犬の「おすわり」のしつけ方!コツや必要な理由・始める時期も解説

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犬の「おすわり」のしつけ方!コツや必要な理由・始める時期も解説

2024.11.20 2024.11.20

この記事では、犬の「おすわり」のしつけ方について手順やコツ、おすわりを覚えてくれないときの対処法などをご紹介します。

犬に教えるしつけの代表ともいえる「おすわり」ですが、なかには苦戦している飼い主さんもいるといいます。

「おすわり」の必要性も確認して、愛犬が無事におすわりを習得できるようにしてみてください。

どうしても困ったときに相談する方法も記載します。

犬の「おすわり」のしつけ方

犬の「おすわり」のしつけ方

犬に「おすわり」を教えるときは、以下の手順で実践してみてください。

  1. おやつを握った手に犬を集中させる
  2. 手を上げて犬の鼻先が上を向くようにする
  3. 床にお尻がついたところでご褒美をあげる
  4. 1~3を繰り返す
  5. 1の直前に「おすわり」と言う

飼い主さんが手順を理解して、愛犬に優しく接することが大事です。

それでは手順ごとに詳しくみていきます。

1.おやつを握った手に犬を集中させる

愛犬に「おすわり」を教える際、はじめにご褒美用のおやつを手に握っておきます。

その手を犬の鼻先に近づけて匂いを嗅がせてください。

これにより、犬の意識を手に集中させることができます。

このとき、手の中におやつやフードがあることは知らせないようにするのがポイントです。

おやつなどがあるのを覚えてしまうと、用意されていないときにおすわりができなくなる可能性があるからです。

手の中に入っている物を見せないようしっかりと握って、犬に匂いを嗅がせましょう。

2.手を上げて犬の鼻先が上を向くようにする

犬の意識が手に集中したところで、その手をゆっくりと上に上げていきます。

手の動きに合わせて犬がつられて上を向くと、自然とお尻が下がって「おすわり」の姿勢になります。

勢いよく手を上げるのではなく、犬の様子を伺いながら行なってみてください。

3.床にお尻がついたところでご褒美をあげる

飼い主さんが手を上げたときに犬が「おすわり」の姿勢になり、そのままお尻が床についたら、手の中にあるご褒美を与えます。

首などを撫でながら、褒めてあげてください。

褒めすぎると犬が興奮して立ち上がってしまう場合があるので、「おすわり」をキープできるよう優しく褒めてあげます。

4.1~3を繰り返す

1~3までを無事にクリアできたら、これを繰り返します。

手順一つずつを丁寧に行ない、上手にできたらきちんと褒めてあげましょう。

5.1の直前に「おすわり」と言う

1~3までを何度か繰り返しておすわりの姿勢が定着するようになってきたら、おやつが入っている手を嗅がせる前に「おすわり」と言ってみます。

そうすると、犬は「おすわり」と言われたらどのような姿勢を取れば良いかを習得し始めます。

「おすわり」と言うときは、はっきり・ゆっくり話すのも意識してください。

犬に「おすわり」を教えるときのコツ

犬に「おすわり」を教えるときのコツ

犬に「おすわり」を教えるときは、手順だけでなくいくつか押さえておきたいコツもあります。

以下に挙げるコツを押さえて、愛犬に「おすわり」をしつけてみてください。

犬が集中できる場所で練習をする

にぎやかな公園や他の犬もいるような場所では、「おすわり」をしつけようとしてもうまくいかない場合があります。

犬が集中できる場所を選んで、そこで練習をするのが大事です。

公園は公園でも朝のうちの静かなときに行く、余計な物が置かれていない部屋に移動するなどして、犬が集中しやすいところで練習を行なってください。

犬が「おすわり」を覚えられるようにするためには、どこで練習するのかという環境も関係しています。

犬の気を引けるものを活用する

犬に「おすわり」を教える場合、手の中に犬の気を引けるものを用意しておく必要があります。

おすすめは、愛犬が好きなおやつやフードです。

その他、お気に入りのおもちゃや毛布なども気が引けるものとして活用できます。

愛犬が反応するようなものを用意して気を引くことができると、そのまま「おすわり」をしつけやすくなります。

犬の気を引けるものとして、愛犬が好きなものを把握して準備しておいてください。

5~10分のしつけを繰り返す

犬の集中力は1匹ずつ異なり、年齢や環境によっても変わってきます。

そのため、1回のしつけは5~10分と短めにしてください。

それ以上長く「おすわり」を教えても、犬の集中力やモチベーションが切れて反応してくれなくなる場合があります。

初めてのしつけとなると犬の頭を疲れさせてしまうので、短い時間のしつけを繰り返すのを意識しましょう。

しつけには時間がかかるものと心得る

「おすわり」をはじめ犬に様々なしつけを行なうときは、ある程度時間がかかるものと理解しておくことも大切です。

犬によって覚えるスピードが違いますし、1日にどれだけしつけを行なうかという回数によっても習得できるまでの時間は変わってきます。

環境によって習得するまでの期間が異なりますが、目安として2週間から1ヵ月ほどかかると理解しておいてください。

愛犬の様子を見ながらペースを考え、無理のない範囲でしつけるのが基本です。

しつけには時間がかかると考え、ゆっくり着実に習得できるよう飼い主さんがサポートしてあげてください。

できなくても叱らないようにする

愛犬に、「おすわり」と言ってしつけようとしてもうまくいかないときがあります。

だからといって、叱るのはやめましょう。

誰でも、初めて挑戦することに対してはじめから完璧に習得するのは難しいです。

犬によって個性や性格も様々なので、1匹ずつの特徴を理解して接するようにしてください。

しつけにおいて、犬を厳しく叱るのは避けましょう。

怒鳴られるなどすると、それがトラウマになりしつけどころではなくなる場合もあります。

無理に座らせないようにする

「おすわり」を覚えさせようと、無理にお尻を押して座らせるのは控えてください。

無理に押されると、犬にとってしつけの時間は嫌なことをされる時間と認識してしまう恐れがあります。

また、お尻を押されることで、「おすわり」は自分でお尻を床につけるものではないと勘違いする場合もあるので気を付けましょう。

「おすわり」と言われたときに自然とお尻が下がって座れるよう、しつけの練習では無理に座らせないようにするのが大事です。

犬が「おすわり」を覚えてくれないときの対処法

犬が「おすわり」を覚えてくれないときの対処法

犬に「おすわり」を教えようと試みているけれどなかなか覚えてくれない、そんなときは以下に挙げる対処法を試してください。

後ろに壁があるところで試してみる

おやつを手の中に握って座らせようとしてもなかなか座ってくれないというときは、後ろに壁がある場所で「おすわり」を試すとちゃんと座れる場合があります。

犬自身「おすわり」をするつもりがなくても、視線を上に向けていったときにお尻が壁に当たると自然と座る形になることがあるからです。

何度か試してみて座るのが難しそうだと感じたら、後ろに壁があるところに移動して再度チャレンジしてみてください。

かなり高めに手を上げて飛びつかれないようにする

犬に「おすわり」をしつけるときは、手の中にご褒美を用意してその手を徐々に上に上げていきます。

このとき、それほど手が上がっていない状態だと、中身が気になっている犬は飛びついてしまう恐れがあります。

そこで、手を上げるときはかなり高めにして、犬が飛びつけないようにするのがポイントです。

飛びつけないけれど手の中の物が気になり、その結果おすわりの姿勢をとってくれる場合があります。

家の外では静かなところで練習してみる

家の外で「おすわり」の練習する際は、静かなところを選んで練習を行なってください。

しつけにはかなりの根気と集中力が必要になるので、犬と飼い主さんの両方が落ち着ける場所で行なうのが理想的です。

周りに誰もいない公園や家の庭などで、お互い集中して「おすわり」に取り組めるようにしましょう。

うまくいかないときはしつけのプロに依頼する

「おすわり」の手順通りにやってみてもうまくいかない、対処法を実践しても犬がおすわりを覚えてくれないとお困りのときは、プロに依頼する方法があります。

犬のしつけトレーニングを実施している施設で、愛犬に「おすわり」を教えてもらえます。

プロは日々様々な犬と向き合っているので、1匹ずつの特徴を把握してそれに応じて適切にしつけをしてくれるのが魅力です。

飼い主さんの悩み相談も聞きながら、それぞれの犬に合った方法で「おすわり」を教えてくれます。

しつけで悩んだときは、プロに相談するのも検討してみてください。

※セーフリーでもペットのしつけを行なっているトレーニング業者をご紹介中です。

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犬に「おすわり」のしつけが必要な理由

犬に「おすわり」のしつけが必要な理由

犬のしつけの中でも最初に教えることが多い「おすわり」ですが、なぜしつけておくべきなのでしょうか?

その理由には、以下の3点が考えられます。

  • 事故を防げる
  • 周りの人に迷惑をかけなくなる
  • 飼い主さんの言うことを聞くようになる

犬が急に人に飛びかかって相手が怪我をするなどの事故が起きるのを防ぐため、「おすわり」は教えておくべきです。

急なときにも、「おすわり」と伝えれば犬の動きを止められるからです。

ここから、周りの人に迷惑をかけずに済むともいえます。

相手が怪我をしたり服を汚してしまうと、飼い主としては謝罪しなければなりません。

「おすわり」をしつけておくと飼い主さんの言うことを聞くようになるので、新たなトレーニングに挑戦できる場合もあります。

犬の「おすわり」のしつけは生後3ヵ月からが目安

犬の「おすわり」のしつけは生後3ヵ月からが目安

犬に「おすわり」をしつけるのは、生後3ヵ月頃からが目安です。

この頃になると脳が少し発達してくるので、しつけトレーニングを始めると覚えてくれる可能性が高いです。

小さい頃の方が呑み込みが早いとも言われているため、生後3ヵ月を目安にしつけを開始してみてください。

ただし、お迎え直後は環境の変化で犬自身戸惑っているはずなので、少し落ち着いてから行なうのを忘れないようにしましょう。

犬の「おすわり」でお困りならセーフリーでトレーニング業者をチェック!ペットのことならセーフリーで検索

犬の「おすわり」のしつけ方について、方法や対処法、無事に覚えるためのコツなどをご紹介しました。

しつけでお困りの際は、プロに頼んでトレーニングしてもらう方法もあります。

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