剪定する生垣

生垣の剪定時期とお手入れ方法パーフェクトガイド【必須アイテムや美しく仕上がるコツも】

2024.09.06 2024.09.06

この記事では、生垣の剪定時期やお手入れ方法について徹底解説していきます。

家の目隠しや防音などさまざまな役割を担う生垣。家の見栄えにも大きな影響を与える生垣ですが、生け垣に使われている樹木の種類により、剪定すべき時期や正しい方法が異なります

記事後半では、美しく仕上げるコツや、業者依頼した場合の費用相場についてもご紹介しますよ!生垣の維持管理に困っている方や、荒れてきてしまった状態の方も、ぜひ最後までご覧ください。

生垣の剪定に適した時期【お手入れの頻度は?】

剪定中の生垣
生垣には、さまざまな植物が使われます。植物の種類ごとに適した剪定時期やお手入れ頻度が異なるので、代表的なものを見ていきましょう。

主な植物 剪定時期 お手入れ頻度
常緑
針葉樹
ラカンマキ、イヌマキなど 暖かくなる春~初夏 年に2回
常緑
広葉樹
マサキ、レッドロビン、キンモクセイなど 6~7月、9~11月 年に1~2回
落葉
広葉樹
ハナミズキ、ドウダンツツジ、ローズマリーなど 9月~11月(強剪定は12月~3月) 年に1~2回

ただし、同じ種類でも植物の種類によって適切な時期は異なる場合があります。自宅の生垣に使われている植物に合わせて、適切な時期に手入れしましょう。

また、花木の場合は、花が咲き終わった直後もしくは11~2月の休眠期が剪定に適しています。

生垣の剪定に必須アイテム【お手入れの4つ道具とは?】

生垣の剪定に必要なのは、下記のアイテムです。

  • 剪定用手袋
  • ブルーシート
  • 剪定バサミ
  • 刈り込みバサミ

ケガをしないよう、作業時は剪定用手袋を着用しましょう。ブルーシートは、作業前に生垣の脇に敷いておきます。

剪定バサミは、小枝を切るのに適しています。手の大きさに合う扱いやすいものを選びましょう。ラチェット式を選ぶと、少ない力で切りやすいので効率的です。剪定バサミの代わりに植木バサミを使っても良いでしょう。

広範囲の栓知恵には、刈り込みバサミが便利です。刃が長いため、効率的に生垣を整えられます。刈り込みバサミは、片手を固定してもう片方の手で刃を開閉しながら剪定しましょう。

刈り込みバサミの代わりに、剪定バリカンを使うのもおすすめです。

生垣の剪定方法【お手入れの手順】

生垣を剪定している人

では、生垣の具体的な剪定方法を手順ごとに見てみましょう。

  1. ブルーシートを生垣の脇に敷く
  2. 太い枝や飛び出して伸びている枝を切る
  3. 側面を下から上へ刈り込む
  4. 上面を刈り込んで平らにする
  5. 枝を透く
  6. 角を取る

それぞれのステップについて、ご紹介します。

1.ブルーシートを生垣の脇に敷く

剪定する生垣の表面と裏面の脇に、ブルーシートを敷いておきます。敷いておくと、剪定した枝がブルーシートの上に落ちてくるので、後片付けがラクになります

2.太い枝や飛び出して伸びている枝を切る

太い枝や飛び出して伸びている枝があれば、あらかじめ切っておきましょう。

太い枝は、剪定ノコギリを使うと効率的です。刈り込みバサミでは切りにくい場合があるため、先に剪定しておくのがおすすめです。

3.側面を下から上へ刈り込む

まずは側面の刈り込みです。生垣は、下から上に向かって刈り込むのが基本

ただし、下のほうの枝は発芽力が弱めなので、上部はしっかり、下部の剪定は少し控えめの剪定が安心です。

4.上面を刈り込んで平らにする

次に、上面を刈り込み、平らにします。平らにするのは難しいため、慣れていないうちは生垣の両端に杭を打ち、仕上げたい高さに水糸を張って刈り込んでいくと良いでしょう。

上面は、刈り込みバサミの刃の反りが奥に向くよう、裏返して使うと水平に刈りやすくなります。

上面の刈り込みは、高さを決める重要なステップです。目隠しが目的の生垣なら、1.8~2mほどを目安にしましょう。

5.枝を透く

全体的に混み合っている枝を透き、風通しや日当たりを良くします。なかでも、内向きに伸びている枝や生長が早い枝は、優先的に剪定しましょう。

6.角を取る

角を取り、全体的に形を整えます。最後に、曲がっている部分や出っ張っている部分があれば、修正して完成です。

生垣を剪定して美しく仕上げたい!お手入れのコツ

生垣の剪定を美しく仕上げるコツは、「外向きについた芽や枝のすぐ上を切る」こと。

内向きの芽を切ると樹形が崩れやすいため、外向きの芽を剪定します。また、芽や枝のすぐ上で切ることで、枯れ込みにくくなります。

生垣を剪定・お手入れする際の注意点

生垣剪定での注意点

生垣を剪定・お手入れする際には、下記2つの注意点を覚えておきましょう。

  • 芽を傷つけないようにする
  • 水平切りが安心

生垣を大切に育てていくために、また安全に作業するために、それぞれについて確認しましょう。

芽を傷つけないようにする

生垣を大切に育てていくためには、芽を傷つけないように剪定する必要があります。そのためには、芽から3~5mmほど上を切るように心がけることが大切です。

ちなみに、太い枝を切る際は切る2~3cmほど付け根に近い部分に切り込みを入れてから剪定すると、樹皮が避けにくくなります。

高い場所の枝は水平切りが安心

高さがある生垣の剪定では、切り口が斜めになりがちです。斜めに切ると見た目は整いますが、体に刺さってケガしやすくなるため注意しなければなりません。

人が触れる可能性がある場所は、安全のために水平切りを意識しましょう。水平切りが難しい場合や剪定に不安がある場合は、プロの業者に依頼するのがベストです。

生垣剪定を業者依頼する場合の費用相場【お手入れお任せの料金は…】

業者に依頼した場合、単価制もしくは日当制で費用が決まります。

単価制の場合の費用相場は、下記のとおりです。

生垣の高さ 1mあたりの費用相場
1m以下 500円ほど
1~2m 1,000円ほど
2~3m 2,000円ほど

一方で、日当制の場合はスタッフ1人あたり15,000~30,000円ほどです。ただし、どちらの場合も状況によって費用は変わってくるため、まずは見積もりを取ってみると良いでしょう。

複数の業者から見積もりを取ると、現状での費用相場が分かりやすくなります。また、比較することで希望に沿ってくれる業者を見つけやすくなるので、ぜひ複数社から見積もりを取ってみましょう。

生垣の剪定なら!定期的にお手入れをプロに依頼するのがBEST!

生垣を美しく仕上げるには、樹木ごとに適した時期に芽を傷つけないよう注意しながら剪定する必要があります。高さがある生垣の場合は、剪定時に転倒の危険もあるため、安定した足場を用意して作業することも大切です。

大きく成長して手が付けられなくなってしまった場合や、時間がなくてなかなか剪定できない場合などは、プロの業者へ依頼して剪定してもらいましょう。業者ならば、自分で剪定するよりも美しく仕上がるのがメリットです。

生垣をお手入れしてくれる造園業者・植木屋を探す際は、

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まずはお近くの信頼できる業者を見つけてご相談を。

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生垣の剪定時期とお手入れ方法パーフェクトガイド【必須アイテムや美しく仕上がるコツも】のよくある質問

  • Q. 生垣剪定のおおまかな手順は?

    生垣の剪定は、おおまかに下記の手順で進めます。

    1.太い枝や飛び出して伸びている枝を切る
    2.側面を下から上へ刈り込む
    3.上面を刈り込んで平らにする
    4.枝を透く
    5.角を取る

  • Q. 生垣のベストな剪定時期は?

    生垣に使われている植物の種類により、適切な剪定時期は異なります。常緑針葉樹であれば暖かくなる春~初夏頃、常緑広葉樹なら6~7月と9~11月、落葉広葉樹は9月~11月がベストです。

  • Q. 生垣の剪定を業者へ依頼した場合の費用相場は?

    日当制の場合は、スタッフ1人あたり15,000~30,000円ほどが相場です。単価制なら、1m以下の高さなら1mあたり500円ほど、1~2mの高さなら1mあたり1,000円ほどが相場です。

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