剪定予定のヤマボウシ

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ヤマボウシの剪定時期と具体的なお手入れ方法【落葉&常緑対応!】

2024.10.06 2024.10.06

この記事では、ヤマボウシの剪定について徹底解説していきます。

ハナミズキの仲間で梅雨に花が咲くヤマボウシは、庭木としても人気です。手入れの手間が少ない点も魅力のヤマボウシですが、剪定しないで放置すると手入れが難しいほど大きくなるため注意しなければなりません。

ここでは、ヤマボウシの剪定時期を落葉・常緑それぞれについてご紹介します。具体的な剪定方法や注意点もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ヤマボウシの剪定時期【落葉・常緑対応】

これから剪定するヤマボウシ

ヤマボウシには、「落葉ヤマボウシ」と「常緑ヤマボウシ」の2種類があり、それぞれで剪定時期が少し異なります。

それぞれの特徴をふまえ、剪定時期を見てみましょう。

落葉ヤマボウシ

一般的なヤマボウシは落葉で、落葉期である11月下旬~2月が剪定に適しています。落葉期は樹木に栄養が蓄えられているので、剪定によるダメージにも耐えやすいためです。

とは言え、不要な枝を間引くだけの軽い剪定は、真夏以外の時期なら問題ありません。

どうしても混み合った枝が気になる場合などは、真夏を避けて剪定しましょう。

常緑ヤマボウシ

冬になっても落葉しない「常緑」のヤマボウシは、10~3月が剪定に適しています。落葉ヤマボウシよりも適期が長いですが、基本的には真夏以外なら剪定可能です。

ヤマボウシ剪定の基本【適切なお手入れ方法とは?】

剪定したヤマボウシ

ヤマボウシは自然に樹形が整いやすい樹木なので、基本的に大掛かりな剪定は必要ありません。定期的に混み合った枝を間引く剪定をして、日当たりや風通しが良くなるようにしておきましょう。

  • 枯れている枝
  • ほかの枝と交差している枝
  • 真上に勢いよく伸びている枝
  • 下向きに伸びている枝

上記をはじめとした不要な枝を、付け根から剪定しましょう。

上から順に切っていき、円錐の形になるように整えるとキレイに仕上がります。

【ヤマボウシの剪定方法】小さくするための「芯止め」の仕方!

大きくなりすぎてしまったヤマボウシを小さくするためには、「芯止め」が必要です。

  1. 細い枝を切る
  2. 太い枝を切る
  3. 2~3mのところで主幹を切る
  4. 切り口に癒合材を塗る

手順はシンプルですが、芯止めはヤマボウシに大きな負担になります。また、切り口から菌が侵入する場合があるので、必ず癒合材を塗っておくことも大切です。

ヤマボウシの芯止めは、若木のうちに、幹が太くなる前に済ませておきましょう。

ヤマボウシを剪定しないとどうなる?【お手入れを放置した結果とは】

剪定しなくても樹形は整いやすいヤマボウシですが、どんどんと生長して大きくなってしまう点には注意しなければなりません。放置してしまうと、10~15mほどにまで大きくなるケースもあるため、庭木として育てるなら芯止めが欠かせません。

また、定期的に不要な枝を剪定しないと、葉芽だけが伸びて花が付きにくくなってしまう点にも注意しましょう。さらに、日当たりが悪い部分で害虫が発生することもあるので、1年に1回はお手入れするのがおすすめです。

ヤマボウシ剪定時の注意点【お手入れのポイント3選】

ヤマボウシ剪定のポイント

お手入れにそこまで手間がかからないヤマボウシですが、剪定時には気をつけておきたいポイントが3つあります。

  • 花芽を切らない
  • まとめて多くの枝を切りすぎない
  • 雑に剪定すると樹形が乱れる

長くヤマボウシの魅力を楽しむために、ポイントそれぞれについて理解を深めておきましょう。

花芽を切らない

花芽を切ってしまうと、花付きが悪くなってしまいます。ヤマボウシは花芽と葉芽が良く似ているので、正しく見分けなければなりません。

  • 花芽:丸みを帯びた形で、膨らんでいる
  • 葉芽:細長い形で、先端がとがっていて硬い

花付きを良くするためには葉芽の剪定も必要ですが、間違えて花芽を切らないよう十分注意しましょう。

まとめて多くの枝を切りすぎない

剪定時は、必要以上に枝を切らないように注意することも大切です。

特に、太めの枝を切る際には、理想の樹形をイメージし、本当に剪定が必要かどうかを見極める必要があります。

理想の樹形がハッキリ固まっていない場合は、自然な丸形をイメージすると良いでしょう。

また、まとめて多くの枝を切ると、お手入れしているのに「手入れされていなくて樹形が崩れている」ように見えてしまいがち。自然に樹形が整いやすいヤマボウシの良さを活かすためにも、必要以上の多くの枝を剪定しないようにしましょう。

雑に剪定すると樹形が乱れる

お手入れにそこまで手間がかからないヤマボウシですが、だからと言って雑に剪定して良いわけではありません。必要な枝かどうかを判断せずどんどん剪定してしまうと、樹形が崩れてしまうので注意しましょう。

ヤマボウシは、樹形が広がりやすいのが特徴。広がりやすいことをふまえて、理想の樹形をイメージしながら不要な枝のみを剪定することが大切です。

ヤマボウシ剪定をプロに依頼した際の費用相場【植木屋・造園業者利用もおすすめ!】

ヤマボウシは、樹高が高くなればなるほど剪定の難易度は高くなります。脚立を使ったり高枝切りバサミを使ったりしての剪定は可能ですが、転倒やケガの危険があることも覚えておかなければなりません。

大きくなったヤマボウシの剪定は、プロの業者にお任せしてしまうのがベストです。安全に、かつ美しい仕上がりになるので、ヤマボウシの魅力を長く堪能できるでしょう。

業者へ依頼した場合の1本あたりの費用相場は、下記のとおりです。

  • 3m未満:2,500~5,000円
  • 3~5m:5,000~10,000円
  • 5m以上:10,000~25,000円ほど

ただし、ヤマボウシや庭の状況、また業者によって費用は大幅に変わることがあります。実際の費用については、見積もりを出してもらって確認すると良いでしょう。

大きくなったヤマボウシ剪定はプロ依頼が基本!定期的なお手入れの相談も

自然に樹形が整いやすいヤマボウシですが、それでもまったく手入れせずに放置するとどんどんと大きくなってしまいます。雑に手入れすると樹形が乱れることもあるため、丁寧に作業しなければなりません。

大きくなってしまったヤマボウシの手入れは、プロに依頼しましょう。プロの手にかかれば樹形も整うので、美しく仕上がります。

ヤマボウシ剪定の業者を探すなら、セーフリーをご利用ください。ご自宅近くの業者も簡単に探せますので、気になる業者があればまずは見積もりから取ってみましょう。

>> 近くの造園業者・植木屋を探す

ヤマボウシの剪定時期と具体的なお手入れ方法【落葉&常緑対応!】のよくある質問

  • Q. ヤマボウシの剪定時期はいつが良い?

    A.

    落葉ヤマボウシは11月下旬~2月、常緑ヤマボウシは10~3月が適期です。

  • Q. 落葉ヤマボウシと常緑ヤマボウシでお手入れの違いはある?

    A.

    剪定時期が多少異なるものの、お手入れ方法は同じです。

  • Q. ヤマボウシ剪定時の注意点は?

    A.

    ヤマボウシの剪定時は、下記の点に注意しましょう。

    ・花芽を切らない
    ・まとめて多くの枝を切りすぎない
    ・雑に剪定すると樹形が乱れる

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