2025.07.08 2025.07.08
この記事では、天井が高くて照明の取り付けができそうにない場合の対処法について徹底解説します。
「自分では天井まで届きそうにない場合、業者に頼める？」
「どんな業者に依頼したらよい？」
「取り付けだけ頼める？購入とセットで頼むしかない？」
といった疑問も解消していきます。
記事後半では、業者に依頼した場合の費用感や、安く抑える方法についてもご紹介。照明取り付けでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
高い天井の照明をどうにか取り付ける方法【天井が高い場合の対処法】
最近の住宅では、開放感のある空間づくりとして「天井高」が採用されるケースが増えています。それに伴い、シーリングライトやダウンライトなどの照明も高所に設置されることが多くなりました。
しかし、いくら簡単になったとはいえ、天井が高ければ作業そのものが難しく感じるもの。無理に高所作業を行うのはとても危険ですので、少しでも不安がある場合は業者への依頼も検討しましょう。
ここでは、自分で高い天井の照明を取り付けるための現実的な方法を紹介します。
しっかりしたイスやテーブルを利用する
一時的な作業であれば、自宅にある安定したイスやテーブルを使うという方法があります。ただし、安定性を重要視してください。
グラグラするものや、滑りやすい床の上に置かれている場合はとても危険です。
また、イスやテーブルの上に立つと、足場が狭くバランスを崩しやすいため、補助してくれる人がいる環境で行いましょう。それでも不安定に感じる場合は、無理をしないことも大事です。
脚立やステップ台を活用する
高所作業の定番といえば脚立やステップ台です。ホームセンターなどで購入できる頑丈なタイプを使えば、照明の取り付けや交換作業がぐっと安全に行えるようになります。
ポイントとして、以下の3点をおさえてください。
- 足がしっかり開くこと
- 滑り止めがついていること
- 使用する高さに適していること
手が届く高さまで無理なく上がれる脚立を選び、できるだけ両手が使えるように、工具などは腰袋に入れておくと便利です。また、天井がかなり高い場合は、2段・3段の折りたたみ式の大型脚立も視野に入れると良いでしょう。
あまりにも高所の場合は落下に注意！
ランプチェンジャーで電球を取り付ける
電球の交換や取り外しだけであれば、「ランプチェンジャー」と呼ばれる専用の器具を使う方法もあります。長いポールの先にアタッチメントがついており、床から操作できるタイプです。このツールを使えば、わざわざ脚立に登る必要がないため、安全かつ効率的に作業ができます。
特に吹き抜けや勾配天井のように、高い位置にある照明にはとても便利です。ただし、あくまで電球の取り外し・取り付けに限られるため、照明器具自体の交換には向いていません。
高い天井の照明取り付けを業者に頼む3大メリット【高所作業はプロに依頼！】
高い天井や吹き抜け空間の照明設置は、無理をすると大きな事故にもつながりかねません。そんなときこそ、専門の業者に依頼するのが安心・安全といえます。
以下は業者に依頼する代表的なメリットです。
- 足場の難しい作業や高所での作業も依頼できる
- 事故やケガの心配がない
- 高所作業中の転倒・落下リスクを回避
- 多様な照明器具に対応してもらえる
最適な業者を比較したいときは、一括見積もりサイトや比較サービスを活用するのもおすすめです。料金・対応スピード・口コミなどを比較したうえで依頼先を決められるので安心です。
高い天井の照明取り付けで業者が必須のケース6選【不安定・資格が必要etc.】
天井が高くなると、照明器具の取り付けは一気に難易度が上がります。中には、無理をして自力で行うと重大な事故やトラブルに発展するケースも。
特に以下のようなケースでは、専門の知識や工具、安全対策、あるいは資格が必要です。
- 吹き抜け天井で高所作業を要する場合
- 埋め込みローぜットや引っ掛けシーリングの出しろが短い
- 傾きのある天井または天井の形状が特殊なケース
- 重量のある照明器具を取り付けたい場合
- 天井の材質に問題がある
- 配線器具の取り付けまたは交換工事が必要
これらのケースは最初から業者に依頼することを強くおすすめします。それぞれについて解説します。
吹き抜け天井で高所作業を要する場合
2階の天井まで吹き抜けている空間や、3メートルを超える天井の場合、自宅にある脚立や椅子では届かないことがほとんどです。また、高所での作業は、わずかなぐらつきでも大きな転落事故につながる可能性があります。
業者であれば、高所用の脚立や仮設足場を使用し、安全かつ効率的に作業を行うことが可能です。高い場所での作業に不安がある場合は、無理をせずプロに任せましょう。
埋め込みローぜットや引っ掛けシーリングの出しろが短い
シーリングライトの土台となる引っ掛けシーリングの形状によっては、取り付けが極めて難しくなります。とくに埋め込み型で出しろ（器具が飛び出ている長さ）が短い場合、手元が見えにくく、確実に取り付けるのが困難です。
高所＋手元作業という二重の難しさに直面するため、こうしたケースも業者に依頼するのが無難です。
傾きのある天井または天井の形状が特殊なケース
勾配天井や、斜め・曲面など変則的な天井の場合、照明器具の設置には専門的な固定方法や補強が必要になる場合があります。一般的な照明器具が水平に取り付けられず、角度の調整や特殊な器具が必要なケースも少なくありません。
誤った取り付け方をすると、照明が落下したり、天井を傷めたりするリスクもあるため、こちらもプロの判断が必要です。
重量のある照明器具を取り付けたい場合
シャンデリアや装飾付きの大型ペンダントライトなど、重さのある照明を取り付ける場合は、天井の強度確認と補強が必要不可欠です。自力で取り付けると、器具が落下する恐れがありとても危険です。
電気工事士などの有資格者による設置であれば、安全な支持金具や補強材を用いた確実な施工が行えます。
天井の材質に問題がある
天井材が石膏ボードや薄い板材などの場合、ネジやビスがしっかり効かず、照明器具を安全に取り付けられません。こうした場合には、内部の下地や構造体にまで器具を固定する必要があります。
下地の位置を探す「下地センサー」などの道具が必要になったり、補強板を設置したりといった工程が必要になるため、DIYでは難しい分野です。
配線器具の取り付けまたは交換工事が必要
照明の種類によっては、配線器具の新設や交換が必要になる場合があります。このような工事は、法律で「電気工事士」の資格を持つ人のみが行える作業と定められています。
配線ミスや絶縁不良による感電・火災事故のリスクは想像以上に高く、作業に慣れていないと命に関わる危険も。「高くて届かない」「配線が複雑そう」と感じたら、迷わずプロに相談をしましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
引っ掛けシーリングの交換は自分でできる？資格必須の作業やDIYでできる方法
2025.06.09 2025.06.09
無資格での作業は法律違反！
高い天井の照明取り付けを業者に依頼した場合の料金相場
高い天井への照明取り付けを業者に依頼する場合、「普通の取り付け工事」とは違い、高所作業費や足場の設置費用が追加されるのが一般的です。
以下は、代表的なシーリング照明の設置の料金目安です。
| 事例 | 基本工事費 | 工事内容 |
|---|---|---|
| 一般的な照明取り付けの場合 （天井高2.5m程度まで） |
約5,000円〜10,000円程度 | 照明器具の取り付け＋簡単な配線確認・作業含む |
| 高い天井での照明取り付けの場合 （約3m〜4m） |
約15,000円〜30,000円 照明器具取り付け作業費：10,000円前後 |
出張費：別途2,000〜3,000円程度かかるケースもあり |
天井高2.5m程度までの高さであれば、特別な高所作業費が発生せず、比較的リーズナブルな価格で済むケースが多いです。天井が3メートルを超える場合、多くの業者が「高所作業費」として追加料金を設定しているケースが多いです。
さらに詳しく知りたい方はこちら
照明器具の取り付け工事費用はいくら？料金を抑えるポイントも解説
2025.05.11 2025.05.11
高い天井の照明取り付けで業者の費用を抑えるコツ4選
高所作業が必要な照明取り付けは、安全性を考えると業者に依頼するのがベストですが、費用はやや高めになりがちです。とはいえ、以下のような工夫で無駄な出費を防ぎ、コストを抑えることは十分可能です。
- 配線器具を事前に用意して良いか確認する
- 作業内容や追加費用が生じる可能性の有無を確認す
- 複数の業者で相見積もりを取る
- 値引きしてもらえるか相談する
ここでは、業者に依頼する際に使える節約ポイントを4つご紹介します。
配線器具を事前に用意して良いか確認する
照明器具だけでなく、引っ掛けシーリングや変換アダプタなどの配線器具が別途必要になるケースもあります。これらを業者から購入すると定価販売になることが多いため、自分であらかじめ用意できるかを確認すると、コスト削減に繋がります。
ネットショップや家電量販店などで安価に入手できる場合があるので、「取り付けに必要な器具はどれか」を事前に聞いておくのがおすすめです。
作業内容や追加費用が生じる可能性の有無を確認する
依頼時には、「取り付けのみで済むか」「高所作業費や出張費が別途発生するか」など、追加費用の有無を必ず確認しましょう。照明器具の重量や天井の高さによっては、予想外の費用がかかるケースもあります。
「基本料金」だけで判断せず、総額でいくらになるか、見積もりの内訳を明確にすることが大切です。
複数の業者で相見積もりを取る
1社だけで決めずに、複数の業者から見積もりを取って比較すると、料金相場が把握でき、適正価格での依頼がしやすくなります。特に、「高所照明」「吹き抜け照明」の取り付けに慣れている業者は、作業効率が良いためコストを抑えてくれることも。
時間に余裕があるなら、最低でも2〜3社は見積もりを取りましょう。
値引きしてもらえるか相談する
業者によっては、見積もり時に軽く交渉することで値引きに応じてくれる場合もあります。たとえば、以下のような条件があると、交渉の余地が出てきます。
- 他の業者との相見積もりを取っている
- 他の作業と合わせて依頼したい（スイッチ交換や電球交換など）
- 時間や日程の指定を業者に合わせられる
無理な値引き要求は避けつつ、一言相談してみるだけでも価格が変わる可能性があります。
高い天井の照明取り付けで天井が高くて取り付けられないなら【業者に相談！】
高い天井に照明を取り付ける際、自力で対応できるケースもありますが、安全性や作業の難易度を考慮すると、無理をしないことが大切です。特に吹き抜けや傾斜天井、重量のある照明器具を扱う場合は、落下やケガのリスクを避けるためにも、専門業者への依頼を検討しましょう。
業者に頼めば、配線工事や特殊な取り付けにも柔軟に対応してくれるため安心です。また、配線器具を自分で準備したり、相見積もりを活用することで費用を抑える工夫もできます。
「安全に・確実に・適正価格」で取り付けたい方は、専門の電気工事業者が多数登録されている
セーフリーの利用がおすすめです。簡単な条件入力で地域の業者を比較できますので、まずは一度チェックしてみてください。
- 照明の取り付け方がわからない
- 高い位置の照明が届かない
- 照明を触るのが不安
照明の取り付け・交換は
電気工事士の資格ももっている
専門業者への依頼が安心！
高い天井に照明を取り付ける際のよくある質問
-
Q. 高い天井に照明を取り付ける場合には業者は必要ですか？
A.配線を触る場合は資格が必要です。
-
Q. 業者に依頼した場合の費用はいくら位ですか？
A.5,000円〜30,000円ですが、天井の高さによって異なります。
-
Q. 自分で購入した照明の設置だけでも依頼できますか？
A.設置だけの依頼も可能です。自分で用意することで、作業費用を抑えられる可能性があります。
