2025.05.10 2025.05.10
この記事では、庭リフォームに使える補助金について詳しく解説します。
「庭のリフォームに使える補助金は?」
「どこまで補助対象?庭だけでなく、外構工事にも使える?」
「申請スケジュールは?」
そんな疑問を持つ方に向けて、補助金の対象条件・金額・申請方法をわかりやすくまとめました。
記事の後半では、補助金を利用する際の注意点や、補助金利用に対応した業者選びのポイントまで詳しく解説します。庭リフォームの費用負担を少しでも抑えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
庭のリフォームに補助金は使える?対象条件・リフォーム例
庭のリフォームでも、条件を満たせば補助金を活用できる場合があります。ただし、対象となる工事内容や申請条件は補助金ごとに異なり、すべてのリフォームが対象になるわけではありません。
ここでは、代表的な補助金の種類と条件、どんな工事が対象になるのかを具体例とともに紹介します。
リフォーム補助金の種類と概要・対象条件
庭リフォームで使える主な補助金は、国・自治体・特定団体が提供するものがあります。以下の表に、概要と主な対象条件をまとめました。
補助金名 | 概要 | 主な対象条件 |
---|---|---|
省エネ・断熱リフォーム補助金 | 断熱材設置や日射遮蔽のための庭・外構改善などを支援 | 省エネ効果が認められる改修であること |
バリアフリー改修補助金 | 高齢者・障害者が暮らしやすい環境への改修を支援 | 居住者のバリアフリー化ニーズがあること |
景観保全・緑化促進補助金 | 公共性の高い庭園整備や緑化工事を支援 | 緑化率向上・景観改善の効果があること |
地域独自の外構工事補助金 | 一部自治体で塀・門・駐車場などの外構工事を支援 | 自治体の定める条件を満たすこと |
補助金対象の庭リフォーム例
庭のリフォームで補助金が使えるのは、主に安全対策・環境対策・バリアフリー・景観改善など、公共性のある工事です。
たとえば、古いブロック塀を撤去して新しいフェンスに付け替えるのは、地震や台風対策として補助対象になる場合があります。雨水貯留タンクを設置したり、庭に透水性舗装を導入するのも、省エネや環境対策として補助対象になるケースも。
外構・エクステリア工事(門扉、駐車場、アプローチ、カーポートなど)も補助対象になる場合がありますが、単なる趣味や装飾目的のリフォームは対象外なので注意が必要です。
段差の解消や手すりの設置といったバリアフリー化工事も補助対象の代表例です。さらに、庭の緑化や芝生の張り替えなど、地域の景観向上につながる工事が対象になる場合もあります。
補助対象外になりやすい工事とは
すべての庭リフォームが補助対象になるわけではありません。具体的には、装飾重視のデザイン工事や、芝刈り・雑草取り・枯れ木の植え替えといった日常の維持作業、単純な修理・修繕工事は補助対象外です。また、補助金の条件に合わない業者や材料を使うと、申請が通らないリスクもあります。契約前に補助金の対象条件をしっかり確認しておきましょう。
補助金を申請せずに工事を始めると、あとから補助金が受けられない可能性大!
庭リフォームで使える補助金まとめ!主な支援制度と金額目安
庭リフォームで利用できる補助金は、自治体の制度や国の支援制度など複数あります。ここでは代表的なものを紹介します。
- 自治体のリフォーム補助金
- バリアフリー・省エネ・景観保全の補助金
以下、それぞれの点を解説します。
自治体のリフォーム補助金
多くの自治体では、住環境の改善・地域の景観向上・災害対策のためのリフォームを支援しています。庭リフォームでは、以下のような工事が対象になる場合があります。
- 老朽化した塀の撤去・新設(地震対策)
- 庭や外構のバリアフリー化(スロープ、手すり設置)
- 雨水貯留設備や浸透性舗装(環境負荷軽減)
- 緑化・景観保全(庭園整備、芝生・植栽)
全国の自治体で実施されている補助金制度の中でも、特に関東都市圏では、庭や外構に関する具体的な支援策が用意されている例があります。
具体例 | |
---|---|
東京都 | 防災都市づくり推進計画の一環として、ブロック塀改修工事に補助 |
神奈川県横浜市 | 住宅・建築物の耐震改修に伴う外構工事補助 |
千葉県千葉市 | 緑化助成制度で庭や外構の緑化費用の一部補助 |
(引用元:東京都都市整備局、横浜市住宅政策課、千葉市都市局)
東京都では、防災都市づくり推進計画の一環として、老朽化したブロック塀の改修工事に補助金が出ます。対象工事は工事費用の約2/3、上限10万円程度まで補助されます。
神奈川県横浜市では、住宅の耐震改修に関連する外構工事(門扉・塀など)の補助も。こちらは工事費用の約1/2、上限20万円程度の補助が見込まれます。
一方、千葉県千葉市では、緑化助成制度を実施しており、庭や外構の芝生張りや植栽工事の費用を補助しています。補助率は約1/2、上限は30万円程度です。
このように、自治体の補助金は地域によって内容や条件、補助率が異なります。リフォーム前にしっかり確認しておきましょう。
バリアフリー・省エネ・景観保全の補助金
自治体に加えて、国が実施する支援制度も庭リフォームに活用できる場合があります。
例えば、厚生労働省の「高齢者・障害者住宅改修支援」は、住宅全体のバリアフリー化に加え、庭や外構の段差解消やスロープ設置などが対象になる場合があります。国土交通省の「住宅エコリフォーム推進事業」では、外構を含む住宅全体の省エネ改修、たとえば遮熱・断熱効果を高める工事、透水性舗装の導入などが補助対象に。
さらに、環境省が関わる「都市緑化推進事業」では、地域全体の緑化促進のための工事、特に公共性の高い庭園整備や植栽強化が補助対象になる場合があります。
以下の表で、一般的な補助率・上限の目安をまとめました。
補助金の目安 | |
---|---|
自治体リフォーム補助金 | 工事費用の10〜50%、上限10〜100万円程度 |
バリアフリー改修補助金 | 工事費用の1/3程度、上限20万円前後 |
省エネ・断熱リフォーム補助 | 工事費用の1/3〜1/2、上限30〜50万円程度 |
緑化・景観補助金 | 工事費用の1/2程度、上限10〜30万円程度 |
(引用元:厚生労働省 住宅改修支援、国土交通省 住宅リフォーム支援)
具体的な金額は制度ごとに異なるため、リフォーム前に確認してください。
以下の記事では、庭リフォームの費用相場をまとめています。ぜひあわせてご覧ください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
庭リフォームの費用相場!整地・デザインは頼むべき?【依頼先別のガーデニング料金例も】
2024.10.06 2025.03.31
庭リフォームで活用したい補助金の必須書類・手続きの流れ
庭リフォームで補助金を活用する場合、申請にはいくつかのステップがあります。以下は、一般的な手続きの流れです。
- 補助金制度の確認・相談
- 見積もり・工事内容の確認
- 必要書類の準備・提出
- 審査・承認を受ける
- 工事の実施・完了報告
- 補助金の受け取り
順番に詳しく見ていきましょう。
1. 補助金制度の確認・相談
まずは、自分の地域や工事内容が補助対象になるか確認します。自治体の窓口や公式サイトで制度の詳細を調べ、不明点があれば事前相談をしておきましょう。申請期限や予算枠もここで必ずチェックしてください。
2. 見積もり・工事内容の確認
補助金の申請には、具体的な工事内容と見積もり書が必要です。複数の業者から見積もりを取り、補助金の対象になる工事かどうか確認しましょう。補助対象外の部分が含まれていないか、見積もりの内訳をしっかり見ておくのがポイントです。
3. 必要書類の準備・提出
申請には工事契約書、見積書、施工図面、写真(工事前の状況)、申請書類一式などが必要です。自治体や制度ごとに求められる書類は異なるので、漏れがないよう申請要項をよく確認して準備します。
4. 審査・承認を受ける
提出後は自治体や担当機関による書類審査があります。承認が下りるまで工事を始められないケースが多いので、工事スケジュールは余裕を持って立てるのが大切です。
5. 工事の実施・完了報告
承認を受けたら工事を開始。工事完了後は完了報告書や完成後の写真、請求書・領収書などを提出する必要があります。これがないと補助金が受け取れないため、書類の保管・管理を徹底しましょう。
6. 補助金の受け取り
最終確認が終わると、指定口座に補助金が振り込まれます。振込までに1〜2か月かかる場合もあるので、申請時にスケジュールを確認しておくと安心です。
庭リフォームで活用したい補助金の3つの注意点
補助金を使う場合、事前に以下の注意点を理解しておくと安心です。
- 補助金だけでは資金が足りない
- 工事内容が制限される場合がある
- 申請や承認に時間がかかる
以下、それぞれの点を解説します。
補助金だけでは資金が足りない
補助金は、補助率や上限が決まっており、全額をカバーできるわけではありません。さらに消費税は対象外の場合が多く、補助金の振込も工事完了後になるため、最初に自己資金を用意しておく必要があります。
工事内容が制限される場合がある
補助金の対象は省エネ、バリアフリー、安全対策などに限られ、装飾目的や趣味性の高いリフォームは対象外になりがちです。申請前に対象範囲を業者としっかり確認するのが大切です。
申請や承認に時間がかかる
書類審査や承認を経てから工事を始める必要があり、数週間〜数か月かかる場合もあります。急ぎの工事なら補助金を使わない判断も検討が必要です。
庭リフォーム費用を抑える3つのコツ【補助金だけじゃない!】
補助金に頼るだけではなく、賢い業者選びと計画が費用を抑えるカギになります。
- 複数業者の見積もりを比較する
- 補助金対応可能な業者を選ぶ
- アフターサービス・保証内容も要チェック
以下、それぞれの点を解説します。
複数業者の見積もりを比較する
同じ内容でも価格や提案内容、工事期間が大きく異なる場合があるため、最低でも2~3社は見積もりを取るのがおすすめです。
補助金対応可能な業者を選ぶ
補助金の申請手続きや対象範囲を熟知している業者は、必要書類の準備やスケジュール調整もスムーズで、余計な手戻りが発生しにくいです。
アフターサービス・保証内容も要チェック
安さだけで決めてしまうと、工事後に不具合があった場合の対応が遅かったり、追加費用が発生するケースもあります。工事後のメンテナンス体制まで含め、総合的に信頼できる業者選びが重要です。
補助金を使った庭リフォームで失敗しないためのポイント
補助金を活用した庭リフォームで失敗しないためには、いくつかの重要なチェックポイントがあります。
見積もり時に補助金対象か確認する
まず、工事内容が補助金の対象になるかを見積もり段階で必ず確認しましょう。対象外の工事まで見積もりに含まれていると、後で自己負担が増えるリスクがあります。
契約前に補助金の申請期限・条件を確認する
補助金には申請期限や事前承認が必要な場合があります。契約前にこれらの条件を業者と一緒に確認し、スケジュールがずれないよう注意するのが大切です。
「安さ」だけで選ばない
業者選びで金額だけに注目するのは危険です。提案力、実績、補助金手続きのサポート体制、アフターサービスなどを総合的に判断し、信頼できる業者を選びましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2024.10.06 2025.04.03
庭リフォームは補助金+プロの提案で賢く進めよう!
庭リフォームでは補助金を利用できるケースもありますが、条件や工事内容に制限があるため「全額補助される」とは限りません。
補助金対応の経験があるプロの外構エクステリア業者に相談すると、申請可能な範囲や工事内容の提案を受けられ、補助金をうまく活用しながら理想の庭づくりができます。
「補助金を活用して賢くリフォームしたい」「プロの提案で納得いく工事を進めたい」
そんな方は、複数業者を比較できる「セーフリー」で、信頼できる外構エクステリア業者を探してみましょう。
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- 補助金が使えるのか知りたい
- 外構・エクステリア工事も検討中!
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賢く理想の庭づくり
庭リフォームの補助金に関するよくある質問
-
Q. 庭リフォームで補助金を使う条件は?
A.補助金の対象は、省エネ・バリアフリー・景観改善など公共性の高い工事が基本です。自治体や国の制度ごとに条件が異なるので、事前に確認が必要です。
-
Q. 外構工事でも補助金をもらえるの?
A.はい、門扉、フェンス、駐車場、スロープなどの外構工事でも、条件を満たせば補助対象になります。特に防災対策やバリアフリー化を目的とする工事が対象になりやすいです。
-
Q. 補助金利用だと工事開始までどれくらい時間がかかる?
A.申請書類の準備や審査期間を含めると、承認までに1~2か月程度かかることがあります。工事開始前に必ず承認が必要なので、余裕を持ったスケジュールが必要です。