2024.09.27 2025.10.09
この記事では、防水工事の種類として代表的な4つを紹介・比較しています。
防水工事は家屋を長持ちさせるためには欠かせないメンテナンスですが、工事費用や耐用年数には種類によって差があります。
予算や性能など、希望する内容にも応じて最適な防水工事の種類も変わるので、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。
各工事のメリット・デメリットもあわせて解説するため、防水工事を検討中の方は参考にしてください。

目次
防水工事4種類の特徴まとめ【費用・耐用年数を比較】

防水工事として代表的な4種類の価格相場と特徴、耐用年数の目安を、それぞれ表にまとめました。
| 特徴 | 価格相場(1㎡あたり) | 耐用年数 | |
|---|---|---|---|
| FRP防水 | ・ベランダやバルコニー ・耐久性、軽量、工期短 |
6,000円~8,500円 | 10年〜15年 |
| ウレタン防水 | ・屋上や複雑な形状 ・安価で汎用性が高い |
5,500円~6,500円 | 10年〜13年 |
| シート防水 | ・広い屋上や平面 ・工期短、均一な仕上がり |
5,500円~7,500円 | 12年〜15年 |
| アスファルト防水 | ・大型建物や屋上 ・耐久性、実績が豊富 |
5,500円~7,500円 | 12年〜20年 |
(※それぞれの防水工事をクリックすると詳細に飛べます。)
各防水工事の詳細について、以下詳しくまとめていきます。
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防水工事『FRP工法』の特徴【耐久性と軽量性に強み!】

FRP防水は、ガラス繊維を混ぜたプラスチック樹脂シートを下地に敷き、その上からポリエステル樹脂を塗布して硬化させる塗膜防水工法です。ベランダ、バルコニー、テラスなど、人の行き来や荷重の多い場所に多く採用され、10年〜15年程度の耐用年数をもちます。
軽量で施工性が高く、屋上の一部やコンクリート下地のバルコニーでも対応可能ですが、木造の広い床面ではひび割れのリスクがあるため注意しましょう。
特徴
FRP防水は、シートを敷いた上からポリエステル樹脂を塗布してカバーするため、高い防水性能を誇っています。その性能は一般家庭のみでなく、学校のプールや船舶の防水工事でも採用されているほどです。
住宅の場合はバルコニーやベランダなど、雨水などがかかりやすい場面で性能を発揮してくれます。
メリット
FRP防水のメリットは、主に以下の通りです。
耐久性が高い
FRP防水はその工法から、防水性能だけでなく高い耐久性も備えています。荷重性や摩擦性に優れているため、頻繁に人の往来がある場所、重たいものを設置する場所でも耐久面は安心です。
重量が軽い
また、FRPの防水層は他の防水層に比べて1㎡あたり4kgと重量が軽く、他の素材と比べても扱いやすいです。建物にかける負担も少なく、リフォームや定期的なメンテナンスにも向いている防水工事です。
工期が短い
FRP防水では樹脂の硬化時間が短いため、広さにもよりますが1日〜2日程度ですぐに工事を終えられます。雨漏り発生で急ぎ防水工事を実施してほしい場合など、迅速に対応してもらえるのが大きなメリットです。
デメリット
FRP防水には、以下のようなデメリットもあります。
費用が割高
FRP防水のデメリットは、防水工事の主な種類の中では費用が割高な面にあります。一般的な家庭のベランダにFRP防水を施す場合でも10万円〜15万円前後、耐用年数に対するメンテナンス頻度も考えると、他の工事よりも高くつきやすいです。
予算をなるべくかけたくない方にとっては不向きです。
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施工場所を選ぶ
また、FRP防水はあらゆる場所に万能とはいえず、木造の床または10㎡以上の広い床面には向いていません。頑丈かつ伸縮性がないFRP防水では、変形が起こりうる木の床・広い床面でひび割れを起こすリスクがあるからです。
施工場所を選ぶ工事になるため、条件が適している場合のみ採用しましょう。

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防水工事『ウレタン工法』の特徴【安価で汎用性が高い!】

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を下地に塗布し、乾燥させて層を重ねていく塗膜防水工法です。複雑な形状の屋上や陸屋根、立ち上がり部分まで継ぎ目なく仕上げられるため、幅広い場所に施工できます。
施工単価は比較的安価で、10年以上の耐用年数が期待できるコスパの良い防水方法です。ベランダやテラスなど狭いスペースから、広い屋上まで柔軟に対応可能です。
特徴
液体の素材を塗り広げる塗膜防水工事のため、継ぎ目のない施工によって複雑な形状でも確実に施工できます。
シートを張り付ける工法に比べてさまざまな場所で施工が可能、見た目も綺麗な仕上がりとなるのが大きな特徴です。
メリット
ウレタン防水のメリットは、以下の通りです。
費用が安価で耐用年数も長い
ウレタン防水の施工単価は、他の防水工事と比べて安価です。そして、環境にもよりますがメンテナンスを怠らなければ10年〜13年近くは長持ちするコスパのよさも兼ね備えているため、費用を抑えたい方にとってはおすすめの工事です。
既存の防水層に重ね塗りできる
以前に他の工法で施工された箇所であっても、液状の性質を利用して既存の防水層に重ね塗りできるのも大きなメリットです。
シート防水などは、経年劣化によって継ぎ目が浮く・剥がれるなどの問題が起こります。ウレタン防水はこのような状態の防水層の上から施工できるため、シートを剥がして撤去する手間もかかりません。
施工によって防水機能を回復しつつ、継ぎ目のない綺麗な塗装で見た目も改善してシートの処分も不要という、お得な施工が実現できます。
伸縮性に優れひび割れしにくい
塗料の成分であるウレタン樹脂は、洋服などにも利用されているプラスチック素材です。伸縮性にも優れているため、ひび割れが起こりづらく雨漏り発生を長期間防いでくれます。
屋上など、広範囲に渡って防水工事が必要な場所には破損しづらいウレタン防水がおすすめです。
デメリット
ウレタン防水のデメリットは、以下の通りです。
塗料乾燥まで時間がかかる
ウレタン防水は、塗料が硬化するまでにある程度時間がかかります。そのため、急ぎで工事を済ませたい方、頻繁に立ち入る場所の工事をお願いしたい方にとっては不便です。
塗装にムラがある場合も
ウレタン防水は、塗料を一定の厚みで均一に塗る技術力が求められます。凹凸が生じてしまうと水は上手く流れず、かえって劣化を早める原因にもなるのです。
高い技術力を持つ職人が実施しなければ、厚みにムラができてしまう点には要注意です。

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防水工事『シート工法』の特徴【広い屋上に最適・工期短縮!】

シート防水は、塩化ビニルや合成ゴムのシートを下地に張り付ける工法です。工場製のシートを使うため均一な品質が保たれ、広い屋上や陸屋根でも効率的に施工できます。
シートは継ぎ目が少なく、雨水や汚れが溜まりにくいのが特徴。立ち上がり部分の施工にやや技術力が求められますが、しっかり施工すれば耐用年数は12〜15年と長持ちします。
工期も短く、ベランダやバルコニーの改修でも人気の防水工事です。
特徴
シート防水工事で使う防水材は工場で製造されているため、厚さや幅にばらつきのない均一性が保証されます。そのため、誰が施工しても均質な防水層が形成できるのが特徴です。
メリット
シート防水のメリットは、以下の通りです。
下地を選ばず重ねて施工が可能
シートを施工箇所に被せる工事のため、下地を選ばずに施工可能です。他の防水工事を行った場所でも、相性関係なく重ねられます。
雨水や汚れが溜まりにくい
シートの表面には凹凸がないため、雨水や汚れが溜まりにくいです。これによって降雨時に汚れは残らず洗い流され、雨水が溜まり続けての雨漏りも心配いりません。
工期が短い
塗料を塗る、乾燥させるといった手間がかからないため、シート防水は工期が短いのもメリットです。急ぎで防水工事を済ませたい状況ではおすすめの工法になります。
デメリット
シート防水のデメリットは、以下の通りです。
破損すると施工箇所全体に影響が及ぶ
一体型のシートを設置するため、穴があいてシートが破損してしまうと、施工箇所全体に水が入り込んでしまう恐れがあります。
複雑な形状では施工が難しい
複雑な形状では、シートを設置しづらいため施工が難しくなります。少しでも隙間を作ってしまうと、雨水は入り込んでくるため雨漏りのリスクは避けられません。
物が置かれていない、広く平面な箇所の施工に向いているため、場所は適切に選びましょう。

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ベランダのシート防水をご紹介!費用相場や長持ちさせるコツを解説
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防水工事『アスファルト工法』の特徴【全種類で一番歴史ある工法!耐久性が高い】

アスファルト防水は、液状に溶かしたアスファルトとシートを組み合わせて層を形成する防水工事です。押えコンクリート仕上げにより、さらに頑丈で長寿命な防水層が完成します。
屋上や陸屋根などの広い面積に適しており、耐用年数は最長20年と非常に長いのが強み。立ち上がり部分も強固に処理できるため、大型建物や工場などでも採用される実績の多い工法です。
施工時に火を使うためリスク管理が必要ですが、歴史的にも信頼性の高い防水方法と言えます。
特徴
アスファルトが持つ接着性や丈夫さで高い防水性、そして耐用年数の長さを実現しています。長きに渡って採用される工法のため、防水効果に関するデータも豊富にあり、性能面や施工の効率などあらゆる面で優れています。
メリット
アスファルト防水のメリットは、以下の通りです。
耐久性が高い
アスファルト防水は耐久性が高く、長期間性能を維持できます。また、表面に「押えコンクリート仕上げ」を行うことで、防水層を覆う形でコンクリートが打たれてさらに頑丈な作りに加工可能です。
工期が短くすぐ性能を発揮できる
塗料による防水工事ではある程度必要な乾燥時間ですが、アスファルトは冷えるとすぐに固まるため、待ち時間がほとんど必要ありません。施工してから実際に防水性能を発揮するまで即効性があるため、急ぎの工事でも対応できます。
デメリット
アスファルト防水のデメリットは、以下の通りです。
施行中に異臭や火災のリスクも
アスファルト防水の施工は、工法によっては異臭がするものもあるため、近隣への配慮が必要となります。また、ただしく施工できれば問題はありませんが、アスファルト防水は火を使っての接着となるため火災のリスクも考えられます。
これらリスクを解消できる業者に選んで、安全に対応してもらいましょう。
凹凸のある場所や物が多い場所は不向き
凹凸のある場所や物が多く設置される場所はシートも敷きづらいため、施工には不向きです。何も置かれていないベランダや屋上にはおすすめの工法のため、性能を発揮できる場所を選びましょう。

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防水工事4種類のうちどれが最適?工法の選び方
防水工事は種類によって特徴や費用、耐用年数が異なるため、目的と予算に応じて適切な工法を選びましょう。ここでは、4種類の防水工事の中からどれを選ぶべきか、判断の目安をまとめました。
コストを抑えたいなら「ウレタン防水」
初期費用をなるべく抑えたい方は、施工単価が他と比べて安価なウレタン防水がおすすめです。柔軟性が高く複雑な形状にも対応できるため、幅広い場面で採用できます。
耐用年数も10年以上あるため、コストと性能のバランスに優れています。
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耐久性を重視するなら「FRP防水」や「アスファルト防水」
人の出入りが多いバルコニーや重量物を置くスペースには、摩耗や衝撃に強いFRP防水が向いています。また、大規模建物や屋上で長期的な耐久性を重視するなら、実績の多いアスファルト防水が安心。
費用はやや高めですが、耐用年数が長い分、長期的に見ればコストパフォーマンスも良好です。
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工期を短くしたいなら「シート防水」
工事期間をできるだけ短縮したい場合は、施工後すぐに防水性能を発揮できるシート防水が適しています。広い屋上などでも効率的に施工できるため、時間的な制約がある現場で採用されやすい工法です。
防水工事の種類は業者に相談するのがベスト!
防水工事の種類それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介しました。
外壁の素材や求める性能、予算に応じてどんな防水工事が最適なのかを考えるのは、深く知識がない方にとって容易ではありません。後悔しない選択をするためにも、どの防水工事を採用するのがよいかは業者に相談して決めるのがベストです。
セーフリーでは、あらゆる防水工事に対応できる経験豊富な業者を多数紹介しています!口コミや料金を確認しながら気になる業者をピックアップし、無料見積もりに進んでみましょう!
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- 古い部分から雨漏りしないか不安…
- 建物の防水性能が気になる…
- そろそろ防水加性能が弱まっている気がする…

防水工事は定期的に必要!
性能や耐久性に不安があれば
プロに相談し点検依頼を!
防水工事の種類に関するよくある質問
-
Q. 防水工事はどの種類を選べば良い?
A.- ベランダやバルコニーなど歩行が多い場所→FRP防水
- 屋上や陸屋根など広い面積→シート防水
- 大規模な建物→アスファルト防水
- コストを抑えたい場合はウレタン防水
建物の状態によって適さない工法もあるため、最終判断は専門業者に相談しましょう。
-
Q. 塗膜防水とシート防水はどう違う?
A.塗膜防水(ウレタンやFRP)は、液体樹脂を塗布し防水層を作る工法です。一方、シート防水は工場製の防水シートを張り付ける方法です。
-
Q. 防水工事の耐用年数はどのくらい?
A.工法ごとに異なりますが、おおよそ10年〜20年が目安です。
- FRP防水は10〜15年
- ウレタン防水は10〜13年
- シート防水は12〜15年
- アスファルト防水は12〜20年





























