ウッドデッキの掃除は必要?正しいお手入れ方法や注意点、劣化を防ぐコツを紹介
2024.03.08 2024.08.30
この記事では、ウッドデッキの掃除方法について徹底解説します。
心地良い暮らしを実現できる空間として人気のウッドデッキ。屋外に設置されているウッドデッキは、常に雨風にさらされており、ホコリや雨水などの汚れが付きやすいものです。
掃除せずに汚れを放置すると、ウッドデッキの劣化が進行。板材が腐敗して割れた場合は、高額な張り替え修理が必要になってしまいます。メンテナンス方法をしっかり押さえていきましょう。
記事後半では、劣化を防ぐコツや注意点も紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
目次
ウッドデッキ掃除が必須の理由3つ【お手入れを怠ると…】
ウッドデッキの掃除が必要な理由には、以下のようなことが挙げられます。
- 砂ぼこりや汚れを放置すると腐食する
- 雨水を放置するとカビが発生する
- 腐食やカビを放置すると劣化が進む
それぞれの理由について、詳しく解説します。
砂ぼこりや汚れを放置すると腐食する
ウッドデッキは家の外に設置されているため、砂ぼこりや汚れがよく溜まる場所です。掃除を怠ると砂ぼこりや汚れが蓄積し、板材に雑菌が繁殖してしまいます。
雑菌が増えると板材が腐敗し、ウッドデッキの劣化が進むので、掃き掃除や拭き掃除など普段から小まめなお手入れが欠かせません。板材の腐敗を放置すると、板が抜けて大けがにつながることも。事故が発生しないよう、日頃からメンテナンスしておきましょう。
雨水を放置するとカビが発生する
家の外に設置されるウッドデッキは、雨にさらされている状態です。一般的に板材には比較的乾きやすい素材が使われていますが、水はけが悪いと板材に水が残ります。湿った状態が続くと、カビが発生してしまうでしょう。
空気中をただようカビの胞子を吸い込むと、健康被害が起こります。日当たりや風通しが悪い場所では特にカビが発生しやすくなるので、日頃から小まめに掃除してください。
雨量が多くなる梅雨の時期は、特に要注意!
腐食やカビを放置すると劣化が進む
腐食やカビが発生した状態で放置すると、ウッドデッキの劣化がどんどん進んでしまいます。
ウッドデッキの表面には凹凸があり、その隙間に汚れが入り込みやすいでしょう。BBQや屋外遊びで使う場合は、食べかすが引っかかりやすいです。
ウッドデッキの劣化を防ぐには、日頃から隅々まで念入りに掃除することが必要です。
ウッドデッキの掃除が必要な種類
ウッドデッキで使われる木材の種類には、以下のようなものがあります。
- 天然木
- 人工木
それぞれの特徴について詳しく解説します。
天然木
ウッドデッキに使われる代表的な天然木には、以下の2種類があります。
- ソフトウッド
- ハードウッド
ソフトウッドは、柔らかな風合いが魅力の天然木です。代表的なものには、杉やウエスタンレッドシダーなどがあります。ソフトウッドは価格が安いメリットがありますが、耐久性はやや劣ります。お手入れを怠ると、板材が腐る可能性がかなり高い素材です。
ハードウッドは耐久性に優れており、比較的腐りにくい素材です。代表的なものには、ウリンやイペなどがあります。毎日隅々まで掃除する必要はないため、ソフトウッドに比べると管理しやすいです。ただし、長期間お手入れを怠ると劣化するので注意しましょう。
人工木
ウレタン樹脂やプラスチックなどで作られる人工木は、耐久性がかなり高い素材です。過度なお手入れは必要はなく、小まめに掃除できなくても急激に劣化が進む心配はありません。ウッドデッキにもよりますが、1年に2〜3回拭き掃除をするだけで十分です。
ウッドデッキの掃除方法4選【はき掃除〜高圧洗浄まで】
ウッドデッキの掃除は、以下のような方法があります。
掃き掃除 | ほうきで掃くことで砂ぼこりを落とす |
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拭き掃除 | ウッドデッキの木目に入り込んだ砂ぼこりや泥汚れなどを取り除ける |
洗剤 | 拭き掃除や掃き掃除では落ちない汚れは、洗剤を使用して掃除する |
高圧洗浄機 | 汚れが落ちない時、高圧の水を噴射して汚れを落とす高圧洗浄機で掃除する |
それぞれの方法について詳しく解説します。
ほうきで掃き(はき)掃除をする
砂ぼこりが目立つ時は、ほうきで掃き掃除をします。木目に沿うように表面を掃き、ウッドデッキの砂ぼこりを落としましょう。
特に砂ぼこりが溜まりやすい天然木のソフトウッドは、掃き掃除を怠ると腐敗が進む可能性があります。小まめに掃き掃除を行い、腐敗しない環境を整えることが大切です。
また、ウッドデッキの表面は凹凸があり、そこに砂ぼこりが溜まることがあります。綿棒など板材が傷つかない細長い棒を使用して、きれいに取り除くことが大切です。
デッキブラシで拭き掃除する
拭き掃除をする時は、ウッドデッキに水をかけてデッキブラシでこすり洗いましょう。デッキブラシを使用することで、木目に入り込んだ砂ぼこりや泥などの汚れもきれいに取り除くことが可能です。
デッキブラシによる拭き掃除が済んだら、固く絞った雑巾で水拭きを行います。最後は、乾拭きして日光に当てて乾かせば完了です。デッキブラシの拭き掃除は、汚れやカビが見えてきたら掃除する程度で十分でしょう。
ひどい汚れは洗剤を使う
掃き掃除や拭き掃除では、十分に落とせない汚れがあります。そんな頑固な汚れには、以下のような洗剤を使うのがおすすめです。
- 台所用中性洗剤
- 次亜塩素酸系漂白剤
- 木材洗浄剤
例えば、BBQや屋外遊びなどで食べ物や飲み物をこぼして汚れが取れない場合、台所用中性洗剤を使用しましょう。ウッドデッキを水で濡らした後に台所用中性洗剤を適量垂らし、スポンジやモップでこすり落とします。
カビが取れない場合は、次亜塩素酸系漂白剤や木材洗浄剤を使用しましょう。特に黒カビが発生している場合、掃除で細菌が死滅しても色が取れないことがあります。見た目も悪いので、きれいに色素を取り除きましょう。
漂白剤の使用時は周辺環境への配慮が必要!
高圧洗浄機で汚れを落とす
洗剤を使用しても落ちない汚れは、高圧の水を噴射して汚れを落とす高圧洗浄機で掃除するのがおすすめです。高圧洗浄機を使えば、掃き掃除や拭き掃除では落とし切れない頑固な汚れもきれいに落ちる場合があります。
ただし、高圧洗浄機は圧力が強いため、使い方を間違えると板材を傷める可能性があります。ウッドデッキの劣化を進める原因になるため、高圧洗浄機を頻繁に使用するのはおすすめしません。自分で高圧洗浄機を使うのが不安な場合は、掃除のプロであるハウスクリーニングに依頼するのが有効です。
ウッドデッキを掃除する際の注意点
ウッドデッキを掃除する際に注意したいポイントには、以下のようなものがあります。
- 木材を傷める洗剤は避ける
- 漂白剤の使用には配慮が必要
- 金属製デッキブラシは避ける
掃除の方法によっては思わぬトラブルが発生する場合もあるので、事前に注意したいポイントを確認しておくことが大切です。それぞれの注意点について詳しく解説します。
木材を傷める洗剤は避ける
頑固な汚れは、洗剤を使用することで落ちる可能性があります。しかし、掃除の際に使用する洗剤を間違えると、ウッドデッキの劣化を早めるなどトラブルの元です。ウッドデッキの劣化を防ぐためにも、木材を傷めるような洗剤の使用は避けましょう。
例えば、トイレ用の黄ばみ落とし洗剤や洗濯用洗剤、シンナーやベンゼンなどなどの有機洗剤の使用はおすすめしません。洗剤選びに迷う時は、掃除のプロであるハウスクリーニングに依頼するのもひとつの方法です。
漂白剤の使用には配慮が必要
黒カビが発生した場合、通常の掃除で細菌を死滅させられることが多いですが、黒い色素だけ落ちないことがあります。色素を落とすには漂白剤の使用が有効ですが、使用時は周辺環境への配慮が重要です。
例えば、漂白剤を含む水が植物に付着すると枯れてしまいます。掃き掃除をした後、水を流す方向を間違えると植物に付着してしまう可能性があるので要注意です。
プランターや植木・鉢木は、掃除をする前に漂白剤が付着しないように安全な場所に移動させましょう。
金属製デッキブラシは避ける
拭き掃除をする時に使うデッキブラシは、金属製を避けましょう。
デッキブラシは硬いものほど汚れが落ちて良いイメージがあるかもしれませんが、逆に板材を傷つける可能性もあります。腐敗や劣化が進む原因になるため、適度な硬さのデッキブラシを選ぶことが望ましいです。
デリケートな天然木材への使用時は特に注意しましょう!
ウッドデッキの掃除を怠ると劣化する?きれいな状態を保つコツ
ウッドデッキをきれいな状態に保つコツには、以下のようなものがあります。
- 天然木は再塗装する
- 日常的にお手入れする
ウッドデッキをきれいな状態に保てば、大掛かりな掃除が不要になりす。よりお手入れが簡単になるので掃除も楽です。
それぞれのコツについて詳しく解説します。
天然木は再塗装する
天然木は傷つきやすいので、表面に保護塗装を塗る板材も多いです。ただし、時間の経過と共に保護塗装は剥がれていきます。放置するとウッドデッキの腐敗や劣化を招くため、適切な時期に再塗装することが必要です。
【再塗装の時期】
塗り直しの目安は、1〜2年過ぎた時期です。ただし、お住いの環境や気候で塗装の剥がれ具合や早さが変わります。目安時期より早く再塗装が必要な場合があるため、適切なタイミングを見逃さないようにしましょう。
【塗料の選び方】
塗料には油性と水性がありますが、前回と同じ種類のものを選ぶのが原則です。特に油性を使用していた場合は、水性を選んでしまうと塗料が弾いてしまいます。ただし、前回の塗料がひどく剥がれ落ちている場合は、どちらを選んでも問題はありません。
【塗装方法】
再塗装の手順は、以下の通りです。
- サンダーで表面をならす
- 水洗いして乾燥させる
- ハケで塗料を薄く塗る
- 塗装後は一日乾燥させる
サンダーとは、木材の表面を研磨して滑らかにする工具です。仕上がりに影響するため、塗装前の下準備として、必ず研磨してから塗装しましょう。
塗料は2度ほど重ね塗りすると、きれいな仕上がりになります。また塗装後しばらくは、裸足での利用は控えましょう。
日常的にお手入れする
汚れが蓄積すると腐敗や劣化が進みます。ウッドデッキをきれいな状態に保つには、以下のようなお手入れを行うことが大切です。
- 植木鉢は定期的に移動させて底面の湿気を逃す
- BBQ翌日はウッドデッキ周辺を念入りに掃除する
- 掃き掃除は日常的に行うのがベスト
- 隙間に溜まるペットの毛はピンセットで取り除く
雨風に晒されるウッドデッキは、少し放置するだけで汚れが溜まることが多いです。定期的なお手入れで汚れを取り除きましょう。
ウッドデッキを掃除する時間がないなら、ハウスクリーニング業者に!
この記事では、ウッドデッキの掃除方法について紹介してきました。
ウッドデッキの主な掃除方法は、以下の4つです。
- ほうきで掃き掃除する
- デッキブラシで拭き掃除する
- ひどい汚れは洗剤を使う
- 高圧洗浄機で汚れを落とす
小まめにお手入れしていれば、ほうきによる「掃き掃除」やデッキブラシによる「拭き掃除」で汚れは十分に落ちます。
ただし、長期間汚れを放置していた場合は、掃き掃除や拭き掃除ではなかなか落ちず、中性洗剤や高圧洗浄機を使用して掃除しなければいけません。
しかし、中性洗剤や高圧洗浄機は、使い方を間違えるとウッドデッキの劣化を進めることがあります。「自分で掃除して板材を傷めないか不安」「掃除する時間がなかなか取れない」という方は、掃除のプロであるハウスクリーニング業者に依頼しましょう。
依頼先を決めかねているなら、信頼できる業者が見つかる「セーフリー」をご活用ください。豊富な口コミから優良業者を探せるうえに、複数の業者から比較検討できて安心です。気に入った業者が見つかったら、まずは問い合わせてみましょう!
ウッドデッキの掃除は必要?正しいお手入れ方法や注意点、劣化を防ぐコツを紹介のよくある質問
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Q. ウッドデッキは定期的に掃除する必要がある?
A.家の外に設置するウッドデッキは、汚れが溜まりやすいので定期的な掃除が欠かせません。掃除を怠ると、腐敗や劣化が進むので十分に注意してください。 -
Q. ウッドデッキの汚れが落ちない時はどうする?
A.なかなか落ちない汚れは、洗剤や高圧洗浄機を使用するのがおすすめです。ただし、洗剤の選び方や使い方を間違えると、劣化を早めるので十分注意してください。 -
Q. ウッドデッキの黒ずみは落とせる?
A.黒ずみは漂白剤で落とせます。ただし、漂白剤を含む水が植物に付着すると枯れてしまうので、使用時は気をつけてください。