愛犬が拾い食いをしないようにしつける方法!食べる理由と危険性
2024.12.29 2024.12.30
本記事では、愛犬の拾い食いに悩む飼い主さんに向けて、効果的なしつけ方法を解説します。
拾い食いは犬の本能を理解し、適切なトレーニング方法を実践すれば改善可能です。
ステップ別の具体的なしつけ方法から、すぐに実践できる予防対策まで、愛犬との安全な散歩を実現するためのポイントをご紹介します。
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目次
拾い食いさせないためのしつけ方法
拾い食いのしつけは、5つのステップで確実に効果を上げることができます。
- STEP1:基本的な信頼関係を築く
- STEP2:基本的なコマンドを教える
- STEP3:交換トレーニングを始める
- STEP4:散歩中の実践トレーニング
- STEP5:拾い食い時の対処法
まずは基本的な信頼関係作りから始め、段階的にトレーニングを進めていきましょう。
STEP1:基本的な信頼関係を築く
拾い食いのしつけで最も重要なのは、愛犬との信頼関係です。
まずは1日10分程度、アイコンタクトの練習から始めましょう。
おやつを見せて愛犬の名前を呼び、目が合った瞬間に褒めながらおやつを与えます。
この練習を通じて、飼い主に注目することで良いことがあると学習していきます。
さらに、「待て」や「おいで」などの基本的な命令を組み合わせることで、より強い信頼関係を築くことができるのです。
STEP2:基本的なコマンドを教える
拾い食い防止に必要な基本コマンドは「待て」「ダメ」「おいで」の3つです。
まずは室内で、おやつを使って「待て」の練習を始めましょう。愛犬の目の前におやつを置き、食べようとする前に「待て」と声をかけます。
数秒待てたら即座に褒めてあげることがポイント。少しずつ待つ時間を延ばし、練習を重ねていくのがベストです。
「ダメ」は危険なものに近づいた時、「おいで」は注意をそらす時に使います。
これらのコマンドを組み合わせることで、散歩中の拾い食いも効果的に防ぐことができます。
STEP3:交換トレーニングを始める
交換トレーニングは、愛犬が何かを口にした時、より価値の高いおやつと交換する練習です。
まず室内で、おもちゃを使って練習を始めましょう。
愛犬がおもちゃを咥えている時に、おやつを見せながら「ちょうだい」と声をかけます。
おもちゃを離した瞬間に、即座におやつを与えて大いに褒めてあげることがコツ。
この練習を繰り返すことで、物を離すことに抵抗がなくなっていきます。
散歩中に危険な物を拾った時も、冷静に対応できるようになるのです。
STEP4:散歩中の実践トレーニング
室内での基本練習が定着したら、いよいよ散歩中の実践トレーニングに移ります。
まずは落ち葉や空き缶など、危険性の低いものがある場所で練習を始めましょう。
愛犬が物に近づこうとした時、「待て」の声かけをします。
上手に待てたら即座におやつを与えて褒めます。この時、リードは短めに持ち、常に愛犬の動きを観察することがポイント。
また、危険物を見つけた時は「おいで」と声をかけて方向転換を促すなど、状況に応じて学習したコマンドを使い分けていきます。
STEP5:拾い食い時の対処法
愛犬が実際に拾い食いをしてしまった時は、慌てず冷静な対応が重要です。
まずは愛犬のお気に入りのおやつを見せながら「ちょうだい」と声をかけ、交換トレーニングで学習した行動を促します。
大声で叱ったり、無理に口を開けようとするのは逆効果。むしろ、次回は素早く飲み込もうとする行動を助長してしまいます。
危険物を飲み込んでしまった場合は、すぐに吐き出させようとせず、どんな物を、どのくらいの量を食べたのかを確認して、速やかに獣医師に相談しましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2024.12.16 2024.12.16
しつけを成功させるためのポイント
拾い食いのしつけを成功させるには、一貫した対応と適切なタイミングでの褒め方が重要です。
叱ることは逆効果となるため、必ず肯定的な声かけと高価値なおやつで褒めることを心がけましょう。
トレーニングは短時間で集中的に行うのがコツ。
1回5分程度の練習を1日3回程度行うことで、愛犬の集中力を保ちながら効果的に学習を進めることができます。
規則正しい食事管理も欠かせません。決まった時間に適量の食事を与え、おやつの与えすぎに注意することで、空腹による拾い食いを防ぐことができます。
これらのポイントを意識しながら、愛犬のペースに合わせて根気強く取り組むことが、しつけ成功の鍵となります。
犬が拾い食いをしてしまう理由
愛犬が拾い食いをしないようしつけをするためには、なぜ食べてしまうのか、その理由を知ることが大切です。
犬が拾い食いをしてしまう原因は、大きく分けて3つあります。
- 犬の本能によるもの
- 子犬期の経験や食事環境によるもの
- 飼い主の対応によるもの
それぞれ詳しく解説します。
犬の本能によるもの
犬の拾い食いの根本的な原因は、野生時代から受け継がれてきた生存本能にあります。
野生犬は限られた食料を確保するため、見つけた食べ物はすぐに口にする必要がありました。
また、群れでの生活では、他の仲間に食べ物を取られないよう、素早く食べる習性も身についています。
人間の100万倍もの嗅覚を持つ犬は、遠くからでも食べ物の匂いを感知できます。
そのため散歩中でも、人には気づかない食べ物の存在を察知し、本能的に近づいてしまうのです。
このように、拾い食いは単なる悪いクセなどではなく、犬が本来持っている自然な行動なのです。
子犬期の経験や食事環境によるもの
子犬期の食事環境は、成長後の食行動に大きな影響を与えます。
特に保護犬として過ごした経験がある場合や、生後間もない時期に十分な食事が与えられなかった場合、食べ物に対して強い執着を持つようになります。
また、決まった時間に適切な量の食事が与えられていない場合も、常に空腹を感じやすい状態に。
そのため散歩中も食べ物を探そうとする傾向が強くなります。
おやつの与えすぎや不規則な間食も、食事のリズムを乱す原因となり、拾い食い行動を助長してしまうのです。
飼い主の対応によるもの
飼い主の何気ない対応が、知らず知らずのうちに拾い食いを助長してしまうことがあります。
例えば、愛犬が拾い食いをした時に大きな声で叱ったり、慌てて追いかけたりする行動は、犬にとって「注目してもらえる」という特別な経験として記憶されます。
また、拾い食いを防ごうとして過度に制止したり、必要以上に緊張した態度を見せることで、逆に犬の興味を引き立ててしまうケースも。
さらに、食べ物を取り上げる時に強引な方法をとると、次は見つけたらすぐに食べようとする学習にもつながってしまうのです。
犬の拾い食いによる危険性
拾い食いは、愛犬の命に関わる重大な事故につながる可能性があります。
主な危険性は以下の4つです。
- 食中毒や細菌感染のリスク
- 有害物質による中毒の危険
- 異物誤飲による健康被害
- 寄生虫感染の可能性
拾い食いだからと軽視していると、愛犬に思わぬ危険が降りかかることもあるため注意が必要です。
食中毒や細菌感染のリスク
路上や公園に落ちている食べ物には、多くの場合、有害な細菌やカビが繁殖しており、腐敗した食べ物を口にすれば重度の食中毒を引き起こす危険があります。
特に夏場は気温が高いため、細菌の繁殖が活発になので病気のリスクが高まります。
また、拾い食いではありませんが、他の動物の糞便から感染症を引き起こすことも。糞便の臭いを嗅いで鼻腔から菌が入り込んで悪さをすることがあります。
サルモネラ菌や大腸菌などの有害な細菌による感染は、嘔吐や下痢、発熱などの深刻な症状を引き起こす可能性があるのです。
有害物質による中毒の危険
路上には、犬にとって命に関わる有害物質が数多く落ちています。
特に注意が必要なのが、ネズミ駆除用の毒餌です。見た目は普通の食べ物と変わらないため、愛犬が気づかずに口にしてしまう可能性が高くなります。
タバコの吸い殻やガムも深刻な中毒を引き起こす原因となります。
特にキシリトール入りのガムは、少量でも重度の低血糖を引き起こし、最悪の場合、死に至ることも。
さらに、チョコレートやアボカドなど、人間には問題なくても、犬には有毒となる食べ物も路上で見かけることがあるのです。
さらに詳しく知りたい方はこちら
犬が食べてはいけないもの一覧!食中毒の危険性・食べたときの対処法
2024.11.01 2024.12.05
異物誤飲による健康被害
犬が誤って飲み込んでしまう異物には、骨や石、ビニール袋などさまざまなものがあります。
特に乾燥した鶏の骨は消化管を傷つける恐れがあり、内出血や穿孔などの重篤な症状を引き起こす危険性があります。
プラスチックやビニール袋による窒息事故も要注意です。これらが喉につまると、呼吸困難に陥る可能性も。
また、誤飲した異物が腸に詰まることで腸閉塞を起こすと、緊急手術が必要になることもあります。
小さな異物でも腸を傷つけたり、体内に長期間とどまることで深刻な健康被害につながるのです。
寄生虫感染の可能性
拾い食いによる寄生虫感染は、愛犬の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
特に回虫やエキノコックスなどの寄生虫は、他の動物の糞や死骸から感染することがあるため要注意です。
感染すると下痢や嘔吐、食欲不振といった消化器症状が現れ、重症化すると発育不良や体重減少を引き起こすことも。
さらに、これらの寄生虫の多くは人獣共通感染症であり、飼い主や家族にも感染する危険があるため、拾い食い防止は愛犬だけでなく、人の健康を守るためにも重要な課題となっています。
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拾い食いの改善には、正しい知識と適切なトレーニング方法の実践が欠かせません。
愛犬の命を守るため、この記事で紹介したしつけ方法を、ぜひ実践してみてください。
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