屋外にコンセント

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屋外にコンセントを増設する方法2つを解説!費用相場や注意点も紹介

2024.06.27 2024.09.03

屋外へのコンセント増設は、特殊な方法で進めます。そのため、家のコンセントの増設工事と比べ、費用や流れが異なります。

そこでこの記事では、屋外へのコンセント増設方法を2つ解説。費用相場も紹介しています。

注意点もありますので、この記事を参考にしながら適切な工事を進めましょう。

屋外にコンセントを増設する2つの方法

屋外にコンセントを増設する方法

屋外にコンセントを増設する方法としては、以下の2通りです。

  1. 屋内にあるコンセントから配線をひく
  2. 分電盤から追加で配線する

それぞれについて解説します。

屋内にあるコンセントから配線をひく

屋内にある既存のコンセントから配線を引く方法であれば、手間も費用をかかりません。既存のコンセントを分岐させて屋外に配線するだけなので、工事が簡単で余分なコストがかからないでしょう。

しかし、この方法では元のコンセントから電気を引くため、屋外で電力を大量に使用するとブレーカーが落ちる可能性があります。簡単かつ安く屋外コンセントを増設できる方法ですが、使用する電力には注意が必要でしょう。

分電盤から追加で配線する

屋外で大きな電力を使用する場合は、分電盤から直接配線を引く方法が適しています。専用の回線を設置することで、ブレーカーが落ちるリスクを大幅に減らせます。

分電盤から直接配線を引くことで、電力消費が大きい電気機器でも安心して使用できます。ただし、この方法は工事が複雑で、費用が高くなる点に注意。

外壁に穴を開けるなどの施工が必要なため、既存のコンセントを利用する方法よりもコストがかかります。

しかし、分電盤から追加で配線すると初期費用がかかるものの、安定して大電力を供給できる方法と言えるでしょう。

屋外にコンセントを増設する費用相場

屋外にコンセントを増設する費用

屋外にコンセントを増設する費用相場は、「屋内にあるコンセントから配線をひく場合」と「分電盤から追加で配線する場合」でそれぞれ異なります。

それぞれの費用相場について解説します。

屋内にあるコンセントから配線をひく場合

既存のコンセントから分岐させる方法は、1〜2万円程度で比較的安価です。なぜなら、既存のコンセントを利用するため、新たに大規模な工事を必要としないからです。

たとえば、屋内コンセントと屋外コンセントの位置が近い場合や、既に屋外に他のコンセントがある場合は、費用を抑えやすいです。しかし、屋内コンセントから遠い場所に設置する場合や、配線ルートの確保が難しい場合は、工事費が高くなる傾向があります。

そのため、近距離での配線なら費用は抑えられますが、条件によっては費用が増加する可能性があります。

分電盤から追加で配線する場合

分電盤から新たに配線を引く場合は、3〜8万円程度と費用が高くなります。理由としては、専用回線を設置するための工事が複雑で時間がかかるからです。

しかし、点検口が近く、壁内に配線を通しやすい場合は費用を抑えられます。

点検口から遠かったり、配線処理に手間がかかったりするケース、または分電盤に空きがなく増設が必要な場合は、工事費が高くなります

屋外にコンセントを増設する注意点4つ

屋外にコンセントを増設する際は、以下の4つの点で注意が必要です。

  • 漏電を防ぐための防災対策をする
  • 用途を考えてから設置場所を決める
  • 事前に電気配線図を準備する
  • 盗電対策をする

屋外に電源があるということは、それなりの対策も必要となってきます。それぞれの注意点について解説します。

漏電を防ぐための防災対策をする

漏電を防ぐための防災対策が重要です。屋外コンセントが雨にさらされることで、漏電のリスクが高まるためです。

防水性のあるコンセントや延長コードを使用し、さらにアース線を適切に接続するのが重要。アース線は、電気が漏れた際に地面に電気を逃がす役割を果たし、安全性を高めます。

そのため、屋外にコンセントを設置する際は、防水加工の施された機器とアース線の設置が必須でしょう。

用途を考えてから設置場所を決める

用途を考えてからコンセントの設置場所を決めましょう。設置場所が適切でないと使い勝手が悪くなります。

庭での電動工具の使用や、クリスマスライトの設置を考えると、その用途に合った位置にコンセントを設置する必要があります。設置場所を慎重に選び、使いやすさを確保しましょう。

事前に電気配線図を準備する

事前に電気配線図を準備すると良いです。電気配線図があれば、既存の配線を確認でき、工事がスムーズに進みます。

業者に工事を依頼する際は、電気配線図を提出しておけば、家全体の配線を把握してもらいやすくなります。依頼する際は、事前に電気配線図を準備し、効率的な工事を目指しましょう。

盗電対策をする

屋外のコンセントは誰でも簡単にアクセスできるため、無断で使用されるリスクがあります。盗電は、鍵つきのカバーをコンセントに取り付けることで、他人による不正使用を防げるでしょう。

さらに、防犯カメラを設置し、「防犯カメラ監視中」といった警告文を貼るのも有効。屋外にコンセントを増設する場合は、しっかりと盗電対策して、安全な屋外電源環境を維持しましょう。

コンセントを屋外に増設するメリット4選

コンセントを屋外に増設

コンセントを屋外に増設するメリットとしては、以下の4つが挙げられます。

  • 屋外で電化製品を使える
  • 防犯対策しやすくなる
  • 電気自動車の充電が自宅でできる
  • 季節ごとのイベントを楽しめる

純粋にコンセントが増えることで、さまざまな面で利便性が高まります。それぞれのメリットについて解説します。

屋外で電化製品を使える

屋外コンセントがあると屋外で電化製品を直接使えるため、電化製品の使用が便利になります。たとえば、高圧洗浄器や電動草刈り機を使う際、屋内から延長コードを引っ張る手間が省けます。

落ち葉のシーズンにはブロワーも便利でしょう。屋外にコンセントを増設すれば、屋外作業がスムーズになります。

防犯対策しやすくなる

屋外コンセントは、防犯カメラやライトを設置しやすくなることから、防犯対策に役立ちます。たとえば、玄関や勝手口、窓などに防犯カメラやライトを設置することで、防犯意識を高められます。

昨今の防犯意識の高まりに対応するためにも、屋外コンセントの増設は重要な役割を担っています。屋外にコンセントを増設すると、防犯対策を強化できるのです。

電気自動車の充電が自宅でできる

屋外コンセントは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の充電に便利です。政府は2035年までに、新車販売で電動車100%にするのを目指しているので、自宅充電が一般的になるかもしれません。

ただし、専用の屋外コンセントが必要な場合もあるため事前に確認が必要です。

季節ごとのイベントを楽しめる

屋外コンセントは、電力供給が容易になるため、季節ごとのイベントを楽しめます。クリスマスシーズンには自宅でイルミネーションを楽めるだけでなく、夏には庭やベランダでバーベキューを楽しめるでしょう。

屋外にコンセントを増設することで、日常生活の利便性が大幅に向上し、安全性や楽しさも増します。

コンセントの増設以外に屋外で電源を確保する方法

コンセントの増設が出来ない場合に、屋外で電源を利用したいときには、以下の方法で解消できます。

  • 屋内のコンセントから延長コードで電気をひく
  • ポータブル電源を活用する

それぞれの方法について解説します。

屋内のコンセントから延長コードで電気をひく

屋内コンセントを活用した延長コードの使用も一つの方法です。屋外まで延長コードを引っ張ってくることで、手軽に電源を確保できます。

また、エアコンのスリーブ穴を利用する方法も。スリーブ穴から屋外に通した延長コードを防水ケースに収納することで、簡易的な屋外コンセントとして活用できます。

この方法は、コストを抑えながらも効果的に屋外で電源を利用することが可能です。

ポータブル電源を活用する

ポータブル電源は屋外での電源確保に便利です。なぜなら、バッテリー内蔵で持ち運びが可能であり、USBポートやシガーソケットなど多彩な出力ポートが揃っているからです。

庭での洗車やバーベキュー、草刈り作業に使えるだけでなく、災害時の備えとしても役立ちます。ポータブル電源は、家の外でも必要なときに手軽に電力供給ができるので便利でしょう。

屋外のコンセント増設は電気工事業者へ依頼しよう!

屋外のコンセント増設はセキュリティ、防災対策などの面でメリットが大きいです。また、電気工事は資格が必要なので、業者への依頼が不可欠。ご自身で進めるのは違法ですので、必ず業者へ依頼してください。

セーフリーでは、多数の電気工事業者を掲載していますので、費用や実績など、ニーズに合った業者を見つけられます。無料見積もりもできるので、費用面で不安な場合も一度見積もりを出してもらいましょう。

屋外にコンセントを増設する方法2つを解説!費用相場や注意点も紹介のよくある質問

  • Q. 屋外にコンセントを増設する費用はいくら位かかりますか?

    A.

    既存のコンセントから分岐させる方法であれば、1〜2万円程度です。

  • Q. 屋外のコンセント増設は自分でもできますか?

    A.

    屋外のコンセント増設は自分ではできません。

  • Q. 屋外のコンセント増設で注意することはありますか?

    A.

    「漏電を防ぐための防災対策をする」「用途を考えてから設置場所を決める」「事前に電気配線図を準備する」「盗電対策をする」の4つを注意してください。

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