2024.10.07 2024.10.19
この記事では、エアコンの効きが悪い原因が室外機にありそうなときのチェックポイントや対処法について解説します。
エアコンは室内機と室外機で成り立っていますが、多くの人は効きが悪いときに室内機ばかりに目がいきがちです。しかし、室外機に問題が起きている場合もあります。
室外機に不具合がないか確認する際、ぜひお役立てください。
目次
エアコンの効きが悪いならまずは室外機をチェック
エアコンの効きが悪いと感じたら、まずは室外機をチェックしましょう。
- 室外機の周りに障害物がある
- 室外機を直射日光が当たる場所に配置している
- ファンモーターが故障している
室外機は、上記のポイントを確認することで効きが悪い原因が分かるかもしれません。それぞれについて解説します。
室外機の周りに障害物がある
エアコンの効きが悪い場合、まず室外機の周りを確認しましょう。特に吹出口付近に物があると、放熱が妨げられ、エアコンの冷房効果が低下します。
室外機は、外気を取り込んで冷媒から熱を奪い、温かい風を排出しています。吹出口が塞がれると、冷媒が効率よく冷却されず、結果としてエアコンの性能が落ちるのです。
室外機を直射日光が当たる場所に配置している
室外機が直射日光を受ける場所にあると、エアコンの効率が大幅に低下します。
室外機は冷媒の熱を放出する役割を持っていますが、日光で高温になると放熱がうまくいかず、エアコンの性能が下がります。
この場合、室外機の周りに日陰を作ることが有効です。
ファンモーターが故障している
エアコンの効きが悪い場合、ファンモーターの故障も原因の一つです。ファンモーターは室内の熱を室外に排出する役割を担っていますが、これが故障すると風が出ず、エアコンは正常に機能しません。
異音がする、またはファンが回らないといった症状があらわれることがあります。
【室外機は問題なさそう…?】エアコンの効きが悪い他の原因5つ
室外機を確認しても原因が分からなければ、以下の項目を疑ってみましょう。
- エアコンが部屋の広さに対応していない
- 配管から冷媒ガスが漏れている
- コンプレッサーが正常に機能していない
- エアコンにほこりがたまっている
- エアコン本体が故障している(寿命を過ぎている)
これらが原因となり、エアコンの効きが悪くなる可能性もあります。それぞれについて解説します。
エアコンが部屋の広さに対応していない
エアコンの効きが悪い理由として、部屋の広さに対して冷房能力が不足していることが挙げられます。エアコンは適用畳数に基づいて選ばれるべきですが、部屋が広すぎると十分な冷房効果が得られません。
特に木造住宅では、空気が逃げやすく、エアコンの効きがさらに悪くなります。
配管から冷媒ガスが漏れている
冷房時の効きが悪い場合、冷媒ガスの漏れが原因かもしれません。
冷媒ガスは室内機と室外機の間で熱を移動させる役割を持っていますが、配管の破損や取り付け時の不備で漏れると、冷たい風が出なくなります。ガス漏れがある場合、ぬるい風しか出ないため、専門業者に調査と修理の依頼をした方が良いでしょう。
冷媒ガスの漏れはエアコンの性能に大きな影響を与えるため、早期の対処が重要です。
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コンプレッサーが正常に機能していない
エアコンの効きが悪い原因として、コンプレッサーの不調も考えられます。
コンプレッサーは冷媒を循環させる重要な部品で、冷媒が正しく送られないとエアコンは正常に冷房しません。室外機から温風が出ない場合や、室内機の熱交換器に水滴が発生しない場合は、コンプレッサーが動いていない可能性があります。
エアコンにほこりがたまっている
フィルターやエアコン内部にほこりが溜まると、冷房効率が低下します。ほこりや汚れがフィルターを目詰まりさせ、空気の循環が悪くなるためです。
定期的にフィルターを掃除し、エアコン内部や室外機のアルミフィンの汚れも取り除くことで、効率を改善しましょう。
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エアコン本体が故障している(寿命を過ぎている)
エアコンの効きが悪くなる原因として、機器自体の寿命も考慮する必要があります。
エアコンの寿命は一般的に10年程度とされており、これを過ぎると冷房効果が落ちたり、故障が発生しやすくなります。修理費用が高額になることも多く、新しいエアコンへの買い替えを検討することが現実的な選択肢となるでしょう。
エアコンの効きが悪い場合の対処法5選【室外機&室内機】
エアコンの効きが悪い原因が分かったら、以下の方法を試してみましょう。
- 室外機やエアコンの汚れやほこりを取り除く
- 室外機周辺を整理する
- 室外機を適切な場所に移動させる
- エアコンをリセットする
- エアコンを10年近く使用している場合は買い替えも検討する
原因が分からない場合でも、上記の方法を試すことで良くなる可能性があります。それぞれの方法について解説します。
室外機やエアコンの汚れやほこりを取り除く
エアコンの効きが悪い時は、フィルターや室外機の汚れを確認しましょう。フィルターがほこりで目詰まりしていると、空気の流れが阻害され、冷房効果が低下します。
フィルターを掃除機で清掃し、汚れがひどい場合は水洗いも有効です。また、室外機のアルミフィンも汚れやすい部分なので、定期的な掃除が必要です。
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室外機周辺を整理する
エアコンの効率が悪い場合、室外機の周辺に物が置かれていないか確認しましょう。物があると空気の循環が妨げられ、冷房効果が低下します。
特に室外機のアルミフィンが塞がれている場合は、汚れを取り除き、風通しを良くすることが重要です。
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室外機を適切な場所に移動させる
室外機が適切な場所に設置されていない場合、エアコンの効率が低下します。直射日光を避け、水はけの良い場所、草木が生い茂らない場所に移動させてください。
草や枯れ葉が室外機に溜まると、故障や運転効率の低下を招きます。
エアコンをリセットする
エアコンの効きが悪い場合、リセットを試すことも有効です。電源プラグを一度抜き、数分後に差し直すことで、エアコン本体のリセットが行えます。
また、リモコンの電池を交換し、リセットボタンを押すことでも操作を改善できます。ただし、リセット方法は機種によって異なるため、取扱説明書を参考に適切に行いましょう。
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エアコンを10年近く使用している場合は買い替えも検討する
エアコンの効きが悪く、長期間使用している場合は、買い替えも検討しましょう。エアコンの寿命は約10年とされており、修理費用が高額になることもあります。
新しいエアコンは省エネ性能が向上しており、電気代の節約にもつながります。省エネ基準を満たしたエアコンは、冷房効率も高く、長期的に見ても経済的です。
エアコンの効きが悪い場合の室外機クリーニングは業者に頼むのがおすすめ
エアコンの効きが悪い場合、室外機のクリーニングが必要となることがありますが、これを自分で行うのは手間がかかるだけでなく、誤って故障させてしまうリスクも伴います。専門業者に依頼することで、確実で安全にクリーニングを行うことができます。
室外機のクリーニングは外観の掃除だけでなく、内部に溜まったほこりや汚れを取り除く必要があります。ただし、分解して掃除を行うには、専門知識や道具が必要となり、手間がかかります。業者に依頼すれば、プロの手によって効率的かつ確実に汚れを取り除いてくれます。
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また、室外機に誤って水をかけてしまうと故障する可能性も。室外機は強い雨や風に耐える設計になっていますが、直接水をかけると、内部の電子基板に水が入り込み、ショートして故障します。特に打ち水を行う際、室外機に水がかからないよう注意が必要です。
専門業者なら、クリーニングの際にエアコンや室外機の隠れた不具合も発見してくれる可能性があります。例えば、ファンや冷媒パイプの問題など、自分では見つけにくい故障を早期に発見し、修理やメンテナンスの提案を受けることができるでしょう。
エアコンの効きが悪いのは室外機に原因あり?効果を最大化するためには
エアコンの効果は、室内機・室外機のメンテナンスやクリーニングなど、至る部分に目を向けておかなければなりません。とくに室外機は外に置くため、小まめなチェックがしにくい部分です。
そのため、故障したり状態が悪くなっていたりするケースもあります。そのような場合は、業者に依頼してクリーニングを任せましょう。
セーフリーでは、エアコンクリーニング業者やエアコン工事業者を多く掲載しております。希望条件で納得いく業者を見つけられるので、ぜひご活用ください。
エアコンの効きが悪い原因は室外機?対処法を徹底解説【ぬるい風しか出ないetc.】のよくある質問
-
Q. エアコンの効きが悪い原因として室外機は関係ありますか?
A.室外機の不調があると、室内機の効きが悪い原因になります。
-
Q. エアコンの室外機の効きを良くするにはどうしたらいいですか?
A.室外機のクリーニングを行ってください。それでも改善されない場合は内部が原因の恐れがありますので、専門の業者に依頼してください。
-
Q. エアコン室外機のクリーニングを業者に依頼した場合の費用はどの位ですか?
A.1台あたり3,000円~5,000円が目安です。
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