2024.12.06 2024.12.06
この記事では、モッコクの剪定について徹底解説していきます。
モッコクは、庭木として長く愛されている樹木。育てやすく生長はゆっくりめなモッコクですが、自然界では10m以上の大木になるため、庭木として育てるなら剪定が欠かせません。
ここでは、モッコクの剪定時期や方法について詳しくご紹介します。記事後半では、剪定で注意すべき大事な点についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
PR
木の剪定/お手入れ
今週No.1おすすめ優良業者!!
みつばグループ
みつばグループは草刈り・伐採・剪定を専門に行う事業者です。お電話の段階で概算見積りを教えてもらえるので、いくつかの事業者を比較検討したいという方も安心。まずはお気軽にご相談ください。
目次
モッコクの剪定時期【年2回のお手入れを】
生長は早くないモッコクですが、小枝が密集しやすいため定期的に剪定しなければなりません。
- 6~7月
- 11~12月
上記の、年に2回お手入れするのが基本です。6~7月は花が散った後、11~12月は休眠期前のタイミングで剪定します。
一方で、剪定を避けるべき時期は真夏です。真夏に剪定すると日差しが強く当たりすぎるため、枯れてしまう場合があります。
モッコク剪定での必須アイテム【お手入れの7つ道具】
モッコクの剪定では、下記7つの道具をそろえておきましょう。
- 剪定用手袋
- 剪定バサミ
- 庭木バサミ
- 剪定ノコギリ
- 刈り込みバサミ
- 脚立
- 癒合剤(ゆごうざい)
剪定作業では、手を保護するための剪定用手袋が必須です。滑りにくく、自分の手にフィットするものを選びましょう。剪定バサミも、手に取ってみて自分が使いやすい大きさのものを選ぶと安心です。
細かい部分の剪定では庭木バサミを使い、太い枝を切る際は剪定ノコギリを使います。全体的な樹形を整える際は、刈り込みバサミがあると便利です。
樹高が高いモッコクの剪定では、脚立も必要です。剪定作業で利便性の高い、三脚タイプを用意しましょう。また、太い枝を切った際に使用する癒合剤もあらかじめ準備しておけるとベストです。
モッコクの剪定方法【基本のお手入れ】
モッコクの基本的なお手入れは、透かし剪定で下記の手順で進めます。
- 最終的な樹形をイメージしておく
- 混み合った枝や伸びすぎた枝などを切る
- 内側へ伸びていたり下向き・真上に向かって伸びていたりする枝を切る
- 木を揺らして、引っかかっている剪定枝を落とす
基本的には、不要な枝を間引いて、全体的に日当たりや風通しを良くする作業です。ポイントは、上部から作業をはじめ、太い枝を先に切ること。傷んでいたり弱っていたりする枝も含め、不要な枝は根元からカットしましょう。
モッコクは、左右が均等になるように樹形を整えると美しいです。剪定しながら、途中で少し離れた場所から樹形を確認し、調整しつつ剪定するのがオススメです。
樹形を整える際は、枝先を一つ一つ確認し、小枝が2~3本ずつ残るように調整しましょう。
ちなみに、6~7月は混み合った枝を中心に、11~12月は傷んでいたり弱っていたりする枝を中心に剪定するよう心掛けましょう。
モッコクの「生長を抑える」剪定方法【お手入れしやすく!】
なるべく生長を抑えてお手入れしやすくしておくなら、「三枚透かし」という剪定が有効です。
三枚透かしでは、枝ごとに三枚だけ葉を残し、ほかを除去します。葉を少なくすることで生長を抑え、お手入れしやすいサイズに保てます。
モッコクの剪定で注意すべき点4つ
モッコクの剪定では、ここでご紹介する4つの注意点を意識する必要があります。
- 剪定しすぎない
- 剪定後にしっかりケアをする
- 害虫を見つけたらすぐに対処する
- 高所での作業は十分気をつける
それぞれの項目について、解説します。
剪定しすぎない
生長がゆっくりめなモッコクは、剪定しすぎると寂しい印象になってしまいます。修正するにも、伸びてくるのを待たなければなりません。また、葉がない部分まで深く刈り込んでしまうと、枝が枯れてしまいます。
自然で美しい樹形を維持するためには、剪定しすぎず適度に留めるのが重要です。
剪定後にしっかりケアをする
剪定した後は、太めの枝の切り口には癒合剤を塗ってケアします。癒合剤によって、切り口から菌や雨水が侵入するのを防げます。また、切り口から水分や養分が蒸発するのも防げるため、モッコクの健康を保つのに有効です。
害虫を見つけたらすぐに対処する
モッコクには、カイガラムシやハマキムシなどの害虫が付きやすいです。どちらも大量に発生するとモッコクの健康を害すため、見つけたらすぐに対処するのが重要です。
害虫の対処では薬剤を使う方法が一般的ですが、カイガラムシの成虫には薬剤が利きません。カイガラムシの成虫を見つけたら、手で除去しましょう。
高所での作業は十分気をつける
大きく生長したモッコクを剪定する際は、脚立を使うケースがほとんどです。脚立を使った作業では、転倒などの危険があるため十分に注意しなければなりません。
- 脚立を安定した場所に立てる
- 一番上の段には載らない
- 上を向いての作業は避ける
上記をはじめ、脚立を安全に使う心掛けを忘れないでおきましょう。
モッコクの剪定は樹形を整えるのが難しい?!業者依頼がオススメな理由
モッコクは幹が地面から垂直に伸びるため、全体的なバランスが少しでも乱れるととても目立つ樹木です。さらに生長がゆっくりなため、乱れた樹形を修正するのにも時間がかかります。
モッコクを美しい樹形に整えるには、繊細で的確な技術とセンスが欠かせません。そのため、モッコクの樹形を整えるのは難しいとされています。
美しい樹形に整えたいなら、プロに依頼するのが良いでしょう。経験豊富で的確な技術とセンスを持ち合わせたプロなら、モッコクの良さを十分に引き出す樹形に整えてくれます。
業者依頼した場合の費用相場
プロの業者にモッコクの剪定を依頼した場合の1本あたりの費用相場は、下記のとおりです。
- 3m未満 4,000円ほど
- 3~5m 8,000円ほど
- 5~7m 18,000円ほど
また、日当制の業者の場合、スタッフ1人あたり15,000~30,000円が相場です。1時間単位であれば、2,000~3,000円ほどが相場となりますが、業者や樹木の状況などにより料金は変動するため、見積もりを取るのがオススメです。
モッコクの剪定はプロにお任せ!ベストな大きさで美しい樹形を楽しもう!
放置すると樹形が崩れるだけでなく、庭木でも6mほどと大きくなりすぎてしまう、モッコク。年に2回お手入れをして、樹形や大きさを調整していくのが欠かせない樹木です。
ただし、モッコクは樹形を整えるのが難しいです。その上、大きくなったモッコクの剪定では転倒のリスクもあるため、無理せずプロに依頼すると良いでしょう。
剪定業者探しは、セーフリーをご利用ください。複数の業者からの見積もりを取りやすい環境が整っています。セーフリーで自宅近くの業者を検索し、依頼先を見つけましょう。
モッコクの剪定時期やお手入れ方法に関するよくある質問
-
Q. モッコクの剪定はいつやるべき?
A.モッコクの剪定は、6~7月と11~12月がベストです。
-
Q. モッコクの剪定の仕方は?
A.モッコクの剪定では、不要な枝を切る「透かし剪定」が基本です。
1.最終的な樹形をイメージしておく
2.混み合った枝や伸びすぎた枝などを切る
3.内側へ伸びていたり下向き・真上に向かって伸びていたりする枝を切る
4.木を揺らして、引っかかっている剪定枝を落とす -
Q. モッコクの剪定での注意点は?
A.モッコクの剪定での注意点は、下記4つです。
・剪定しすぎない
・剪定後にしっかりケアをする
・害虫を見つけたらすぐに対処する
・高所での作業は十分気をつける