2024.12.31 2025.02.28
屋根塗装の耐用年数についてご紹介します。
家のメンテナンスとして必要な屋根塗装ですが、塗料によって耐用年数が異なるので塗り替えのタイミングはそれぞれ。一般的には屋根塗装の塗り替えは、10~15年サイクルと言われています。
この記事では、屋根塗装の塗料別の耐用年数や長持ちさせる秘訣についても解説していきます。
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目次
屋根塗装の耐用年数は10年~15年
屋根塗装の耐用年数は、平均的には10~15年程度と言われています。
一般的に屋根は一番外的なダメージを受けやすい場所であり、劣化の状況も環境によって大きく異なります。通常は、屋根の美観と機能性の維持を考えれば、10年前後が寿命でしょう。
ただ屋根材の耐久性や使用している塗料によっては、それよりも早く寿命を迎えることもありますし、その逆も然り。一概に何年で塗り替えと判断できませんので、注意が必要です。
屋根塗装の塗料別の耐用年数
屋根塗装の塗料別の耐用年数をご紹介します。
屋根塗装の耐用年数は、使用している塗料によって大きく変動します。コストが低いものはメンテナンスのサイクルが早い傾向がありますが、耐久性を意識した塗料ならかなり長い期間持続可能。
以下が屋根塗装の塗料別の耐用年数を比較した表です。
屋根塗料の種類 | 耐用年数 |
---|---|
アクリル塗料 | 5~8年程度 |
ウレタン塗料 | 7~10年程度 |
シリコン塗料 | 10~12年程度 |
ラジカル制御型塗料 | 12~15年程度 |
遮熱ガイナ塗料 | 15~20年程度 |
フッ素系塗料 | 15~20年程度 |
光媒体塗料 | 15~20年程度 |
無機系塗料 | 15~25年程度 |
塗料別に詳しく解説していきます。
アクリル塗料:5~8年
比較的安価で、気軽に塗り替えやすいというメリットがあるアクリル塗料。
アクリル塗料は約5~8年の耐用年数とされていますが、環境によってはもっと寿命が早い場合も。早いサイクルで塗り替えする予定なら良いですが、長く持たせたいなら屋根には不向きです。
ウレタン塗料:7~10年
汚れが付きにくく、密着性のある特性が魅力のウレタン塗料。
光沢があって高級感のある仕上がりが大きな特徴ですが、耐用年数は7~10年程度でアクリル塗料とさほど変わりません。塗装しやすいのですが、耐久性で考えると屋根向きではありません。
またウレタン塗料は紫外線の影響を受けやすい特性があるため、太陽にさらされる屋根塗装にはあまり向いていない塗料でしょう。
シリコン塗料:10~12年
比較的耐久性が高く、カラーバリエーションも豊富で選び甲斐があるシリコン塗料。
歴史の長い塗料ですが、年々改良されてどんどん質の良いシリコン塗料が開発されています。耐用年数は約10~12年で、価格と合わせて考えてもコストパフォーマンスは良好でしょう。
種類が多いため、同じシリコン塗料でも「外壁用」もしくは「屋根用」と目的別に開発されているものもあり、一般家庭での採用率が一番高い塗料になっています。
ラジカル制御型塗料:12~15年
近年開発が進んでいる新しい塗料で、耐候性の高い特性を持つラジカル制御型塗料。
ラジカル制御型塗料の耐用年数は12~15年程度ですが、太陽光から発生する劣化の問題材料を制御できる機能を備えており、屋根塗装には実に向いている塗料です。
また同じラジカル制御型塗料でも、アクリル系やフッ素系塗料の製品があり、耐用年数も通常の塗料より長く持つメリットが。塗り替えサイクルを引き伸ばしたい家主におすすめです。
遮熱ガイナ塗料:15~20年
高い断熱効果を誇り、耐用年数も長くコストパフォーマンスに優れている遮熱ガイナ塗料。
夏は涼しく、冬は暖かくしたい家主向きの塗料で、太陽光の影響を受けやすい屋根には特に適している塗料でしょう。耐用年数は約15~20年です。
ただ遮熱ガイナ塗料は、汚れが付きやすいというデメリットがあり、屋根の美観を長期間維持したい方や汚れが目立ちやすい薄色系の屋根塗装には向いていません。
フッ素系塗料:15~20年
塗膜寿命が極めて長く、公共の建物などの屋根塗装に採用されることが多いフッ素系塗料。
フッ素系塗料の耐用年数は約15~20年です。費用が高いのがデメリットですが、そのぶん耐久性に優れているので持続年数も長く期待でき、塗り替えサイクルも少なくて済みます。
光媒体塗料:15~20年
汚れを分解して落としやすくするセルフクリーニング機能がある、光媒体塗料。
汚れが付きにくく、外的な影響を受けやすい屋根に向いていそうな光媒体塗料ですが、耐用年数は約15~20年でコストパフォーマンスも優れています。
ただ光媒体塗料は高級塗料として知られていますが、屋根の塗装にはあまり使われた実績がありません。改良が進む塗料なので耐用年数からすればおすすめですが、屋根への実績が少ないのは難点です。
無機系塗料:15~25年
紫外線などの外的要因に強く、耐候性に優れている無機系塗料。
無機系塗料の耐用年数は15~25年程度と言われており、塗料の中でも一番耐用年数が長いと言っても過言ではありません。表面の汚れを落とす機能もあるため、屋根には向いている塗料です。
ただ耐用年数が長いことも関係してか、かなり価格が高く、1回に必要な費用が高額になるのが難点です。ただ長い目で見れば持ちが良いので、コストパフォーマンス的には満足できるバランスでしょう。
耐用年数を経過前でも屋根塗装した方が良いケース
耐用年数の経過前でも屋根塗装した方が良いケースについてご紹介します。
基本的に屋根はなかなか観察できない箇所ですので、耐用年数で塗り替えの判断をする方が多いのですが、この年数はあくまで参考程度です。
環境によってはそれより早く塗り替えが必要な場合もありますので、耐用年数を判断基準にするのではなく、屋根の状況で判断してください。どんなケースを判断基準にできるか解説します。
色褪せ
判断基準としてまず挙げることができるのが、屋根塗装の色褪せです。紫外線などの外的要因によって屋根塗装が薄くなり、くすんでしまいます。
この色褪せは色の問題だけではなく、防水機能の低下のサインでもあり、放置していると雨漏りに移行する可能性も。水の侵入は建材をすぐに劣化させますので、気付いた時点での処理が必要でしょう。
ひび割れ
屋根の塗装が劣化しているサインには、ひび割れがあります。
塗膜の劣化によって屋根材が傷み、水分の吸収と乾燥を繰り返すと、屋根材によっては簡単に亀裂が入ってしまいます。これがひどくなるとひび割れの症状が出るのです。
小さなひび割れなら補修してから塗装し直せばよいのですが、ひび割れ箇所がたくさんあったり、補修不可な大きなひび割れなら、再塗装どころではありません。
ですから、屋根にひび割れの兆候がないかを定期的に確認する必要があるでしょう。
塗膜の破損
家の中でも一番外的要因を受けやすい屋根は、塗膜の破損がネックになる場合があります。雨風や紫外線によって脆くなった塗膜は、剥がれたり欠けたりして屋根材の保護機能を低下させます。
塗膜が破損している箇所は、いわゆる保護カバーがなくなった状態ですので、そこから水が入って雨漏りになる可能性が。一番怖いのは屋根材の腐敗による建物の倒壊です。
あまり年数が経っていないのに塗膜の破損がある場合は業者の施工不良も考えられますが、まずは早急な塗り替えを検討した方が良いでしょう。
コケやカビ
特に日当たりや風通しの悪い家の屋根に多いのが、コケやカビのサインです。また湿度が高い地域性なども関係し、川や湖などが近くにあるエリアは要注意です。
これは見た目にもかなり良くない状態ですが、問題は美観だけではありません。コケやカビが侵食していくと、建材の傷みに伴って水分がどんどん吸収されていくことに。
まだ軽度のコケやカビなら高圧洗浄で取り除くことも可能ですが、広がっている範囲が広い、もしくは内部まで浸食している場合は塗り替えを検討してください。
屋根塗装の耐用年数を延ばすポイント
屋根塗装の耐用年数を延ばすポイントをご紹介します。
一般的に屋根塗装の耐用年数は10~15年程度ですが、幾つかのポイントを意識するだけでもっと寿命を延ばすことが可能です。「点検・選択・依頼」の3つのポイントを留意してください。
以下で詳しく解説していきます。
定期的なメンテナンスを行うこと
屋根はなかなか点検しにくい場所ですので、ついついメンテナンスを怠ってしまいがちになり、気付いた時には大事に。とはいえ、素人ではどうメンテナンスすればよいのか分からないものです。
自分で点検するのが難しい場合は、屋根のメンテナンスや塗装に詳しい業者に依頼して、塗装の状態を点検してもらうとよいでしょう。
特に台風などのダメージを受けやすい出来事の後には念入りにチェックしてください。
耐久性の高い塗料を選ぶこと
屋根塗装の耐用年数を延ばすためには、耐久性の高い塗料を選ぶことが大切です。これはイコール価格の高さと比例するものですが、長期の耐用年数を誇るフッ素塗料と無機塗料がおすすめ。
もちろんこの塗料にもデメリットがないわけではありませんが、紫外線などの外的要因にも強く、汚れが付きにくいなどの特性がバランスよく備わっており、オールマイティな塗料に変わりはありません。
長期的に屋根の美観を維持し、塗り替えのサイクルを少なくしたいなら塗料選びを妥協しないようにしてください。
屋根塗装に特化した業者に施工を依頼すること
屋根塗装は外壁塗装業者でも行える工事ですが、できるだけ質の良い工事をしてくれる業者に依頼することも、屋根塗装の寿命を延ばす秘訣の一つです。
そのためには同じ塗装業とはいえ、屋根塗装に特化した技術を持っている業者を選ぶことが大切です。屋根修理に詳しい、もしくは屋根材別に最適な塗料を選択できる知識があることなどです。
どちらかというと外壁塗装ではなく、屋根塗装を得意としていて、それを前面に打ち出している業者に依頼しましょう。
屋根塗装業者に相談してみるのもおすすめ!
屋根塗装の耐用年数についてご紹介しました。
一般的に屋根塗装の塗り替えは10~15年サイクルと言われていますが、使用している塗料や環境によって耐用年数の寿命には差が出ます。塗り替えのタイミングはそれぞれ異なるのです。
ですから、屋根塗装の塗り替えは耐用年数にこだわるのではなく、屋根の状態や劣化サインを見てから判断するようにしてください。ただ自分で判断できない時には専門家に点検してもらいましょう。
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