなどが天敵で、これらの動物のニオイには強い警戒心を示します。オオカミの尿のニオイを発生させる忌避剤も販売されているため、チェックしてみましょう。

ハクビシンが嫌いなニオイを使って自力で追い出すことは可能?

ハクビシンが嫌いなニオイに反応している

ハクビシンが苦手とするニオイを利用して、家庭や農作物を守る対策が可能です。

・ニンニク/唐辛子を使用した方法
・木酢液を使用した方法
・市販の忌避剤を使用した方法

これらのニオイを利用した対策方法について、具体的なアプローチを以下で紹介していきます。

ニンニク/唐辛子を使用した方法

ニンニクや唐辛子は、強烈な臭いでハクビシンを避けさせる効果があります。

具体的には、ニンニクを潰して穴の開いたペットボトルに入れ、ハクビシンの侵入経路周辺に置くことで、ハクビシンが寄り付きにくくなります。

同様に、唐辛子を使用しても同じ効果が期待できます。ただし、これらの臭いは時間とともに薄れるため、定期的に同じ作業を繰り返す必要があります。

木酢液を使用した方法

木酢液を利用する方法としては、木酢液を水で薄めてスプレーに入れ、屋外や天井裏、屋根裏などに散布します。燃える木材のニオイをハクビシンが嫌がり、巣から逃げ出す可能性があります。

ただし、ニンニクや唐辛子を使用した方法と同様、定期的に散布を行う必要があります。

市販の忌避剤を使用した方法

市販されているハクビシン用の忌避剤も、効果的な対策となります。忌避剤はハクビシンが嫌うニオイの成分を含んでおり、固形タイプや燻煙剤などさまざまな形態があります。

例えば、木酢液やニンニク、唐辛子などの成分を含んだ固形タイプの忌避剤は、置くだけで簡単に使用できます。また、獣除け線香のような燻煙剤もあり、火を付けて置くだけで周囲にニオイを拡散させることができます。

ハクビシンの嫌いなニオイを退治に活用!【効果を高める5つのポイント】

ハクビシンが嫌いなニオイから逃げている

ハクビシンの嫌いなニオイを利用する際は、以下のポイントを押さえて効果を高めるといいでしょう。

・定期的にニオイを変える
・ハクビシンの高さに合わせる
・ハクビシンの侵入経路に設置する
・罠を素手で触らない
・人間・ペットの近くに罠を設置しない

忌避剤などの利用をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

①定期的にニオイを変える

ハクビシン対策としてニオイを利用する際、効果が薄れてしまうことを避けるために、定期的にニオイを変えることが重要です。ハクビシンは嗅覚が優れている動物ですが、ずっと同じニオイを嗅いでいると警戒しなくなります。

そのため、ニオイの種類を変えることで、慣れを防ぎながら効果を持続させていきましょう。

②ハクビシンの高さに合わせる

ハクビシンが嫌うニオイを最大限に活用するためには、ニオイをハクビシンの鼻の高さに合わせて設置することです。地面に近い場所やハクビシンの活動エリアにニオイを設置することで、ハクビシンがニオイをしっかりと感じ取ってくれるでしょう。

③ハクビシンの侵入経路に設置する

ハクビシンの侵入経路にニオイを設置することは、効果的な対策です。ハクビシンが通る入り口や穴、裂け目などにニオイを設置することで、侵入を防ぎやすくなります。

特に、家の周辺や庭など、ハクビシンが出入りしやすい場所に焦点を当てることが重要です。

④罠を素手で触らない

ハクビシンは非常に警戒心が強く、人間のニオイを感じ取ると警戒してしまいます。そのため、ニオイを用いた罠を設置する際は、素手で触らずに手袋などを使用することが望ましいです。

そうすることで、罠に人間のニオイが付着せず、警戒の緩んだハクビシンが罠に近づく可能性を高めます。

⑤人間・ペットの近くに罠を設置しない

ニンニクや木酢液などの刺激が強いニオイは、人間やペットの健康に影響を与える可能性があります。そのため、これらのニオイを使用する場合は、人間やペットが頻繁に近づく場所は設置すべきではありません。

特に、子どもやペットがいる家庭では、手などで直接触れる可能性がある場所や、息をして吸い込む可能性のある場所にはニオイを設置しない方がいいでしょう。

ハクビシンの嫌いなニオイで駆除完了!【退治後の対策とは?】

ハクビシンを嫌いなニオイで駆除した

ハクビシンを嫌いなニオイで退治・駆除した後、次はハクビシンを寄せ付けない対策が必要です。

  • 巣/糞尿の除去
  • 殺菌/消毒作業
  • 侵入経路の対策

ここでは、駆除後の対策として特に重要な点を詳しく説明していきます。

巣/糞尿の除去

ハクビシンの駆除後は、巣や糞尿の除去が必要です。ハクビシンが出入り・生活していた場所には、ハクビシンのニオイが残っており、他のハクビシンを引き寄せることがあります。

掃除の際は感染症のリスクがあるため、長袖・長ズボン、手袋、マスク、ゴーグルなどを着用し、しっかり保護しましょう。特に糞尿は健康被害やアレルギーを引き起こす可能性があるため、掃除機ではなく、ほうきとちりとりで隅々まで掃除しましょう。

殺菌/消毒作業

ハクビシンがいた場所には、ノミやダニが発生していることがあります。そのため、害虫を駆除し、さらに殺菌・消毒作業を行うことが重要です。

害虫駆除と殺菌・消毒作業を怠ると、ペットや人間に寄生するリスクがあるため、必須の対策として考えましょう。

侵入経路の対策

ハクビシンの駆除後は、再び侵入しないように侵入経路を徹底的に塞ぐことが大事です。ハクビシンは小さな穴や隙間からも侵入できるため、屋根裏の隙間や通風口、換気扇など、侵入経路になりそうな穴をすべて塞ぎます

アルミ製の厚いパンチングメタルやシリコンを使って隙間なく接着し、完全に封鎖することが効果的です。侵入口が高い場所にある場合は、専門の駆除業者に依頼することも検討しましょう。

ハクビシンの嫌いなニオイで効果を実感できないときは

いかがでしたでしょうか?ハクビシンの嫌いなニオイと、駆除に活用するポイントがお分かりいただけたかと思います。

しかし、中には「解説通りしてみたけど、効果があるのか分からない」「定期的に罠を仕掛けるのが大変…」といった方もいるでしょう。

そんなときは、害獣駆除の業者に依頼するのも一つの手です。駆除業者に依頼することで、時間や手間をかけずに、確実なハクビシン対策が可能ですよ。

ハクビシンの嫌いなニオイ4選!最も効果的な臭いは?【効き目を高める方法も】のよくある質問

  • Q. ハクビシンの嫌いなニオイを活用すれば完全に追い出せる?

    完全に追い出せる保証はありません。あくまでも対策の一つです。

  • Q. 嫌いなニオイで家に寄せ付けないことも可能?

    家に寄せ付けないために、嫌いなニオイを利用するのも良いでしょう。

  • Q. 忌避剤はどこで入手できる?

    忌避剤はネットショップやホームセンターで購入できます。