2024.12.09 2024.12.09
この記事では、ペット火葬の立ち会いについて紹介します。
結論から言えば、ペットの火葬に立ち会うことは可能です。しかし、立ち会いができるかどうかは火葬方法によります。
ここでは、立ち会いが可能な火葬方法、火葬場所や料金相場なども併せて解説していきます。
ペットとのお別れは最後まで見届けたいものですので、ぜひ参考にしてください。
目次
立ち会いが可能なペットの火葬方法は「個別立ち会い火葬」
立ち会いが可能なペットの火葬方法は「個別立ち会い火葬」と呼ばれる火葬方法です。
個別立ち会い火葬は、その名の通りペットが火葬炉に入るまでを見届けることができる方法です。
火葬炉まで見届けた後は、お骨上げをおこなうことができます。
また、人とは規模が異なりますが簡易的な葬儀を行うことができる業者もあります。
個別立ち会い火葬でできること
個別立ち会い火葬でできることは、以下のようになります。
- 葬儀の全過程に参加できる
- 個別の火葬ができる
- 家族以外でも同席できる
- お骨上げができる
ペット葬儀の全過程は、利用するペット葬儀社によって流れは異なる場合がありますが、「お見送りの儀式」「火葬」「お骨上げ」となります。
また、利用する霊園などによるところは大きいですが、家族以外の参列も可能です。ただし、人数制限が設けられていることも多いようです。
ペット火葬で立ち会いができない火葬方法
一方で、ペット火葬で立ち会いができない火葬方法もあります。
立ち会いができないペットの火葬方法は以下のようになります。
- 個別一任火葬
- 合同火葬
それぞれの火葬方法の特徴や仕様を見ていきましょう。
一任個別火葬
一任個別火葬は「一任」のとおり、ペット葬儀社や火葬業者にペットのご遺体を預け、すべての工程を業者にお任せする火葬方法です。
そのため、一任個別火葬は立ち会うことができないうえ、ペットとのお別れのリミットは預けるまでとなります。
また、一任個別火葬は基本的に返骨してもらえる火葬方法ですが、返骨されない業者の場合もあるので、問い合わせる際に確認しておきましょう。
一任個別火葬は、大切な家族の見送りに立ち会えないため、選ぶことは少ない火葬方法かもしれません。
しかし、どうしてもペットとのお別れに時間を割けないことはあります。そのようなときは、一任個別火葬も視野に検討してみてください。
合同火葬
合同火葬は、他のペットと一緒に火葬する方法です。
一任個別火葬と同様に、すべてをお任せする火葬方法なので、立ち会いができません。
合同火葬は、ペットの火葬方法の中で費用が最も安いのがメリットといえます。
しかし、合同火葬は他のペットと一緒に火葬するため、どのペットの骨か判別がつかないため、特定の遺骨だけを収骨することができません。
つまり、返骨は不可能なのです。
費用面や状況などの都合がつけづらい時に向いている火葬方法です。
より詳しく火葬方法を知りたい方こちらもご確認ください。
ペットの立ち会い火葬ができる場所
ここでは、ペットの立ち合い火葬ができる場所を紹介します。
ペットの立ち合い火葬ができる場所は以下の通りです。
ペット霊園
ペット霊園は、納骨堂やお墓、供養塔などに納骨・埋葬できる場所です。
多くのペット霊園では、複数の火葬プランを提供しています。火葬後はプランに沿って納骨や埋葬することができます。
個別火葬での立ち会いができるほか、立ち会いではない火葬方法の場合でも、霊園によっては合同慰霊祭や法要などで供養することができます。
訪問火葬
ペットの立ち合い火葬ができる場所として訪問火葬もあります。火葬炉を積載した車で自宅に訪問し火葬することができます。
火葬方法は、火葬業者ごとに異なりますが個別火葬(立ち会い・一任)や合同火葬が選べます。
立ち会いは、車載の火葬炉に入れるまでとなり、火葬後は希望によりお骨上げを飼い主自身で行うことも可能です。
訪問火葬は、ペット霊園と比べて簡単な葬儀となりますが、以下のようなメリットがあります。
- ご遺体を運ぶ・移動の手間がかからない
- 夜間でも対応できる
- 返骨までに時間がかからない
半面、金銭や遺骨の扱いなどのトラブル事例も増えており、巻き込まれる可能性は否定できません。
依頼する場合は、しっかりと下調べのうえ利用しましょう。
ペットの立ち会い火葬のメリット・デメリット
ペットの個別立ち合い火葬は以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- 最後まで見届けることができる
- 火葬されたことを確認できる
- 最初から最後まで一緒にいられる
- 副葬品を添えることができる
デメリット
- 一任個別火葬・合同火葬に比べて割高になる
- 全ての過程に同席するため時間がかかる
- 火葬場によっては立ち会いの人数に制限がある
- 訪問火葬での立ち会いは小人数になることが多い
費用や時間はどうしてもかかってしまいますが、個別立ち会い火葬は、ペットが旅立つまで一緒にいることができ、最後を見届けることができます。
ペットの尊厳を守り、家族に見守られながら旅立つことができ、飼い主とペット双方に安寧を与えてくれる火葬方法です。目いっぱい思い出と感謝を詰め込み、虹の橋を渡るサポートをしてあげましょう。
ペット火葬の料金相場
ここでは、個別立ち合い火葬の料金相場を紹介します。
ペットの火葬料金は、火葬するペットの大きさと重さを基準に段階的に高くなっていきます。
火葬方法ごとの料金相場は以下のようになります。
個別立会火葬の料金相場
ペットの大きさ | 料金 |
---|---|
小動物(~5kg) | 17,000円~28,000円 |
中型(5~25kg) | 27,000円~43,000円 |
大型(25kg以上) | 43,000円~70,000円 |
他の火葬方法の個別一任火葬・合同火葬の料金相場を知りたい方はコチラもチェックしてみてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ペット火葬の費用を紹介!自治体と民間の違い・選び方や安く抑えるコツ
2024.11.01 2024.12.05
ペットの立ち会い火葬の流れ
ペットの立ち合い火葬の流れは以下のようになります。
- 申し込み
- お別れの儀式
- 火葬
- お骨上げ
訪問火葬の場合、簡易的に行われるため、お別れの儀式がないことがほとんどです。顔合わせの際にプラン内容と料金の確認の後、火葬に進みます。
申し込み
ペットを火葬するなら、葬儀社や火葬業者に申し込む必要があります。
日取りや時間帯、葬儀プランなどが決まったら、利用予定の葬儀社や火葬業者に連絡してください。
この際、立ち会いを希望するなら「個別立ち会い火葬」を申し込んでください。
個別といえど「一任個別火葬」を申し込んでしまうと、立ち会えなくなってしまうので注意です。
ご遺体の安置にも限界があるので、なるべく早めに申し込みをし、火葬を行ってあげましょう。
お別れ
お別れは、利用する葬儀社や葬儀プランなどで異なりますが、人の葬式と同様の儀式で執り行うことが多いようです。
お焼香やお坊さんの読経などを経て、火葬炉に向かいます。火葬炉までがペットと一緒にいられる最後の時間なので、想いや気持ちをいっぱい込めて花や副葬品を添えてあげましょう。
火葬
火葬は小型であれば30分〜1時間、大型のペットなら1時間~2時間ほどかかります。
訪問火葬の場合、自宅敷地内の駐車スペースであれば早めに終わることもありますが、火葬が完了するまでおよそ2時間ほどかかる場合があります。
近隣への配慮から、家屋や人通りの少ない場所へ移動する必要があるため、往復なども含め時間がかかるためです。
火葬が終わるまで自宅で待機し、連絡を待ちましょう。
お骨上げ
火葬後は、遺骨の状態を確認しお骨上げを行い火葬は完了です。
お骨上げは、希望に応じて飼い主自身でおこなうこともできます。
お骨上げをする際は、スタッフが骨壺に収める順番や部位について教えてくれるので、ペットの遺骨を丁寧に骨壺に納めていきましょう。
立ち合い火葬は、お骨上げで骨壺に納めたのち、返骨され遺骨を持ち帰ることができます。
ペットの立ち会い火葬後は供養方法を検討
立ち合い火葬後は、供養方法を検討しましょう。
供養方法は、遺骨を納骨する、もしくは納骨せずに自宅に置くなど様々な方法があります。
納骨する
ペット霊園などに納骨するのが、一般的な供養方法です。納骨できる場所は主に次のような場所で行うことができます。
- ペット霊園
- 納骨堂
- ペット対応の寺院
これらの施設で、ペットを供養する方法は以下のとおりです。
- 個別墓
- 合祀墓・合同供養塔
- 納骨堂
- 樹木葬
また、上記の供養方法以外に散骨と呼ばれるものもあり、供養の形態は山林葬・海洋葬・空中葬などがあります。
遺骨をパウダー状にして、供養の形態に応じた場所で散骨する供養方法です。
火葬方法のように、「個別散骨」「合同散骨」とあり、業者に散骨を依頼する「代理散骨」などもあります。
ペットの供養に縛りはないので、状況や自分の都合に合わせてペットを供養できる方法を選びましょう。
引き取った遺骨を自宅供養する
自宅供養は、引き取った遺骨を自宅で安置し、供養する方法です。
自宅供養する飼い主も増えており、ペット用の仏壇や写真が飾れる骨箱など、自宅供養向けのアイテムは非常に豊富。
ペットをどのように祀り供養するのか、飼い主自身で構築できるため、費用のコントロールも可能です。
また、分骨し遺骨の一部をアクセサリーやキーホルダーに入れる、「手元供養」も人気です。
とはいえ、「自宅に置くのは良くないのでは?」と思う方もいるでしょう。
風水やスピリチュアルな観点から言えば「遺骨=死」であるため、陰の気を持っていることは間違いありません。
しかし、風水の本質は「自然のもつエネルギーをコントロールし運気向上を図る」ことにあり、考え方や飼い主の気持ち一つで、プラスにもマイナスにも転じます。
骨壺袋や敷物の色を変える、人が多く集まるリビングなどに遺骨を置くなど、陰のエネルギーを中和する方法はたくさんあります。
旅だったペットを身近に感じられるので、供養する一つの方法として自宅供養も考えてみてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ペットを納骨しないで家に置くのはOK?風水的な良し悪しを解説!
2024.10.09 2024.12.05
ペットの立ち会い火葬するなら「セーフリー」で比較検索!
ペットの立ち合い火葬について紹介しました。
複数の火葬方法がありますが、立ち合いで火葬するならば「個別立ち会い火葬」が適切な方法です。
火葬するには業者を選ぶ必要がありますが、葬儀社や火葬業者を探しても数が多すぎて選びきれません。
そういったときは「セーフリー」で検索するのがおすすめです。多くの候補から地域ごとに検索でき、霊園や葬儀社などの料金比較をすることもできます。
セーフリーで検索すれば、納得できる葬儀社、火葬業者にきっと巡り合えるはずです。