2024.10.02 2024.10.02
屋根塗装を自分で行う場合の成功のコツをご紹介します。
一見セルフでは難しそうに感じる屋根塗装ですが、経費節約のために自分でしようと考える方も多いようです。
自分で屋根塗装する時のコツや業者への依頼を検討する判断基準について解説していきます。
屋根塗装は自分でもできる!
自宅の屋根塗装は一般的に業者に依頼する方が多いですが、自分でも作業可能です!
もちろん、安全面や手間などを考えれば業者依頼のほうがよい場合もありますが、屋根の面積が少なかったり、それほど高所ではない平屋の場合はセルフ屋根塗装も不可能ではありません。
ただ屋根塗装は簡単な作業ではありませんので、それなりに注意点もあり、成功のためのコツも理解しておく必要があります。セルフで塗装する場合のメリットとデメリットを比較・検討してから決定してください。
屋根塗装を自分で行うメリット
屋根塗装を自分で行うメリットについてご紹介します。
屋根塗装を自分でするメリットには、以下の点が考えられます。
- 塗装費用を抑えることができる
- 塗装時期を自分で選べる
- 細かなポイントも好きなように調整できる
それぞれのメリットを詳しく解説していきましょう。
塗装費用を抑えることができる
セルフの屋根塗装のメリットは、やはり塗装費用を抑えることができる点です。
セルフの場合に必要な費用は、塗装に使用する道具の購入と塗料費、足場を組むなら足場の費用と養生費のみとなります。
もし業者に依頼すると人件費も加わりますので、費用をなるべく抑えたい場合はセルフ塗装が選択肢に入ってくるでしょう。
塗装時期を自分で選べる
塗装する時期を自分で選べることもメリットの一つです。
屋根の塗装には、最適な時期を見計らう必要があります。梅雨の時期は湿気が多いので塗装には不向きですし、一番暑い時期は気温が上がり過ぎて適していません。
塗装に一番良い時期は春か秋と言われていますが、この時期は業者にも依頼が集中するため、費用も高くなりがち。
自分で屋根塗装するなら最適な時期を選んで、自分でスケジュールを好きに立てることができるので、これも嬉しいポイントです。
細かなポイントも好きなように調整できる
持ち家の屋根塗装なら、色々と塗装方法にこだわりを持つ方もいらっしゃいます。
自分で屋根塗装するなら、塗料の選定をはじめ、塗装する箇所や塗り方などを好きなように調整できるのも大きなメリットです。
業者に依頼した場合、大抵はプロの職人が塗装するので、細かな点には口を出せなかったり、お任せのような依頼になってしまうこともしばしば。
こだわりが強い方ほど、自分で塗装する方がメリットとなるでしょう。
屋根塗装を自分で行うデメリット
屋根塗装を自分で行うデメリットについてご紹介します。
考えられるセルフ屋根塗装のデメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- 塗装作業には手間と時間が掛かる
- 知識が乏しいため塗装のクオリティが下がる
- ご近所に迷惑をかけることもある
- 転落などの事故・怪我の可能性あり
それぞれのデメリットを詳しく解説していきましょう。
塗装作業には手間と時間が掛かる
自分でする屋根塗装では、多くの時間と手間が掛かります。実際、プロがする塗装なら手際が良いですが、素人は慣れていないため戸惑うことも。
プロなら1~2週間の作業でも、素人なら数カ月かかる場合もあります。
また塗料の選び方や塗装の手順にも慣れていませんので、実際に塗り出すまでにも時間が掛かり、塗り終わるまでには何度もやり直しが必要なこともあるでしょう。
こうなるとトータルで考えた場合、業者に依頼した方が手間と時間を節約できるかもしれません。
知識が乏しいため塗装のクオリティが下がる
やはり大きなデメリットとしては、屋根塗装に関する知識や経験が乏しいゆえの塗装クオリティの低下が挙げられます。
これは素人の作業では仕方のないことですが、やはり見よう見まねで行った塗装は耐久性が低く、すぐにまた再塗装が必要になる場合も。
また手順を間違えたり、塗料のチョイスを間違えたために屋根から雨漏りするなどのトラブルに見舞われる場合もあります。
ご近所に迷惑をかけることもある
屋根塗装を自分ですると、ご近所に迷惑をかける可能性もあります。
例えば、足場を組む際の騒音や塗料の臭い、また塗料が近隣に飛び散ってしまうトラブルです。
できるだけ注意して作業したとしても、やはり慣れていない素人の塗装には落ち度もあることでしょう。
通常プロの職人がする塗装では、事前にしっかりと養生して、ご近所への挨拶などを済ませてから作業に入ります。
また、近隣の車などに塗料が飛び散る可能性がある場合は、あらかじめ車に養生してから塗装するため、トラブルを避けられるのです。
転落などの事故・怪我の可能性あり
一番危険なデメリットとしては、転落などの事故や怪我のリスクです。
屋根塗装は高い場所での作業ですので、経験を積んだ職人であっても時には事故のリスクがあるものです。
それを素人がするということは、何倍ものリスクがあると心得ておきましょう。
足場での作業に慣れていないという要因もありますし、作業に夢中になって足を滑らす可能性も否めません。塗装費用を削減できても、怪我してしまっては元も子もありません。
屋根塗装を自分で行う場合の成功のコツ
屋根塗装を自分で行う場合の成功のコツについてご紹介します。
屋根塗装をセルフで行う際には、事前の準備や手順通りに行うこと、安全面での注意が欠かせないポイントとなります。失敗しないためにも、ぜひチェックしておいてください。
必要な道具と材料を揃えておく
屋根塗装を成功させるためには、まず作業に入る前に必要な道具と材料を全て揃えておきましょう。全てではありませんが、必要な道具や材料には以下のようなものが含まれます。
- 足場(可能なら足場だけ専門の業者に組んでもらう)
- 高圧洗浄機
- 養生の材料
- ほうきなどの掃除道具
- コーキング・シーリング材
- 塗料(3段階分)
- ローラーなどの塗装道具
- ヘルメットなどの身支度用品
いざ作業に入ってから道具や材料を揃えては作業の効率が悪くなりますので、先に揃えておいてください。
安全のために足場は必ず組む
屋根塗装の際に一番大切なのは、作業のための安全の確保です。
中には、使い慣れているはしごで作業しようと考える方もいらっしゃいますが、塗料を持って両手がふさがっている状態ではしごに登るのは得策ではありません。
安全確保のためにも、足場を組んでしっかり落ち着いて作業できるようにしてください。
ただ足場の設置は資格が必要です。そのため、足場の業者に足場の設置と作業終了時の撤去を依頼資することをおすすめします。
屋根の材質に合った塗料を選ぶ
屋根の材質は家それぞれ異なりますので、塗装する際には適切な塗料を選ぶ必要があります。
塗料の中には、ある材質の屋根には適していても、他の材質に塗ると密着しなかったり、雨漏りの原因になるものも。
これは素人には分かりませんので、塗料販売の専門店で聞いたり、家を建てた時の業者に聞くなどして確認することをおすすめします。
下地処理を必ず行う
屋根塗装を成功させるためには、きちんと下地処理をすることが必須条件です。
古い塗料が残った状態で上から塗料を塗ると、またすぐに塗装が剥げてしまい、再塗装の必要が生じます。
またサビなどがある場合にも、研磨道具を使って下地を処理したり、洗浄するなどの作業が必要です。これを怠ると塗装が長持ちしませんので注意してください。
塗装の工程を守る
屋根塗装には基本的な手順がありますので、この工程を守らないと塗装はうまくいきません。
屋根の種類や状態によっては多少手順が変わりますが、基本的には流れは同じです。
- 足場の設置
- 必要箇所の養生作業
- 屋根の下地処理や修理
- 下塗り
- 中塗り
- 上塗り
- 縁切り作業(スレート屋根の場合)
- 養生の撤去・足場の解体
事前に天候チェックを怠らない
屋根塗装には天候のチェックが欠かせません。なぜなら、塗料が完全に乾く前に雨が降ってしまうと、塗膜が流れてしまってやり直しになることもあるからです。
また強風の場合も、塗料の飛散が原因で色ムラや事故のリスクも高くなります。
季節も関係するので天気続きの日を選ぶのは難しいですが、雨が少ない季節を選んだり、天気予報をチェックして気温や天気を確認してください。
業者への依頼を検討した方がいいケース
業者への依頼を検討した方がいいケースについてご紹介します。
自分でできる屋根塗装であっても、屋根の状態や状況によっては業者に依頼した方が最適なケースもあります。判断基準となるポイントを解説していきますので、参考にしてください。
2階建てなどの高所の場合
屋根塗装は、多くの場合に非常に危険が伴う作業です。
家の形状にもよりますが、通常の屋根は素人が上るようには造られておらず、高所なため上るだけでもリスクがあります。
また2階建てなどの住居の場合、はしごを使用して行う作業には限界があり、安全に塗装するためにも足場の設置が必要です。
トータルで考えてもやはり、業者に足場の設置から塗装まで全てお任せした方が効率の良い可能性もあります。
屋根材が大きく劣化・破損している場合
屋根材が劣化、もしくは破損している場合には、セルフ屋根塗装は厳しいかもしれません。
たとえば、ひび割れやチョーキングなどの劣化サインや雨漏りしている時には、まずは塗装よりも適切な修繕が必要です。
劣化や破損がある時は、ただ上から塗れば直るわけではありません。兆候がある時には、まず業者に現状を見てもらい、適切な改善方法を教えてもらってください。
まとめて時間が取れない場合
屋根塗装は、思っているよりも時間が掛かる作業です。
塗装する屋根の面積にもよりますが、実際に下塗りから上塗りまで完了させるだけでも何日も掛かります。そのうえ、道具の準備や足場の設置・解体なども含めれば、1週間では済まない可能性も。
長期の休暇があればいいですが、通常はそれほど長期の休みは取れません。まとめて時間が取れない時には業者への依頼を検討するのがおすすめです。
塗装の知識が全くない場合
塗装の知識が全くなく、しかも塗装初心者の場合は業者への依頼を検討した方がよいかもしれません。
屋根塗装にはある程度の知識と技術が必要です。適切な塗料を選び、下地処理をきちんとしなければ後々のトラブルにもつながりかねません。
自分で塗装したことがきっかけで修繕が必要になり、費用が何倍も掛かれば元も子もありませんので、ご注意ください。
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屋根塗装は自分で行うことが十分に可能です!
ただ難しい作業であることは間違いなく、事故や怪我のリスクも高いため、必ず成功のコツや業者依頼を検討する判断基準なども参考にして、手順を守って作業してください。
もし屋根に劣化や破損の傾向がある場合には、まず修繕が必要ですので、躊躇わずに業者へ問い合わせることをおすすめします。
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