水回りのハウスクリーニングを徹底解説！セットの掃除内容やサービス相場も紹介

ハウスクリーニングの「水回り」とは【範囲はどこまで？】

ハウスクリーニングでは、水を使う下記の箇所を、まとめて「水回り」と呼びます。

• キッチン
• レンジフード
• トイレ
• 浴室
• 洗面台

水回りなので水垢やカビ、ぬめりなどの汚れがつきやすいのは、共通の特徴です。
ただし、それぞれの場所で汚れの種類や汚れやすさが違うため、作業の範囲も異なります。
業者によって作業箇所が違うこともありますが、ここで一般的な範囲を見てみましょう。

キッチン

キッチンは、油汚れや食品カスなどが多く付着します。
水も多く使うので、カビやぬめり、水垢が落ちにくくなってしまうことも多いです。
掃除範囲は、主に下記です。

• コンロ
• グリル
• 調理台
• シンク
• 蛇口
• 排水口
• 食器棚（表面のみ）
• 壁面
• 床面

さまざまな汚れが付着するキッチンでは、汚れの種類に合わせた洗剤を使い、素材を傷つけないように注意しながら作業してもらえます。

レンジフード

業者によっては「キッチン」にまとめられていたり、水回りとは別に「オプション」として設定されていることも多いのが、レンジフードです。

コンロの上に設置されている換気扇なので油汚れが大変多く、頑固で落ちにくくなりやすいのが、レンジフードの特徴。
レンジフードは、分解して部品をそれぞれ専用の洗剤で洗い、徹底的に掃除してもらえます。

こびりついた油汚れはなかなか落としにくいため、ハウスクリーニングを利用する人が多くなっています。

トイレ

トイレでは、水垢やカビのほか、飛び散った汚れや尿石、ニオイなどが目立ちます。
ハウスクリーニングでは、自宅では簡単に落ちない便器内の頑固な汚れもしっかり落としてくれます。

• 便器・便座
• ウォシュレット
• タンク（表面）
• 換気扇
• ドア
• 壁面
• 床面

上記が一般的な作業範囲です。
タンク内部の清掃は、別料金になることが多くなっています。
また、換気扇も分解しての清掃については別料金になることがあります。

浴室

カビやぬめり、石鹸カス、水垢、皮脂汚れが目立つのが、浴室です。
これらの汚れを放置するとニオイの原因になるため、徹底的に除去し拭き上げまでしてくれるのが一般的です。

• 浴槽
• 蛇口
• シャワー
• 鏡
• 天井
• 照明
• 窓
• 換気扇（カバー）
• フィルター
• ドア周り
• 壁面
• 床面

作業範囲は上記がメインで、サッシやパッキンなど細かい部分まで掃除してもらえます。
落としにくい鏡のウロコ汚れや床面の黒ずみ、赤いぬめり汚れも隅々までキレイになっておすすめです。換気扇内部やエプロン内部については、オプション設定している業者も多く見られます。

洗面台

使用頻度が高い洗面台も、水アカや皮脂汚れ、石鹸カス、カビ、ぬめりなどが多いです。
洗面台周りの一般的な作業範囲は、下記のとおりです。

• 洗面ボウル
• 蛇口
• 鏡
• 収納棚（表面）
• 洗面台照明
• 換気扇
• 床面

ハウスクリーニングの水回りのセットプラン【サービス例と料金相場】

料金相場を比較してみましょう。

≪1箇所のみで依頼した場合≫

• キッチン：12,000～20,000円
• レンジフード：7,000～15,000円
• トイレ：6,000～9,000円
• 浴室：12,000～20,000円
• 洗面台：7,000～10,000円

≪セットで依頼した場合≫

• 2点セット：17,000～25,000円
• 3点セット：20,000～33,000円
• 4点セット：22,000～40,000円
• 5点セット：25,000～45,000円

セット内容は、業者により異なります。
好きな場所を自由に選べる料金プランの他、決まった場所をセットとしているケースもあります。
ここでは、セットプランの主なサービス例も見てみましょう。

2点セット

2点セットでは、下記の組み合わせが一般的です。

• キッチン+レンジフード
• 浴室+レンジフード

上記のほか、「トイレ+洗面台」や「トイレ2箇所」などで組み合わせられる場合もあります。

3点セット

3点セットの基本は、「キッチン+レンジフード+浴室」です。
ただし、5箇所の中から好きな組み合わせを選べるサービスもあります。

4点セット

4点セットでは、「キッチン+レンジフード+浴室+トイレ」が一般的です。
一方で、希望に合わせて組み合わせられるケースも多いです。

5点セット

5点セットは、水回りをまとめてすべて依頼するケースです。
「キッチン+レンジフード+浴室+トイレ+洗面台」となり、家の中の水回りをまとめて依頼する際に利用します。

ハウスクリーニングで水回りを依頼するメリット3選！

水回りは、家庭用の洗剤を使って自分で掃除することもできます。
一方で、プロのハウスクリーニングへ依頼するのには下記3つのメリットがあります。

• ほとんどの汚れが落とせる
• 水回りの異常やリスクを早めに知れる
• コーティングによってキレイな状態がキープしやすくなる

ほとんどの汚れが落とせる

ハウスクリーニングでは、業務用洗剤やアイテム、経験を駆使してあらゆる汚れが落とせます。

自分ではどんなに頑張っても落ちなかった頑固な汚れも、プロに依頼すればほとんどが落とせることがメリットです。

たとえば、しつこい水垢やゴムパッキンに発生したカビなども落とすことができ、ピカピカの状態になります。

水回りの異常やリスクを早めに知れる

依頼するのはクリーニングですが、プロが作業箇所を見ていくと、異常を早めに知れる可能性が高いです。
さまざまな状態の水回りを見てきた経験があるプロなら、自宅の水回りが問題ない状態なのか、リスクがある状態なのかを見極められます。

定期的に水回りのクリーニングを依頼すれば、キレイになるだけでなく異常がないかを点検できることにもなります。もちろんすべての異常を発見できるわけではありませんが、自分ではなかなか見つけられないリスクを知れることは大きな魅力でしょう。

コーティングによってキレイな状態がキープしやすくなる

水回りのクリーニングでは、コーティングが料金に含まれていることがあります。
オプションで別料金となることもありますが、コーティングすることで汚れや傷がつきにくくなり、キレイな状態を維持しやすくなります。

コーティングの効果は5年ほどとされていて、サビやニオイを防止できるだけでなく防菌効果も見込めるため、掃除と一緒に依頼するのがおすすめです。

ハウスクリーニングせず水回りの汚れを放置すると…？

「水回りの汚れは目立つけれど、問題なく使えているからクリーニングの必要はない」と考える人も少なくありません。
しかし、水回りの汚れを放置することには下記のようなリスクがあります。

• 頑固な汚れになり落とせなくなる
• カビが発生して健康被害が出る
• 水漏れなどの水道トラブルが起こる

それぞれについて、詳細も知っておきましょう。

頑固な汚れになり落とせなくなる

水回りの汚れは、時間が経てば経つほど落としにくくなります。
水垢は放置すればウロコ汚れとなり、簡単には落とせない状況に。

鏡全面にウロコ汚れが付いてしまうと、鏡としての機能を果たせなくなるかもしれません。また、頑固な汚れが蛇口などに付着すれば、目詰まりを起こすこともあります。

カビが発生して健康被害が出る

水回りは、カビが発生しやすい条件がそろっています。
水垢やぬめりも、放置するとカビが発生する原因となることがあるため注意が必要です。

水回りで発生したカビの胞子を吸い込むと、アレルギー症状を引き起こすことがあります。鼻炎や咳などの健康被害につながるため、カビ落としは必須です。

水漏れなどの水道トラブルが起こる

水回りでは、専門の知識がなければトラブルを早期に発見することは難しいです。
「たかが汚れ」と放置していると目詰まりなどを起こしてしまうだけでなく、カビなどによって水道トラブルが発生することがあります。

一番注意すべきは、水漏れです。
水漏れしてしまうと、床が全面濡れてしまいダメージを受けるだけでなく、マンションなどの場合は階下の家まで甚大な被害を及ぼすことがあります。

【水回りのハウスクリーニング】優良業者の選び方

水回りのクリーニングを請け負う業者はたくさんありますが、その中から優良業者を選ぶためには、下記のポイントを押さえておきましょう。

• 費用は適切か
• 希望する箇所に対応できるか
• どんな洗剤を使っているか
• 対応は丁寧か
• 補償はあるか

費用は適切か

料金設定は業者によりさまざまですが、相場から逸脱せず適切であるかどうかは必ずチェックしておきましょう。

料金が高すぎる場合には、コーティングが含まれていたりするなど、その理由が明確になっていれば問題ありません。
逆に安すぎる場合は、注意が必要です。
十分な清掃をされない可能性もあるため、なるべく相場から大きく外れない料金設定の業者を選びましょう。

希望する箇所に対応できるか

「水回りの掃除を依頼したい」と言っても、その希望は人によってさまざまです。
全体的にキレイにしたいのかもしれませんし、水垢をしっかり落としたいのかもしれません。
なかには、排水口や換気扇を徹底的にキレイにしたいというケースもあるでしょう。

「水回り」の作業範囲は、業者により異なります。

特に排水口や換気扇は、場所によって別料金になる場合も多いため、依頼前に希望する箇所に対応してくれる業者かどうかのチェックが欠かせません。

どんな洗剤を使っているか

ハウスクリーニングでは専用の業務用洗剤を使うケースが多いですが、業務用洗剤は大きく2つの種類に分けられます。
洗浄力に定評がある「合成洗剤」と、人や環境にやさしい「エコ洗剤」です。

一般的には洗浄力の高い合成洗剤を使いますが、赤ちゃんやペットがいる家庭では、安全性を優先したいケースもあるでしょう。
家庭環境によって安全第一に考えるのなら、エコ洗剤を採用している業者を選ぶと安心です。

対応は丁寧か

自宅の中での作業になるハウスクリーニングの水回り清掃だからこそ、信頼できる業者に依頼したいもの。
信頼できるかどうかの判断は難しいところですが、問い合わせや見積もり依頼時の対応が判断材料になります。

実績があり口コミも良いハウスクリーニング業者は、一般的に対応も丁寧です。
聞いたことに対して明確に分かりやすく説明してくれるかどうか、希望をしっかり聞いてくれるかどうかなどを意識して、対応の丁寧さを見ておきましょう。

補償はあるか

清掃時に万が一のことがあった場合のことを考えると、補償が完備されている業者のほうが安心して依頼できます。
清掃作業による故障や損傷があった場合などに補償してもらえるので、安心度が高いです。

ただし、補償の内容は業者によりさまざまです。
補償が完備されているかどうかだけでなく、内容も詳しくチェックしておきましょう。

【水回りのハウスクリーニング】費用を抑える秘訣4つ

水回りのハウスクリーニングは、ぜひ定期的に依頼したいもの。
しかし、費用は少しでも抑えたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは水回りのハウスクリーニング費用を少しでも抑えるための秘訣をご紹介します。

• セットプランを利用する
• 繁忙期以外の時期に依頼する
• キャンペーンなどを利用する
• 相見積もりを取る

セットプランを利用する

そこで、水回りはまとめて一気に依頼しましょう。

セットの内容は業者によりさまざまなので、希望に沿うメニューを利用できるかどうかを事前にチェックしておくことが大切です。

繁忙期以外の時期に依頼する

ハウスクリーニングで一番の繁忙期は、11～12月です。
この時期は予約が取りにくく、定価でしか依頼できないことが多くなっています。

そこで、業者が忙しくない閑散期を狙いましょう。

• 1～3月
• 9月

上記のほか、平日の依頼もおすすめです。

キャンペーンなどを利用する

ハウスクリーニング業者は、定期的にキャンペーンを開催するケースが多いです。
キャンペーンを利用すると、「〇千円OFF」や「〇％OFF」などのお得な料金で依頼できます。

キャンペーンは閑散期を中心に開催されます。
情報は公式サイトやSNSで確認できるので、早めにチェックしておきましょう。

相見積もりを取る

実際の依頼の前に見積もりを取ることはもちろんですが、複数社から相見積もりを取ることも大切です。
相見積もりを取ることで、実際の料金相場を知れるだけでなく、少しでも安い業者を見つけられます。

費用だけでなく、サービス内容や対応の丁寧さも比較できるので、より優良な業者を選べることもメリットです。

水回りのハウスクリーニングで快適な毎日に！

水回りを掃除せず放置すると、汚れが取れなくなったり健康被害が出てしまったりします。
頑固な汚れになりやすい水回りだからこそ、定期的に業者を利用してキレイな状況を維持していくと良いでしょう。

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