2025.01.27 2025.03.01
ペットの火葬方法を詳しくご紹介します。
大切な家族であるペットが旅立つとき、最後の見送り方として「火葬」を選択する方が増えています。また自宅訪問で火葬可能な移動火葬車のサービスもあり、選択肢は広がる一方です。
この記事では、ペットの火葬方法に加え、料金相場や依頼先、具体的な流れを解説します。
目次 [hide]
ペットの火葬方法
ペットの火葬方法についてご紹介します。
愛するペットが亡くなった時、見送る方法として一般的な火葬ですが、幾つかの選択肢から選ぶことができます。また近年、火葬場に行かずに自宅訪問で火葬できる移動火葬車サービスも注目されています。
火葬方法それぞれの特徴を理解して、大切なペットをふさわしい方法で見送りましょう。
個別火葬
ペットの個別火葬は、1匹のペットだけを個別で火葬する方法です。
他のペットと混ざる心配がないため、安心して遺骨を手元に戻すことができるのが大きなメリット。火葬後に遺骨を拾いたい飼い主に選ばれる方法です。
特にペットを家族として深く愛してきた方には、個別火葬が心のケアにもつながると言われています。手元に戻って来たペットの遺骨は、骨壷に収めて自宅に保管したり、納骨堂に収めることが一般的です。
〇一任火葬
一任火葬とは、火葬の全てを業者に任せる方法です。遺骨の返却は希望次第ですが、事前にきちんと返却の意思を伝えていないと返却されないケースも少なくありません。
なるべく火葬に関連した費用を抑えたい方や、手続きに手間をかけたくない方に適しています。また仕事や家庭の事情で時間を取れない方にも便利な選択肢といえるでしょう。
〇立ち会い火葬
立ち会い火葬は、家族が火葬の場に立ち会い、最後のお別れをすることができる方法です。最後にペットへの感謝の気持ちを直接伝えたい飼い主に向いています。
この場合、業者が火葬場を準備し、家族と一緒に見送りを行ってくれます。一任火葬より費用が必要になるのがデメリットです。
ただ人間のように手厚く見送ってあげたいと考える飼い主に人気があり、最後はペットが好きだったおもちゃやおやつを供えることができるため、飼い主の心を満たす大切な時間となるはずです。
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合同火葬
ペットの合同火葬とは、複数のペットを同時に火葬する方法です。
他のペットと一緒に交じってしまうため、遺骨を手元に残すことはできません。ですが、費用が安価で簡単に手配できる点が魅力です。
多くの火葬件数をこなすペット霊園や自治体が提供していることが多く、環境保護の観点からも注目されている手段と言えるでしょう。シンプルな見送りを希望する方に適しています。
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ペット火葬の料金相場
ペット火葬の料金相場をご紹介します。
ペット火葬の料金は、ペットの体重や火葬方法によって異なります。以下の表で費用の比較ができますので、検討中の方はご参照ください。
ペットの体重 | 個別火葬料金 | 合同火葬料金 |
---|---|---|
体重3キロ以下(小型犬や猫など) | 15,000円~30,000円程度 | 5,000円~15,000円程度 |
体重10~20キロ(中型犬が目安) | 30,000円~50,000円程度 | 10,000円~20,000円程度 |
体重20kg以上(大型犬が目安) | 50,000円~80,000円程度 | 20,000円~40,000円程度 |
また、基本の火葬料金に加えて以下のような追加オプションを選択できますが、そのぶん費用は加算されます。
- 立会い料金:5,000円~10,000円程度
- 遺骨の納骨堂への収蔵費:5,000円~30,000円程度
これらのオプションは、飼い主の希望や地域、施設の料金スタイルによって異なるため、事前に火葬業者と詳細を相談する必要があります。
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ペットの火葬を依頼できる場所
ペットの火葬を依頼できる場所についてご紹介します。
ペットが亡くなった後に火葬ができる場所は幾つかあります。方法によって費用や特徴が異なりますので、それぞれの方法を比較してから検討するのがおすすめ。
選択可能なペット火葬の依頼場所を詳しく解説します。
ペット火葬・葬儀業者
ペットの火葬を専門に行う業者では、個別火葬や立ち会い火葬など、さまざまな選択肢を提供しています。設備が整った火葬場で行われるため、安心して利用できるのがメリット。
また多くの火葬・葬儀業者が、飼い主の希望に合わせてカスタマイズ可能なプランを用意しており、要望に柔軟に対応してくれるのも嬉しいポイントです。
近年では、多忙もしくは高齢の飼い主のために、自宅まで訪問して火葬を行う移動火葬車サービスも人気が出ています。ペットの最期を自宅で見送りたい方にとっても非常に便利な選択肢です。
交通の便が悪い地域に住んでいる方や、持ち運びが大変な大型ペットを飼っている方は特に最適です。
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ペット霊園
火葬を行った後に、そのまま納骨も可能なペット霊園での火葬も可能です。またその後の供養もお任せできるので、すべてを同じ施設で済ませたい飼い主に向いています。
またペット霊園は、火葬や納骨などの対応に慣れており、初めての経験で戸惑う飼い主であっても安心のサポートが受けられるのが大きな特徴。
定期的に慰霊祭を行う霊園も多いので、火葬後の供養に力を入れたい飼い主にもおすすめです。
自治体
自治体による火葬サービスも利用可能です。
火葬費用が比較的安価なのが大きな特徴で、できるだけリーズナブルに済ませたい方におすすめ。火葬方法としては合同火葬が主流です。
ただし、地域によって自治体の火葬サービス内容が異なるため、事前に確認が必要です。自治体によっては、飼い主が遺骨を引き取れる場合もあり、費用や条件などを聞いておく必要があるでしょう。
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ペットの火葬の流れ
ペットの火葬の流れについて詳しくご紹介します。
実際に火葬を行う段階になったら、スムーズに対応できるように火葬までの流れを事前に把握しておく必要があります。詳しい流れを順番に解説しますので、参考にしてください。
予約をする
まずは、依頼したい施設や業者を選んでコンタクトを取ることから始めます。
条件や費用などを問い合わせて、納得できれば予約を取ります。火葬を希望しているペットの体重や選んだ火葬方法を伝えましょう。具体的な要望があれば、この段階で伝えるとスムーズです。
お迎え・引き渡しを行う
火葬のための準備段階として、自宅での引き渡しや業者がペットを迎えに来る場合があります。通常は施設への持ち込みですが、ペットが大きい場合はお迎えが最善なことも。
移動火葬車を選択した場合は自宅での火葬が可能ですが、ペット霊園などでの火葬ならスタッフが専用車で迎えに来てくれ、施設に運びます。ただこれは別途費用が掛かるケースがあるのでご注意を。
24時間対応の火葬業者もありますので、希望する方法を伝えてください。
お別れの儀式をする
花や写真を用意して、ペットに最後のお別れをします。心を込めてペットに感謝の気持ちを伝えましょう。
この時間は、飼い主にとって心の区切りをつける大切な瞬間ですのでとても大切です。
棺にお供え物を入れる
お別れの儀式の後は、ペットが好きだったおやつやおもちゃなどを棺に入れてあげましょう。最後まで寂しくないようにと、家族の写真を入れてあげる飼い主もいらっしゃいます。
ただ火葬するため、燃えにくいものや法律で禁止されているものは避ける必要があります。事前に業者に入れてもよいものとそうでないものを確認してください。
火葬する
棺を閉じたら、いよいよ火葬となります。火葬後は希望に応じて遺骨を拾い上げることができますので、事前にスタッフに意思を伝えておいてください。
拾い上げたペットの遺骨は、骨壷に納めたり、納骨堂に入れたり、ペット霊園にお墓を建てて供養することも可能です。後悔ない方法で供養してあげましょう。
ペット火葬の方法を事前によく確認しておこう!
ペットの火葬方法を詳しくご紹介しました。
最期のお見送りであるペットの火葬をスムーズに進めるためには、事前の情報収集が大切です。希望する火葬方法や料金、サービス内容をしっかりと確認し、後悔のない選択をしてください。
愛するペットへの最期の感謝を込めて、適切な見送り方を選びましょう。事前に火葬の手順を把握しておき、いざという時に慌てないように準備できます。
ペットの火葬に関してプロに相談したい時には、ぜひ「セーフリー」をご利用ください。セーフリーには、各地域に点在するペットの火葬場や専門業者、移動火葬車を扱う業者が多数登録しています。
ペットの最期のお見送りを安心して任せられる手段やサービス選びに、ぜひご活用ください。
- 希望の火葬方法がある施設を探したい
- 家から近い場所でペットを火葬したい
- ペットの火葬の手順が分からない
まずは希望の火葬方法を選ぶのが先決!ペットを丁寧に見送れる方法を探そう
ペットの火葬に関するよくある質問
-
Q. ペットの火葬にかかる時間は?
A.ペットの火葬にかかる時間は体のサイズによって異なります。小動物なら20~30分程度ですが、猫や小型犬なら40~50分程度、大型犬なら2時間以上かかる場合も。個別火葬か合同火葬かによっても異なりますので、事前に確認したい場合は、業者や施設に問い合わせてください。
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Q. ペット火葬は当日中に済ませることができますか?
A.ペットの火葬は人間の場合と異なり、何時間経過しなければならないなどの決まりはありません。亡くなったことが確認できたなら、飼い主の気持ち次第でいつでも火葬可能です。
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Q. 超大型犬も火葬してもらえますか?
A.ケースによっては、50キロを超える超大型犬の火葬もありますが、これに対応可能かどうかは施設によって異なります。火葬炉の大きさの問題もありますので、事前に確認しておくべきです。ただ大型犬と言っても、一般的多い犬種(ラブラドルレトリバーやハスキーなど)なら対応可能な場合がほとんどです。