2024.09.02 2024.09.15
この記事では、犬のペットシッターのサービス内容や料金相場、依頼する際の流れや注意点について解説します。
この記事を読めば、ペットシッターについて理解が深まります。ペットシッターに犬のお世話を依頼するか検討しているかたは、ぜひ参考にしてください。
目次
犬のペットシッターの料金相場
ペットシッターに依頼する際は、利用するプランによって料金も異なります。1時間単位でお世話にしてくれる日帰りプランが、多くのペットシッターの料金システムです。
また、ペットシッターによっては宿泊してお世話してくれるプランなどもあります。
それぞれの料金や延長料金、オプション料金の相場を紹介します。
一般的なペットシッターの料金
ペットシッターの基本料金は1時間あたりの料金で設定されていることが多く、犬のサイズによって変動します。犬が複数いる場合には、1匹追加につき追加料金がかかるところがほとんどです。
さらに、年末年始や大型連休、お盆などの繁忙期には10〜20%の割増料金がかかることもあります。
ペットシッターをはじめて依頼する際は「初回登録料+基本料金+交通費」が必要です。2回目以降は「基本料金+交通費」がかかります。
費用名称 | 小型犬 | 中型犬 | 大型犬 |
---|---|---|---|
基本料金(1時間) | 2,500円〜4,000円 | 3,000円〜5,000円 | 3,500円〜5,500円 |
追加料金 | 1,500円 | 2,000円 | 2,500円 |
初回登録料 | 1,000円~2,000円程度 | ||
交通費 | 1,000円程度 | ||
割増料金 | 基本料金の10〜20% |
ペットシッターをキャンセルをする際には、以下のように何日前に連絡したかによって、キャンセル料を支払う割合が変わります。
- 2日前:0〜50%
- 前日:50〜80%
- 当日:100%
家に泊まるペットシッターの料金
費用名称 | 料金 |
---|---|
添い寝 | 20,000〜30,000円 |
見守り | 30,000円〜40,000円 |
初回登録料 | 1,000円~2,000円程度 |
交通費 | 1,000円程度 |
割増料金 | 基本料金の10〜20% |
夜間を通して家を空ける場合には、家に泊まってお世話をしてくれるプランを利用するのもおすすめ。夜から朝までの12時間程度が対象となり、朝晩の散歩や食事、排泄などのお世話をしてくれます。
しかし、中には宿泊に対応していない業者も多いです。
また宿泊プランを依頼する場合、一般的なペットシッターの料金の2回分+追加料金などと設定されているところもあります。
料金は1泊あたり、およそ20,000円〜40,000円が相場です。
宿泊プランを利用する際には、ペットシッター用にベッドや布団、お風呂、トイレの用意が必要になることがあります。
延長料金の相場
費用名称 | 料金相場 |
---|---|
延長料金(30分ごと) | 500円〜1,500円 |
時間外料金(30分ごと) | 1,000円〜1,500円 |
当初の予定時間を超えてお世話が必要になったときは、15〜30分ごとに延長料金が発生することもありあります。
例えば、急な予定変更で時間が延びたり、飼い主が予定より遅れて帰宅したりした場合なども対象です。
また、ペットシッターの訪問が対応時間外となってしまったときは、時間外料金を支払うことで対応してもらえることもあります。
散歩などのオプション料金
費用名称 | 小型犬の散歩 | 中型犬の散歩 | 大型犬の散歩 |
---|---|---|---|
基本料金 | 1,000円〜3,000円 | 1,500円〜3,500円 | 2,000円〜4,000円 |
追加料金 | 1,000円 | 1,000円 | なし |
動物病院、サロン送迎代行 | 1,000円~2,000円 | ||
カウンセリング | 6,000円 |
ペットシッターのサービスには、上記のようなオプションを用意しています。
「散歩」に対応しているペットシッターがほとんどで、シッティングコースやプランに含まれる場合や別途料金になるケースもあります。
ただし、小型犬・中型犬は同時に2匹まで、大型犬は1匹ずつの散歩となることが多いです。そのほか、動物病院やサロンに時間がないなどで連れていけない時は、送迎を代行してくれることも。
しつけや飼い方、問題行動などの相談やカウンセリングを行っているところもあります。自身にあったところを見つけてください。
犬のペットシッターに依頼できること
ペットシッターには以下のようなことが依頼できます。
- ごはんや水を与える食事面のお世話
- トイレの掃除やお風呂など衛生面のお世話
- 散歩や遊びといったストレス面のお世話
- ペットの性質や希望に沿ったお世話
- お世話の時間指定
- 短時間のお世話
ペットシッターとは、短時間の外出や旅行、出張などでペットの世話ができない期間を、飼い主に代わって自宅でお世話を代行してくれるサービスです。
知らない環境で過ごすストレスを抑えつつ、慣れた自宅でお世話をしてくれるので、愛犬に優しいといえます。
シッティング中に、愛犬の様子や状態をメールやLINEなどで連絡してくれるサービスもあります。サービス終了時には、シッティング時の状況をまとめた報告書を提出してくれるので安心です。
ペットシッターの1回のお世話時間は60分が基本です。業者の中には30分や40分など、短い時間のお世話を希望する方は、対応しているのかを事前に確認しておいてください。
また、泊まり込みでのシッティングもできるところもあります。飼い主さんの必要に応じて、ペットの世話を頼むこともできるので、使い勝手のよいサービスです。
犬のペットシッター|利用の流れ
こちらでは、犬のペットシッターを利用する際の流れについて解説します。
ペットシッターは、家を空ける際には大きなメリットとなるサービスです。あらかじめ利用の流れを把握しておけば、依頼するときに手続きがスムーズです。
希望日を決めて連絡
来てもらいたい日にちが決まったら、ペットシッターへ連絡してください。初回は、事前の打ち合わせをする必要があるので、希望日の10日前には連絡をするようにしましょう。
連絡方法には、希望する日時やペットの情報(種類、名前、大きさなど)を伝え、事前打ち合わせの日程を決めます。
事前の打ち合わせ
決めた日程でペットシッターと直接会い、希望内容やペットとシッターの相性をチェックします。同時にペットの健康状態、性格、普段のお世話の方法などを記録するペットカルテを作成します。
散歩の回数、食事の内容、排泄の処理など、具体的なサービス内容についても確認しておきましょう。
また、犬の病気やケガの対応、鍵の紛失、所有物の損壊などの補償も併せて確認しておけば万全です。
サービス内容と料金に納得できれば、契約書にサインして打ち合わせは完了となります。
料金の支払いと合鍵を渡す
事前の打ち合わせが終わると、料金の支払いと、鍵の受け渡しをします。また、鍵の返却方法の取り決めも行っておきましょう。
当日に鍵を渡せない場合には、後日郵送対応もできますが、事前に準備しておくとスムーズです。
報告書をもらう
約束した日時にペットシッターが来て、事前カウンセリングをしたとおりにペットのお世話をしてくれます。
シッティング中の様子は写真や動画でリアルタイムに報告してもらえるペットシッターを利用すれば、外出先でも愛犬の様子を確認できて安心できます。
所定の時間になると、お世話内容の詳細、ペットの様子、トイレや健康状態などを記した報告書を作成してくれるので、受け取ってください。
受け取り方法については、サービスによって異なりますが、書面やメールで受け取ることが多いです。
最後に、鍵を返却してもらい終了です。
犬のペットシッターの利用を断られるケース
ペットシッターに依頼する際には断られるケースも存在します。依頼したからといって必ず対応してくれる訳ではないので、どういったケースであれば断られるのかを把握しておきましょう。
ペットに重大なストレスをかけると判断した場合
以下のような場合は、ペットにストレスがかかると判断され、断られるケースがあります。
- 不安が強い場合
- 他の犬や人に攻撃性がある場合
- 体調が優れない場合
飼い主さんと長時間離れることで、パニックを起こしたり、破壊行動を起こしたりシッターさんに危害を加えたりする恐れがあるときは、依頼を断られることがあります。
また、病気やケガをしている愛犬、高齢で体力がない愛犬など、シッターさんが適切なケアを提供できないと判断され、利用できないケースもあります。
ペットの予防接種を受けていない場合
ペットシッターは、様々なご家庭のたくさんのペットと触れ合う機会があるため、他のペットやシッターさんの健康を守るためにも必要不可欠です。
愛犬の健康を守るため、他のペットや人への感染を防ぐためにも、予防接種は必ず受けさせましょう。
一般的に、犬のお世話をペットシッターに依頼する際には、以下の予防接種が済んでいることが求められます。
- 混合ワクチン
- 狂犬病ワクチン
予防接種に関する疑問点や不安な点がある場合は、かかりつけの動物病院に相談してください。
ペットに感染症や妊娠の疑いがある場合
ペットシッターに依頼する際に、以下のような症状がある場合には依頼を断られることがあります。
疑いのある事象 | 症状や状況 |
---|---|
感染症 | ・熱がある ・下痢や嘔吐を繰り返す ・皮膚に異常がある ・目や鼻から分泌物が出ている ・咳やクシャミが止まらない |
妊娠 | ・妊娠初期で体調が不安定な場合 ・妊娠後期で出産が近い場合 |
シッティング中に万が一、上記のような症状や状況になった際には必ず連絡をくれます。相談することで、多くの場合、動物病院へ連れていくなどの対応をしてもらえるので安心です。
生後3ヶ月未満の子犬の場合
生後3ヶ月未満の子犬のペットシッター利用は、断られることもあります。
生後間もない子犬は、免疫力が十分に発達しておらず、さまざまな病気にかかりやすい状態です。体調が変わりやすい子犬の場合、スムーズな対応ができないことが多いため、断られることが多いのです。
とはいえ、ペットシッターのなかには、1回目のワクチン接種が済んでいることを条件に受けてくれるところもあります。
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犬のペットシッターを利用する際の、料金相場や利用までの流れについて解説してきました。
ペットシッティングには一般的なプランと、ペットシッターが泊まり込みでお世話してくれるプランがあります。
給餌や散歩などのプランは1時間あたり、2,500円〜5,500円程度となり、短時間でのシッティングに利用するのがおすすめです。
宿泊プランは、1泊あたり20,000円〜40,000円程度が相場です。
やや高めではありますが、不在の間、飼い主に代わって犬のお世話をしてくれます。見守ってくれる人がいるだけで、得られる安心感は絶大です。
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