2025.04.08 2025.04.08
この記事では、屋外照明用のコンセント設置工事やおすすめのライトについて徹底解説します。
「屋外のコンセント設置費用は高い?」
「コンセントはどのへんに設置するといい?」
「どんなライトがおすすめ?センサー?LED?」
「屋外だと防水性能はどのくらい必要?」
といった疑問をお持ちの方も必見!
記事後半では、ライト用コンセントの確保方法を複数ご紹介。電源の取り方をしっかり検討したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
屋外コンセントと屋外照明・ライトを設置する3大メリット
屋外に照明やコンセントを設置することで、安全性・快適性・実用性が飛躍的に向上します。暗くなりがちな庭や玄関まわりに光を加えるだけで、見た目の印象が変わるだけでなく、防犯面や作業時の利便性も高まります。
以下では、屋外照明の設置による代表的な3つのメリットについて解説していきます。
夜間の安全確保
足元を照らすことで、転倒リスクを防ぎ、防犯にもつながります。玄関前やアプローチが暗いと、つまずきや物にぶつかる危険が増します。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、夜間の安全対策は欠かせません。
また、センサーライトを併用することで、不審者の接近を察知し、照明によって威嚇・抑止効果も期待できます。
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庭や玄関の雰囲気をアップ
屋外照明を取り入れることで、玄関や庭の空間演出がぐっとおしゃれに仕上がります。
例えば、暖色系のライトで玄関を柔らかく照らせば、帰宅時の安心感にもつながります。住宅の外観デザインと調和した照明計画を立てれば、見た目の高級感や個性もアップします。
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作業灯としての活用
BBQやDIY、洗車などの作業時に、屋外照明があると手元が見やすく非常に便利です。
とくに夕方以降や暗くなってからの作業は、屋内の延長コードだけでは照度が足りずストレスになりがち。高照度のスタンドライトやセンサーライトを活用すれば、BBQ時の調理や庭先での木工・塗装作業、車の洗車・掃除なども安全かつ快適に行えます。
屋外コンセント式ライト4種類と特徴【用途別のおすすめも】
屋外用の照明には設置場所や目的に応じて選べる4つの基本タイプがあります。
それぞれ形状や明るさ、照射範囲が異なるため、庭のどこに、何のために設置したいのかを明確にすることが大切です。
以下、代表的な4種類のライトとその特徴について詳しく解説していきます。
ポールライト型
ポールライトは足元をやさしく照らす照明で、アプローチや花壇まわりに最適です。一定の高さ(おおよそ60cm~1m)の柱状になっており、地面に沿った柔らかい光で照らすのが特徴です。
人感センサー付きの製品もあり、帰宅時や来客時に自動点灯することで安心感が生まれます。夜間の転倒防止にも効果があり、植栽を引き立てる演出にも役立ちます。
スポットライト型(アップライト型)
スポットライト型は、植栽や外壁を美しく照らす演出照明としておすすめです。照射角度を自由に調整できるため、植え込みのシンボルツリーや建物の外壁を立体的に見せることができます。
とくに温かみのある光色を選ぶことで、ナチュラルで高級感のある雰囲気を演出できます。防水性に優れた屋外専用のLEDタイプが主流で、省エネ性も高いです。
スタンドライト型
スタンドライト型は、庭での作業や駐車場など、作業性と照度を重視した用途に向いています。三脚や自立ベースで設置できるタイプが多く、持ち運びや移動がしやすいのがメリットです。
明るさ重視の設計で、夜間のBBQやDIY、洗車作業にも対応可能。中にはセンサーや常時点灯の切替機能がついたモデルもあり、用途に応じて柔軟に対応できます。
フットライト型
フットライトは階段や足元など、限られた範囲をピンポイントで照らす安全対策用の照明です。低位置に設置するタイプで、階段の踏み外しや段差の見落としを防ぐ効果があります。
玄関前の段差、バリアフリーのスロープ、アプローチ沿いなど、視認性が必要な場所に適しています。光は控えめですが、暗闇での歩行補助に十分な明るさを確保できます。
コンセント式屋外センサーライトの選び方【防犯・作業用に必須の7つのポイント】
防犯や屋外作業を快適にするためには、目的に合ったセンサーライトを選びましょう。屋外は設置環境や使用目的が家庭ごとに異なるため、ライトの明るさや感度、防水性など、細かな仕様を確認する必要があります。特にコンセント式は電源が安定している分、長時間の点灯や高照度にも対応可能です。
以下で、失敗しないための選び方のポイントを7つに分けて解説していきます。
防犯対策には「明るさ」と「照射範囲」が重要
防犯目的なら、明るく広範囲を照らせるライトを選ぶと良いでしょう。不審者の侵入を防ぐには、「照らされている」と感じさせる環境づくりがカギです。
そのため、ライトは最低でも400lm(ルーメン)〜800lm以上の明るさがあり、広角に照射できるものを選びましょう。複数のライトを組み合わせて死角をなくすことも有効です。
明るさは40lx以上が目安
安全に足元を確認できる明るさとして、屋外では最低40ルクス(lx)以上が必要です。ルクス(lx)は「照らされた場所の明るさ」を示す単位で、一般的な歩道照明の目安が約30lx~50lx程度。
玄関まわりやアプローチには40lx以上の照度があると安心です。防犯だけでなく、来客時の出迎えや荷物の受け取りにも役立ちます。
照射角度160度以上のものを選ぶ
広い範囲を1台でカバーするなら、照射角度160度以上のセンサーライトが理想的です。照射角度が広いほど、ライト1台で広範囲を照らせるため、設置台数を抑えることができます。
例えば玄関とアプローチをまとめてカバーしたい場合や、庭と駐車スペースを同時に照らしたいときに効果的です。設置コストや見た目のスマートさを重視するなら、広角タイプがおすすめです。
センサー感度は10m先の動きに反応できるものを選ぶ
防犯や利便性を考えるなら、10m以上先の動きを検知できる高感度センサーが望ましいです。人や車が接近した時点で早めにライトが点灯すれば、侵入者を威嚇するだけでなく、住人側の行動にも余裕が生まれます。
逆に反応距離が短すぎると、真下まで来るまで点灯せず、防犯効果が薄れてしまいます。
防水性能をチェック!屋根のない場所はIPX5以上を選ぶ
屋外に設置するセンサーライトは、必ず防水性能を確認しましょう。防水等級は「IP〇X」の形式で表され、数字が大きいほど耐水性が高くなります。
屋根のない場所や雨が直接かかる場所に設置する場合は、少なくともIPX5以上が理想です。軒下や半屋外であっても、IPX3〜IPX4程度は必要です。
固定方法はクランプ式が便利
取付の自由度や手軽さを重視するなら、クランプ式のセンサーライトが便利です。クランプ式は壁やポール、雨どいなどに工具不要で固定できるため、位置調整や移設が簡単です。
ネジ留め不要なので壁を傷つけたくない賃貸住宅でも使いやすい点がメリットです。設置後に「思ったより暗かった」と感じた場合も、角度や位置を手軽に調整できます。
作業灯として使うなら常時点灯モード付きが便利
BBQやDIY、洗車などの屋外作業用に使うなら、常時点灯モードがあるライトを選びましょう。センサーライトは基本的に動きを感知して自動で点灯・消灯しますが、作業中は一定時間明るさをキープしたいこともあります。
常時点灯モード付きなら、スイッチ操作で手動点灯ができるため、長時間の作業やイベントにも対応可能です。センサー+手動の両対応型なら、幅広い用途で活用できます。
屋外用コンセント活用事例!センサーライトのおすすめ設置場所4選!
屋外コンセントを活用すれば、センサーライトを効果的に配置でき、安全性と利便性が大きく向上します。センサーライトは設置場所によって効果が大きく変わるため、「どこに設置するか」は非常に重要なポイントです。
以下では、センサーライトの設置に特におすすめできる4つの場所を紹介していきます。
玄関・アプローチ
玄関やアプローチへの設置は、防犯と来客対応の両方に効果を発揮します。帰宅時や荷物の受け取り時に自動でライトが点灯するため、鍵の操作や足元確認がスムーズになります。
さらに、不審者の侵入を抑止する防犯効果もあります。人感センサー付きライトを門柱や外壁に取り付けておけば、夜間でも安心して出入りできるでしょう。
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駐車場・カーポート
駐車スペースにセンサーライトを設置すれば、車の乗り降りが快適になり、夜間の安全性も高まります。
カーポートやガレージは暗がりになりやすく、荷物の出し入れや足元の確認時に不便を感じやすい場所です。センサーライトが自動で照らしてくれることで、転倒のリスクを軽減でき、防犯の観点からも有効です。
庭・ガーデン
庭に設置すれば、ライトアップやBBQ時の演出・照明として活用でき、空間の魅力が格段に高まります。
庭先のライトは安全面だけでなく、暮らしの楽しさもアップさせてくれます。シンボルツリーや花壇を照らすスポットライト、デッキに設置する間接照明などで、昼とは違う庭の表情が楽しめます。
さらに、BBQやガーデンパーティ時には実用照明としても役立ちます。
防犯対策としての死角エリア
敷地内の死角や裏手にライトを設置することで、不審者の侵入を防ぐ強力な防犯対策になります。
塀の裏や勝手口、物置の裏など、目が届きにくい場所は、空き巣の侵入口になりやすいです。こうした場所に高感度センサー付きのライトを設置すれば、動きを感知して点灯し、不審者を威嚇する効果があります。
電源確保が難しい場所にはクランプ式や延長コードを活用すると良いでしょう。
屋外ライトの電源確保方法2つ【照明用コンセント増設の流れ】
屋外照明を設置するには、安定した電源の確保が不可欠です。工事方法には2つの選択肢があります。
以下では、照明用に屋外電源を増設する際の2つの代表的な工事方法について解説していきます。
室内コンセントから分岐して配線する
コストを抑えて設置するなら、既存の室内コンセントから分岐して屋外へ電源を引く方法が適しています。この方法は工事の手間が比較的少なく、費用も1万円前後からと導入しやすい点が魅力です。
既存のコンセントから電源を取り、壁に穴を開けて防水型の屋外コンセントを取り付ける形になり、ガーデンライトやセンサーライトなど、消費電力が少ない機器に向いています。
分電盤から新しく配線する
多くの照明や高出力のライトを使う場合は、分電盤から新たに専用回路を引くのがベストです。この方法では、分電盤から屋外まで専用線を配線し、ブレーカーも個別に設定できるため、電気容量に余裕が生まれます。
夜間に複数のライトを長時間点灯させたい場合や、防犯カメラや作業灯など消費電力の大きい機器を使うなら、こちらの方法が安心でしょう。工事費は2万円~5万円程度が目安です。
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照明用コンセントと屋外ライトで快適な暮らしを!
ご自宅の安全性を向上させるためにも、ぜひ屋外ライトの設置を検討してみてください。ただし、ライトを設置する場合には、電源の確保、つまりはコンセントの設置も必要です。
コンセントの設置にあたっては、納得の業者が見つかる
セーフリーをご活用ください。エリアを絞った検索も可能ですので、まずはお近くの相談しやすい業者を探してみましょう。気になる業者が見つかったら、いくつか見積もりを取ってみてください。>近くの電気工事業者を探して、コンセント設置について相談する
- 屋外にライトをとりつけたい!
- 屋外にコンセントを設置したい!
- 屋外コンセントの修理を依頼したい!
屋外コンセントの設置は
専門知識をもった
頼れるプロへ!
屋外ライト用のコンセントに関するよくある質問
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Q. センサーライトの屋外取り付け工事費用はいくらですか?
A.ものによって異なりますが、数千円~3万円程度です。
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Q. 屋外コンセントを使うときの注意点はありますか?
A.防水対策・盗電対策などに気を付けましょう。
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Q. 屋外ライトを使うにはコンセントは必須ですか?
A.基本的には必要ですが、ソーラー式や電池式のものもあります。