2025.05.07 2025.05.07
この記事では、自力でのペット用フロアコーティング施工について徹底解説していきます。
可愛いペットを家の中で放し飼いにしているなら、滑って足腰に負担をかけないよう、フロアコーティングをすると安心です。安全な環境を整えるためには、ペットに安心なコーティング剤を選び、正しく作業を進める必要があります。
そこで今回は、自分で施工する際の具体的な手順や成功のための秘訣を詳しくご紹介します。記事後半では、コーティングを長持ちさせるコツも解説。施工を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ペット用フロアコーティングを自分でやる際の必須アイテム【8つ道具】
自分でペット用のフロアコーティングをするなら、以下8つの道具をあらかじめそろえておきましょう。
- ゴム手袋
- 掃除機
- 雑巾
- 中性洗剤
- 養生テープやマスキングテープ
- 傷補修用のクレヨンやペン
- フロアコーティング剤
- モップ
手荒れを防ぐためのゴム手袋、そしてコーティング前にゴミを除去するための掃除機や雑巾、中性洗剤は必ず用意しましょう。また、フローリングの傷補修のために、専用のクレヨンかペンがあると安心です。
コーティングの工程では、フロアコーティング剤とモップが必要です。コーティングしない場所を保護する養生テープやマスキングテープがあると効率的に作業できます。
古いワックスが残っているなら、以下のアイテムも必要です。
- ワックス剥離剤
- スポンジ
- ヘラ
スポンジでワックス剥離剤を伸ばしていき、ヘラで剥がしていきます。
ペット用フロアコーティングを自分でやる際のコーティング剤選びのポイント
フロアコーティング剤にはさまざまな種類があり、ペット用の商品も多く販売されています。
ペット用のフロアコーティング剤には、主に下記3種類があります。
- UVコーティング
- シリコンコーティング
- ガラスコーティング
上記から最適な種類を選ぶためには、ここでご紹介するポイントを押さえておくと安心です。
滑り止め効果
ペットにとってフローリングは、とても滑りやすい環境です。すべって足を傷めてしまわないよう、滑り止め効果が高いコーティング剤を選びましょう。
滑り止め効果が高いのは、UVコーティングとシリコンコーティング。UVコーティングは紫外線硬化により短時間で乾燥し、耐久年数は20~30年と長くなっています。グリップ性が高いため、滑り止め効果が高いのが大きな特徴です。
シリコンコーティングは安価ですが、柔らかく耐久年数が5年~10年程度と短いです。
防汚性や耐傷性
ペットと生活する以上、食べこぼしや粗相などの汚れや爪などによる傷はつきもの。フロアコーティング剤は、汚れや傷に強い種類を選びましょう。
防汚性や耐傷性で選ぶなら、UVコーティングとガラスコーティングがオススメ。中でもUVコーティングは、汚れや傷に強いのが特徴です。
ガラスコーティングは、被膜が硬いため汚れや傷に非常に強い一方で、塩素系の洗剤を使えない点がデメリットです。粗相の掃除などで塩素系の洗剤を使うなら、ガラスコーティングは避けましょう。
仕上がりを実際に確認できると安心
フロアコーティング剤を塗るとどうなるのかは、ぜひ確認しておきたいポイントです。光沢具合やマット具合だけでなく、色や質感、滑りにくさを実際に確認できれば後悔しにくくなるでしょう。
ショールームには、サンプルを展示している場合があります。ペット連れでも入れるショールームもあるので、活用してみましょう。
ペット用フロアコーティングを自分でやる際の作業手順【3ステップ】
ペット用のフロアコーティングを自分でやるなら、ここでご紹介する手順で進めます。
- コーティング前の準備
- 古いワックス落とし
- コーティング
それぞれの手順について、詳しくご紹介します。
1.コーティング前の準備手順
まずは、コーティング前の準備です。
- 窓を開けて換気する
- 掃除機でゴミを吸い取る
- 中性洗剤を付けた雑巾で汚れをしっかり落とす
- 水拭き・乾拭きをする
コーティングする前にゴミをしっかり除去しておくのが、とても重要なポイントです。
必ず窓を開けて換気し、ゴミを室外に排出しやすい環境にしてから掃除しましょう。
掃除機だけでなく、中性洗剤と雑巾で皮脂汚れなども除去するのも大切です。
2.古いワックス落としの手順
古いワックスが残っている場合はキレイに剥がします。残っているとコーティング剤が固まりにくくなるためです。
- 範囲外を養生する
- ワックス剥離剤を全体に塗布する
- 規定時間放置する
- ワックスを剥がす
- 水拭きする
- 完全に乾かす
ワックスは隅々まで丁寧に剥がし、完全に乾かしておきましょう。
3.コーティング
いよいよ、コーティング作業です。
- 傷やへこみを補修する
- コーティングしない部分は養生する
- 奥から出口方向に、コーティング剤を塗布する
- 全体に塗ったら乾かす
- 硬化したら再度全体的にコーティング剤を塗布する
- 硬化させる
傷やへこみがあるとコーティング剤を均一に濡れないため、専用のクレヨンやペンなどを使って補修しておきましょう。補修後は、養生してコーティング剤の塗布に入ります。
二度塗りしたら、完全に乾かして硬化させましょう。
フローリングのワックスがけについては、以下の記事でもご紹介しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
フローリングのワックスがけはどうする?掛け方・業者依頼の費用は?【床に合った製品の選び方も】
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ペット用フロアコーティングを自分でやる際の成功の秘訣
ペット用のフロアコーティングを自分でやるなら、成功の秘訣として以下のポイントも押さえておきましょう。
乾燥して完全に硬化するまで触らない
コーティングが終わったら、完全に硬化するまで触らないのが鉄則です。30分~1時間ほどで乾くのが一般的ですが、その間にペットが誤って入室しないよう、十分に対策しておきましょう。
硬化前に触ると、デコボコができたり色ムラができたりするので注意が必要です。硬化しているかどうかは、指で軽く触って確認できます。ベタつきがなくなれば、完全に硬化したと判断できます。
天気の良い日に作業する
気温が高く湿度が低い日は、コーティング剤が乾燥するまでの時間が短くなります。そこで、天気の良い日を選んで作業するのがオススメです。
雨の日や寒い日を選ぶと、なかなか硬化せず部屋に入れなくなってしまうので、タイミング選びは重要です。
自分で施工したペット用フロアコーティングを長持ちさせるコツ2選
フロアコーティングは、できるだけ長く効果を持続させたいものです。しかし、使い方や使用環境によっては、コーティング剤が剥がれてしまう場合があるので注意しなければなりません。
そこで最後に、フロアコーティングを長持ちさせるコツをご紹介します。
コーティング剤が剥がれる水や洗剤を避ける
コーティング剤の種類によっては、水や洗剤を使うと剥がれてしまう場合があります。たとえば、アクリルなどの耐水性が低いコーティング剤はできる限り水との接触を避けなければなりません。
また、塩素系の洗剤に弱いガラスコーティングやシリコンコーティングなどを使った場合は、該当の洗剤を使わないように心得ておきましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
フローリング掃除におすすめの洗剤5選!正しい選び方や手作りの方法も解説
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こまめに掃除をする
汚れがこびりついてしまわないよう、こまめに掃除するのも大切です。ドライモップで細かいゴミを除去し、汚れた場合はすぐに雑巾などで掃除しましょう。
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フローリング掃除手順・方法を完全網羅!おすすめの洗剤や裏ワザも【正しいやり方解説】
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ペット用フロアコーティングは自分でもできる!安心できるコーティング剤を選ぼう
ペットのためのフロアコーティングは、安全が第一。適切なコーティング剤を選び、丁寧に作業しなければなりません。コーティング施工後は、こまめに掃除をするなどして効果を長持ちさせる工夫をするのも大切です。
自分での施工が手間に感じる場合は、専門の業者へ依頼するのもオススメ。専門の業者なら、最適なコーティング剤で美しく仕上げてくれます。
セーフリーには、フロアコーティングを手掛ける業者が多く掲載されています。ペットのためのフロアコーティングを請け負ってくれる業者もあるので、ぜひ検索して見積もりを取ってみましょう。
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自分でするペットのフロアコーティングに関するよくある質問
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Q. ペットのフロアコーティングは自分でできる?
A.ペットのフロアコーティングは、自分でも施工できます。ただし、面積が広いと手間がかかるため、専門の業者に任せるのがオススメです。
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Q. 自分でのフロアコーティングを成功させるコツは?
A.自分でのフロアコーティングを成功させるコツは、「乾燥して完全に硬化するまで触らない」「天気の良い日に作業する」の2点です。
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Q. フロアコーティングを長持ちさせるポイントは?
A.フロアコーティングを長持ちさせるポイントは、「コーティング剤が剥がれる水や洗剤を避ける」「こまめに掃除をする」です。