2025.01.07 2025.01.07
犬の耳はデリケートで汚れがたまりやすい部位のひとつです。耳掃除を適切に行うことで、耳のトラブルを防ぎ、愛犬の健康を維持できます。
しかし、やみくもに犬の耳掃除をしたり、高頻度での耳掃除したりすれば返ってトラブルを引き起こす可能性が高くなるため注意が必要です。
本記事では、耳掃除の具体的な手順、頻度の目安、注意点を分かりやすく解説します。耳掃除を嫌がる場合の対策も含めて、ぜひ参考にしてください。
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目次
犬の耳掃除のやり方
最初は、犬の耳掃除のやり方を解説します。基本的には耳周りと耳介と呼ばれる部分の汚れを取るのが耳掃除です。
以下のような手順で行えば、比較的安全に愛犬の耳を清潔に保てます。
0.耳掃除する前の準備
- ガーゼやコットンを洗浄液を含ませる
- 耳の内側を毛並みに沿って拭く
- 耳の穴周りを軽く拭く
- 2・3を汚れの付着具合を見て繰り返す
- 汚れが付かなくなったら終了
0.耳掃除する前の準備
耳掃除を始めるときは、おもむろに始めるのではなく、事前に道具の準備が大事です。
特に、犬の耳洗浄液は市販のものもありますが、どれが愛犬の肌に合うかわかりません。
余計な耳トラブルを避けるため、かかりつけの動物病院で相談してから洗浄液を選んでおくと安心です。
- ガーゼまたはコットン
- 犬用の耳洗浄液
- ティッシュペーパー
- 柔らかいタオル
また、犬がリラックスできる環境を整えることも大切です。静かな場所で、愛犬を膝の上に乗せたり、床に座らせたりして落ち着かせてください。
1.ガーゼやコットンを洗浄液を含ませる
耳の洗浄液を適量ガーゼやコットンに含ませます。このとき、洗浄液が滴らない程度に軽く絞るのがポイントです。
市販の洗浄液を使う場合は、犬の体質に合ったものを選びたいので、耳掃除する前にかかりつけの動物病院で獣医師に相談しておくとよいでしょう。
2.耳の内側を毛並みに沿って拭く
洗浄液を含ませたコットンやガーゼで耳の内側を優しく拭きます。汚れが付着しやすいヒダ状の部分は丁寧に拭き取るのがベストです。
この時、耳の毛の流れに沿って拭ってあげると逆毛にならず嫌がることが少なくなります。
3.耳の穴周りを軽く拭く
耳の穴周りを軽く拭きます。穴の周りは耳垢や汚れがたまりやすいうえに、毛がより薄くなっているので優しくかつしっかりとケアしてください。
ただし、耳の奥まで無理に掃除しようとせず、目に見える範囲だけをきれいにすることが大切です。
また、洗浄液が耳の奥に入らないように、コットンやガーゼに含ませる洗浄液の量を確認しておきましょう。
4.2と3を汚れの付着具合を見て繰り返す
ガーゼやコットンを交換しながら、汚れが取れるまで2と3の作業を繰り返します。
あまり長いこと拘束していると嫌がり始めてしまうので、拭くことができたご褒美におやつを与えると良いでしょう。
嫌なことから良いことに変われば、耳掃除がスムーズになります。
5.汚れが付かなくなったら終了
耳掃除が終わったら、耳全体をタオルで軽く拭いて仕上げます。犬に「よくできました。」と声をかけ、ご褒美のおやつや給餌前ならいつもより美味しい食事を与えると良いでしょう。
嫌がらなくなる事に繋がるので、耳掃除後はしっかりとケアしてあげてください。
耳掃除の頻度は月に1~2回|一週間に一回に耳チェック
犬の耳掃除は、耳掃除の頻度は月に1〜2回程度を目安にし、一週間に1回ぐらいは耳をチェックしてあげるのが良いでしょう。
チェックをすることで耳のトラブルに早く気づいてあげられるので、散歩の合間や寝る前など、決まったタイミングで見てみると習慣化しやすいです。
ただし、犬種や個体によって異なるため、耳の状態を観察しながら調整する必要があります。
たれ耳の犬
- プードル
- マルチーズ
- ダックスフンド など
湿気がこもりやすく、汚れがたまりやすいのでやや頻度高めに掃除が必要です。
立ち耳の犬
- 柴犬
- ポメラニアン
- コーギー など
通気性が良いため、汚れが少なく掃除頻度は少なくて済みます。
もともと皮脂が多いなど、個体差があるので愛犬の状態を見て適宜行うのがベストです。
犬の耳掃除の注意点
耳掃除を安全に行うために、以下のポイントに注意してください。
- 綿棒は使わない
- 強くこすらない
- 頻繁に耳掃除をしない
- 耳道内は獣医師に相談してから行う
綿棒は使わない
綿棒は奥まで入り込みやすく、耳垢を耳道内の奥に押し込んでしまい、溜まった垢や汚れから外耳炎などの耳のトラブルの原因になります。
また、誤って耳道や鼓膜を傷つける恐れがあるので、見える範囲をガーゼやコットンを使用して優しく拭う程度にしておくのが安全です。
強くこすらない
耳の皮膚は非常にデリケートで、強くこすりすぎると炎症を引き起こすことや傷つけてしまう可能性があります。
たとえ柔らかいもので拭いたとしても摩擦で皮膚が負けてしまうので、同じ個所を何度も拭うのもNGです。
汚れが取り切れないものは無理に行わずいったん中断して、別の機会にするのが賢明です。
また、耳を含めた全身のトータルケアもできるトリミングサロンで、プロにお願いするのも一つの手です。
頻繁に耳掃除をしない
愛犬のためを思って、耳掃除を頻繁に行うと、耳の自然な自浄作用を損なうことがあり、細菌の感染や耳のトラブルに繋がります。
本格的な耳掃除は、月1~2回までという目安を守り、汚れがあるようなら軽く拭く程度におさめましょう。
また、耳掃除してから間を置かずに汚れが目立つ、ひどい場合は、耳のトラブルを引き起こしている可能性があります。
異常を見つけたら、速やかに動物病院で診てもらうようにしましょう。
耳道内の掃除は獣医師に相談してから行う
注入タイプのイヤークリーナーなどが販売していますが、耳に直接洗浄液を入れる方法は犬の負担になりやすく、耳のトラブルになることがあります。
耳道内の汚れは、自浄作用で排出されるようになっており、無理に掃除してしまうと自浄作用が損なわれてさまざまなトラブルの原因になります。
耳道内の掃除は自己判断でおこなわず、獣医師に相談して指導を受けてから行うようにしましょう。
耳掃除を嫌がるときの対処法
嫌がって暴れて耳掃除をしようにもできないことがあります。
嫌がるときは以下のような対処法がおすすめです。
- おやつを与えながら耳掃除する
- 段階的に耳掃除に慣れさせる
- 動物病院で診てもらう
- トリミングサロンで奇麗にしてもらう
愛犬に耳掃除が嫌なことではなく、楽しくおやつがもらえる時間と思ってもらう事が大事です。
しかし、どうしても嫌がってできない場合や、傷つけてしまいそうで怖いなど、飼い主の苦手意識で耳掃除ができない場合もあるでしょう。
そのようなときは、動物病院やトリミングサロンに行く事も視野に入れておきましょう。
トリミングサロンでは、耳以外にも顔周りなどの洗うのが難しい部分のケアをすることができます。
被毛や肌のトータルケアも含めて、一度足を運んでみるのも良いかもしれません。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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掃除だけでなく耳の状態もチェックする
耳掃除は月に1〜2回程度、耳のチェックは一週間に一回を目処に行うのが理想です。健康な犬の耳は、ピンク色で耳垢もなく少ししっとりとしており、臭いもほとんどありません。
耳の異常は、犬のしぐさや耳周辺、耳垢に顕著に現れやすく、耳周りや耳垢の状態をよく観察しておけば、病気などのトラブルの早期発見につながります。
以下のような行動、症状が見られたら何かしらの病気の可能性があるので、動物病院で診てもらうようにしましょう。
仕草
- 耳を触ると怒る
- 掃除を嫌がる
- 耳をよく掻いている
- 高頻度で首を振る
耳周り
- カサカサしている
- ブツブツがある
- カサブタがある
- 皮膚が赤い
- 悪臭がする
耳垢
- 耳垢が黒い
- 黄色く湿っている
- 脂っぽい
- 生臭い
- 茶色くベットリしている
これらの症状があるまたは状態を見受けられたら、皮膚炎や感染症の可能性があるので、動物病院を受診しましょう。
耳掃除に自信がない時はプロに頼むのもおすすめ
犬の耳掃除は、適切な方法と頻度を守ることで愛犬の健康維持に役立ちます。ガーゼやコットン、耳洗浄液を使って優しく掃除し、耳の状態もチェックすることが大切です。
また、耳掃除を嫌がる場合は、落ち着かせたりご褒美を与えたりしてポジティブな体験にして、定期的な耳掃除を習慣化し、愛犬との信頼関係を深めながら健康を守りましょう。
飼い主自身で耳掃除ができない場合は、人の手を借りることも検討しましょう。
動物病院であれば、耳の状態を診てもらえ、健康状態も把握することができます。トリミングサロンなら、耳や顔周りといった繊細な部分を洗浄することが可能です。
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