2025.02.07 2025.02.07
この記事では、押入れの結露について徹底解説していきます。
結露対策で意外と見落としがちなのが、押入れ。押入れは知らないうちに結露しやすく、気付いた時にはカビが増殖してしまっていることもあります。
そこでここでは、押入れの結露について、その原因や対処法をご紹介します。記事後半では、結露を予防するための対策についても徹底解説。カビを発生させたくない人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
押入れが結露する原因【2つの大きな理由】
押入れが結露する原因では、主に以下2つが挙げられます。
- 気温差が大きい
- 布団や衣類の湿度が高い
なぜ結露してしまうのかを知り、対策に役立てましょう。
気温差が大きい
結露と言えば、冬場の窓で多く発生するのをイメージする方が多いでしょう。窓に結露が多く発生するのは、室内の暖かい空気と外の寒い空気の温度差が大きいため。押入れで結露が発生するのも、窓の理由と同じ「気温差」です。
室内はエアコンなどの暖房器具で暖かく温度が高くなりますが、押入れの中は空気が暖まりにくく、温度差が発生します。この温度差が、結露を発生させる原因です。
布団や衣類の湿度が高い
押入れには、布団や衣類をしまっておくケースが多いでしょう。布団や衣類は、意外と湿度が高いもの。特に、朝まで使用した布団は、寝汗によって湿度が高くなっています。
湿度が高い布団や衣類をそのまま押入れにしまうと、押入れ内で湿度が高くなります。湿度が高いまま気温差が大きくなれば、空気中に含まれる水分が結露になってしまう仕組みです。
押入れが結露した場合の対処法
押入れが結露してしまったら、すぐに水分を拭き取るのが重要です。吸水性の高いタオルや雑巾などを使い、しっかり水分を除去しましょう。
押入れの結露を放置するリスク
押入れの結露を放置すると、カビが発生したり木が腐ったりします。カビは湿度が高いと増殖し、アレルギー症状を引き起こす原因になります。喘息や肺炎を引き起こす場合もあるため、注意しなければなりません。
また、木が腐ると押入れが大きく損傷してしまうリスクもあります。穴が開いてしまうなどすれば、押入れとして機能しなくなったり、害虫や害獣の侵入経路になってしまったりするケースもあるでしょう。
ゴキブリなどの害虫やネズミなどの害獣は、暗く湿った場所を好みます。押入れが結露していると住み着かれてしまう危険もあるので注意が必要です。
押入れの結露を予防するための4つの対策
押入れの結露は、日頃からの対策で予防できます。
- モノを入れすぎない
- すのこを使って風通しを良くする
- こまめに扉を開けて換気する
- 除湿剤を使う
上記4つの予防策が有効なので、それぞれ見ていきましょう。
モノを入れすぎない
押入れには、スペースいっぱいにモノを入れるという方も多いですが、入れすぎると湿度が高くなりやすいです。ギュウギュウに詰められた押入れは湿気が溜まりやすく、結露が発生しやすい状況になってしまいます。
そこで、モノを入れすぎず、スペースに余裕を持たせる収納が効果的です。空気の通り道ができるようにしておけば、湿気も逃がしやすくなります。
すのこを使って風通しを良くする
押入れに布団などを直置きすると、湿気がどんどんたまってしまいます。そこで、すのこを置いた上に布団などを収納するのがオススメです。
すのこがあると空気の通り道ができ、湿気が溜まりにくくなります。
こまめに扉を開けて換気する
押入れの扉は、出し入れの際以外は開けない家庭が多いのではないでしょうか。扉を閉めたままにしておくと、押入れ内で湿気が溜まり、室内との温度差が縮まらないままになってしまいます。
こまめに扉を開けて換気しておくと、温度差が解消されるだけでなく湿気も逃がせます。押入れの扉を開けると同時に、窓を開けて換気するとより効果的です。
除湿剤を使う
湿気を除去するなら、除湿剤を使う方法も良いでしょう。除湿剤があれば、湿度が高くなりすぎるのを防げます。
ただし、除湿剤は定期的に交換する必要があります。また、こまめに扉を開けて換気するなど、ほかの予防策と並行するとより効果的です。
押入れの結露は家全体での予防も大事!【4つの対策】
押入れの結露予防は、家全体で対策を講じていくのも大切です。
- 室温と湿度を上げすぎない
- こまめに窓を開けて換気する
- 窓にエアーキャップ(プチプチ)を貼る
- 部屋干しを避ける
上記を心掛けると押入れの結露予防にも効果があるので、できるところから取り入れていきましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
冬の結露対策パーフェクトガイド!効果の高い予防法11選【手軽なひと工夫も】
2024.12.09 2024.12.09
室温と湿度を上げすぎない
室内は快適な室温と湿度を維持していきたいですが、暖房器具や加湿器の設定には配慮が必要です。
室温は、夏なら26~28度、冬なら20度前後を目安にすると安心です。湿度は、年間通して50%前後を目安に設定しましょう。
こまめに窓を開けて換気する
押入れ内の湿気を逃がしただけでは、室内の湿度は高いまま。そこで、窓を開けて室内の湿気を逃がすのも欠かせません。
窓は2ヶ所開けておき、風の通り道を作っておくと効率的に換気できます。
また、料理中や入浴中は換気扇を使うなどして、室内に湿気を溜めないようにしましょう。
窓にエアーキャップ(プチプチ)を貼る
窓にエアーキャップ(プチプチ)を貼ると、室内の暖かい空気を維持しつつ結露の発生を抑えやすくなります。ポイントは、窓全面に貼ること。一部だけに貼ると、押入れの結露量を増やしてしまう場合があるため注意しましょう。
エアーキャップは、窓ガラスをキレイに掃除して乾燥させた状態で貼ると効果的です。
部屋干しを避ける
部屋干しをすると、室内の湿度がグンと上がってしまいます。湿度が上がれば結露量も増えてしまうので、部屋干しは極力避けましょう。
押入れは意外と結露しやすい!家全体で予防策を講じよう!
押入れは湿度が高くなりやすいため、モノを詰め込みすぎず、こまめに換気するのが大切です。また、押入れだけでなく家全体で結露対策をすると良いでしょう。
結露によりカビが発生してしまっているなら、ハウスクリーニング業者へ依頼して掃除してもらうのがオススメです。頑固なカビもプロの技術でキレイになります。業者を利用してカビをリセットしたら、結露予防に力を入れていくと良いでしょう。
セーフリーには、ハウスクリーニング業者が多数掲載されています。自宅近くの業者や料金が安めの業者を探しやすくなっているので、希望に合った依頼先を見つけやすいのが特徴です。
セーフリーで信頼できるハウスクリーニング業者を見つけて、カビのないキレイな家を目指しましょう!
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押入れの結露に関するよくある質問
-
Q. 押入れが結露するのはなぜ?
A.押入れが結露する理由は、以下です。
・気温差が大きい
・布団や衣類の湿度が高い -
Q. 押入れが結露したらどうしたら良い?
A.押入れが結露した場合の対処法は、すぐに水分を拭き取って乾燥させることです。
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Q. 押入れの結露を予防する方法は?
A.押入れの結露を予防する方法では、下記が有効です。
・モノを入れすぎない
・すのこを使って風通しを良くする
・こまめに扉を開けて換気する
・除湿剤を使うまた、窓を開けて換気するなど、家全体で結露対策をするのも大切です。