2024.10.28 2024.10.31
グレーの外壁塗装のメリットとデメリットをご紹介します。
近年、住宅の外壁には様々なカラーが使用されていますが、その中でも汚れが目立たないグレー色は人気カラーです。グレーの外壁塗装には多くのメリットがあります。
この記事ではグレー色の塗料を選ぶコツや注意点も解説。
外壁塗装でどの色にするかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装でグレー色塗料を選ぶメリット
外壁塗装でグレー色塗料を選ぶメリットについてご紹介します。
グレーの塗料を使用した外壁塗装には、以下のメリットが考えられます。
- モダンな印象の家になる
- 汚れが目立ちにくい
- 周りになじみやすい
- 他のカラーと組み合わせやすい
- カラーバリエーションが豊富である
それぞれのメリットを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
モダンな印象の家になる
グレーの外壁は、とてもモダンな印象を与えてくれます。明るさは無くても、都会的、上品、クールなイメージがあり、落ち着いた印象の家にしたい方におすすめです。
家の形状や雰囲気にもよりますが、グレーの色味を調整することで、印象をがらりと変えることが可能です。
今現在、一般的なグレー色の外壁だとしても、ダークグレーにするとグッとシャープな印象になりますし、少しブルー寄りのブルーグレーにすると爽やかで可愛らしい印象に変わります。
汚れが目立ちにくい
グレーの塗料の最大の特徴は、やはり汚れが目立ちにくいことでしょう。
外壁が汚れる原因となるのは、大抵の場合土ほこりやカビ、苔、排気ガスなどですが、これが外壁の色味と近いため目立たないのです。
またグレーは経年劣化や色褪せも目立ちにくい色味であるため、はっきりした色合いの白や黒などと比べても、外観の美しさを長く保つことが可能です。
周りになじみやすい
グレーはカラーの中でも中間色ですので、個性的な印象がなく、周りの環境になじみやすいというメリットがあります。多くの住宅が立ち並ぶ場所でも、周りとの釣り合いがとれ、景観を損なうことがありません。
雰囲気を変えたくて外壁塗装をしたものの、ビビットな色合いにして周りから浮いてしまった…なんてことにならないように、カラー選びには注意が必要です。
他のカラーと組み合わせやすい
グレー色の外壁は、他のカラーと組み合わせやすいというメリットもあります。
グレーは中間色ですので、ビビットな原色とも組み合わせられますし、同じ中間色とも相性が良いカラーです。特に近年はツートンカラーの外壁も増えており、グレーと他の色を組み合わせるのもおすすめ。
よく見られるのは、無難なカラーである白やベージュ、ブラウン、ネイビーとのツートンカラーですが、ワンポイントとして赤や水色などの珍しい組み合わせもできます。
カラーバリエーションが豊富である
人気色であるグレーカラーは、カラーバリエーションが豊富で、幅広い選択肢があります。原色のグレーはもちろん、白みを帯びた明るめのグレーや黒に近いダークなグレーも人気です。
また最近では、グレージュと呼ばれるグレーとベージュを合わせた柔らかな色彩や、可愛らしい印象になるブルーグレーなども流行しています。
どの色を選ぶかで大きくイメージが変わりますので、選ぶ楽しさがあるのも嬉しいポイントでしょう。
外壁塗装でグレー色塗料を選ぶデメリット
外壁塗装でグレー色塗料を選ぶデメリットについてご紹介します。
人気色で外壁塗装として選ばれやすいグレー色ですが、場合によってはデメリットもあります。以下の点が考えられます。
- 想像よりも暗い印象になる可能性もある
- ツヤなしは色あせて見えることもある
実際に外壁塗装のカラーを決定する前に、ぜひご確認ください。
想像よりも暗い印象になる可能性もある
人気色であるグレーですが、塗料の種類や外壁との相性によっては暗い印象になってしまうこともあります。
グレーの色味や建物とのバランスを考えることが大切ですが、地味で暗い印象を避けるためにも、彩度の低いグレー1色での塗装は避けたほうがよいでしょう。
事前に気になるグレー色でカラーシミュレーションしたり、色んな色見本でカラーを比較してみるなど工夫が必要です。塗装業者に相談して、じっくり決めてください。
ツヤなしは色あせて見えることもある
落ち着いた印象を与えるグレー色ですが、一つ間違えると色あせて見える場合もあります。
実際に年季が入ってきた黒っぽい色彩の塗料は、色あせてグレー色に近い色合いになることがあるので、そのような印象を抱きがちです。特にツヤなしのグレー塗料は、古ぼけて見えるかもしれません。
そのような時には、ツヤありのグレー色を選ぶのも一つの方法です。とはいえテカテカにする必要はなく、職人にツヤの度合いを調整してもらい、3分ツヤや5分ツヤなどに工夫できるでしょう。
外壁塗装でグレー色を選ぶ際のコツ
外壁塗装でグレー色を選ぶ際のコツについてご紹介します。
グレー色の外壁塗料で失敗しないためには、選ぶ際に幾つかのコツを念頭に置く必要があります。少し工夫すればカラー選びで後悔することはありません。
グレー塗料の種類を把握する
先ほども少し触れた通り、グレー塗料には幅広い種類があります。
明るいグレーからダークなグレーもあり、少し柔らかい印象になるローズグレーやグレージュなども豊富に揃います。そのため、選ぶカラーで仕上がりは大きく異なるのです。
まずは塗装業者により多くのサンプルを見せてもらい、カラーの選定を手伝ってもらいましょう。
グレーと相性が良いカラーをチョイスしておく
外壁塗装で失敗しないためには、グレーと相性が良いカラーをチェックしておくのがおすすめです。
一般的によく知られているのは、ホワイトやベージュ、ブルー、ブラックなどが相性がよく、ツートンカラーにしたり、ワンポイントで違う色を加えることができます。
カラーシュミレーションを活用して組み合わせを決めておき、目的のイメージを固めておいてください。
外壁材との相性をチェックする
同じグレー色の塗料を使用しても、外壁材の違いによって仕上がりが全く違う印象になることもあります。下地になる外壁材で色味の出方が異なるのです。
もちろん、塗装業者は経験も豊富で外壁材との相性もよく理解していますが、念のため同じ外壁材を使用した施工事例を見せてもらうなどしてください。
また塗る予定の外壁に試し塗りしてもらったり、外壁材のサンプルに塗ってもらうなどの確認も必要です。
数多くの施工事例を見る
実際の施工事例を参考にすることで、仕上がりをより鮮明にイメージすることができます。
自身が希望しているからカラーやデザインが実際にどのような仕上がりになるのか、よく似ている建物の施工事例を参考にしてみましょう。より多くの施工事例を比較するのも大切です。
グレーの外壁塗装で失敗しないための注意点
グレーの外壁塗装で失敗しないための注意点についてご紹介します。
この幾つかの注意点を留意しておけば、外壁塗装で失敗することはありません。カラー選びの前にぜひ参考にしてください。
メーカーでカラーに違いがあることを覚えておく
同じ名前のグレーカラーでも、メーカーによって微妙に色合いが異なります。
これは実際に見せてもらわないと分かりませんが、メーカーによってカラーサンプルがありますので、比較させてもらうことをおすすめします。
カラーシミュレーションを事前に行う
事前にカラーシュミレーションをすることもおすすめです。
これはセルフでもできますが、業者にお願いすることもできます。パソコンに自身の住宅の写真を取り込んで、専用ソフトで外壁に幾つかのカラーパターンでシミューレションするのです。
3Dカラーシュミレーションなどで、よりリアルにいろんな角度から確認できますので、事前にチェックしておきましょう。
面積効果を理解しておく
特にグレー色は、カラー明度による違いが大きく表れるカラーです。そのため住宅の塗装をする場合は、面積効果を念頭に置く必要があります。
カラー選びの際には小さなサンプルの見本帳で選びますが、その色を広い外壁に塗ると全く違う色のように見えるというわけです。
高明度なグレーは面積が広くなれば色がより明るく見えますし、低明度なグレーは面積が広くなればより濃く見えます。なにか違う…とならないためにも面積効果をよく理解して選びましょう。
グレーと相性が良いおすすめのカラー組み合わせ
グレーと相性が良いおすすめのカラー組み合わせをご紹介します。
中間色のグレーは、カラーの組み合わせが無限大で可能ですが、特に人気があるカラーセットは以下の通りです。ぜひ参考にしてください。
グレー×ホワイト
よりモダンなイメージになるグレー×ホワイトの組み合わせです。最近よく目にする組み合わせカラーですが、グレーの色合いを調整することでイメージがグッと変わります。
ダークグレー×ホワイトはかなり立体的に見えますし、ホワイトグレー×ホワイトなら柔らかい印象になります。
グレー×ブラウン
グレー×ブラウンの組み合わせも人気があります。どちらもダークトーン系ですが、ブラウンが入ると温かみが感じられる雰囲気になります。
また少しワンポイントとして木目調のニュアンスが入ると、海外の家のようなデザインになり、非常にお洒落。
ただブラウンとグレーの組み合わせは思ったよりも難しいので、グレーの色合いをブラウン寄りのグレー塗料にするなどの調整が必要でしょう。
グレー×ベージュ
建売住宅などでも多い印象があるグレー×ベージュの組み合わせです。
どちらかというと濃いグレーではなく、ベージュに近いグレージュとベージュのツートンカラーが多く、ミルクティーのような柔らかな印象になります。
この組み合わせは淡く明るい印象ですので、建物自体も大きく見える特徴があり、狭小住宅向きです。
グレー×ブラック
シックな印象が強くなるグレー×ブラックの組み合わせ。
これもグレーの彩度によってイメージが大きく変わりますが、ホワイトグレー×ブラックなら周りにもなじみやすい色合いになり、ダークグレー×ブラックなら個性的な印象になります。
ダークな色合いの組み合わせは迫力があり、日本家屋や瓦屋根などと相性が良い傾向もあります。ただ景観のことを考えると浮いてしまうほどのインパクトがあるため、決める際には注意が必要です。
グレー×ブルー
グレー色に最も近い色合いのブルーは、組み合わせとしては最強かもしれません。
家の形状やデザインによっては可愛らしい印象になりがちですが、窓枠をホワイトにしたり、木目を加えるだけでもグッと引き締まるでしょう。
グレーとブルーの組み合わせは英国の家に多いカラーなので、海外の家のような雰囲気に早変わりします。ブルー色を明るめにして、水色カラーにすると馴染みやすいツートンカラーになります。
外装塗装業者にカラー相談をしてみるのもおすすめ!
グレー色の外壁塗装のメリットとデメリットをご紹介しました。
近年人気が高まるグレー色の塗料には、数多くのメリットがあります。外壁は選ぶカラーによって大きく印象が変わりますので、塗料を選ぶコツや注意点もぜひ参考にしてください。
とはいえ、どの業者を選べばいいか分からない場合は、当サイト「セーフリー」をご利用ください!
セーフリーは、外壁塗装を安心してお任せできる業者を比較・検討できるサイトで、自身にピッタリの塗装業者を見つけることが可能です!
外壁塗装の予定がある方やカラーのお悩みの方はぜひ参考にしてください。
外壁塗装の
地域からおすすめ業者を探す
外壁塗装の関連記事
-
外壁塗装の色でよくある6つの失敗例!失敗しないためのポイントや人気色まで
-
40坪の外壁塗装にかかる費用相場!計算方法や安く抑えるコツまで解説
-
外壁塗装の塗料は8種類!選び方・費用相場や特徴も解説
-
坪数ごとの外壁塗装の費用相場!内訳や安くするコツなど紹介
-
外壁塗装のツートンカラーおすすめ6選!塗り分け方や成功のコツまで
-
黒の外壁塗装は個性的!メリットや失敗しないためのコツ・注意点
-
外壁塗装はDIYでも可能!必要な道具・手順・費用など徹底解説
-
外壁塗装におけるフッ素とシリコンを徹底比較!特徴の違いを解説
-
外壁塗装の無機塗料は高性能!メリットとデメリット・費用を紹介
-
フッ素塗料による外壁塗装のメリットは防水性!特徴や費用相場も解説