コンセントの感電事故から身を守ろう!原因と対処法を徹底解説(アイキャッチ)

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コンセントの感電事故から身を守ろう!原因と対処法を徹底解説

2025.02.06 2025.02.06

 

今回は、コンセントの感電事故の主な原因と、起こってしまった際の対処法について詳しく解説します。

コンセントに濡れた手で触れる、不適切なコードの使用、経年劣化などが原因となり、思わぬ感電事故につながる危険性も。

後半では、感電しないための対策法のほか、電気工事業者への依頼が必要な場合の対策もご紹介します。コンセント感電から身を守るために、万全の策を実践しましょう。ぜひ最後までご覧ください。

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コンセント周りの感電に注意!【人体への影響や危険性】

コンセント周りの感電に注意!【人体への影響や危険性】

コンセントによる感電は軽く考えがちですが、人体に影響を及ぼすため注意が必要です。電圧や電流、感電した部位、持続時間によっては重大な事故につながることもあります。

たとえば、一瞬「バチッ」と感じる程度であれば、軽いやけど程度で済み、後遺症の心配は少ないでしょう。しかし、ピンセットや針金などの金属をコンセントに差し込んでしまうと、強い電撃が走ります。

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また、汗をかいている状態や濡れた手でコンセントを触ると、電気が流れやすくなります。電流が流れた部位にやけどを負うだけでなく、重症化すると壊死する可能性もあるため注意しましょう。

中でも最も危険なのは、電流が心臓に達してしまうケースです。最悪の場合、心停止を引き起こし、命を落とすことも。

家庭用コンセントだからといって油断せず、日常的に正しい使い方を心がけることが大切です。

コンセント感電の主な原因

コンセント感電の主な原因

コンセント感電の主な原因として、以下の5つが挙げられます。

  • 濡れた手でコンセントを触る
  • プラグの破損や劣化
  • 異物の挿入(子どもやペットによる事故)
  • 過負荷や漏電によるトラブル
  • DIYや修理中の誤操作

それぞれ詳しく見ていきましょう。

濡れた手でコンセントを触る

コンセント感電の原因の一つに、濡れた手で触れることが挙げられます。

水は電気を通しやすく、乾いた手に比べて電流が流れやすくなるため、感電のリスクが大幅に高まります。とくに、汗をかいている場合や水仕事の直後などは要注意です。

感電すると、やけどや強い痛みを伴うだけでなく、電流が体内を通ることで筋肉のけいれんや手の麻痺を引き起こし、最悪の場合、心停止に至ることもあります。

事故を防ぐためには、手が濡れた状態で電源プラグを抜き差ししないことが重要です。タオルでしっかり拭くか、ゴム手袋を使用するなど、安全対策を徹底しましょう。

プラグの破損や劣化

コンセント感電の原因として、プラグの破損や劣化もあります。長期間使用したり、無理な力を加えたりすると、プラグの金属部分が露出したり、コードが断線したりする危険性も。

こうした状態で使用すると、漏電やショートが発生し、感電のリスクが高まります。とくに、抜き差しの際に火花が散る、異常な発熱を感じるなどの症状がある場合は危険信号です。

感電を防ぐためには、プラグやコードを定期的に点検し、破損や劣化が見られた場合は早めの交換が重要です。また、無理に曲げたり引っ張ったりせず、適切に扱うのも安全対策の一つです。

以下の記事では、コンセントが焦げた際の対処法について詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

異物の挿入(子どもやペットによる事故)

コンセントの感電は、異物の挿入でも起こり得ます。

とくに子どもは好奇心から、ヘアピンやクリップ、針金などの金属をコンセントに差し込んでしまうことがあり、大変危険です。また、ペットがコンセントを噛んでしまったりすることもあるでしょう。

金属が電極に触れると強い電流が流れ、感電や火花が発生し、やけどや重大な事故につながる可能性があります。

小さな子どもやペットがいる家庭では、コンセントカバーを使用する、使用しないコンセントにはキャップをつけるなどの対策が重要です。

また、子どもには早い段階でコンセントの危険性を教え、事故を未然に防ぐよう心がけましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

過負荷や漏電によるトラブル

過負荷や漏電によるトラブルで、コンセント感電が起こることがあります。

タコ足配線などで一つのコンセントに過剰な電力を使用すると、発熱やショートが発生しやすくなり、感電や火災のリスクが高まるでしょう。

また、古い配線や劣化したコードから漏電が起こると、触れた際に電流が体を通り、感電につながることも。とくに湿気の多い場所では、漏電による事故が発生しやすいため注意が必要です。

感電を防ぐためには、電源タップの定格容量を守り、定期的に配線やコードの状態を点検し、漏電ブレーカーを設置するのが効果的です。

DIYや修理中の誤操作

DIYや修理中の誤操作により、感電が起こるケースも少なくありません。電気工事やコンセントの交換を自分でする際、電源を切り忘れたまま作業すると、誤って電流に触れて感電する危険があります。

また、適切な工具を使わずに作業したり、誤った配線をしたりすると、ショートや漏電につながり、感電や火災のリスクが高まってしまうでしょう。

とくに、電気の知識がないまま作業すると、重大な事故につながる可能性があるので非常に危険です。安全のためには、作業前に必ずブレーカーを落とし、電気工事士などの専門家への依頼をおすすめします。

コンセント交換ならホームセンターでも依頼できるところもあるので、ご覧ください。

コンセント感電でおきる症状【電流の強さ別】

コンセント感電でおきる症状【電流の強さ別】

ここからは、コンセントによる感電でおきる症状を電流の強さ別で解説し、さらには具体的な症状についても紹介します。

コンセント感電で起きる症状(電流の強さ別)

感電の症状は、電流の強さ、種類、経路、時間、個人の体質などによって異なります。一般的に、電流が強いほど症状は重くなります。

電流の強さ 症状
1ミリアンペア以下 ほとんど感じない
1~5ミリアンペア ピリピリとした痛み、かゆみ
5~10ミリアンペア 筋肉の収縮、しびれ
10~20ミリアンペア 筋肉の硬直、呼吸困難
20~50ミリアンペア 心室細動、意識不明
50ミリアンペア以上 心臓停止、死亡

上記のように、感電による症状は電流の強さによって大きく異なります。とくに、20ミリアンペアを超えると心室細動や意識不明など、生命に関わる危険な状態になる可能性があります。

感電事故を防ぐには、電気製品の取り扱いには十分注意し、安全な使用を心がけることが重要です。

感電による具体的な症状

以下に、感電によって起こる具体的な症状をまとめます。

  • しびれ
  • やけど
  • 筋肉痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 頭痛・めまい
  • 動悸・不整脈
  • 呼吸困難
  • 意識不明
  • 心臓停止

このように、感電はさまざまな危険な症状を引き起こす恐れがあります。中でも心臓停止や呼吸困難、意識不明などは、命に関わる危険な状態です。

コンセントで感電してしまったときの対処法

コンセントで感電してしまったときの対処法

コンセントで感電してしまったときの対処法は、以下のとおりです。

  • 触れている場合は無理に引き離さず電源を切る
  • ゴム手袋や木の棒を使って離す
  • 重症の場合はすぐに救急車を呼ぶ

それぞれ解説していきます。

触れている場合は無理に引き離さず、電源を切る

もし感電した人が電源コードやコンセントに触れたまま離れられない場合、無理に引き離そうとすると助ける側も感電する危険があります。

まず、ブレーカーを落とすか、プラグを抜いて電源を切りましょう。

救助後、意識の有無を確認し、意識がある場合でもしばらく安静にさせましょう。

ゴム手袋や木の棒を使って離す

感電者に直接触れると、自分も感電する危険があるため、素手で触らず、ゴム手袋を着用するか、木の棒など電気を通さない物を使って電源から離してください。

可能であれば、すぐにブレーカーを落とし、電源を切ることが最優先です。感電者を安全な場所に移動させた後、意識や呼吸を確認して必要に応じて救急車を呼びましょう。

重症の場合はすぐに救急車を呼ぶ

コンセントの電源を切り、感電した人の安全を確保したら、意識や呼吸を確認します。

やけどやしびれがある場合は速やかに医療機関を受診し、意識がない、呼吸が弱い、けいれんしているなどの重症の症状が見られる場合は、すぐに119番に通報し救急車を呼びましょう。

コンセントで感電しないための対策法【日常での注意】

コンセントで感電しないための対策法【日常での注意】

コンセントで感電しないための対処法として、以下が挙げられます。

  • 乾いた手でコンセントを扱う
  • コンセントやプラグを定期的に確認する
  • 感電防止カバーの活用(子ども・ペット対策)
  • アース付きコンセントや漏電ブレーカーを確認する

乾いた手でコンセントを扱う

電気が人体を通過するとき、その影響を決めるのは電流の大きさだけではなく、「電気抵抗」も関係します。乾燥した状態では人体の抵抗が高く、少量の電流なら軽い痛みを感じる程度で済むことがほとんど。

電気製品を扱う際は、必ず手を拭いて乾燥させることが重要です。

コンセントやプラグを定期的に確認する

コンセントで感電しないためには、コンセントやプラグの定期的な確認が大切です。

まず、コンセントやプラグにひび割れや変形がないかを確認しましょう。異常があれば使用を避け、修理または交換を検討してください。

また、プラグがしっかりと差し込まれているか、抜けかかっていないかをチェックするのも大切です。プラグが緩んでいると、接触不良が起こり、火花や漏電の原因になることがあります。

さらに、ホコリが溜まっている場合は、乾いた布で拭き取り掃除します。湿気の多い場所では、漏電やトラッキング現象を防ぐため、コンセントにカバーをつけるとより安全です。

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コンセントとプラグの間にホコリが溜まると、「トラッキング現象」が発生することがあります。

定期的な確認を心がければ、感電のリスクを大幅に減らすことができます。

感電防止カバーの活用(子ども・ペット対策)

コンセントカバーは、感電事故を防ぐために非常に効果的なアイテムです。

子どもやペットがコンセントに触れるのを防ぐだけでなく、ホコリの蓄積や湿気の対策にも役立ちます。隙間にホコリが溜まりにくくなり、漏電を防げます。

とくに、小さな子どもやペットがいる家庭では、誤飲を防ぐためのケーブルボックスやフルカバータイプのカバーを使うと、より安全です。

アース付きコンセントや漏電ブレーカーを確認する

コンセントで感電を防ぐためには、アース付きコンセントや漏電ブレーカーを定期的に確認するのも重要です。

アース付きコンセントは、電気が異常に流れた際に電流を地面に逃がす役割を果たします。アース線がしっかりと接続されているか確認し、緩んでいたり切れていたりしないかをチェックしましょう。

さらに、漏電ブレーカー(漏電遮断器)は、漏電が発生した場合に電気を自動的に切る装置です。定期的にテストボタンを押して、正常に動作するかを確認しましょう。

電気工事業者に依頼が必要なケース【コンセント感電対策はプロへ】

電気工事業者に依頼が必要なケース

電気工事業者に依頼が必要なケースは、以下のとおり。

  • アース付きコンセントや漏電遮断機の取り付け工事
  • 漏電が疑われる時
  • コンセント工事は専門業者に依頼が必須

それぞれ詳しく見ていきましょう。

アース付きコンセントや漏電遮断器の取り付け工事

自宅にアース付きコンセントや漏電遮断器が、必要な場所に設置されていない場合は、専門の業者に相談しましょう。

アース付きコンセントの増設や接地工事には、電気工事士の資格が必要です。電気製品を設置する前に、電気工事業者に依頼してください。

また、漏電遮断器の設置や修理も専門業者に依頼できます。漏電遮断器は、コンセントだけでなくブレーカーに組み込まれている場合もあり、定期的な動作確認や交換が重要です。

漏電が疑われる時

漏電が発生している場合、感電以外にもいくつかの兆候があります。たとえば、急に電気代が高くなる、雨の日に停電するなど。

電気が漏れると、その分の電気が無駄に消費されるため、電気代が異常に増加します。また、雨の日の停電は、電線やコンセントに雨水がかかることで漏電が引き起こされるわけです。

漏電の場所が特定できない場合、専門業者に速やかに調査依頼しましょう。原因が明確になれば、修理や対策ができるため、早期の対応が重要です。

さらに詳しく知りたい方はこちら

コンセント工事は専門業者に依頼が必須

コンセント工事は専門業者に依頼するのが必須です。電気工事には高い技術と知識が必要で、法律でも電気工事士の資格が必須です。何かあったらすぐに専門業者に相談してください。

コンセントは、正確な工事と適切な点検が重要であり、プロに任せれば、後々のトラブルも防げます。

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以下の記事では、コンセントの交換・修理の依頼先と選び方を紹介しています。

さらに詳しく知りたい方はこちら

コンセントの感電を未然に防ごう!定期的な点検はプロに相談を

コンセントの感電を未然に防ごう!定期的な点検はプロに相談を(まとめ)

今回は、コンセントによる感電が起こる主な原因と、対処法について詳しく解説しました。

感電事故は、ちょっとした不注意や経年劣化により発生する可能性があります。日常的に安全対策を心がけることはもちろん、コンセントはじめ電気の使用で異常を感じた場合は速やかに使用を中止し、専門の業者に相談しましょう。定期的な点検で、事故のリスクを大幅に軽減できます。

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コンセントの感電に関するよくある質問

  • Q. コンセントに感電した後はどうすればいい?

    A.

    まずは感電者を電源から離し、可能であれば、ブレーカーを落とすか、コンセントを抜きましょう。

    コンセントで感電してしまったときの対処法

  • Q. コンセントに感電すると人体にどのような影響を及ぼす?

    A.

    コンセントによる感電は、筋肉の痙攣、やけど、神経や心臓への影響を引き起こします。軽度の場合はしびれや痛み程度で済みますが、強い電流では心停止や呼吸困難を引き起こし、命に関わることもあります。

    コンセント感電でおきる症状【電流の強さ別】

  • Q. コンセントの感電で発火する可能性はある?

    A.

    電流が流れる際に火花が発生し、可燃物に引火することがあります。とくに、漏電やショートが起こると火災のリスクが高まるため注意が必要です。

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