2025.04.24 2025.04.26
本記事では、ブレーカーが頻繁に落ちる現象について詳しく解説します。
「最近ブレーカーがよく落ちるけれど、故障のサイン?」と不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。ブレーカーが落ちること自体は故障とは言いきれませんが、頻繁に落ちるのであれば危険信号。
そこで、ブレーカーが頻繁に落ちる原因や放置するリスクなどをまとめました。対処法や業者選び方法などもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ブレーカーの種類をチェック【よく落ちるブレーカーはどれ?】
分電盤のフタを開けると、一般的に左からアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーが並んでいます。3つのブレーカーはそれぞれ役割が異なるので、まずはその仕組みを見ていきましょう。
アンペアブレーカー
アンペアブレーカーは、電力会社と契約したアンペア数以上の電力が使用された場合に、安全装置が作動する仕組み。各家庭で設定された電流値を超えると、自動的に電力供給を遮断する機能を持っています。
家全体の電気を管理している大元のブレーカーなので、アンペアブレーカーが落ちると、家全体の電気供給が止まります。
漏電ブレーカー
漏電ブレーカーは、家庭で使用している電気回路内で漏電が発生すると、自動的に電力供給を遮断する仕組みです。
電化製品や配線の劣化、損傷などによって発生する漏電は、感電や火災などの重大な危険を引き起こす恐れがある危険な現象。つまり、漏電ブレーカーは家庭やオフィスの安全を確保するための重要な役割を担っているのです。
漏電ブレーカーの仕組みは、以下記事で詳しく解説しています。
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漏電ブレーカー(漏電遮断機)の仕組み・原理とは?【なぜ感電を防げるのか】
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安全ブレーカー
安全ブレーカーは、分岐先の電気を担うブレーカーとして、各部屋や特定の電化製品の電力を個別に管理しています。IHクッキングヒーターやエアコンを代表とする、200Vを消費する電化製品には、専用の安全ブレーカーが付いているケースが多く見られます。
安全ブレーカーは、独自の安全ブレーカーが割り振られている電化製品やエリアごとに、過負荷やショート回路を検知して回路を遮断する仕組みです。一部のみが停電した場合は、安全ブレーカーが作動したと考えられるでしょう。
漏電ブレーカーと安全ブレーカーの違いは、以下記事をチェックしてみてください。
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漏電ブレーカーと安全ブレーカーの違いとは?仕組み・役割・選び方を徹底解説
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【ブレーカー別】ブレーカーが頻繁に落ちる理由と復旧方法
それでは、ブレーカーが頻繁に落ちる理由と復旧方法を、ブレーカー別に解説していきます。
- アンペアブレーカー
- 漏電ブレーカー
- 安全ブレーカー
それぞれ、チェックしていきましょう。
アンペアブレーカー
アンペアブレーカーが落ちる理由は、契約アンペア数を超える電化製品を一度に使用した過電流のケースがほとんど。例えば、エアコンや電子レンジ、ドライヤーなど、消費電力が高い電化製品を同時に使用すると、電力会社と契約したアンペア数を超えてしまうわけです。
アンペアブレーカーが落ちたときは、以下の手順で復旧できるか試してみてください。
- 直前に使っていた家電、もしくは消費電力が大きい電化製品を特定してプラグを抜く
- アンペアブレーカーをあげる
電力を使いすぎているので、再度ブレーカーが落ちないように、電力使用量を管理する必要があります。電力量を減らしてもアンペアブレーカーが戻らないようなら、電気工事業者に連絡してください。
漏電ブレーカー
漏電ブレーカーは漏電が発生した際、被害の拡大を防ぐために安全装置が作動します。つまり、漏電ブレーカーが落ちた時は、どこかで漏電している確率が高いでしょう。
改善するためには、漏電の発生箇所を見つけ出して修理しなくてはなりません。修理自体は、電気工事サービスに依頼する必要がありますが、まずは、以下の方法で漏電箇所を特定できるケースがあるので、試してみてください。
- 安全ブレーカーをすべてOFFにする
- 漏電ブレーカーもOFFにする
- 漏電ブレーカーをONにする
- 安全ブレーカーを一つずつONにして漏電ブレーカーが落ちないか調べる
安全ブレーカーをONにしていく過程で漏電ブレーカーが落ちたら、その安全ブレーカーが該当する電気回路で漏電していると考えられます。漏電している電化製品が確認できたら、該当家電の電源を落としてください。その後、再度上記手順でチェックしつつ、漏電ブレーカーを復旧させましょう。
漏電箇所が確認できない場合は、異常がある回路の安全ブレーカーをOFFにしたまま、速やかに専門業者を呼んで調査してください。
安全ブレーカー
特定の場所での電力使用量が過剰になると、そのエリアの安全ブレーカーが落ちます。エリア単位でブレーカーが落ちるため、安全ブレーカーが落ちた場合は、どこで電力を使いすぎたかがわかりやすいでしょう。
安全ブレーカーを復旧させるためには、以下手順を試してみてください。
- 安全ブレーカーが落ちているエリアの電化製品をすべてオフにする
- 安全ブレーカーのスイッチが中間位置やオフになっていることを確認
- オフにした安全ブレーカーを再度オンにする
- 電化製品の電源を一つずつ順番に入れる
- 特定の電化製品を使用した際にブレーカーが再度落ちる場合、その製品が過電流のもとと考えられる
家電が特定できたら、その電化製品を別エリア(別の安全ブレーカーがあるエリア)で接続するか、使用するタイミングを工夫するようにしてください。
ブレーカーが頻繁に落ちる場合の対処法
たまにではなく、ブレーカーが頻繁に落ちる現象が続くなら、適切に対処する必要があります。以下5点の対処法を参考にしてください。
- 漏電を疑う
- 電化製品の同時使用を避ける
- 契約アンペア数を見直す
- 耐用年数をチェックする
- 電気工事業者に相談する
順番に、解説していきます。
漏電を疑う
漏電ブレーカーが作動した場合は、家のどこかで電気が漏れているサイン。
漏電を放置すると感電や火災のリスクが高まるため、早急に対応しなくてはなりません。漏電している箇所が分からない時はもちろん、自分で漏電箇所を特定できた場合も、専門の電気工事業者に点検してもらいましょう。
漏電した時の症状は、以下記事を参考にしてください。
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電化製品の同時使用を避ける
同時に多くの電化製品を使用すると、過電流となってブレーカーが落ちる原因となります。
特に、消費電力が大きい電化製品を一度に使うと、回路が過負荷になりやすいので、電化製品の使用タイミングを調整する必要があります。家族全員が使用する時間帯を分けたり、時間をずらして使用したりなど工夫すれば、ブレーカーが落ちる頻度も減るでしょう。
また、古い家電を使用しているなら、電力の消費量を抑えられる省エネ製品に買い替えるのも効果的。最新の電化製品はエネルギー効率が高く、消費電力が低いため、長い目で見るとコストパフォーマンスも良くなるはずです。
契約アンペア数を見直す
電化製品を使いすぎてブレーカーが落ちるなら、同時に使う電化製品を減らせば一時的な解決にはなります。ただし、もし頻繁に落ちるなら、契約アンペア数が、ライフスタイルや家族構成に合っていない可能性が高いので、契約アンペア数を見直すべきと言えます。
契約アンペア数を変更するには、電力会社に連絡すれば、数日以内に完了するケースがほとんどですが、アンペア数を上げると電気料金も上がるため、慎重に検討しましょう。
現在の契約アンペア数と実際の消費電力を確認したり、適切なアンペア数が判断できない場合は、電気工事業者に相談するのをおすすめします。
耐用年数をチェックする
ブレーカーや配線などの電気設備には、それぞれ耐用年数があります。長期間使用していると、劣化や故障が原因で、安全装置がうまく機能しなくなるケースが見られます。
特に築年数が経過した住宅では、電気設備の老朽化が進んでいるため、定期的な点検が重要です。古いブレーカーが頻繁に落ちるようなら、必要に応じて設備の交換を検討してください。
電気工事業者に相談する
自分で原因を特定できない場合や、電気設備の点検・修理が必要な場合は、早めに専門の電気工事業者に相談するのが一番の近道。
プロの業者は、漏電の有無や配線の状態、ブレーカーの容量などを総合的にチェックし、適切な対処法を提案してくれます。ブレーカーの交換や増設、配線の引き直しなどの工事も実施してくれるため、安全で快適な電気環境を保てるでしょう。
分電盤の交換費用は、以下記事を参考にしてください。
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ブレーカーがよく落ちる現象を放置するリスク
ブレーカーがよく落ちる現象を放置するリスクも、把握しておきましょう。
- 電気代が高騰する
- 電化製品が故障しやすくなる
- 火災や感電などが発生する
上記3点、それぞれ解説していきます。
電化製品が故障しやすくなる
ブレーカーが頻繁に落ちると、電化製品に悪影響を及ぼします。
パソコンやレコーダー、ゲーム機などの精密機器は、突然の電源遮断により都度負荷がかかり、データが破損するケースもありえるでしょう。また、冷蔵庫やエアコンなどのモーターを使用する家電は、頻繁な電源のオン・オフが機械部分にストレスを与え、故障の原因になります。
その結果、電化製品の寿命が短くなって修理や買い替えのコストが増加するのは、得策とは言えませんね。
電気代が高騰する
漏電ブレーカーが頻繁に落ちるなら、どこかで漏電している証拠です。放置している期間ずっと漏電による電力消費が継続し、無駄な電気代が発生します。
契約アンペア数を上げると電気代も上がるとお伝えしましたが、快適な暮らしに必要な電力量だと言えるはず。それに引き換え、漏電はただただ電力を無駄にしている状態というわけです。
火災や感電などが発生する
漏電の恐ろしさは、電気代が高騰するだけではありません。そのまま放置していると、火災や感電のリスクが高まります。
漏電ブレーカーが頻繁に落ちる場合だけでなく、経年劣化で漏電ブレーカーが正常に作動せずに、漏電に気付けないケースもゼロではありません。異常を放置していたり定期点検を怠ったりすると、取り返しのつかない事故につながる恐れもあるのです。
ブレーカーがよく落ちるなら速やかに業者に相談しよう
ブレーカーが頻繁に落ちる現象は、大事故につながるリスクがあるとお伝えしました。とはいえ、ブレーカーや漏電にかかわる修理は、電気工事士資格を持つ専門業者が実施する必要があり、素人は対処できません。
人体にも住居にも悪影響を与えかねない作業なので、実績と高技術を持つ業者に相談しましょう。以下3つのポイントを参考にして、信頼できる業者を探してください。
- 現地調査を実施する業者を選ぶ
- 明確な見積もりを提示する業者を選ぶ
- 口コミ評価も参考にする
分電盤交換などを安心して依頼できる業者の探し方は、以下記事もチェックしてみてください。
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分電盤の交換はどこに頼む?安心できる依頼先やブレーカー交換費用を徹底解説
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ブレーカーが頻繁に落ちるのは危険信号!セーフリーから業者に相談
今回は、ブレーカーがよく落ちる現象について、詳しく解説しました。
ブレーカーがたまにではなく頻繁に落ちるなら、故障している確率が高いと言えます。漏電や火災などの重大なトラブルになる前に、早めに電気工事サービスを依頼しましょう。
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- ブレーカーがよく落ちるのは危険?
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ブレーカーが頻繁に落ちる時によくある質問
-
Q. ブレーカーがよく落ちるのは故障ですか?
A.ブレーカーがよく落ちるのは、必ずしもブレーカー自体の故障とは限りません。多くの場合は、電気の使いすぎ(過電流)や漏電などが原因です。
何度も落ちる場合は、早めに専門業者に点検を依頼してください。
-
Q. ブレーカーがよく落ちるのは契約アンペア数が関係しますか?
A.はい、ブレーカーがよく落ちる原因の一つに「契約アンペア数の不足」が挙げられます。
家電の使用状況を見直し、必要に応じて契約アンペア数の変更を検討するとよいでしょう。
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Q. ブレーカーの点検はどちらに依頼すべきですか?
A.ブレーカーの点検は、電気工事士などの有資格業者に依頼しましょう。修理や交換は、電気工事士資格が必須なので、ブレーカーに異常があっても、電気工事業者ならスムーズに解決できますよ。