日立のエアコン

日立のエアコン「白くまくん」掃除方法を徹底解説!プロのクリーニングは必要?【おすすめ頻度も】

2023.09.03 2023.10.06

日立の代表的なエアコンブランド「白くまくん」。エアコン内部に汚れが付きにくいステンレスを使用するなど、エアコン内部を清潔に保つ機能が充実しています。

掃除機能が付いている機種もありますが、より快適に使用するためには掃除機能の有無に関わらず定期的なお手入れが必要です。

ここでは、日立のエアコン(白くまくん)の掃除方法から、プロのクリーニングの必要性まで徹底解説します。

目次

日立エアコンの主なシリーズ種類と便利な掃除機能【一覧】

まずは、日立のエアコンの主な種類と機種ごとの掃除機能について紹介します。

主な機能
Xシリーズ ・熱交換器自動お掃除(室内機・室外機)
・ファンお掃除ロボ
・除菌銅排水トレー
・除菌ビッグ&ウェーブファン
・親水性コーティング熱交換器
・カビバスター(エアコン内部クリーン)
Sシリーズ ・熱交換器自動お掃除(室内機・室外機)
・ファンお掃除ロボ
・除菌ステンレス排水トレー
・除菌ビッグ&ウェーブファン
・親水性コーティング熱交換器
・カビバスター(エアコン内部クリーン)
Wシリーズ ・熱交換器自動お掃除(室内機・室外機)
・ファンお掃除ロボ
・親水性コーティング熱交換器
・カビバスター(エアコン内部クリーン)
Gシリーズ ・熱交換器自動お掃除(室内機・室外機)
・親水性コーティング熱交換器
・カビバスター(エアコン内部クリーン)
Dシリーズ ・熱交換器自動お掃除(室内機・室外機)
・親水性コーティング熱交換器
・カビバスター(エアコン内部クリーン)

上位機種ほどお掃除機能やエアコンを清潔に保つ機能が充実しているので、エアコン掃除の手間を省いてくれるでしょう。

日立のエアコンの清潔・掃除機能

日立のエアコンには、エアコンをきれいに保つのに役立つ機能がいくつかあります。

主な機能について詳しく紹介します。

凍結洗浄

エアコン内部の熱交換器を清潔な状態に保ってくれる機能です。熱交換器を凍らせて霜を付けてから、その霜を一気に溶かすことで熱交換器に付いたカビや汚れを洗い流してくれます。

熱交換器をきれいな状態に保つことで、ホコリによる目詰まりを防ぎエアコンの機能低下を防ぐ効果が期待できます。

室内機だけでなく室外機の凍結洗浄機能も付いているのがポイント。外に設置することから目詰まりしやすい室外機ですが、凍結洗浄機能で小さなホコリまでしっかり洗い流してくれます。

汚れが付きにくいステンレスを採用

エアコンのパーツに汚れにくいステンレスを使うことで、清潔な状態を保てます。

通風路、フラップ、フィルターにステンレスを採用することで、風の通り道を清潔に保ってくれるのです。また、Sシリーズについては水トレーにもステンレスを採用し、さらに清潔性を向上させています。

フィルター自動掃除機能

エアコンの運転停止後に、フィルター掃除ユニットがエアフィルターを自動で掃除してくれる機能です。

フィルター自動掃除機能は、自動クリーン運転に組み込まれている機能の一つです。自動クリーン運転を設定しておくと、リモコン操作でフィルター掃除や室内機凍結洗浄を行う必要がなくなります。

除菌ビッグ&ウェーブファン

室内機の大口径ファン素材に銀イオンを添加することで、除菌効果を高めています。併せて、波形の翼でピーク音を軽減しています。

エアコン内部クリーン

エアコン使用後にエアコン内部を乾燥させてカビの発生を抑えてくれる機能です。Gシリーズにおいては、熱交換器の熱を利用してファンを加熱してカビを抑えるヒートアタック運転が付いています。

日立エアコンは自分で掃除できる?お手入れできる箇所とできない箇所

日立のエアコンを自分で掃除している人

エアコンを清潔に保ってくれる機能が充実している日立のエアコンですが、自分でお手入れをする必要はあるのでしょうか?エアコンの清潔機能を活用しても、カビや汚れを完全に落とせるわけではありませんそこで、自分で掃除する必要が出てきます。

しかし、エアコンの全ての部分を自分で掃除できるわけではありません。エアコンをきれいに保つためにも、自分で掃除できる箇所とできない箇所を押さえておきましょう。

自分で掃除ができる箇所

日立のエアコンで自分で掃除できる箇所は以下のパーツです。

  • エアコン本体の外装
  • フロントパネル
  • フラップ(ルーバー、風向板)
  • エアフィルター
  • ホコリキャッチャー(ダストボックス)
  • フィルター掃除ユニット(ワイパー、ワイパーカバー)
  • 室外機周辺

自分で掃除しない方がいい箇所

掃除されていないフィルターからホコリやカビがエアコン室内機奥に入っていく様子

日立のエアコンで、自分で掃除しない方がいい箇所はエアコンの内部です。エアコンの内部はエアコンを分解しないと掃除できません。

エアコンの構造を理解しないまま自分で掃除をしてしまうと、エアコンの故障させるかもしれません。エアコン内部の掃除は、自力でやろうとせず専門のクリーニング業者に依頼した方が安心です。

日立エアコンのフロントパネルを自分で掃除する手順

日立のエアコンのフロントパネルを掃除している様子

日立のエアコンのフロントパネルを自分で掃除するときの適切な手順について解説します。

  1. 運転を停止して電源プラグを抜く
  2. フロントパネルを取り外す
  3. フロントパネルを拭く
  4. フロントパネルを取り付ける

運転を停止して電源プラグを抜く

まずは、エアコンの運転を停止して電源プラグを抜きます。エアコンの内部ではファンが高速回転しているので、電源が入ったまま掃除をするとケガや故障の原因になるからです。

内部の部品に触れてケガをする恐れがあるので、念のため手袋を着用してお手入れすることをおすすめします。

フロントパネルを取り外す

フロントパネルを取り外します。機種によってフロントパネルやアームの形状が異なるため、取り扱い説明書を確認してから、フロントパネルを取り外しましょう。

左右の凹凸部分に指をかけて、フロントパネルをほぼ水平になるまで開きます。フロントパネルの両側についているパネルを左側、右側の順番で外します。

フロントパネルを拭く

フロントパネルは水洗いできないので、柔らかい布でから拭きしてください。から拭きだけで汚れが取れないときは、水かぬるま湯を含ませた布をよくしぼってからフロントパネルを拭きます。

フロントパネルを取り付ける

フロントパネルがきれいになったら、フロントパネルを取り付けます。取り付け時も左側、右側の順番で取り付けを行います。

機種によってフロントパネルやアームの形状が異なるため、取り扱い説明書を読んでから作業をしましょう。

フロントパネルを取り付けて、パネルを閉じたら電源プラグを入れます。

日立のエアコンのフラップのお手入れ方法

フラップ(ルーバー、風向板)に付いた汚れを落とす手順について説明します。一枚板と二枚板の機種があるため、それぞれのケースに分けて解説します。

フラップを掃除するときの注意点

フラップは水洗いすると故障の原因となるので、柔らかい布で優しく拭き掃除するのが基本です。落ちにくい汚れは水かぬるま湯につけて硬く絞った雑巾で汚れを落としましょう。

ただし、40度以上のお湯を使用すると、プラスチック部品の変形を引き起こすことがあるので注意が必要です。

フラップが一枚板の場合

一枚板のフラップは運転停止中にリモコン操作で掃除できないため、電源プラグを抜いた状態でお手入れします。

  1. エアコンの運転を停止して電源プラグを抜く
  2. 電源プラグを差し込み直し、初期動作で上下風向板が開いたら、再度電源プラグを抜く
  3. 柔らかい布で優しく汚れを拭き取る
  4. 正常に運転するか確認する

フラップが3分割の場合

フラップが3分割の機種は、運転停止中にリモコン操作できる機種とできない機種があります。取扱い説明書を確認してから、掃除に取り掛かりましょう。

リモコンでフラップを開ける機種
2022年以降に発売されたXシリーズなどが該当します。

  1. リモコンの「風よけ」ボタンを押しながら「上下風向」ボタンを約5秒押し続ける
  2. 上下風向板が開き終わると「クリーン」ランプが消灯する
  3. 電源プラグを抜く
  4. 柔らかい布で優しく汚れを拭き取る
  5. 正常に運転するか確認する

フラップを開けない機種の場合

フラップを開けない機種は以下の手順で掃除をしてください。

  1. エアコンの運転を停止して電源プラグを抜く
  2. 電源プラグを差し込み直す
  3. リモコンで運転を開始して全てのフラップが開いたら運転を停止する
  4. フラップが閉じる前に電源プラグを抜く
  5. 柔らかい布で汚れを優しく拭き取る
  6. 正常に運転するか確認する

日立エアコンのフィルター掃除手順

日立のエアコンのフィルター掃除の様子

フィルター掃除機能が付いている場合は定期的なお手入れは必要ありません。しかし、フィルター掃除機能が付いていない機種は、2週間に一度を目安に掃除が必要です。

フィルター掃除機能が付いていても、フィルターの汚れが気になるときはフィルター掃除機能が付いていない機種と同様の手順で掃除をします。

手順は以下の通りです。

  1. 電源プラグを抜きフロントパネルを取り外す
  2. エアフィルターを取り外す
  3. エアフィルターを掃除する
  4. しっかり乾燥させてフィルターを取り付ける

電源プラグを抜きフロントパネルを取り外す

エアコンの運転を停止して電源プラグを抜いてから、フロントパネルを取り外します。フロントパネルの取り外し方法は機種によって異なるため、取り扱い説明書を確認してから作業に取り掛かってください。

エアフィルターを取り外す

上面用のみ、上面用と前面用の一体型といったように、機種によってエアフィルターが異なります。それぞれの機種に適したやり方でエアフィルターを取り外してください。

エアフィルターを掃除する

掃除機やスポンジを使ってエアフィルターのホコリや汚れを取り除きます。力を入れてこすると、フィルターを傷めてしまうので優しく取り扱うことを徹底してください。

汚れがひどいときは、中性洗剤を薄めたぬるま湯に浸けてよくすすいでから、日陰干しでしっかり乾かします。

しっかり乾燥させてフィルターを取り付ける

エアフィルターを取り付けます。機種によってエアフィルターの形状が異なるため、取り扱い説明書を参考にしながら、取り付けを行います。

フロントパネルを取り付ける

エアフィルターの掃除と取り付けが完了したら、フロントパネルを取り付けます。

自分でお手入れできない日立のエアコン内部はクリーニングが必要

パーツによっては自分で掃除できる日立のエアコンですが、エアコン内部については分解して掃除が必要なため、クリーニングが必要です。

メーカーと業者の料金を比較

日立のエアコンクリーニングはメーカー(日立)もしくは、一般のクリーニング業者に依頼するかのどちらかになります。メーカーと業者のサービスや価格を以下に紹介します。

メーカー クリーニング業者
料金 25,300円~ 7,000円~
作業時間 1~2時間 1~2時間
クリーニング方法 高圧洗浄 高圧洗浄

メーカーとクリーニング業者を比較してみると、技術力、作業時間、クリーニング方法についてもほとんど違いがありません。

クリーニングはどこに依頼するのがおすすめ?

日立のエアコンクリーニングはどこに依頼するのが適しているのでしょうか。掃除の技術や内容はほとんど変わらないことから、コスパを重視するならエアコンクリーニング業者に依頼した方がいいでしょう。

メーカーに依頼した方が安心という人は、メーカーにクリーニングを依頼することをおすすめします。クリーニング業者ももしものときに備えて補償を設けています。クリーニング業者に依頼するときも、万が一に備えて補償があるクリーニング業者に依頼すると安心です。

日立エアコンも掃除は必須!日々のお手入れと定期的なプロのクリーニングで清潔に

日立のエアコンは掃除機能が充実していますが、自分で掃除することでより清潔にエアコンを使用できます。

しかし、エアコン内部は自分での掃除ができないためプロのクリーニング業者もしくは、メーカーに掃除を依頼しましょう。

定期的なお手入れとプロのクリーニングを活用して、日立のエアコンを、長期間快適に使用しましょう。

日立のエアコン「白くまくん」掃除方法を徹底解説!プロのクリーニングは必要?【おすすめ頻度も】のよくある質問

  • Q. 日立のエアコンに掃除機能はついていますか?

    フィルターの自動掃除や熱交換器の洗浄など、機種によってエアコン内部をきれいに保つ機能が付いています。

  • Q. 日立のエアコンは自分で掃除できますか?

    エアフィルター、フラップ、フロントパネルなどは自分で掃除できます。

  • Q. 日立のエアコンはプロのクリーニングが必要ですか?

    分解しないと掃除できないエアコン内部は、プロのクリーニングが必要です。エアコンの掃除機能が充実していても、経年や使用状況によって内部に汚れが溜まるからです。