剪定するまきの木

まき(槇)の木の剪定方法とお手入れ時期!依頼相場や注意点も解説

2024.09.06 2024.09.06

この記事では、まき(槇)の木の剪定について徹底解説していきます。

イヌマキやラカンマキなどを総称する「まきの木」は、生垣などで多く使われる定番の樹木です。丈夫で、手入れにあまり手がかからないまきの木ですが、適切な時期に剪定しないと枯れてしまうことがあるので注意しなければなりません。

ここでは、まきの木の剪定時期や方法について詳しく解説します。記事後半では、業者へ依頼した場合の料金相場や注意点もご紹介しますので、失敗を避けたい方も、ぜひ最後までご覧ください。

まき(槇)の木の剪定時期【年2回のお手入れ】

剪定したまきの木

まきの木は、イヌマキやラカンマキ、コウヤマキなどの種類がある針葉樹です。

まきの木は枝が縦横無尽に上にもどんどん大きくなるため、こまめに剪定しなければなりません。放置すると20mほどまで大きくなることもあり、お手入れも難しくなってしまいます。

美しい樹形はまきの木の魅力でもあるので、年2回は定期的にお手入れしましょう。

  • 5~6月
  • 9~10月

上記がまきの木の剪定に適した時期です。寒い時期は木に負担がかかるため、剪定は避けましょう。

まき(槇)の木の剪定に必要なアイテム【お手入れ4つ道具】

まきの木の剪定では、下記のアイテムをそろえておくと安心です。

  • 剪定用手袋
  • 剪定バサミ
  • 刈り込みバサミor剪定バリカン
  • 脚立

剪定バサミは、自分の手の大きさにあったものを選びましょう。また、切れる枝の太さがハサミによって異なるので、剪定するまきの木の大きさや枝の太さに合わせて適切なハサミを選ぶ必要があります。

広範囲を一気に切るなら、刈り込みバサミか剪定バリカンが便利です。全体的な樹形を整える際にも刈り込みバサミや剪定バリカンが活躍します。広い範囲を少ない労力で剪定したいなら、剪定バリカンを選ぶのも良いでしょう。

大きいまきの木の剪定では、三脚の脚立も必要です。

まき(槇)の木の剪定方法【3種類のお手入れ】

これから剪定するまきの木

まきの木の剪定は、基本的に下記3つの方法で進めます。

  • 透かし剪定
  • 刈り込み剪定
  • 切り戻し剪定

剪定する目的に合わせて、お手入れ方法も変えていきましょう。

透かし剪定

全体的に風通しを良くするためには、透かし剪定が必要です。

  • 混み合った枝
  • 弱い枝
  • 枯れた枝
  • 内側向きの枝

上記の枝を中心に、全体的に日が当たるように剪定します。

遠目から、木の幹が透けて見える程度まで剪定すると、全体的に風通しが良くなり、日当たりも良くなります。

これにより、害虫や病気も予防しやすくなるのがポイントです。

刈り込み剪定

刈り込み剪定は、樹形を整えるための作業です。長く飛び出ている枝を切りそろえる剪定で、刈り込みバサミを使います。丸い形の玉散らしや四角い生垣など、希望の形に整えましょう。

刈り込み剪定後に出てきた枯れ葉や傷んだ葉も、剪定バサミを使って除去するとキレイに仕上がります。

ただし、9~10月頃に刈り込むと、冬場の寒さで葉の断面が茶色くなってしまう場合があります。刈り込むなら、5~6月がベストです。

切り戻し剪定

樹高調整で小さくするなら、切り戻し剪定が必要です。特に、庭木として育てているなら、理想の大きさで幹を剪定し、樹高をコントロールしていく必要があります。

まきの木の切り戻しでは、分岐した枝のうち、古い枝を選んで剪定しましょう。また、切り戻しは強めの剪定になるケースが多いですが、必要以上に剪定しないよう、様子を見ながら進めるのが大切です。

まき(槇)の木剪定時のお手入れのコツと豆知識

ここでは、まきの木剪定でのお手入れのコツとマメ知識をご紹介します。

  • 上部を優先的に剪定する
  • 剪定した枝は挿し木として使える

まきの木の魅力を存分に楽しむためにも、ぜひそれぞれの内容を確認しておきましょう。

上部を優先的に剪定する

まきの木は、どんどん生長する上部を優先的に剪定すると樹形が整いやすいです。上部の剪定を疎かにしてしまうと、頭でっかちな印象になり、樹形が崩れてしまいます

また、上部をしっかり剪定すると、下部まで日が当たるようになります。

剪定した枝は挿し木として使える

剪定した枝は、挿し木として株を増やすのに活用できます。

挿し木は、3~4月もしくは9~10月につくるのがベスト。特に、前年に伸びた枝は3~4月に、その年に伸びた枝は9~10月に挿し木するのが良いでしょう。

まき(槇)の木を剪定する際の注意点【2つのお手入れポイント】

剪定後のまきの木

まきの木の剪定では、下記2つのお手入れポイントを押さえておく必要があります。

  • 深く切らない
  • 冬場だと剪定後に枯れることがある

失敗しないために、ぜひポイントそれぞれの詳細も知っておきましょう。

深く切らない

針葉樹であるまきの木は、葉のない部分まで深く切ってしまわないよう注意しましょう。深く切りすぎると、葉が付かなくなってしまうためです。

剪定は、葉のあるところを目安にしておきましょう。

冬場だと剪定後に枯れることがある

寒さにそこまで強くないまきの木は、冬場に剪定すると枯れてしまうことがあります。そのため、剪定は冬場を避けて5~6月、9~10月に済ませておきましょう

樹高調整などで強めの剪定をする場合や刈り込みする場合は5~6月に作業するのもポイントです。

まき(槇)の木の剪定にかかる料金相場【お手入れの費用目安は?】

業者に依頼してまきの木の剪定をしてもらう場合の料金相場は、3,000~30,000円ほどです。料金に幅があるのは、樹高によって費用が大きく変わるためです。

樹高 費用相場
~3m 5,000円ほど
~5m 7,000円ほど
~7m 15,000円ほど

また、樹高ではなく職人さん一人あたりで費用を計算する業者もあります。1時間あたり3,000円から、1日作業で20,000円ほどが相場とされています。

ただし、状況により費用は大きく変わるので、まずは見積もりを依頼してみると良いでしょう。

複数社に見積もりを出してもらえば、現状での相場が分かるので、おすすめです。

まき(槇)の木の剪定は年2回!お手入れを業者に任せるのも手!

丈夫でどんどん成長するまきの木は、年2回、しっかり剪定するのが大切です。ただし、冬場は剪定後に枯れてしまう恐れがあるため、適切な時期を選ぶことも欠かせません。

まきの木の剪定は自分で作業するのも良いですが、プロの業者に依頼すれば手間なく美しい仕上がりになります。特に大きいまきの木は高所作業を伴うので、安全のためにも業者へ依頼するのがおすすめです。

まきの木の剪定で業者を探す際は、希望条件で絞りこんで納得の業者が見つかるセーフリーをご利用ください。多数掲載されている中から希望通りの業者をスムーズに見つけられます。複数の業者からの見積もりも取りやすいので、お近くの剪定業者探しにぜひご活用ください。

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まき(槇)の木の剪定方法とお手入れ時期!依頼相場や注意点も解説のよくある質問

  • Q. まきの木の剪定に適した時期は?

    まきの木の剪定に適しているのは、5~6月と9~10月です。年に2回お手入れをすると、キレイな樹形を維持しやすくなります。

  • Q. まきの木剪定時のコツは?

    まきの木の剪定では、下記2つのコツを押さえておきましょう。

    ・上部を優先的に剪定する
    ・深く切らない

  • Q. まきの木の剪定を業者依頼する場合の料金相場は?

    まきの木の剪定費用は、3,000~30,000円ほどが相場です。樹高で費用が変わるだけでなく、職人さん一人あたりで費用を算出する業者もあるため、実際の費用は見積もりを出してもらうと良いでしょう。

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