漏電したらどこに連絡?賃貸・戸建て住まい形態ごとの相談先・対処法を解説

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漏電したらどこに連絡?賃貸・戸建て住まい形態ごとの相談先・対処法を解説

2024.09.05 2024.09.05

この記事では、漏電した場合、漏電が疑われる場合の連絡先や対処法について徹底解説します。

漏電はめったに起きるトラブルでもなく、どこに相談すればいいか迷われる方も少なくないでしょう。集合住宅や戸建ての違いも踏まえて、具体的に解説していきます。

「最近ブレーカーが頻繁に落ちる」「電気代が高騰したけど漏電かも?」といった不安がある方に向けて、漏電のチェック方法もご紹介。

記事後半では、放置するリスク電気工事業者の選び方もお伝えしますので、電気のトラブルでお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

漏電?電気系統の異常時にまずすべき対処法【連絡の前に】

電気工事の悪徳業者を見分けるポイント

最初に、電気系統の異常を感じたらまず対処すべき内容を解説します。本当に漏電しているのか、漏電しているなら場所はどこか、自分でできる範囲でチェックしてみましょう。

本当に漏電しているかを確認

漏電かも?と思った時に、本当に漏電が発生しているか確認できる方法をお伝えします。

まず、漏電ブレーカーが作動していないかをチェックします。漏電ブレーカーが落ちている場合は、漏電の可能性が高いでしょう。電気料金が不自然に高騰していたり、家電を使用した際にビリビリと感電のような症状がある場合も漏電していると言えます。

漏電調査は、専門業者への依頼が確実です。漏電の不安がある場合は、以下の記事で相場を確認してみましょう。

漏電している場所はどこかを確認

漏電していると判断した場合、実際に漏電している場所を特定する必要があります。以下の手順で、自宅のブレーカーを操作してみてください。

  1. ブレーカー(漏電ブレーカーを含めて)を全部オフにする
  2. 漏電ブレーカーだけ再度オンにする
  3. 個別のブレーカーを一つずつオンにしていく

特定の回路をオンにした時に漏電ブレーカーが落ちるなら、その回路に問題があります。その回路が特定の家電専用の場合や、回路からエリアが分かる場合は、対象家電やエリア内の家電の電源を落とし、コンセントを抜きましょう。

漏電箇所が特定できたら、速やかに電気工事業者などに連絡してください。

雨漏りなどで電気系統に水が伝わり、それが漏電の原因になっているケースもあります。雨が降ると停電が起こる、などの事態では、屋根や天井に支障がある可能性が高いので、あわせて確認してください。

漏電調査は感電などの危険と隣り合わせ。不安な時には、無理に自分で動かずにまず業者や管理会社に相談するのが得策です。

漏電したらどこに連絡すべき?【住まい形態別の対処法】

漏電したらどこに連絡すべき場所

漏電が発覚した場合、住まいの形態によって連絡すべき場所が変わります

  • 個人宅での連絡先
  • 分譲マンションでの連絡先
  • 賃貸物件での連絡先

お住まいの形態や漏電場所にあわせて、チェックしてください。

個人宅での連絡先

戸建ての個人宅で漏電が発生したら、「電気保安協会」もしくは「漏電修理業者」に連絡しましょう。

電気保安協会は全国各地に存在する電気設備全般を扱う組織であり、電力会社から調査や点検を委託されています。無料で調査を実施してくれますが、修理までは対応していません

明らかに漏電している事態では、修理も同時に実施してくれる電気工事業者へ連絡したほうが、早急な対処が期待できます

なお契約している電力会社では、漏電原因の調査を実施してくれないので注意してください。

分譲マンションでの連絡先

分譲マンションの漏電は、漏電が発生している場所によって連絡先が異なります。

共有部分での漏電

マンションの共有部分やいくつかの世帯で同時に漏電が生じているケースは、マンション自体に支障がある可能性が高いでしょう。その場合は、まず管理組合、もしくは管理会社に連絡してください。

管理会社から、電気工事業者に連絡を取るはずです。

専有部分での漏電

専有部分、つまり自宅内での漏電は、一戸建ての個人宅と同じく、電気保安協会や漏電修理業者に連絡します。業者をマンション管理会社から紹介してもらえる可能性もありますが、自分でお得な業者を選んだほうがお得でしょう。

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賃貸物件での連絡先

賃貸物件で漏電が発生した場合、まずは大家さんや管理会社に連絡してください。管理側で、修理業者を手配してくれます。

賃貸契約に基づいて、漏電の原因から修理費用の負担先が決まります。

管理会社に一報する前に自ら電力工事業者などに修理依頼してしまうと、負担する必要のない費用を負担する羽目になりかねないので、注意してください。

漏電したら連絡せず放置はNG【5つの重大リスク】

漏電したら連絡せず放置はNG

漏電に気付いても、大きな変化がないからと放置するのは絶対にNG!漏電を放置すると起こりうるリスクを解説します。

  • 電気代が無駄にかかる
  • 家電製品が故障する
  • 建物全体の安全性が損なわれる
  • 感電する恐れがある
  • 火災の恐れがある

それぞれ、チェックしていきましょう。

電気代が無駄にかかる

漏電は、無駄な電力が漏れ続けている状態。余計な電力消費が続き、電気代が増加します。

たとえ小規模な漏電でも、24時間にわたって電気が無駄に消費されれば、月々の電気代が予想以上に高くなります。無駄な出費を防ぐためにも、漏電は早急に修理し、電力を効率的に利用しましょう。

家電製品が故障する

漏電が続くと、電気設備や家電製品に過負荷がかかり、故障するケースが多くなります。漏電によって電流が正常に流れず、家電が正常に動作できなくなるわけです。

また、頻繁にブレーカーが落ちると、配電盤やブレーカー自体がダメージを受ける恐れもあります。漏電による家電やブレーカーの故障は、修理や交換に高額な費用がかかるので、事前に防ぐのが得策です。

建物全体の安全性が損なわれる

漏電は、室内の家電だけでなく、建物全体の電気配線や設備にもダメージを与えます。特に、古い建物では配線の劣化が進みやすく、他の電気設備にも影響を与えます。

建物全体の安全性が損なわれる恐れもあるので、早急に漏電を解消させましょう。

感電する恐れがある

漏電を放置すると、感電するリスクが大幅に増加します。

無意識に金属製のアイテムや水まわりの設備に触れると、漏電による電流が体を通り抜け、あっという間に感電します。軽い感電であっても、長期間や複数回の接触は健康に悪影響で、場合によっては致命的な事故に至るケースもあるのです。

子供やペットがいる家庭では特に注意が必要ですよ。

火災の恐れがある

漏電が長期間放置されると、電気配線や家電が過熱し、発火するリスクが高まります。

特に、コンセントまわりのほこりや湿気からトラッキング現象が発生すると、コンセントやプラグ周辺で火花が飛び、燃え広がって火災の原因となります。

漏電を放置すると、家全体を焼き尽くすだけでなく、命を危険にさらす事態にもなりかねない点を、しっかり把握しておきましょう。

漏電したら電気工事業者へ!【どこに連絡すべきか迷った時は】

漏電したら電気工事業者へ

戸建てやマンションの自室で漏電の兆候があったら、すぐに電気工事業者に連絡しましょう。メリットや、優良業者の選び方などをご紹介します。

電気工事業者へ依頼するメリット

漏電が発生した場合、電気工事業者に対処を依頼する多くのメリットをお伝えしましょう。

プロの作業員が在籍している

漏電箇所の修理が伴う場合は、電気工事士資格が必要です。無資格の素人が対応するのは、法的にも禁止されています。

電気工事業者の作業スタッフは、電気工事士の資格を保有しているため、漏電の理由や状況を迅速に判断し、修理してくれます。電化製品の正しい使い方やメンテナンスなどもアドバイスしてもらえるでしょう。

迅速に対応してくれる

業者によっては、24時間365日受付体制を整えている業者もあり、急な漏電でも対応してくれるのは大きなメリットです。
自宅から近い業者であれば30分~1時間ほどで駆けつけてくれるので、すぐに対応しないと危険な漏電時にも頼りになりますね。

作業後のアフターサービスを利用できる

多くの専門業者は、修理後に発覚した不具合の無償対応など、アフターサービスや補償期間を提供しています。
アフターサービスの種類や補償期間は業者ごとに異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

優良電気工事業者の選び方

電気工事業者のメリットをお伝えしましたが、信頼できる電気工事業者を選ぶ点が大前提。以下のポイントを参考にすると、優良な業者を見つけやすくなります。

資格と許可の確認

まず、業者が適切な資格や許可を持っているかを確認します。国家資格である「電気工事士」の資格を持つ技術者が在籍しているかが最大のポイントです。

公式サイトで、会社概要などもあわせて確認しましょう。

口コミや評判をチェック

インターネットでの口コミは、実際の利用者のリアルな声が反映されています。高評価の数値が、多くの母数から成り立っている業者は、実績に比例して信頼できると言えるでしょう。

修理対応の迅速さやスタッフの接客、料金相場など、内容まで確認して比較するのをおすすめします。

見積もりの比較

事前見積もりは必ず複数社からもらいましょう。見積もりは無料で作成してくれる業者も多いので、作業前にしっかり比較検討するのが、優良業者を見つける近道です。

料金が明確で、あいまいな点はクリアにしておくと、作業後に不明瞭な追加料金発生などの事態を防げます。

接客やアフターサポートの有無をチェック

スタッフの対応が、終始一貫して丁寧で手際がいい点も、優良業者の特徴です。また、修理後のサポートや補償がある業者を選ぶと、万が一の漏電再発時にも安心ですね。

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漏電したらどこに連絡すべきか迷ったら【業者選びの注意点】

漏電したらどこに連絡すべきか迷った時の注意点

漏電が発生した際に、電気工事業者に連絡するメリットや選び方をお伝えしましたが、残念ながら、数ある業者の中には、悪徳業者も存在します。

点検と称して必要以上の工事を勧めたり、実際に実施していない修理の費用を後から高額請求したりするケースも報告されています。また、技術や資格が不充分なまま作業を続行して、逆に状況を悪化させる事態もありえます。

悪徳業者につかまると、漏電問題が解決しないばかりか、支払い時のトラブルや、感電や火災などの二次被害が発生する恐れも引き起こしてしまうのです。

業者を選ぶ時は、口コミや評判、資格の有無をしっかり確認し、複数社をしっかり比較検討しましょう。いざという時にすぐに頼れるように、日頃から信頼できる業者を探しておくのも良いですね。

>> 希望条件で絞り込んで「納得の業者」を見つける

漏電したらどこに連絡すべきか困ったら

漏電した時の連絡先や対処法をお伝えしました。

漏電した時、漏電の傾向を感じた時は、まず電気工事業者に連絡してください。火災や感電の恐れもある漏電は、早急に適切な対処が必須です。

セーフリーでは、多くの電気工事業者の会社概要を比較できます。すぐに駆けつけてくれる近隣エリアの業者も絞り込み検索できるので、まずは見積もりを依頼してみましょう!

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漏電したらどこに連絡?賃貸・戸建て住まい形態ごとの相談先・対処法を解説のよくある質問

  • Q. 漏電時の連絡先は電気工事業者ですか?電力会社ですか?

    A.

    漏電時は、電気工事業者に連絡しましょう。電力会社は、電気保全組合へ調査委託しているのみで、漏電時の修理に対応してくれるわけではありません。

  • Q. 漏電しているかどうかの見分け方はありますか?

    A.

    漏電しているかどうかを見分ける方法として、電気代が高騰していないか、家電などに触れた際に軽く感電しないか、などが目安になります。もし兆候があったらすぐに電気工事業者に点検を依頼しましょう。

  • Q. 漏電するとどのくらい電気代が上がりますか?

    A.

    軽微な漏電でも、24時間続くと月に数百円から千円程度の追加負担、大規模なケースでは数万円単位で電気代が高騰します。電気代の増加だけでなく、安全上のリスクも高まるため、すぐに電気工事業者を呼びましょう。

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