2025.07.12 2025.07.16
本記事では、エアコンのランプが点滅して、途中で止まる現象について解説します。
ランプの点滅はエアコンの誤作動や故障を表すサイン。ただし、原因によっては自分で対処も可能です。
「点滅している原因の調べ方は?」
「点滅して止まったらまずどうすればいい?」
上記のような疑問に向けて、メーカーごとのエアコンのランプの点滅が示す意味や、それぞれの対処法について詳しくまとめました。自力では対処できない場合の修理費用相場などもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
エアコンのランプが点滅して途中で止まるのはなぜ?
最初に、エアコンのランプが点滅する、途中で止まる、などの現象について、原因を掘り下げていきましょう。エアコンのランプが点滅するのは、主に誤作動、もしくは故障が考えられます。
エアコンの誤作動
エアコンのランプが点滅したからと言って、必ずしも故障とは限りません。単純に、リモコンや内部基盤の誤作動の可能性もあります。
たとえば、落雷や電圧変動などで一時的に電気信号が乱れると、正常な運転情報が機械内部で正しく処理されず、誤ったエラー表示としてランプが点滅する場合があります。機種によっては、そのまま異常信号として検知し、エアコンが途中で止まるケースも少なくありません。
誤作動は、エアコン自体に重大な故障があるわけではなく、一時的な内部エラーとして発生するので、リセットするだけで元に戻る確率が高いでしょう。
エアコンの故障
誤作動でない場合は、エアコン内部の部品故障が影響しているかもしれません。
通常、冷媒ガス漏れなども、異常を知らせるサインとして点滅が発生しますが、コンプレッサーや基盤の不具合などの故障が進行すると、本体の制御が不安定になります。一時的なエラーとしてランプが点滅するだけに留まらず、エアコン本体が止まるなどの制御を繰り返すようになるのです。
特に、長期間使用しているエアコンは、内部の配線や電子基板が劣化して誤ったエラー信号を発信するケースもあります。エアコン本体の故障に発展すると自然回復は難しいため、早めに点検してもらう必要があるでしょう。
エアコンのランプが点滅して途中で止まる時の対処法
では、エアコンのランプが点滅して途中で止まる時の対処法を解説していきます。自分でできる対処法を2つご紹介しましょう。
- エアコンをリセットする
- エラーコードを確認する
それぞれ解説していきます。
エアコンをリセットする
まず、エアコンをリセットしてみましょう。リセットする方法はいたってシンプル。以下の行程を試してみてください。
- 電源プラグを抜く
- 5分ほど放置する
- 再度電源を入れて動作確認する
リセットするだけで誤作動が解消されるケースも、意外に多く見られます。もし、再度電源を入れても動かずエラーコードが出るようであれば、次の項を参考にしてください。
エラーコードを確認する
リモコンにエラーコードが表示される場合は、以下の表をチェックしてみてください。メーカーごとに定められたエラーコードから対処法が紐解ける可能性があります。
メーカー | 代表的なエラーコード | 内容の一例 | 自分でできる対処法 |
---|---|---|---|
ダイキン | U4 | 室内機と室外機の通信異常 | 電源プラグを一度抜き、10分ほど待ってから差し直し再起動(リセット)する |
パナソニック | H11 | 室内外機間の通信エラー | 室外機周辺に障害物がないか確認し、電源リセットを試す |
日立 | 07 | 室内機・室外機間の通信不良 | 電源リセットを試す |
三菱電機 | P8 | 室外機保護装置作動 | 室外機周辺のゴミ詰まりなどを確認し掃除する |
富士通 | E:00 | 室内外機の通信エラー | 電源リセットを試す |
東芝 | 04 | 室内機と室外機間の通信エラー | 電源リセットを試す |
エアコンのランプ点滅は多くの場合、エラーコードとして機械内部の異常を知らせる役割があります。
代表的なエラーは、室内機と室外機間の通信異常やセンサー故障など。各メーカーで番号や表示方法は異なりますが、点滅パターンを取扱説明書と照合すれば原因を把握できるでしょう。
エラーコードから原因が把握できても、リセットや掃除で解消されない場合は自分でできる作業はないと言えるでしょう。速やかに専門業者に連絡してください。
エアコンが点滅して途中で止まる現象が解消されない時には
リセットしたりエラーコードに沿って対処したりしても、エアコンが点滅して途中で止まる現象が解消されないなら、専門業者へ相談する必要があります。
専門業者の点検が必要な理由と、相談する専門業者の選び方を解説していきましょう。
専門業者に点検を依頼すべき理由
リセットしても不具合が解消されない場合、内部の基板やセンサーなどに深刻な故障が起きている恐れがあります。
自己判断で放置すると、異常が悪化して冷房や暖房が効かなくなったり、電気系統のトラブルにつながったりするリスクも否定できません。その点、専門業者に点検を依頼すれば、メーカーごとの対処法を把握しているプロが原因を特定し、適切に修理してくれるでしょう。
通常運転では気付けない内部の配線劣化や冷媒ガス漏れもチェックできるため、再発防止の効果もあります。早い対処がエアコンの寿命を延ばす対策にもなるので、早めに専門の点検を受けるべきと言えます。
エアコン修理業者の選び方
数あるエアコン修理業者の中から、安心できる業者の選び方もお伝えしましょう。以下4点のポイントを押さえて、業者を選定してみてください。
- メーカー認定や資格を持つ技術者が在籍しているか
- 見積もり内容を丁寧に説明してくれるか
- 口コミや評判が良いか
- 修理後の保証があるか
大前提として、メーカー認定や資格を持つ技術者がいれば、正確に故障原因を特定してくれるので安心。見積もり内容をわかりやすく説明してくれるかどうか、にも業者の誠意が反映されます。
スタッフのサービス対応やアフターフォローなどに関する口コミが高評価な業者も、信頼できるでしょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
エアコン修理はどこに頼む?適切な依頼先と優良業者の選び方を徹底解説
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エアコンが途中で止まるなどの点滅サインの修理費用相場
続いて、点滅エラーが出る場合に考えられるエアコン修理メニューと費用相場をご紹介します。メニューごとの費用相場を、以下の表にまとめました。
修理内容 | 費用相場 | 内容例 |
---|---|---|
フィルター清掃・点検 | 5,000円〜10,000円 | フィルターや内部の簡易清掃・点検 |
センサー交換 | 10,000円〜20,000円 | 温度センサーや異常検知センサーの交換 |
基板(制御ボード)交換 | 20,000円〜50,000円 | 電子基板の故障による交換作業 |
冷媒ガス漏れ修理 | 30,000円〜70,000円 | 冷媒補充や漏れ箇所の修理 |
コンプレッサー交換 | 50,000円〜100,000円以上 | 圧縮機の故障による交換作業 |
出張費・点検費用 | 5,000円〜10,000円 | 診断・現地調査の費用 |
エアコンのランプ点滅は、原因により修理費用が大きく異なります。軽度な清掃やセンサー交換で済む場合もあれば、基板やコンプレッサーの交換で高額になるケースもあり、業者によって費用も変動するでしょう。
複数の業者から見積もりをもらい、必要な修理を比較検討してください。
エアコン修理の費用相場は、以下記事で解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
エアコン修理の費用相場は?料金抑えて安く復旧するコツも!8つの故障/不具合対応
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エアコンが点滅して途中で止まるなどの不具合予防策
最後に、エアコンの不具合を予防する日常の対策をご紹介します。酷暑や厳冬時にエアコンが止まってしまう事態を防ぐために、参考にしてください。
- フィルターや内部を定期清掃する
- 室外機まわりにモノを置かない
- 専用コンセントやブレーカー容量をチェックする
上記3点、それぞれ解説していきます。
フィルターや内部を定期清掃する
定期的に実施する必要があるのは、フィルターや内部の掃除です。
フィルターにほこりや汚れが溜まると、空気の流れが悪くなってエアコンが過熱しやすくなります。また、内部の熱交換器やファンにまで汚れが付着すると、効率が一気に下がり、エアコン本体に負担がかかる事態は防げないでしょう。
自分でフィルター掃除するのも重要ですが、年に一度は専門業者に分解清掃してもらうと、冷暖房の効きが良くなるだけでなく、エアコンの寿命も延ばせるのでおすすめです。
エアコンクリーニングの詳細は、以下記事を参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
【エアコンクリーニングサービス完全ガイド】依頼の流れや作業内容、費用相場・業者選びのコツを徹底解説
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室外機まわりにモノを置かない
室内機に比べて忘れがちなエアコン室外機ですが、室外機もエアコン本体の不具合に大きく影響します。
室外機は、空気の取り込みと排出によって効率的に熱交換する役割を持ちます。周囲に障害物があると熱がこもりやすくなるので、室外機の周辺はキレイに整頓するようにしましょう。
室外機に余計な熱がこもると、コンプレッサーに負担がかかって、エアコンランプが点滅するエラーが出やすくなります。また、室外機の排気口がふさがれると過熱防止装置が働き、運転が途中で停止する原因にもなります。
安全かつ効率的に運転するために、室外機の周囲は最低でも50cm以上の空間を確保するようにしてください。
専用コンセントやブレーカー容量をチェックする
設備部分にも目を向けましょう。
エアコンを滞りなく稼働させるためには、専用コンセントとブレーカー容量が重要になります。
エアコンは消費電力が大きいため、他の家電と同じ分岐回路で使用すると、電圧低下やブレーカー遮断の原因になります。エアコン専用のコンセントを配線していない場合、もしくは専用コンセントを配線するブレーカー容量の余裕がない場合には、早めに電気工事業者に相談するのをおすすめします。
エアコンの使用電力にブレーカーの容量が合っていないと、遅かれ早かれ、他の家電にも負荷がかかり、漏電などの深刻な事態を引き起こしかねません。電気系統のトラブルを防ぎ、安定した運転を保つための重要なポイントと言えるでしょう。
エアコンのランプが点滅して途中で止まる時には業者に相談!
エアコンのランプが点滅して、途中で止まる現象についてまとめました。
リセットすれば元通りに直るケースから、エアコン本体の修理が必要になる場合まで、ランプの点滅にはさまざまな要因があります。リセットしても解決できない、エラーコードの対処法がわからない、などでお困りなら、早めにエアコン修理業者へ相談しましょう。
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エアコンが点滅して途中で止まる時によくある質問
-
Q. エアコンの点滅は故障のサインですか?
A.エアコンのランプ点滅は、故障や不具合のサインです。
多くの場合、内部のセンサー異常や通信エラー、冷媒漏れなどが原因で点滅し、機械が正常に動作できない状態を示しています。
ただし、一時的な誤作動の場合もあるため、一度自分でリセットして再度動作確認してみましょう。
-
Q. 途中で止まったエアコンのリセット方法を教えてください。
A.エアコンが途中で止まった場合は、以下の手順を参考にしてください。
- 電源プラグを抜く
- 5分ほど放置する
- 再度電源を入れて動作確認する
一度リセットするだけで、誤作動のトラブルが解決するケースも多いですよ。
-
Q. エアコンの不具合はどこに相談すればいいですか?
A.エアコンの不具合は、エアコン修理業者に相談しましょう。
専門スタッフが現地で原因を調査し、必要な修理や交換を実施してくれます。トラブルの予防にもつながり、安心できるでしょう。