2025.01.02 2025.01.10
この記事では、天井照明の接続部分、コンセント部分が古い場合の対処法について徹底解説していきます。
「古い天井照明を交換したいが、コンセントらしい接続箇所が見当たらない。」
「照明なのに、天井に1口コンセントがついているタイプ…どうする?」
「角形の引掛シーリングではあるようだが、どう頑張ってもはまらない」
古い照明器具から新しいライトに交換する際、このような問題でお困りの方は多いでしょう。古い照明器具を安全に使うなら、新しい引っ掛けシーリングへの変更をおすすめしますが、その際いくつかの注意点があります。
手順や注意点などまで丁寧に紹介していくので、一つひとつを参考にして進めてみてください。
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目次
古い照明器具の引っ掛けコンセントが使えない理由【3つのケース】
古い照明器具では引っ掛けコンセントは使えません。その理由として、下記の3つがあります。
- 電源端子露出型になっているケース
- 指定のソケット以外は使用不可のケース
- 天井に1口コンセントがあるケース
いずれかに当てはまる場合は、引っ掛けコンセントが使えません。以下で具体的な状態を解説しますので、ご自宅の照明とてらしあわせてみてください。
電源端子露出型になっているケース
古い照明器具の「電源端子露出型」引っ掛けシーリングには、現代の照明器具やアダプターは取り付けできません。これは、電源端子やネジの突起が現代の規格と合わないため、物理的な接続が不可能だからです。
見た目は似ていても、無理に取り付けようとすると故障や感電事故を引き起こす危険性があります。
指定のソケット以外は使用不可のケース
照明器具の引っ掛けシーリングは、基本的には互換性がありながらも、一部の商品では指定のソケットのみが使用可能です。これは、天井側のソケットと照明側のキャップの接続方式が製品によって異なる場合があるためです。
一見すると同じように見える接続部でも、形状や規格の違いによって取り付けができないケースがあり、無理な設置は危険です。
天井に1口コンセントがあるケース
古い家の和室などでよく見られる天井の一口コンセントは、現代の照明器具を直接取り付けることができません。これは、一般的な電源コンセントと引っ掛けシーリングでは接続方式が全く異なるためです。
このような場合、電気工事士による引っ掛けシーリングへの交換工事が必要となります。
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古い照明器具とコンセントを使い続けるデメリット
古い照明器具とコンセントを使い続けると、2つのデメリットが発生します。
- 落下や発熱の恐れ
- コストパフォーマンスの低下
無駄にコストがかさむだけではなく、事故の可能性もあるので必ず注意してください。以下で具体的に解説します。
落下や発熱の恐れ
古い照明器具は、10年以上の使用で接続部分の劣化による落下や発熱の危険性が高まります。これは、長期間の使用により器具の強度が低下し、照明の重さを支えきれなくなったり、電気接続部分が不安定になったりするためです。
特に変色やひび割れ、変形などの異常が見られる場合は要注意で、見た目の変化がなくても10年を目安に交換が推奨されます。安全な照明環境を維持するために、定期的な点検と適切な時期での交換が不可欠です。
コストパフォーマンスの低下
古い照明器具を使い続けていると、コスとパフォーマンスが悪くなり、結果的に費用負担が大きくなります。なぜなら、古い家の照明のほとんどが従来の白熱電球だからです。
最新のLED照明に交換すれば、電気代を白熱電球の1/5~1/8、蛍光灯の約1/2まで削減できます。さらに、寿命も白熱電球の3~6か月や蛍光灯の3.5年に対してLEDは約11年と大幅に長くなります。
照明器具の更新は初期費用がかかりますが、長期的な経済性を考えると賢い投資といえるでしょう。
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古い照明器具を引っ掛けコンセントへ交換する方法
古い照明器具を引っ掛けコンセントへ交換する方法としては、下記の2つがあります。
- 引掛シーリング増改アダプターを使用する
- プラグごと交換する
それぞれの交換方法について、具体的に解説します。
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引掛シーリング増改アダプターを使用する
古い照明器具から引っ掛けシーリングへの交換は、専用の増改アダプターを使用することで比較的簡単に実施できます。ただし、この作業は電気を扱うため、ブレーカーを落としてから行いましょう。
増改アダプターは一般の家電量販店でも販売されていますが、インターネットショップの方が手に入りやすいです。古いプラグに新しいアダプターを取り付け、カチッと音がするまで確実に装着するだけで新しい照明器具を取り付けられます。
プラグごと交換する【電気工事が必要】
古い照明器具のプラグを引っ掛けシーリングに交換する場合は、約3,000円で可能です。
ただし、電気工事士による工事が必要です。プラグの交換が電気配線作業を伴う専門的な工事となるため、安全性確保の観点から有資格者のみが実施できます。
なお、新しい照明器具の購入時に設置工事をセットで依頼すると、安く依頼できるケースがあります。
【コンセントを替える前に】古い照明器具の取り外し手順
コンセントを替える前には、古い照明器具を取り外さなければなりません。以下では、自分でできる照明器具の取り外し手順として3つを紹介します。
- 蛍光灯(LED)シーリングライトの取り外し
- ペンダントライトの取り外し
- シャンデリアの取り外し
照明器具を取り外す際は、以下を参考にしながら進めてみてください。
蛍光灯(LED)シーリングライトの取り外し
築年数の古い建物では、照明が高温になっているため、電源を切って十分に冷めるまで待ってから進めましょう。取り外し手順は、下記のとおりです。
- 照明カバーを指示に従って回して外す
- 蛍光灯をツメから慎重に取り外す
- 本体をアダプターの表示に従って取り外す
- アダプターを反時計回りに回して取り外す
安全な作業のために、必ず上記の流れにそって進めてください。
ペンダントライトの取り外し
ペンダントライトの取り外しは、落下防止に配慮しながら進めましょう。取り外し手順は以下のとおりです。
- 照明本体をしっかりと支える
- シーリングキャップのボタンを押す
- ボタンを押しながら反時計回りに回す
- 慎重にキャップを外す
照明の落下事故を防ぐため、必ず両手で作業を行いましょう。
シャンデリアの取り外し
シャンデリアの取り外しは、複雑な構造を持っているため、誤った取り外しをしないようにしてください。最悪の場合は、事故につながる可能性があります。基本的な取り外し手順は以下の通りです。
- ガラスシェードと電球を事前に取り外す
- 本体を固定しているナットやネジを慎重に外す
- アダプターの固定ネジを確認して取り外す
- シーリングキャップのボタンを押しながら反時計回りに回す
シャンデリアの種類によって細かい作業が異なるため、各部品の固定方法を十分確認しながら作業を進めましょう。
古い照明器具を引っ掛けコンセントへ交換する際の注意点
古い照明器具を引っ掛けコンセントへ交換する際には、注意点を理解しておきましょう。
- 取り付け位置に届かないケースがある
- 天井の形状が合わないケースもある
これらの場合には、無理に自分で行わずに専門の電気工事業者などに依頼することをおすすめします。以下では、それぞれのリスクについて解説します。
取り付け位置に届かないケースがある
高所にある照明器具の交換は、転落事故の危険性があるため自己設置を避けるべきです。これは、天井が高い場所でのはしご作業が非常に危険で、専門的な安全対策が必要となるためです。
特に一般家庭用のはしごでは、安定性や高さが不十分で、作業者の安全を確保できません。
天井の形状が合わないケースもある
傾斜天井や梁のある天井では、一般的な引っ掛けシーリングの照明器具を安全に取り付けることができません。これは、標準的な照明器具が水平な天井への設置を前提に設計されており、傾斜や障害物があると固定部分に偏った負荷がかかり、落下の危険性が生じるためです。
安全な照明環境を確保するために、このような特殊な天井では必ず専門家に相談してください。
古い照明器具のコンセント交換を業者に任せた方がいいケース
古い照明器具のコンセント交換を自分でできないと思ったら、専門の業者に依頼しましょう。特に以下のケースでは業者への依頼がおすすめです。
- 高い位置に電球がある場合
- 故障が原因で交換する場合
- 電球の種類が不明な場合
- LED照明に切り替える場合
これらのケースで業者に依頼した方が良い理由について、以下で解説します。
高い位置に電球がある場合
高所にある電球の交換は、転倒事故のリスクが高いため、必ず専門業者に依頼しましょう。脚立やはしごでの作業が不安定な体勢を強いられ、特に経験の少ない人には危険が大きいためです。
階段上部の照明や天井の高い場所での作業は、足場が不安定で体を反らす必要があり、重大な事故につながる可能性があります。
故障が原因で交換する場合
照明器具の故障時の原因特定と修理は、感電リスクがあるため専門業者に依頼してください。故障の原因が接触不良、ランプの寿命、機器の故障、配線の異常など多岐にわたり、素人による判断や修理が危険なためです。
特に配線の故障の可能性がある場合は、ご自身で触らないようにしてください。
電球の種類が不明な場合
古い照明器具の電球交換は、ワット数が不明な場合、必ず専門家に確認を依頼しましょう。誤って高いワット数の電球を使用すると、過度な発熱により火災の危険性があるためです。
古い器具では仕様表示が消えていたり判読困難なケースも多く、安全性を確保できません。
LED照明に切り替える場合
LED照明への交換は、安定器の改修など専門的な知識が必要なため、必ず業者に依頼すべきです。規格や仕様の確認不足による火災事故が後を絶たず、安全性の確保が重要となるためです。
蛍光灯の生産中止が進む中、LED照明は省エネで光量も強く、早期の切り替えがコスト面でもメリットがあります。安全で効率的な照明環境のために、専門家による適切な交換工事が不可欠です。
古い照明器具を引っ掛けコンセントに交換する際の費用相場
古い照明器具の引っ掛けコンセントへの交換工事は、基本料金が8,000円から10,000円程度が一般的な相場です。
ただし、施工場所が業者から遠い場合や天井が高い場合は、出張費や高所作業料が追加で必要となるケースがあります。
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古い照明器具を引っ掛けコンセントへ交換した後のメンテナンス
古い照明器具を引っ掛けコンセントへ交換した後は、メンテナンスを欠かさないようにしましょう。以下で基本的なメンテナンス方法について解説するので、ぜひ実践してください。
定期的な清掃
照明器具の引っ掛けコンセントには、湿気の多いキッチンや洗面所で月1回以上の清掃が必要です。コンセント周辺に蓄積したほこりが湿気を含むことで絶縁性が低下し、トラッキング現象による火災の原因となるためです。
清掃は電源を切ってから、乾いた布や掃除機を使用して丁寧に行います。
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コンセントカバーをつける
コンセントカバーの設置は、ほこりの侵入防止と子どもの感電事故予防に効果的な安全対策です。使用していない差し込み口を保護することで、トラッキング現象のリスクを低減し、同時に小さな子どもの安全も確保できます
カバーは簡単に着脱できるアイテムです。安全で清潔な電気環境を維持するため、未使用コンセントへのカバー設置をおすすめします。
古い照明器具を引っ掛けコンセントに変えて快適な照明ライフへ
古い照明器具を引っ掛けコンセントに変える場合は、状況に応じて業者への依頼を検討してください。
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- コンセントを交換したい!
- 古い照明器具を交換したい!
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コンセントや照明器具の交換は
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古い照明器具のコンセントに問題がある場合のよくある質問
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Q. 引っ掛けコンセントとはなんですか?
A.電源プラグを差し込む際に引っ掛けて固定する特殊な形状のコンセントです。主に、天井や壁に取り付ける照明器具やエアコンなどの電気機器に使用されることが多いです。
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Q. 引っ掛けコンセントの寿命は?
A.一般的に10年程度が目安です。
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Q. 引っ掛けコンセントは自分で取り付けできますか?
A.電気工事士の資格がない場合は自分で取り付けることはできません。