剪定したツバキ

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椿(ツバキ)の剪定パーフェクトガイド!適切なお手入れ時期や作業方法を詳しくご紹介!

2024.11.06 2024.11.06

この記事では、椿(ツバキ)の剪定について徹底解説していきます。

美しい花を付けるツバキは、庭木としても人気がある花木です。日陰でもどんどん生長するツバキですが、正しいお手入れをしないと花が付かなくなってしまったり樹形が崩れてしまったりします

ここでは、ツバキの剪定時期やお手入れ方法を詳しくご紹介します。記事後半では、剪定成功のコツについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

椿(ツバキ)の剪定時期はいつがベスト?

剪定していくツバキ

ツバキを剪定するなら、4~5月がベストです。6月には花芽が付き始めるため、その前に剪定すると良いでしょう。

ツバキにはさまざまな品種があり、花が咲く時期もさまざまです。3~4月頃に咲く品種のほか、11月頃には開花する品種もあります。どちらの場合も花が枯れてから花芽が付く6月までの間なら、翌年の花芽を落とす心配がありません。

ツバキは、毎年1回、剪定すると健康を維持しやすくなります。剪定しないとどんどん大きくなり樹形が乱れてしまうので注意しましょう。また、日当たりや風通しが良くなり、花芽も付きやすくなります。

ただし、ツバキに負担をかけてしまう真夏や真冬は、剪定を避けましょう

椿(ツバキ)の剪定時に揃えておきたい道具

ツバキの剪定では、お手入れを始める前に揃えておきたい道具があります。

  • 剪定用手袋
  • 剪定バサミ
  • 庭木バサミ
  • 剪定ノコギリ
  • 癒合剤
  • 脚立

剪定で必須とも言える剪定用手袋と剪定バサミは、忘れずに用意しましょう。細かい部分の剪定用に庭木バサミ、太い枝を切る用に剪定ノコギリもあると安心です。太めの枝を切った時ように、癒合剤(ゆごうざい)も用意しておきましょう。

樹高が高くなってきたツバキを剪定するなら、脚立も必要です。脚立使用時は、一番上の段に乗ったり上を向いて剪定したりすると危険なので、注意して使いましょう。

椿(ツバキ)の剪定方法【2つのお手入れの仕方】

剪定しなければならないツバキ

ツバキの剪定方法は、以下2つが基本です。

  • 透かし剪定
  • 樹形を整える剪定

基本的には「透かし剪定」で樹形も整えていきますが、それでも整わない場合は「樹形を整える剪定」を進めましょう。

透かし剪定

透かし剪定は、枝をバランス良く切って密度を減らし、日当たりや風当たりを良くするお手入れです。

不要な枝や全体的なバランスを乱している枝を中心に剪定し、内側も外側も切っていきましょう。

ツバキは、円錐形のクリスマスツリーを思わせる樹形が一般的です。透かし剪定でも、最終的な樹形をしっかりイメージして切っていくと良いでしょう。上を細く、下は太く仕上げるのが基本です。

また、ツバキは、無造作に切るのではなく、全体を見ながらバランス良く剪定します。この時、害虫が発生している枝があればしっかり剪定しましょう。

今よりも低くしたい場合も、透かし剪定で理想の高さに調整できます。

樹形を整える剪定

透かし剪定だけでは理想の樹形にならなかった場合、切り戻し剪定で整えていきます。切り戻し剪定では、不要な枝だけでなく太めの枝も切っていきましょう。ポイントは、下記2つです。

  • 現在の大きさから3分の2~2分の1の大きさになるよう剪定する
  • 芽や葉の数mmほど上で剪定する

太めの枝を切る際は、剪定ノコギリを使います。

太めの枝を切る際は、切る枝の付け根の下部に、少し切り込みを入れておくのがポイント。枝の重みで樹皮が裂ける場合がありますが、切り込みがあれば、それ以上裂けないので安心です。

切り戻し剪定は、ツバキに負担をかけにくい4~5月に実施します。剪定時は、花芽を落とさないよう注意しましょう。

椿(ツバキ)の剪定【切るべき枝とは?】

ツバキの剪定では、不要な枝などを切って全体的にスッキリさせる必要があります。切るべき枝は、主に下記です。

  • 弱っている枝
  • 枯れている枝
  • 伸びすぎている枝
  • 密集しすぎている枝
  • 交差している枝
  • 内側へ伸びている枝
  • 下向きに伸びている枝
  • 幹の根元から生えている枝
  • 幹の途中から伸びている枝
  • 株元から生えている弱い枝
  • 複数の枝と並行して伸びている枝

これらを剪定すると、樹形を整えられるだけでなく、ツバキを健康に育てやすくなります

椿(ツバキ)の剪定を成功させる3つのコツ

ツバキの剪定に使うハサミ

ツバキの剪定を成功させるためのコツも、ここでチェックしていきましょう。

  • 枝・葉は分岐の付け根で剪定する
  • 外芽の上で切るのもGOOD
  • 花芽を残す

それぞれ、分かりやすくご紹介します。

枝・葉は分岐の付け根で剪定する

ツバキは、枝や葉は、分岐の付け根で剪定するのが基本です。特に肉厚の葉は、途中で切ってしまうと切り口が茶色くなり、見た目が悪くなってしまいます

ツバキの美しさを際立たせるためには、枝も葉も分岐の付け根で丁寧に剪定しましょう。

外芽の上で切るのもGOOD

枝の外側に付いている「外芽」は、これから枝になる芽です。枝の内側にも枝になる芽が付きますが、内側に枝が伸びると樹形は美しくならず、枝が混み合ってしまう可能性があります。そこで、外芽をなるべく残すように剪定すると樹形が整いやすくなります。

特に、枝分かれがない枝を剪定したい場合や分岐点で切ると枝が短くなりすぎる場合は、外芽の上で切るようにすると安心です。

花芽を残す

ツバキの美しい花を楽しむには、花芽を落とさないよう注意して剪定するのが重要です。花芽は葉芽と間違えやすいため、ここで見分け方もチェックしておきましょう。

  • 花芽:丸みがあり、ふくらんでいる
  • 葉芽:細く、尖っている

ただし、花芽が付いたばかりの6~7月頃は、花芽も葉芽も同じような見た目をしています。間違えて花芽を落としやすい時期なので、花芽が付く前のタイミングで剪定するのがオススメです。

椿(ツバキ)の剪定ではチャドクガに注意!

ツバキに付きやすい害虫では、「チャドクガ」が知られています。幼虫は葉の裏に隠れていることが多く、毒針毛(どくしんもう)があり、刺さると赤い発疹と強烈なかゆみの症状が出ます

チャドクガの毒針毛はとても軽く、直接触れなくても風で舞い皮膚に付着する危険があります。また、チャドクガが危険を感じると毒針毛を飛ばしてくるため、十分に注意して作業しなければなりません。

作業時は皮膚の露出を最小限に押さえて予防し、もし見つけたら葉ごと切り落とす対処が必要です。

ツバキ全体に発生しているなら、殺虫剤などの薬剤を使いましょう

さらに詳しく知りたい方はこちら

椿(ツバキ)は毎年剪定して健康に育てよう!

毎年ツバキの花を楽しむなら、毎年しっかり剪定していかなければなりません。チャドクガには注意しつつ、日当たりや風通しが良くなるよう、適切なお手入れをしていきましょう。

「お手入れしている時間がない」「手間をかけずにツバキを楽しみたい」という場合は、プロの業者へ依頼するのも良いでしょう。

ツバキの剪定業者を探す際は、セーフリーをご利用ください。多数の業者を掲載しているので、希望に合う依頼先を見つけやすくなっています。プロの技で美しい樹形に整えてもらい、ツバキの魅力を長く楽しんでいきましょう。

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椿(ツバキ)の剪定パーフェクトガイド!適切なお手入れ時期や作業方法を詳しくご紹介!のよくある質問

  • Q. ツバキの剪定方法は?

    A.

    ツバキの剪定は、下記の手順で進めます。
    1.仕上がり樹形をイメージする
    2.上が細く、下は太くなるよう不要な枝を剪定する

  • Q. ツバキの剪定時期はいつ頃がよい?

    A.

    ツバキの剪定時期は、4~5月がベストです。花芽が付き始める6月前に済ませましょう。

  • Q. ツバキを剪定する時の注意点は?

    A.

    ツバキの剪定時は、チャドクガに注意しましょう。葉の裏に隠れていることもあるため、皮膚の露出を最小限に抑えて作業し、見つけたら葉ごと切り落としましょう。

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