ベランダのシート防水をご紹介!費用相場や長持ちさせるコツを解説

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ベランダのシート防水をご紹介!費用相場や長持ちさせるコツを解説

2025.05.05 2025.05.05

ベランダのシート防水についてご紹介します。

ベランダは雨や紫外線の影響を強く受ける場所のため、最適な防水工事を怠ると深刻な問題やトラブルに発展するリスクも。本記事では、ベランダのシート防水の種類や費用を解説します。

この記事を読むことで、ベランダに最適なシート防水の種類を理解でき、工事を行うための予算も把握できます。ベランダのシート防水を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

ベランダの防水が必要な理由

ベランダの防水が必要な理由

ベランダの防水が必要な理由をご紹介します。

結論からいうと、ベランダ防水が必要な理由は雨漏りなどを含む水トラブルの予防のためです。パッと見た感じでは雨を流しているように見えるベランダですが、実は雨や結露など常に水分が残留するリスクも。

このような水分がベランダの床材や下地に浸透すると、コンクリートの弱体化や鉄筋の腐食、木造住宅では木材の腐朽が発生し、構造的に危険な状態に陥ります。

またベランダの防水層が劣化すると、知らぬ間に室内へ水が侵入して、クロスの剥がれやカビの発生など、健康にも悪影響を与える事態に発展することに。こうなると大掛かりな補修が必要になるでしょう。

ですから、ベランダは見た目以上に過酷な環境に置かれているため、定期的な点検と適切な防水工事が必要不可欠だといえるのです。

ベランダのシート防水の種類と特徴

ベランダのシート防水の種類と特徴

ベランダのシート防水の種類と特徴についてご紹介します。

ベランダに採用する防水工法には幾つか選択肢があります。中でもシート防水工法は、安定した品質と施工の均一性から非常に多くの建物で採用されています。

シート防水工法とは、あらかじめ製造された防水用シートを敷いて防水層を形成する方法です。最大の特徴は、厚みが均一で施工不良のリスクが比較的低い点。

また改修工事の際にも、既存の防水層を撤去せずに重ね貼りできる場合が多く、工期短縮やコスト削減につながる利点も評価されています。ここからは、防水工法の種類と素材、寿命について解説しましょう。

2種類の工法

シート防水には、以下の2つの主要な施工方法があります。

  • 密着工法
  • 機械固定工法

最も一般的な密着工法は、接着剤を使用して下地にシートを直接貼り付ける方法で、施工後の見た目がすっきりと仕上がるのが特徴。施工の難易度も低めで、コストもリーズナブルです。

一方の機械固定工法は、接着剤ではなく、シートを金具やディスクプレートなどで物理的に固定する方法です。下地の湿気やひび割れの影響を受けにくく、通気性を確保できる点が大きな特徴。

特に下地の状態が良くないケースや、既存の防水層を残して施工する場合には機械固定工法の方が向いているでしょう。

使用する素材

シート防水に使用される素材は、主に以下の2つの種類が出回っています。

  • 塩化ビニールシート
  • 合成ゴムシート

一般的に塩ビシートと呼ばれる塩化ビニールシートは、耐候性・防火性・耐久性に優れ、日光や雨風に強いため、ベランダなどの屋外での使用に適しています。またカラーバリエーションが豊富なのも嬉しいポイント。

一方でゴムシートと呼ばれる合成ゴムシートは、柔軟性があり、下地の形状に追従しやすい特徴があります。特に段差や珍しい形状のベランダに適しており、リフォームの現場などでも重宝されているようです。

一般的な寿命

防水シートの耐用年数は、シートの種類や工法、メンテナンスの有無によって異なりますが、目安としては10年~15年が一般的です。

特に、塩ビシートは紫外線や熱に強いため比較的長寿命ですが、ゴムシートは日光や油分によって劣化が早まる特徴もあるため、寿命面では劣る可能性も。

どちらにしても、適切な施工と定期的なメンテナンスが防水機能を長く保つ鍵となるのは共通しています。

ベランダ防水に使用する塩ビシートとゴムシートの比較

ベランダ防水に使用する塩ビシートとゴムシートの比較

ベランダ防水に使用する塩ビシートとゴムシートの比較についてご紹介します。

以下の表では、ベランダ防水に採用される塩ビシートとゴムシートの特徴を比較しています。予算などもありますので、よく比較して決める必要があるでしょう。

防水方法 単価(1㎡あたり) 耐用年数 維持方法
塩化ビニールシート 約5,000~7,000円程度 約10~15年 定期的な清掃と排水溝チェック
ゴムシート 約2,500~6,500円程度 約10~12年 年に一度の点検・表面の確認

 

ベランダ防水を検討する際には、コストや耐久性、メンテナンス性のバランスをよく見極めたうえで、使用環境に最も適した素材を選ぶことが大切です。

そうすることで、ベランダ防水の品質を長期間にわたって維持することが可能になるでしょう。

ベランダ防水に塩ビシートを選ぶメリットとデメリット

ベランダ防水に塩ビシートを選ぶメリットとデメリット

ベランダ防水に塩ビシートを選ぶメリットとデメリットをご紹介します。

比較的長い期間にわたって機能を維持できるといわれている塩ビシートですが、もちろんメリットだけではなく、デメリットも存在します。比較するためにも、両方の情報をよく把握しておきましょう。

塩化ビニールシートのメリット

塩化ビニールシートのメリットには、以下の点が挙げられます。

  • 耐候性・防火性・防水性に優れている
  • デザインの自由度が高い
  • 戸建て住宅から大型建築物まで幅広い用途で使用可能
  • 軽量で建物に負担が少ない
  • 施工時間の短縮が可能
  • 重ね張り施工が可能

とにかく、全方面において強いというイメージがある塩化ビニールシート。利点が多いため、採用される率が多く、人気のシート防水でもあります。

塩化ビニールシートのデメリット

一方で塩化ビニールシートのデメリットには、以下の点が挙げられます。

  • 施工時の温度管理や下地調整が難しい
  • 施工に技術が必要である
  • 油類や可塑剤に弱い
  • 経年劣化で硬化しやすい
  • 機械固定工法の場合は施工時に騒音がする

塩化ビニールシートの施工には、ある程度の経験と技術が必要です。実績のある業者でなければ、長期維持は難しい可能性も考えられます。

ベランダ防水にゴムシートを選ぶメリットとデメリット

ベランダ防水にゴムシートを選ぶメリットとデメリット

ベランダ防水にゴムシートを選ぶメリットとデメリットをご紹介します。

柔軟性が高く扱いやすいイメージのゴムシートですが、メリットに加えてデメリットがあるのも確か。どちらもよく把握して、採用するかどうかを決定しましょう。

ゴムシートのメリット

ゴムシートのメリットには、以下の点が挙げられます。

  • 形状追従性があり、凹凸や曲面の多い構造でも密着
  • 温度差の激しい地域でも膨張や収縮が少ない
  • 費用がリーズナブル
  • 建物の揺れなどに強い

費用がリーズナブルな点が大きなメリットですが、その分メンテナンスの頻度も多くなる可能性があります。柔軟性も大きな特徴ですので、珍しい形状のベランダでも施工可能です。

ゴムシートのデメリット

ゴムシートのデメリットには、以下の点が挙げられます。

  • 成形や切断が難しい
  • 塩ビシートよりも耐久性が劣る
  • 紫外線や熱に弱い
  • 表面の摩擦抵抗が高く汚れやすい
  • 定期的なメンテナンスが必要

ゴムシートはベランダに向いている防水素材とはいえ、塩ビシートに比べるとかなり紫外線や熱に弱いため、耐用年数としては劣ります。

また汚れやすい特性もあるので、定期的な点検と掃除が欠かせません。こまめなメンテナンスができないという方には向いていない可能性も。

ベランダのシート防水の費用相場

ベランダのシート防水の費用相場

ベランダのシート防水の費用相場をご紹介します。

ベランダのシート防水の費用相場は、採用する素材によって多少変動します。予算をよく考慮して、比較してから決定しましょう。

防水方法 費用相場(1㎡あたり)
塩化ビニールシート防水 約5,000~7,000円程度
ゴムシート防水 約2,500~6,500円程度

 

塩化ビニールシートとゴムシートの費用相場はかなり違いがあります。ただその分、費用は耐用年数やメンテナンス頻度などに直結する要因でもあるので、金額だけでなく、全体のバランスを見てください。

施工を依頼する業者によっては、施工面積が広いほど1㎡あたりの単価を抑えられる可能性もあります。現地調査の際に、正確な見積もりを提示してもらうことが大切です。

ベランダのシート防水を長持ちさせるコツ

ベランダのシート防水を長持ちさせるコツ

ベランダのシート防水を長持ちさせるコツについてご紹介します。

ベランダのシート防水は、平均して10年程度の平均寿命を誇りますが、幾つかのポイントを意識していればさらに長持ちさせることも可能です。以下に挙げた、シート防水を長持ちさせるコツを参考にしてください。

  • 定期的な点検をする
  • 落ち葉やゴミを放置しない
  • 排水溝の掃除をする
  • 専門業者にメンテナンスしてもらう

長期的にシート防水を維持したいのであれば、年に1回程度、専門業者による点検を受けてください。小さな不具合を早期発見し、定期的にメンテナンスしていれば修繕コストを抑えるポイントとなります。

また排水不良を防ぐためにも、落ち葉やゴミを放置せず、こまめに清掃を行いましょう。排水口に水が溜まると、雨水が滞留して防水層へ負担をかけてしまいます。

劣化を早めないように、常に排水がスムーズにできるよう意識しておくことが大切です。

ベランダのシート防水は専門業者へ依頼を!

ベランダのシート防水は専門業者へ依頼を!
ベランダのシート防水についてご紹介しました。

ベランダのシート防水には、幾つかの工法・素材があります。選択するものによって費用や耐用期間、メンテナンス方法が異なりますので、まずは各素材や工法の特性をよく理解しましょう。

特にベランダのシート防水は施工精度が耐久性に直結するため、施工業者選びはかなり重要なポイントです。ですから、シート防水において実績のある信頼できる業者を選んでください。

防水業者選びで迷った時には、ぜひ業者比較サイト「セーフリー」のご利用がおすすめ!多くの掲載業者の中から、条件を絞って希望に合った業者を見つけることが可能です。

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防水工事に関するよくある質問

  • Q. 雨漏りしてからベランダの防水工事をしたら遅いですか?

    A.

    既に雨漏りしている場合には、防水層が機能しておらず、下地から処理をやり直す必要があります。大掛かりな改修になることは覚悟しておかなければなりません。

    ただこの工事もすぐに行わないと、雨漏りが放置して直ることはありませんので、どんどん悪化します。まずは専門家に診断してもらってください。

  • Q. ベランダの塩ビシートに水がたまるのですが、大丈夫ですか?

    A.

    塩ビシートに水が溜まりやすいのは事実です。塩ビシートはぎちぎちに伸ばして張ると、地震の揺れや風などの影響で伸び切れてしまいます。そのため多少ゆとりがあるので、その部分に水が溜まりやすいのです。

    ですが、シートに破れや破損がない限りはそこから水が漏れることはなく、徐々に乾きますので問題はありません。

  • Q. 防水工事の業者を探す際に確認するとよい資格はありますか?

    A.

    防水工事に関連する業者の資格は、「防水施工技能士」です。特に1級は実務経験7年以上を条件とした国家資格ですので、かなり信頼性が高い資格です。

    業者を探す際には、この資格を有した技術者がいる会社を探すことをおすすめします。

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