EVコンセントの充電に最適なブレーカー容量とは?安全な選定ポイントを解説

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EVコンセントの充電に最適なブレーカー容量とは?安全な選定ポイントを解説

2025.04.22 2025.04.26

本記事では、EVコンセントの充電に必要なブレーカー容量について解説します。

EVコンセントを設置するとき、意外に見落とされがちなのが「ブレーカー容量」。適切な容量がないと、充電中にブレーカーが落ちたり火災につながったりする恐れもあるのです。

そこで、EVコンセントとブレーカーの関係性や容量の決め方を紹介していきます。充電するとブレーカーが落ちる原因や容量不足のリスクなども解説するので、ぜひ参考にしてください。

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EVコンセントの充電に必要なブレーカー容量【基本知識】

EVコンセントの充電に必要なブレーカー容量

最初に、EVコンセントの充電器の種類や、各充電器に必要なブレーカー容量などをご紹介します。ブレーカーの容量と充電スピードの関係性にも触れますので、参考にしてください。

EV充電器の主な種類

EVコンセントで使用する充電器は、大きく分けて「普通充電器」と「急速充電器」の2種類があります。家庭用では主に「普通充電器」が使われ、自宅のブレーカー容量は100V換算で30A〜60A前後が必要になります。

主なタイプを、以下の表にまとめました。

充電器の種類 出力 使用される場所 必要なブレーカー容量(目安)
普通充電器(3kW) 3.0kW 一般家庭 約15A/200V
普通充電器(6kW) 6.0kW 一般家庭・施設 約30A/200V
急速充電器 20kW以上 商業施設・高速道路 三相・高容量ブレーカー

家庭用として普及している「普通充電器」でも、ブレーカー容量は100Vで30A~、200Vで15A~必要です。既存のブレーカー容量では足りない可能性があるので、必ず設置前に確認してください。

充電スピードとブレーカー容量は関係ある?

充電スピードとブレーカー容量には、大きな関係があります。出力の高い充電器ほど多くの電力を使うため、それに対応したブレーカー容量が必要です。

上記の表のように、3kWの普通充電器なら15A程度で足りますが、6kWタイプでは30Aが目安となります。容量が足りないと、充電するたびにブレーカーが落ちる原因になるため、希望する充電スピードに応じて、あらかじめ対応できる容量か確認しておくべきと言えるでしょう。

EVコンセントのブレーカー容量はどう決める?

EVコンセントのブレーカー容量はどう決める?

では、実際に必要なブレーカー容量は、どのように決めればよいのでしょうか。

  • 使用する充電器のアンペア数から逆算する
  • 分電盤の全体容量とバランスを考える

上記2点を、それぞれ解説していきます。

使用する充電器のアンペア数から逆算する

EVコンセントのブレーカー容量は、使用する充電器のアンペア数に合わせて決めます。

たとえば、3kWの普通充電器であれば、必要な電流は100V換算で約30Aとなります。通常、EV充電には200Vのコンセントを使用するため、その場合は、3kWで15A。この電流値より少し余裕をもたせた容量のブレーカーを設ければ、過負荷やブレーカー落ちを防げるというわけです。

メーカーの仕様書に記載された必要電流値をもとに、逆算して容量を決定するのが基本と言えます。

分電盤の全体容量とバランスを考える

EVコンセントを後付けする場合、家全体の分電盤の容量を無視できません。

仮に契約容量が50Aでも、他の家電と同時に使うとオーバーする恐れがあります。たとえば、エアコンやIHクッキングヒーターと同時使用している間に充電を始めたら、ブレーカーが落ちるなどの不具合が生じるでしょう。充電中に他の家電が使えなくなってしまったら困りますよね。

200VのEVコンセントの必要アンペア数の目安として、一般家庭での設置例を表にまとめました。

必要アンペア数 車種や設置場所など
15A 小型EVやPHEV向け。家庭用分電盤でも対応しやすい。
30A 普通乗用EVに対応。分電盤に余裕がないと契約容量の見直しが必要な場合も。
60A 一部の高出力タイプ。主に商業施設や高速など。

全体の使用電力量のバランスを見ながら、余裕のある範囲でブレーカー容量を設定することが大切です。

設置後に支障が出る前に、電気工事サービスに相談するのをおすすめします。

EVコンセントの充電中にブレーカーが落ちる!【容量が原因かも】

EVコンセントの充電中にブレーカーが落ちる原因

EVコンセントの充電中にブレーカーが落ちて、お悩みの方もいらっしゃるでしょう。その場合は、ブレーカー容量が原因かもしれません。

ブレーカーが作動する仕組みや、漏電などの可能性を含めて、詳しく解説していきます。

ブレーカーが作動する仕組み

ブレーカーは、過電流になると、過熱や火災を防ぐために安全装置が作動する仕組みになっています。EVの充電中にブレーカーが落ちるのは、使用電力がその回路の容量を超えた、過電流状態になっているケースが多く見られます。

極端な例を挙げると、200V・6kWの充電器で約30Aの電流を使うにもかかわらず、その回路の容量が15Aしかなかった場合、充電時に設定容量を超えるため、自動的に遮断されるというわけです。

大きな注意点として、EV充電に使用するアンペア数さえ確保していればいいわけではありません。容量ギリギリのアンペア数では、エアコンや電子レンジなど他の家電と同時使用していると落ちやすくなるため、使用機器の見直しや回路の増設が必要です。

漏電や老朽化の可能性もチェック

ブレーカーが落ちる原因は過負荷だけでなく、漏電やブレーカー自体の老朽化も考えられます。

EV充電器は屋外設置が多く、雨風や湿気によって配線部分から漏電が起きやすい環境。特に、漏電ブレーカーが落ちる場合は、絶縁不良やアースの劣化が疑われます。また、古いブレーカーや分電盤は老朽化によって正常に機能しないケースもあります。

契約アンペア数に問題がないはずなのに、充電中に何度も落ちるようなら、専門業者に点検してもらうべきでしょう。

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EVコンセントのブレーカー容量不足によるリスク

EVコンセントのブレーカー容量不足によるリスク

EVコンセントのブレーカー容量不足によるリスクにも触れていきます。

  • ブレーカーが頻繁に落ちて充電できない
  • 他の家電製品へ影響が出る
  • 配線の発熱・火災リスクが高まる

重要な点なので、上記3点を参考にしてください。

ブレーカーが頻繁に落ちて充電できない

EV用コンセントのブレーカー容量が足りないと、充電中に電流が許容値を超え、ブレーカーが頻繁に落ちる事態に陥ります。ブレーカーが「過負荷」状態を感知する安全装置が作動する結果、EVの充電が途中で止まり、出かける予定が狂うなどの不便が生じるでしょう。

また、何度もブレーカーが落ちると電気設備の劣化も早めるため、早急にアンペア数の変更を検討すべきと言えます。

他の家電製品へ影響が出る

ブレーカー容量が足りない状態でEV車を充電すると、家全体の電力バランスが崩れ、他の回路に負担がかかります。

例えば、電子レンジやエアコンなどの消費電力の多い家電を使用するとブレーカーが落ちるはず。充電中に他の家電を一切使わないわけにはいかないので、生活に大きな支障が出るでしょう。

配線の発熱・火災リスクが高まる

容量不足のブレーカーでEV充電を続けると、配線に想定以上の電流が流れ、発熱する危険性も否めません。特に古い住宅では電線の許容電流も低いため、被覆が溶けたり火花が出たりするリスクもあるのです。

国土交通省のガイドラインでも、EV設置時には配線容量とブレーカー容量の確認が必要とされています。安全のためにも、ブレーカーや配線をEV充電に適した仕様へ変更するのが先決です。

EV充電に必要なブレーカー容量は専門業者に相談しよう

EV充電に必要なブレーカー容量は専門業者に相談

EV充電器をこれから設置する方、現状の充電器に不安がある方は、まず電気工事業者に相談してみましょう。

電気工事業者に相談すべき理由や業者の選び方を、お伝えしていきます。

電気工事業者に相談すべき理由

EV充電器は、高出力の電力を長時間使います。日常生活の電力量に大きく関係するので、家庭の分電盤や既存の電気設備とのバランスを見て、最適なブレーカー容量を決める必要があります。

素人判断で設置すると、容量不足で充電に支障が出たり、過負荷で配線の発熱・劣化につながったりするケースも起こります。

その点、専門業者なら、使用するEVの充電能力や電気契約のアンペア数を踏まえた、適切な設置が可能です。既存の充電器とブレーカー容量のバランスもアドバイスしてくれるでしょう。

信頼できる業者を選ぶポイント

EV充電器やブレーカー容量を安心して相談できる業者を選ぶには、以下のポイントをチェックしてみてください。

  • 電気工事士の資格があるか
  • EV・PHEV充電設備の施工実績があるか
  • 見積もりが明確か(工事費・材料費)
  • 必要に応じて補助金の申請サポートがあるか
  • 口コミや評価が高いか

相見積もりを取って、技術力やアフターフォローも重視したコストパフォーマンスの良い業者を選びましょう。

EV充電用のブレーカー設置には、国の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の対象となる場合があります。個人でも、自宅への充電設備(200Vコンセント含む)設置費用の一部が補助されるので、電気工事業者に相談してみましょう!

EV充電に必要なブレーカー容量を相談するなら『セーフリー』から業者探し

EVコンセントの充電時に必要なブレーカー容量について解説しました。

EV自動車は、スムーズに充電できないと困りますよね。もし自宅のブレーカーの容量が心配な場合は、電気工事業者に相談してみてください。

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  • EVコンセントの消費電力量は?
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EVコンセントとブレーカー容量に関するよくある質問

  • Q. EV充電の消費電力はどのくらいですか?

    A.

    EV充電の消費電力は一般的に200Vで15A~30A程度が主流です。家庭の電気使用量としてかなり大きめなので、契約アンペア数とのバランスを考えて使用すべきです。

  • Q. EVコンセントを設置するならブレーカーを変更すべきですか?

    A.

    EVコンセントを設置する場合、充電器の電力量に適したブレーカー容量が必要です。

    既存のブレーカー容量では不足する確率が高いため、契約アンペア数の変更か、対応するブレーカーへの交換が推奨されます。専門業者に相談し、適切な対処を提案してもらいましょう。

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  • Q. EV充電するとブレーカーが落ちるのはなぜですか?

    A.

    EV充電中にブレーカーが落ちる原因は、過電流になっているケースや漏電、ブレーカーの老朽化などが考えられます。

    頻繁に落ちる場合は、速やかに電気工事業者に点検してもらってください。

    セーフリー」では、お近くの電気工事業者を絞り込み検索できますよ。

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