2024.07.02 2024.07.29
今回は、ダイヤモンドの買取相場や事例などについて紹介します。
「世界4大宝石」「世界一硬い宝石」などと評されるダイヤモンドは、他の宝石に比べ高価買取が期待できます。買取希望する方の中には、
「ダイヤモンドはどうやって評価されるの?」
「高く買い取ってもらうには?」
と疑問を抱く場合もあるでしょう。そこで本記事では、ダイヤモンドの買取評価「4C」の詳細や、高価買取のコツについても紹介。
記事後半では、買取業者の選び方や本物・偽物の選び方も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
ダイヤモンドの買取価格はどうやって決まる?【4Cについて】
ダイヤモンドの価値は、以下4つの要素を総合的に判断して決まります。
- カラット
- カラー
- クラリティ
- カット
業界では、4つの要素の頭文字をとって「4C」と呼んでいます。ここでは、「4C」について詳しく見ていきましょう。
カラット
カラットとはダイヤモンドの重量を表す単位で、1カラット=0.2グラムに相当します。ダイヤモンドのカラットが大きいほど、希少性と価値は高まるのが一般的でしょう。
大きなダイヤモンドは採掘が困難であり、そのため市場に出回る数も少ないので、他の条件が同じであれば、カラットが大きいダイヤモンドの方が高価格になります。
また、同じカラット数であっても、カットやクラリティ、カラーの評価が高いものはさらに価値が上がるのです。
カラー
ダイヤモンドのカラーは、色の透明度を基準に評価されます。
評価は「D」から「Z」までの23段階に分かれており、ランクが下がるにつれて黄色味が増加。無色に近いほど、ダイヤモンドの美しさと希少性が高くなり、その分価値も高くなるのです。
一方、カラーダイヤモンドは色合いによって特別な価値をもつ場合があり、特に希少な色は高額で取引されるでしょう。
クラリティ
クラリティは、ダイヤモンドの透明度を表す評価基準。内部に含まれるインクルージョンや、表面に見られるブレミッシュの有無や程度によって評価されます。
インクルージョンやブレミッシュが少なく、肉眼で見えないほど透明なダイヤモンドほど、クラリティの評価が高くなります。ちなみに、クラリティは10倍の拡大鏡で検査され、11段階で評価。
評価の高いダイヤモンドは、光をより美しく反射し、その分価値も高くなるのです。
カット
カットは、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すための研磨技術に関する評価です。ダイヤモンドの美しさは、職人の技術によって決まります。
カットが優れていると、ダイヤモンドは光を効果的に反射し、美しい輝きを放つのです。
カットの評価は、プロポーション(形状)、フィニッシュ(仕上げ)、対称性などの要素に基づき、5段階で評価。最高評価の「エクセレント」は、最も美しい輝きであるダイヤモンドを意味し、高額取引が期待できるでしょう。
ダイヤモンドの買取相場・事例【一覧表】
ダイヤモンドの買取価格については、以下の相場を参考にしてください。
カラット | カラー | クラリティ | カット | 価格 |
---|---|---|---|---|
0.30ct | D | VS1 | Excellent | 28,937円 |
0.50ct | E | VVS2 | Excellent | 95,919円 |
1.00ct | F | VS1 | Excellent | 36万7351円 |
1.20ct | G | SI1 | Very Good | 33万9660円 |
1.70ct | G | VS2 | Good | 58万5554円 |
※参照元:大黒屋(2024年7月1日時点)
0.30カラット程度でも、約30,000円の価値が付いています。1カラット以上でクラリティやカットの評価が高ければ、高価買取を期待して良いでしょう。
ダイヤモンドの買取事例
ダイヤモンドが使用されているアクセサリーの買取事例をいくつか紹介します。
- ダイヤモンドイヤリング(0.551カラット):55,000円
- ダイヤモンドブローチ(0.07カラット):78,260円
- ダイヤモンドリング(0.07カラット):50,000円
- ダイヤモンドリング(3.0カラット):150,000円
ダイヤモンド以外に、アクセサリーの価値が加わればさらなる高価買取も期待できるでしょう。石とアクセサリー、両方を適正判断してくれる業者に見てもらうのが大切です。
ダイヤモンドの高価買取を狙うなら!【コツ5選】
ダイヤモンドをできるだけ高く売るには、以下5つのポイントを押さえておきましょう。
- 定期的にメンテナンスする
- 売却のタイミングを考える
- 4Cグレードを理解しておく
- 鑑定書や付属品を揃えておく
- 複数業者に査定依頼する
ダイヤモンドの売却を考えている方はチェックしてください。
定期的にメンテナンスする
ダイヤモンドの美しさを保つには、日頃からのメンテナンスが欠かせません。長期間着用していると、ダイヤモンドの輝きは汗や皮脂汚れで曇ってしまいます。
そのため、定期的にクリーニングしてあげましょう。柔らかいブラシとぬるま湯を使って丁寧に洗浄すれば、ダイヤモンドの輝きを取り戻せます。必要であれば、専門店での超音波洗浄も検討しましょう。
売却のタイミングを考える
ダイヤモンドの市場価格は常に変動しています。高価買取を狙うには、売却のタイミングを見計らうのも重要。
特に、経済情勢や為替相場の影響を受けるため、円安の時期はダイヤモンドを高く売る絶好のチャンスです。また、ボーナス時期や季節のイベントシーズンも需要が高まるため、高価買取が期待できる時期となります。
市場の動向をチェックし、最適なタイミングで売却できればベストでしょう。
4Cグレードを理解しておく
先述したように、ダイヤモンドの価値は4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)によって決まります。評価基準を理解しておくことで、ダイヤモンドの価値を正確に把握できるでしょう。
おさらい:カラットは重量を示し、カラーは色の透明度、クラリティは内包物の有無、カットは研磨技術を評価します。
鑑定書や付属品を揃えておく
ダイヤモンドを売却するときは、鑑定書や購入時の付属品を揃えておくのが、おすすめ。鑑定書はダイヤモンドの品質や評価を証明するものであり、査定額に大きく影響するためです。
また、ブランドの証明書や購入時の箱などもあれば、ダイヤモンドの価値を高められるでしょう。これらの書類や付属品が揃っていれば、信頼性の高い評価につながります。
複数業者に査定依頼する
ダイヤモンドを高く売るには、複数の買取業者に査定を依頼しましょう。1社だけではなく、複数業者に見積もり依頼することで、ダイヤモンドの市場価値を正確に把握できます。
また、業者ごとの査定額を比較し、最も高い価格を提示してくれる業者を選べるでしょう。時間と手間をかけて複数業者に査定を依頼し、最も納得のいく価格で売却できればベストです。
高価買取が期待できるダイヤモンドのデザインについて
著名なジュエリーブランドが手がけるデザインは、常に市場で高い人気を誇ります。例えば「カルティエ」「ティファニー」「ブルガリ」などの5大ジュエラー、「シャネル」「アルマーニ」などのラグジュアリーブランドによる作品は、独自のデザインと高品質な仕上げから、常に高い評価を受けるでしょう。
これらのブランドは、製品が希少価値も相まって高価買取が期待できるのです。
また、ブランド品でなくても、現在のトレンドを反映したデザインのジュエリーも高く評価されます。異素材を組み合わせたハイブリッドデザインや、大胆かつ華やかなデザイン、ポップで個性的なデザインは、特に若い世代に人気があり、需要が高いです。
ダイヤモンドを買取依頼する業者の選び方【4つのポイント】
ダイヤモンドを売却するとき、どの業者に依頼するかが非常に重要です。適切な業者を選ぶことで、ダイヤモンドの本当の価値を見逃さず、高価買取を実現できるためです。
- 専門の査定士が在籍しているか
- メレダイヤの買取に強いか
- デザイン性・ブランド価値を評価してくれるか
- 利便性は良いか
ここでは、ダイヤモンド買取業者を選ぶ4つのポイントを紹介します。
専門の査定士が在籍しているか
まず確認すべきは、店舗にダイヤモンドの専門知識をもつ査定士が在籍しているかどうかです。専門の査定士がいれば、ダイヤモンドの価値を正確に評価してもらえます。
一般的なリサイクルショップや質屋では、専門知識をもたないスタッフが査定するケースも多く、本来の価値が正当に評価されません。したがって、ダイヤモンドの取り扱いに慣れた専門査定士がいる店舗を選びましょう。
メレダイヤの買取に強いか
小さなダイヤモンド「メレダイヤ」にも注目しましょう。メレダイヤはアクセサリーをより華やかにするために多用されますが、評価は店舗によって異なります。
メレダイヤを適正に評価してくれる業者であれば、全体の査定額も高くなる傾向。小さなダイヤモンドも査定してくれるかどうか確認することが、総合的な買取価格を上げる鍵となります。
デザイン性・ブランド価値を評価してくれるか
ダイヤモンドの価値は石そのものだけではなく、デザインやブランドによっても大きく左右されます。有名ブランドや高いデザイン性をもつジュエリーは、市場での需要が高く、買取価格もそれに応じて高くなります。
しかし、一部の買取業者は石と金属の価値しか評価しないため、こうした付加価値を見落としがち。デザインやブランドの価値をしっかり評価してくれる業者を選びましょう。
買取の利便性は良いか
買取の利便性も考慮すべきです。店舗の場所や営業時間、さらに出張買取や宅配買取などのサービスがあるか確認しましょう。
近くに店舗がない場合でも、出張買取や宅配買取を利用すれば、手間をかけずに査定を受けられます。利便性の高い業者を選べば、査定から買取までがスムーズに進むでしょう。
ダイヤモンドの買取依頼前に自己チェック!【本物or偽物】
「ダイヤモンドを売りたいけど、本物かどうか不安…」と思っている方も多いでしょう。買取に出す前にセルフチェックすれば、安心して査定に臨めます。
- 白い紙に線を書いてダイヤモンド越しに見てみる
- 水を滴らすと表面に丸い水滴が見える
- 息を吹きかけて一瞬しか曇らない
ここでは、自宅で簡単にできるダイヤモンドの見分け方を紹介します。
白い紙に線を書いてダイヤモンド越しに見てみる
白い紙に線を書き、ダイヤモンド越しに見る方法があります。ダイヤモンドは高い屈折率をもつため、透過性が特殊。
白い紙にペンで線を引き、その上にダイヤモンドを置いて見てください。本物のダイヤモンドであれば、光の屈折により線がぼやけて見えるか、全く見えません。偽物の場合は、線がくっきりと見えるでしょう。
簡単にできる見分け方なので、ぜひ試してみてください。
水を滴らすと表面に丸い水滴が見える
ダイヤモンドのもう一つの特徴は、表面が疎水性であること。つまり、水をはじく性質があります。この性質を利用し、ダイヤモンドの表面に水を一滴垂らしてみましょう。
本物のダイヤモンドであれば、水滴は丸い形を保ちます。偽物の場合、水滴が平らに広がるでしょう。
この方法も簡単に実践できるため、手元のダイヤモンドで試してみてください。
息を吹きかけて一瞬しか曇らない
ダイヤモンドは高い熱伝導率をもつため、表面に息を吹きかけるとすぐに曇りが取れます。これを利用し、本物かどうかチェックします。
ダイヤモンドに息を吹きかけてみてください。本物のダイヤモンドであれば、曇りは一瞬で消えます。一方で、偽物のダイヤモンドは熱を伝えにくいため、曇りが長く残るでしょう。
ダイヤモンドの買取業者はセーフリーで探そう!
今回はダイヤモンドの買取相場や事例、買取価格を決める要素などについて解説しました。
ダイヤモンドは4Cによって買取価格が決定しますが、専門の査定士がいるか、メレダイヤの査定にも力を入れているかなど、依頼する業者によっても差が出ます。
本記事で紹介した業者選びのポイントを押さえながら、信頼できる買取業者に依頼しましょう。
ダイヤモンドの買取業者をお探しの方は、セーフリーの検索サービスをご活用ください。ダイヤモンドの買取実績が豊富な優良業者を、フィルターをかけながら検索できます。条件に合う業者がスムーズに検索できるため、業者選びに時間がかからないのがメリットです!
気になる業者を見つけたら、まずは無料で査定依頼してみましょう!
ダイヤモンドの買取価格相場を紹介!評価基準や事例・高価買取のコツものよくある質問
-
Q. ダイヤモンドは何カラットから買取してもらえる?
A.業者によっては0.1カラット以下の小さなダイヤモンド「メレダイヤ」も買取対応しています。まずは査定に出してみましょう。
-
Q. ダイヤモンドで価値の高い色は?
A.レッド、ブルー、グリーン、パープルなどのカラーは、無色透明のダイヤモンドよりも価値が高いとされています。
-
Q. ダイヤモンドのカラット数の調べ方は?
A.深さ×直径×直径×0.0061=カラットです。正確に測るには業者に見てもらうのが一番早いでしょう。
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