剪定した後のソテツ

border

ソテツ(蘇鉄)の剪定方法とお手入れ時期を徹底解説!作業をラクにするコツもご紹介

2024.11.04 2024.11.04

 

この記事では、ソテツの剪定作業やお手入れのコツについて徹底解説していきます。

南国っぽさが魅力のソテツは、暑さと乾燥に強い樹木です。庭木としても親しまれるソテツは年に1~4cmほどしか生長しないので、こまめな剪定は必要ありません。ただし、正しくお手入れしないと枯れてしまうケースもあるため、注意が必要です。

以下、そんなソテツの剪定時期や具体的な剪定手順について詳しく説明していきます。記事の最後では、業者へ依頼した場合の費用相場もご紹介。お手入れを面倒に感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。

ソテツの剪定時期はいつがベスト?【正しいお手入れのタイミング】

これから剪定するソテツ

ソテツは生長速度が遅く1年間に2~4cmほどしか伸びないため、こまめな剪定は必要ありません。剪定時期も、休眠期である冬以外であれば問題ないのが特徴です。

なかでも、ベストな剪定時期は初夏。新芽が出てくるのが初夏なので、樹形を整えやすいためです。

古い葉が垂れ下がってきたタイミングが、お手入れの最適期と考えましょう。

ソテツの剪定前に揃えておきたいアイテム【お手入れ4つ道具】

ソテツの剪定では、事前に揃えておきたいアイテムが4つあります。

  • 園芸用手袋や皮手袋
  • 剪定バサミ
  • 刈り込みバサミ
  • 剪定用ノコギリ

ソテツは葉先がとても鋭いので、お手入れの際は必ず園芸用手袋や、皮を使った「皮手袋」を着用しましょう。軍手だと肌を守れない可能性があるため、頑丈な手袋が必要です。できれば、手首まで保護できる長めの手袋を用意しましょう。

ソテツの葉はとても固いため、剪定バサミだけでなく刈り込みバサミを用意しておくと安心です。刈り込みバサミなら、太く長いソテツの葉も切りやすくなります。柄の先にグリップが付いていれば、なお使いやすいのでオススメです。

幹を切る予定がある場合は、剪定用ノコギリも用意しておきましょう。

ソテツの剪定方法【基本】

ソテツの基本的な剪定は、基本的に古くなった葉の整理です。

  • 水平よりも垂れさがってきた葉
  • 枯れてきて黄色くなった葉

上記は、付け根から切り落とします。残すのは、新しく伸びてきたやわらかい若葉や健康な葉のみ。若葉は葉がやわらかいので、触るとすぐに分かります。

あわせて、樹形を整えるために「不定芽(ふていが)」を剪定すると良いでしょう。「不定芽」とは、幹から飛び出す小さなパイナップルのような株のこと。小さいままなら問題ありませんが、大きくなってきたら剪定しましょう。

ソテツ剪定で「小さくしたい場合」の作業方法

剪定していくソテツ

大きくなりすぎたソテツを小さくする方法は、株分けして伐採するしかありません。ソテツは生長点が頂点にあるので、高さ調節のために幹を切り落とすと枯れてしまうリスクがあるためです。一般的な庭木のように幹を切って「芯止め」をするのは避けましょう。

ソテツの株分けでは、幹から飛び出す小さなパイナップルのような「不定芽」を活用します。

  1. こぶし大の大きさの不定芽を子株として収穫する
  2. 子株を鉢植えに植え付ける
  3. 元の木を伐採する

子株の収穫は、5~9月がベスト。収穫したら、下半分ほどを土に埋めて安定させましょう。

ソテツ剪定をラクにする!切る時のコツ

ソテツの葉は長く固いため、剪定に手間がかかります。そのため、ラクに剪定するための手順を知っていると安心です。

  1. 剪定する葉の葉先部分を半分切り取る
  2. 根元から切る

先に半分切り取ると、根元まで手が届きやすくなります。一度で切るのではなく二段階剪定をするが、ラクに切るコツです。

ソテツ剪定時の3つの注意点

ソテツを剪定する際は、覚えておきたい注意点が3つあります。

  • 古くなった葉は毎年剪定する
  • 葉は付け根から剪定する
  • ペットがいる場合は誤食にも注意!

それぞれチェックしておきましょう。

古くなった葉は毎年剪定する

古くなった葉は、毎年剪定するとソテツの魅力的な外観を維持できます。枝や幹はこまめに剪定する必要はありませんが、古い葉だけは年に1回除去しましょう。

葉は付け根から剪定する

ソテツの葉は、付け根からバッサリ剪定するのもポイント。根元をしっかり確認し、丁寧に剪定すると見栄えが良くなります。

根元をしっかり確認するためにも、先に先端を半分切る「二段階剪定」がオススメです。

ペットがいる場合は誤食にも注意!

ソテツの葉や幹、根には、有毒成分が含まれています。人にも動物にも有毒なソテツですが、ペットは剪定した葉などで遊んだり、口にしたりしてしまう危険があるので注意しましょう。

ちなみに、ソテツは10年に1度、白や黄色の花を咲かせ、その年の秋には赤い実が付きます。この赤い実にも人体にとって有毒な成分が含まれるため、口にしないようにしましょう。

ソテツの剪定は業者依頼もオススメ!費用相場は?

ソテツ剪定を請け負う業者の女性

10m以上と大きくなることもあるソテツは、無理して自分で剪定しようとせず、業者へ依頼するのもひとつの手です。高所での作業はただでさえ危険ですが、ソテツの葉は固く、剪定に慣れていてもリスクが大きいためです。

業者依頼する際の費用は、職人の時給制を取り入れている業者なら15,000~30,000円ほどが相場です。単価制の場合、3m未満で1,000~5,000円ほどが相場。

ただし、業者やソテツの状況により費用は異なるため、まずは見積もりを出してもらうと安心です。3社以上から見積もりを取れば、現状での相場を把握できるのでオススメです。

ソテツの剪定は年1回のみ!大きくなりすぎたら業者へお任せしよう!

生長速度が遅くこまめな剪定が必要ないソテツですが、年に1回は古くなった葉などを剪定する必要があります。ソテツの魅力的な外観をキープするためにも、正しくお手入れしていくのが大切なポイントです。

大きくなってしまったり手入れに不安があったりするなら、プロの業者に依頼するのもオススメです。年に1回だけですが、プロにお手入れしてもらえばソテツの魅力を存分に堪能できるでしょう。

ソテツの剪定業者を探すなら、セーフリーをご利用ください。多数掲載されている業者の中から、条件による絞り込みで希望の依頼先を見つけやすくなっています。

セーフリーで依頼先を見つけて、庭のソテツを心ゆくまで楽しみましょう!

>> 近くの造園業者・植木屋を探す

ソテツの剪定時期やお手入れ方法に関するよくある質問

  • Q. ソテツの剪定時期はいつがベスト?

    A.

    ソテツの剪定は、古い葉が垂れ下がってきた初夏がベストです。

  • Q. ソテツはどうやって剪定する?基本の剪定作業は?

    A.

    ソテツの基本的な剪定では、水平よりも垂れさがってきた葉や枯れてきて黄色くなった葉を切り取ります。葉は、付け根から剪定しましょう。

  • Q. ソテツ剪定のコツは?

    A.

    ソテツの剪定では、下記のように二段階剪定するのがコツです。

    1.剪定する葉の葉先部分を半分切り取る
    2.根元から切る

木の剪定/お手入れの

地域からおすすめ業者を探す

北海道・東北 北海道 | 青森 | 秋田 | 岩手 | 宮城 | 山形 | 福島
首都圏 東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 栃木 | 群馬
北陸・甲信越 富山 | 石川 | 福井 | 新潟 | 山梨 | 長野
東海 愛知 | 岐阜 | 三重 | 静岡
近畿 大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山
中国・四国 広島 | 鳥取 | 島根 | 岡山 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知
九州・沖縄 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄
  • 即対応可能な
    業者アリ

  • 近所の業者を
    探せる

  • 口コミから
    評価比較