剪定する予定のスモークツリー

スモークツリー剪定時期とお手入れ方法パーフェクトガイド【コツや失敗例も解説】

2024.09.05 2024.09.05

この記事では、スモークツリーの剪定・お手入れについて徹底解説していきます。枝を間引く方法をはじめ、高さや樹形を整える方法を知りたい方も必見です。

ふわふわ感が魅力のスモークツリーは、定期的に手入れをしないとどんどん広がるだけでなく、大きく伸びすぎてしまいます。特徴的なスモーク感を楽しむためにも、毎年適した時期の剪定が大切です。

記事後半では、スモークツリーの剪定で失敗しないためのポイントもご紹介します。上手に仕上げたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

スモークツリーの剪定に適した時期はいつ?

これから剪定するスモークツリー

スモークツリーの剪定は、落葉期の11~2月が良いでしょう。この時期は木に栄養が多く蓄えられていて、剪定の負担に耐えやすいためです。

生命力が強いスモークツリーは、1年に1回は剪定して風通しを良くしつつ樹形を整えると安心です。

ただし、落葉期には花芽もできはじめる時期。剪定しすぎると花が少なくなってしまうので注意しましょう。

スモークツリーの剪定・お手入れ方法

スモークツリーの剪定・お手入れは、下記どちらかの方法で進めましょう。

  • 枝を間引く方法
  • 高さや樹形を整える方法

スモークツリーは旧枝咲きの木なので、花がついた枝には翌年花が咲きません。代わりに新しく伸びた枝に花が咲くため、どれが新しい枝・古い枝なのかをしっかり見極めて剪定しましょう。

枝を間引く方法

枝を間引くのが、スモークツリーの基本剪定です。間引くのは、古い枝や伸びすぎた枝、混み合って絡まった枝。風通しが良くなるように、しっかり間引くのがポイントです。内側に向かった枝や花芽が付いていない細い枝を間引いていくのも良いでしょう。

スモークツリーは伸びるのが早いので、思い切った剪定をするとスッキリした印象に仕上がります。

ただし、必要以上に剪定すると花の数が激減することがあるので注意が必要です。新しく伸びてきた枝と昨年伸びた枝を残し、古い枝を剪定しましょう。

高さや樹形を整える方法

高さや樹形をしっかり整えるなら、切り戻し剪定が必要です。メインの幹を希望の高さで切り、太い枝も剪定していきます。この時、なるべく花芽が付いている枝を残すと、花の楽しみも残せるでしょう。

高さを調整したら、不要な枝を間引いて仕上げます。

少し遠くから全体的な樹形をチェックして、整えていくとキレイに仕上がります。

高さや樹形を整える剪定では、思い切ってバッサリ切らなければなりません。ただし、強剪定しすぎると翌年の花付きが大幅に少なくなってしまう場合があるので注意が必要です。

スモークツリーの剪定箇所は?どこを切るのがベスト?

剪定しなければならないスモークツリー

スモークツリーは、どこを切っても問題ありません。どこを切っても新芽が出てくるためです。

切る場所に指定はありませんが、形が良くない枝はしっかり剪定する必要があります。

  • 曲がっている
  • ねじれている
  • 不自然な方向に延びている

上記のような枝は、根元からバッサリ剪定しましょう。

【スモークツリーの剪定・お手入れ】失敗しないためのポイント

スモークツリーの剪定を成功させるためには、下記のポイントを押さえておきましょう。

  • 古い枝を見極めて剪定する
  • 切り戻し剪定の時は切り口に癒合剤を塗布する
  • 害虫を見つけたらすぐに駆除する

「旧枝咲き」であることを踏まえ、新しい枝と昨年花をつけた枝を残すと花やふわふわとした穂を存分に楽しめます。古い枝をしっかり見極め、必要以上の剪定を避けることがポイントです。

また、切り戻し剪定の際は切り口に癒合剤(ゆごうざい)を塗布し、病原菌の侵入を防ぎましょう。

スモークツリーは害虫の被害に遭いにくい木として知られていますが、まったく害虫が付かないわけではありません。一度害虫が付くとどんどん栄養を取られてしまうので、すぐに駆除するよう心掛けておきましょう。

スモークツリー剪定・お手入れの際の注意点【失敗例も】

スモークツリーはウルシ科に属するため、樹液が肌に付くとかぶれてしまいます。そのため、剪定作業をする際は、長袖長ズボン、剪定用手袋を着用して肌を守りましょう。

また、剪定のし過ぎにも注意が必要です。花やふわふわとした穂が付かなくなってしまう失敗例もあるため、剪定のしすぎには注意しましょう。

樹形を整えて花やふわふわの穂をしっかり楽しめるように剪定するなら、プロの業者へ依頼するのがベストです。特に、大きく生長しているスモークツリーは高所作業の危険も伴うため、業者に依頼して剪定してもらいましょう。

スモークツリーは剪定して庭に適した大きさで楽しもう!

放置するとあっという間に伸びて樹形が崩れてしまうスモークツリーは、毎年手入れする必要があります。枝を切る場所も基本決まっていないため手軽に剪定しやすいですが、かぶれないように十分注意して作業しなければなりません。

「大きくなりすぎて剪定が難しい」「かぶれが心配」「剪定の手間を省きたい」というケースでは、ぜひ専門の業者へ依頼しましょう。希望する形に、しっかり剪定してもらえます。

セーフリーには、スモークツリーの剪定を請け負う業者を多数掲載しています。「樹形を整えたい」「高さを調節したい」「近くの業者に依頼したい」などの希望に沿う業者を見つけやすいので、ぜひ活用してみてください。

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スモークツリー剪定時期とお手入れ方法パーフェクトガイド【コツや失敗例も解説】のよくある質問

  • Q. スモークツリーの剪定時期はいつが良い?

    スモークツリーの剪定は、落葉期の11~2月がベストです。

  • Q. スモークツリー剪定時の注意点は?

    ウルシ科であるスモークツリーは、樹液でかぶれることがあるので肌の露出を抑えることが大切です。

    また、剪定しすぎると花やふわふわの穂が付かなくなるので注意しましょう。加減が難しい場合は、業者へ相談・依頼してみてください。

  • Q. スモークツリーの剪定ではどこを切るのが良い?

    基本的にどこを切っても問題ありませんが、曲がっていたりねじれていたりと形が悪い枝は根元から切りましょう。

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