2024.11.07 2024.12.31
この記事では、ドライガーデンとロックガーデンの違いについて解説します。
ドライガーデンとロックガーデンはともにガーデニングの一種ですが、大きな違いは以下の通りです。
- ドライガーデン→植物が主役
- ロックガーデン→岩・石が主役
建物周囲のスペースやデザインの好みに合わせて選びましょう。記事後半ではそれぞれの作り方とポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ドライガーデンとロックガーデンの違いとは?【4つのポイントを比較】
ドライガーデンとロックガーデンは、自宅や店舗、さらに複合施設やマンションで多く採用されている植栽スタイルですが、見た目だけでなく管理のしやすさやコストにも違いがあります。
ここでは、デザイン、植物の選び方、コスト、メンテナンス、4つの観点から両者の違いをわかりやすく比較してみましょう。
ドライガーデン | ロックガーデン | |
---|---|---|
デザイン | 乾いた環境に適した植物を主体にし、色と形で庭を演出 | 岩や石を中心に山岳地帯を模した環境を作り出し、雄大な雰囲気を表現 |
植物 | サボテンや多肉植物など乾燥に強い種類が中心で、広い空間が必要 | 岩や石の隙間に植物を配置し、緑と岩のコントラストを楽しめる |
コスト | 人気の植物を使うことが多いため高くなる傾向 | 石材や一般的な植物が多く、比較的安価に抑えられる |
メンテナンス | 乾燥に強い植物のため、水やりや草刈りの頻度が少なく手入れが簡単 | 植物の剪定や水やりが必要で、ややメンテナンスが複雑 |
このように、ドライガーデンとロックガーデンにはそれぞれ異なる魅力があり、選び方次第で庭の雰囲気や維持費が大きく変わります。
庭づくりの目的や使用する場所に合わせて、どちらの植栽スタイルが適しているかじっくりと検討してみてください。
ドライガーデンのメリット・デメリット【ロックガーデンと違った魅力も!】
庭づくりや植栽において人気が高まっているドライガーデン。乾燥に強い植物と砂利や石を組み合わせることで、手軽でありながらも魅力的な空間を演出できます。
ここでは、ドライガーデンのメリットとデメリットについて詳しく解説します。ロックガーデンとは異なる魅力を確認しましょう。
ドライガーデンのメリット
ドライガーデンの最大のメリットは、手間がかからない点です。乾燥に強い植物を使用しているため、剪定や消毒、肥料の追加といったメンテナンスがほとんど不要。
さらに、植物が季節の影響を受けにくいため、花が咲いたり枯れたりといった頻繁な変化が少なく、安定した庭の景観を保ちたい方にはぴったりです。
ドライガーデンのデメリット
手間が少ないドライガーデンですが、少ない手間にも独特の大変さがあります。
例えば、石と石の隙間に生える草を抜いたり、落ち葉の掃除をしたりする際、サボテンや多肉植物のように棘のある植物が多いため慎重に手入れする必要があるでしょう。怪我のリスクもあります。
また、ドライガーデンは乾燥に適した植物に特化しているため、他の種類の植物を育てたい場合には不向きと感じることがあるかもしれません。
ドライガーデンにおすすめの植物
ドライガーデンを構成する植物としては、乾燥に強く、特徴的な姿を持つ植物が多く採用されます。ここでは、ドライガーデンに適した代表的な植物として「アガベ」「ユッカ」「サボテン」をご紹介します。
アガベ
アガベは鋭い葉先が特徴的な多肉植物で、独特の存在感を持つため庭の中心的なアクセントとしてもおすすめ。乾燥に非常に強く、日当たりの良い場所でしっかりと育つため管理が容易です。
また、アガベは一度植えると数年間そのまま楽しめるため、ドライガーデンにぴったりの植物です。
ユッカ
ユッカは細長い葉が放射状に広がり、独特のエキゾチックな雰囲気を演出します。乾燥に強く、寒さにもある程度耐性があるため、広い地域で育てられるでしょう。
また、ユッカは成長が遅いため、頻繁な剪定が不要でドライガーデンで長期間楽しめるのがメリットです。
サボテン
サボテンはドライガーデンの代表的な植物であり、多様な種類や形状があるためデザインの幅が広がります。乾燥に非常に強く、メンテナンスがほとんど必要ありません。
小さなものから大きなものまで揃えられる上に、他の植物との組み合わせでさまざまなデザインが楽しめます。
ドライガーデンとロックガーデンの違い【岩や石がメイン!ロックガーデンの特徴とは】
庭づくりや植栽のスタイルとして人気のロックガーデンは、岩や石をメインに使用することで自然の美しさを引き立てる庭です。
ここでは、ロックガーデンのメリットやデメリット、使用される石材やおすすめの植物について紹介します。
ロックガーデンのメリット
ロックガーデンのメリットの一つは、デザインの自由度が高いこと。岩や石を組み合わせて高低差を作り、植物の種類を気にせずに庭を構築できるため、個々の庭のデザインに合わせたカスタマイズが可能です。
また、湿度や気温の変化を石で作り出し、和風や洋風などさまざまな雰囲気に仕上げられる点も魅力。さらに、ロックガーデンは石を多く使用するため、雑草が生えにくく、日頃の手入れが簡単です。
ロックガーデンのデメリット
一方、ロックガーデンのデメリットとして、配置のバランスを取るのが難しい点が挙げられます。石材を多用することで、うまく設計しないとごちゃごちゃとした印象になりがちです。
また、石と石の間から生えてくる雑草の除去が手間となることもあります。このほか、岩や石は入手先が限られるため、希望のデザインに合った石材を見つけるのが難しい点も考慮しなければいけません。
ロックガーデンで使われる岩・石
ロックガーデンにはさまざまな種類の石が用いられます。自然石や加工された石など、仕上がりのイメージに合わせて選びましょう。
どの石材も庭の雰囲気を大きく左右するため、しっかりとイメージを固めてから慎重に選ぶことが大切。
ロックガーデンによく使われる植物
ロックガーデンには、岩や石の間に配置しやすい植物が適しています。代表的な「コニファー」「セダム」「アリッサム」の3種類を紹介します。
コニファー
コニファーは針葉樹の一種で、ロックガーデンに高さと緑を加えたいときにおすすめです。常緑であるため季節を通じて景観を保つことができ、品種によって色や形が異なるため多彩なデザインが楽しめます。
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セダム
セダムは多肉植物の一種で、乾燥に強く岩や石の隙間にも植えやすいです。小さな葉が密集して生え、見た目も可愛らしく、ロックガーデンに柔らかさを加える効果が。手入れが簡単で、初心者にもおすすめです。
アリッサム
アリッサムは低い草丈で地面を覆うように成長する植物で、ロックガーデンにカラフルなアクセントを加えたいときに使われます。小さな花を密集させて咲かせ、香りも楽しめるのが特徴です。
ドライガーデンの作り方流れ【ロックガーデンと違って植物が主役】
ドライガーデンは、乾燥に強い植物を中心にデザインされる庭です。一方、ロックガーデンは岩や石を主役とし、その間に植物を配置します。
この違いを踏まえ、ドライガーデンの基本的な作り方は以下を参考にしてください。
- スペースを確保する
- 植物・石を選ぶ
- 土を作る
- 植物・石をレイアウトする
- 砂利を敷く
ドライガーデンを作るときは、日当たりの良い平地が理想的。植物は先ほども解説したように、乾燥に強い「アガベ」「ユッカ」「サボテン」などがおすすめです。
ロックガーデンと違い植物がメインなので、レイアウト時は全体のバランスを考えましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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ロックガーデンの作り方流れ【ドライガーデンと違って石が主役】
ロックガーデンは岩や石を主役とし、その間に植物を配置することで、山岳地帯の自然な風景を再現します。基本的な流れは以下を参考にしてください。
- スペースを決める
- 石を準備する
- 石の配置→植物の配置
- 土と肥料を追加する
- 植物を植え付ける
ロックガーデンも植物は植え付けますが、ドライガーデンと違う点は石→植物の順番でレイアウトすること。
また、ロックガーデンは傾斜地や高低差のある場所を活用すると、より立体的なデザインが可能です。
ドライガーデンとロックガーデンの違いは4つ!好みやスペースに合わせて選ぼう
この記事では、ドライガーデンとロックガーデンの違いについて解説しました。それぞれの作り方とポイントについてもお分かりいただけたかと思います。
- ドライガーデンはロックガーデンに比べコストがかかるがメンテナンスが容易
- ロックガーデンはメンテナンスが少し複雑だが比較的安く完成させられる
- ドライガーデン→植物が主役
- ロックガーデン→岩・石が主役
上記の違いを踏まえ、どちらを作るか検討しましょう。
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ドライガーデンとロックガーデンの違いとは?メリットデメリット徹底検証【どっちにする?決め方解説】のよくある質問
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Q. ドライガーデンとロックガーデンの大きな違いは?
A.ドライガーデンは植物が主役で、ロックガーデンは岩や石が主役です。
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Q. ドライガーデンに適した植物は?
A.乾燥に強い植物がおすすめです。「アガベ」「ユッカ」「サボテン」などが代表的です。
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Q. ロックガーデンを作るときの注意点は?
A.ロックガーデンは岩や石の仕入れが難しく、メンテナンスが少し複雑です。この2点を考慮して作るか検討しましょう。