2025.05.30 2025.05.30
本記事では、ブレーカー修理にかかる費用について、詳しく解説します。
なんとなくブレーカーの不調を感じつつも、修理するタイミングや費用相場が判断できず、二の足を踏んでいる方も少なくないでしょう。
「部品ごとに修理できる?」
「築20年経つけれど、修理と交換どちらが得?」
「火災保険でカバーされるケースは?」
上記のような疑問に向けて、修理費用の内訳を掘り下げつつ、適正相場をご紹介します。費用をお得に抑えるコツもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ブレーカー修理の費用相場【全体交換or部分修理】
早速、ブレーカー修理の費用相場を見ていきましょう。
ブレーカー修理・交換の費用相場は、作業内容や部品の種類によって異なります。以下の表に、点検や部分修理、交換などの段階で費用の目安をまとめました。
作業内容 | 費用相場(税込) | 備考 |
---|---|---|
点検・軽微な修理 | 4,000円~7,000円 | ブレーカーや分電盤の調査費用 |
漏電修理(調査含む) | 6,000円~9,000円 | 漏電の調査および修理費用 |
分電盤の部分修理 | 7,000円~25,000円 | 分電盤の部分的な修理費用 |
ブレーカー全体交換 | 50,000円~150,000円 | 分電盤全体の交換費用 |
アンペアブレーカー交換 | 3,000円~10,000円 | 契約アンペア数の変更時に必要 ※電力会社によっては無料で対応する場合もあり |
安全ブレーカー交換 | 4,000円~10,000円 | 過電流保護用のブレーカー交換 |
漏電ブレーカー交換 | 6,000円~20,000円 | 漏電検知用のブレーカー交換 |
配線修理 | 3,000円~ | 経年劣化や物理的な損傷による配線修理 |
電力量変更にともなう修理 | 25,000円~45,000円 | 電気量の見直し |
ブレーカーの不具合を感じても、素人にとっては、具体的になにが原因か、どのような対処が適切かが把握できるケースは少ないでしょう。
ブレーカーの交換や修理には電気工事士の資格が必要。専門業者への依頼が法律で定められている作業なので、自己判断での作業は避け、信頼できる業者に相談してください。
次の項で、工事の内訳について解説していきます。
ブレーカー修理費用の内訳【パーツごとの仕組みや修理内容】
次に、修理費用の内訳として、パーツや修理内容の詳細を解説します。
- ブレーカーごとの修理内容
- 屋内外配線の修理
- 電力量に合わせた修理
- 分電盤自体の交換
それぞれ、参考にしてください。
ブレーカーごとの修理内容
まず、それぞれのブレーカーのみ修理すれば良いケースについて見ていきましょう。一般的な分電盤に配置されているアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーのそれぞれの修理内容を解説します。
アンペアブレーカー
アンペアブレーカーは、契約された電流容量(アンペア)を超えると、自動的に電気の供給を遮断する装置。過負荷による火災や機器の損傷を防ぐ要となるブレーカーです。
アンペアブレーカーは、経年劣化や頻繁な過負荷によって正常に動作しなくなる傾向にあります。修理内容としては、アンペアブレーカーの交換対応がほとんど。
また、契約容量の変更にともなって交換が必要となるケースも多く見られます。その場合は、分電盤ごと交換するケースが多く、かかる費用もあがるでしょう。
漏電ブレーカー
漏電ブレーカーは、電気回路で漏電が発生した際に自動的に電気の供給を遮断する装置です。これにより、感電や火災のリスクを低減しますが、ブレーカーの劣化や故障により、漏電を検知できなくなると、交換対応になります。
漏電が発生していたら、あわせて漏電の原因となる配線修理なども必要になるでしょう。
安全ブレーカー
安全ブレーカーは、部屋や回路ごとに設置されていて、過電流や短絡が発生した際にその回路だけを遮断する装置です。他の回路への影響を最小限に抑える役割があります。
安全ブレーカーも、劣化や故障により正常に遮断できなくなるケースがあり、一部の安全ブレーカーだけ交換できます。
また、回路の増設や変更時も、安全ブレーカーの追加や交換対応が必要です。
屋内外配線の修理
屋内外の電気配線は、電力を各機器や照明に供給するための重要なインフラ。経年劣化や物理的な損傷が発生すると、配線の交換や補修が必要になります。
状況に応じて相場は変動します。あわせて分電盤自体も交換すべきケースもあるでしょう。
電力量に合わせた修理
分電盤や配線は、契約容量に応じて施工されているので、電力使用量の増加で契約容量を変更する場合は、対応するブレーカーや配線に交換する必要があります。
過小な容量では頻繁にブレーカーが落ち、過大な容量では無駄なコストが発生するので、適切な電力量を見極めるのも重要なポイント。実績の多い電気工事業者からアドバイスをもらいましょう。
分電盤自体の交換
分電盤は、電力を各回路に分配し、ブレーカーを収容する装置です。
寿命は、だいたい13年前後。経年劣化による故障や、回路の増設や契約容量の変更など、状況によって交換が必要となります。
分電盤の交換費用は、以下記事を参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
分電盤(ブレーカー)の交換費用はどのくらい?料金相場や取り替え事例を徹底解説!
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ブレーカー修理費用をお得に抑えるコツ
一ヵ所に不具合が生じると、関連部分も連動して修理や交換が必要になります。必然的に修理費用も高額になるケースも否めませんが、お得に抑えるコツも存在します。
- 火災保険対象かチェックする
- 補助金を利用できる場合がある
- 必ず相見積もりで比較する
上記3点を、参考にしてください。
火災保険対象かチェックする
ブレーカーの故障が、突発的な事故や漏電によるものなら、火災保険の補償対象となる可能性があります。補償範囲を確認して、保険会社に連絡してみましょう。
ただし、経年劣化や日常的な使用による損傷は対象外になるケースがほとんどです。また、保険金の請求には損害発生から3年以内という期限があるため、早めに確認してみてくださいね。
漏電時の火災保険については、以下記事で詳しく解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
漏電被害に火災保険は使える?補償範囲は?具体的なケースごとに徹底解説
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補助金を利用できる場合がある
自治体によっては、感震ブレーカーの設置や省エネ機器への分電盤交換に対して、補助金を提供している場合があります。
補助例として、「高齢者や障がい者がいる世帯を対象に、感震ブレーカーの設置費用の一部を補助」などが挙げられるので、お住まいの地域の自治体に確認してみると良いでしょう。
補助金の対象や申請方法は自治体によって異なりますが、修理にともなって対象機器を導入すれば、安全性もUPするはずです。
必ず相見積もりで比較する
ブレーカーの修理や交換を依頼する際は、複数の電気工事業者から見積もりをもらいましょう。
業者によって、基本料金や工事費用が異なるため、相見積もりを取れば適正価格や必要な工事内容が判断しやすくなります。
キャンペーンや割引サービスを提供している業者もあるので、費用だけでなく、サービス内容やアフターサポートの有無も比較すると、総体的に満足の行く結果になるでしょう。
経年劣化の場合は丸ごと交換のほうがお得なケースも
ブレーカーが経年劣化している場合、部分的な修理よりも分電盤全体を交換した方が、コストパフォーマンスが高くなるケースがあります。
劣化したブレーカーを使い続けると、漏電や火災のリスクが高まるだけでなく、いざと言う時に正確に作動しない恐れがあります。また、古いブレーカーは部品の入手が困難で、修理費用が高額になりかねないのも事実。
症状によっては、修理を繰り返すよりも、新しいブレーカーへの交換が将来的なメンテナンスコストも削減できる可能性が高いでしょう。電気工事サービスで相談してみてくださいね。
ブレーカー修理が必要なタイミング【費用を検討するサイン】
ブレーカー修理費用を検討しはじめるサインとして、ブレーカー修理が必要なタイミングを挙げていきます。
- 設置から15年以上経過している
- 頻繁にブレーカーが落ちる
- 発熱や異音がする
- 照明が点滅する
- 分電盤にひび割れや変形がある
- 原因不明の不具合がある
上記6点の項目に心当たりがある方は、早めに見積もりをもらいましょう。
設置から15年以上経過している
ブレーカーや分電盤の法定耐用年数は15年とされており、多くのメーカーも13年を交換の目安として推奨しています。
設置から15年以上経過しているなら、目に見える支障がなくても、修理や交換を検討するのをおすすめします。
頻繁にブレーカーが落ちる
ブレーカーが頻繁に落ちる場合、過負荷や漏電、ブレーカー自体の劣化が原因と考えられます。
電気の使用状況に変化がないにもかかわらずブレーカーが落ちるようになってきたら、ブレーカーの故障や経年劣化を疑いましょう。ブレーカーの交換推奨時期である13年~15年を過ぎている場合は、特に注意が必要です。
頻繁にブレーカーが落ちる時の対処法は、以下記事で詳しく解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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発熱や異音がする
ブレーカーや分電盤から異音や発熱が感じられる場合、内部の接触不良や部品の劣化が進行している確率が高いと言えます。
「ブゥゥーン」という異音が大きくなったり触れると熱を感じたりする場合は、ブレーカー内部で異常が発生しているサイン。放置すると、火災などの重大な事故につながる恐れがあるため、早急な対応が必要です。
照明が点滅する
照明が点滅したりちらついたりする場合、電球の寿命や器具の故障だけでなく、ブレーカーや配線の劣化が原因となっているケースがあります。
電球を交換しても症状が改善しない場合は、ブレーカーや配線の不具合を疑い、早めに点検してもらいましょう。
分電盤にひび割れや変形がある
分電盤にひび割れや変形が見られる場合、外部からの衝撃や経年劣化による素材の劣化が考えられます。
物理的な症状とは言え、内部のブレーカーや配線にも影響が及ぶ恐れもゼロではありません。内部からの熱で変形している場合など、危険度の高いケースもありえるので、念のため点検してもらってください。
原因不明の不具合がある
電気設備において、原因不明の不具合が発生する場合、ブレーカーや分電盤の内部で異常が生じている恐れがあります。
特定の回路で電気が供給されない、または不安定な状態にもかかわらず、明確な原因が分からない場合は、速やかに電気工事サービスに連絡してください。
ブレーカーが壊れたかも!?と思ったら、以下記事をチェックしてみてください。
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ブレーカーの不具合を自力で解決しようとするのは、NG行為です!必ず電気工事士資格を持った専門業者に連絡してください。
ブレーカー修理業者の選び方【適正相場で依頼するために】
最後に、ブレーカー修理を依頼する業者の選び方をお伝えします。適正相場で依頼するために、以下のポイントを考慮してみてください。
- ブレーカー修理の施工事例が多い
- 見積もりの内訳が明記されている
- 口コミ評判も参考にする
ブレーカーの不具合の症状によって、どの部分の修理が必要か、もしくは交換の方がおすすめか、などの対応を適切に判断できる業者が安心です。必ず、ブレーカー修理の施工事例が多い業者から、細かく見積もりをもらいましょう。口コミ内容を参考にするのも得策ですよ。
依頼先に迷ったら、以下記事をチェックしてみましょう。
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ブレーカー修理費用の適正相場を知りたいなら『セーフリー』で相見積もりを
ブレーカー修理費用について、細かい内訳や適正相場をご紹介しました。
日常生活の電力の要となるブレーカーは、少しでも不安や異常を感じたら早めに電気工事業者に相談しましょう。トラブルになる前に対処するのが、一番費用も抑えられますよ。
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- ブレーカー修理費用が知りたい!
- 修理と交換どちらにすべき?
- お得に修理できるコツを教えて!
ブレーカー修理相場は
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ブレーカー修理費用に関するよくある質問
-
Q. ブレーカーのパーツごとに修理できますか?
A.各ブレーカーのみの修理や交換は可能です。すべてを交換しなくても、故障や劣化した部品のみを取り替えるで済むなら、費用を抑えられるでしょう。
ただし、安全性や老朽度によっては全体交換が必要になるケースもあります。
-
Q. 修理と交換、どちらがお得ですか?
A.経年劣化や回路の増設など、ブレーカーの部分修理よりも分電盤交換の方が長期的に見てお得なケースがあります。
複数の専門業者からアドバイスをもらって検討してみてください。
-
Q. 火災保険や補助金は使えますか?
A.漏電や火災などによる「突発的な事故」が原因でブレーカーが故障したのであれば、火災保険が適用される場合があります。
補償内容を保険会社に確認してみましょう。