2024.09.26 2024.12.05
この記事では、犬の爪切りの頻度を紹介します。爪切り頻度の目安や、爪を切る頻度が高めの犬についても解説します。
爪切りの頻度を少なくした場合のリスクも確認しながら、愛犬に適した頻度はどれくらいか考えてみてください。
靴やスリッパを履かない犬にとって、爪切りは大切なケアになります。爪切りの際のポイントも押さえ、愛犬が快適に過ごせるようにしてあげましょう。
犬の爪切りでお悩みの人は、参考にしてください。
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目次
犬の爪切りの頻度は月に1~2回が目安
犬の爪切り頻度は、月に1~2回が目安です。
月に1~2回と幅があるのは、犬のライフスタイルによって爪の伸び具合が変わってくるからです。
愛犬の爪がどれくらいのペースで伸びているか、日々の生活を振り返りながら様子を見ておきましょう。
また、爪切りの目安が月に1~2回程度とされていても、爪が伸びる速度は1匹ずつ異なります。早く伸びる犬もいれば、伸びるのがゆっくりな犬もいるのです。
爪を切るべきタイミングかわからない場合は、以下の項目を参考に爪切りをすべきか検討してください。
- 爪が絨毯などに引っかかる
- 歩くときにカチャカチャ音が鳴る
- 歩きにくそうにしている
- 爪が床に落ちていた
平均的な犬の爪切り頻度
犬の爪切り頻度の目安は月に1~2回ですが、平均的な犬の爪切り頻度に関しては月1回程度となっています。
1匹ずつ爪が伸びるスピードや生活スタイルが異なりますが、月に1回は爪切りするという犬が多いです。
また、犬には狼爪といって、犬の足の裏より少し上のところにある指があります。
犬が進化してきた過程で不要になり使われなくなった狼爪ですが、こちらは月1回を目安に爪切りを行なうのがおすすめです。
伸びすぎて折れたり、巻き爪になったりする狼爪は、こまめなケアが必要です。平均的な爪切り頻度に加えて、狼爪のケアについてもよく確認しておきましょう。
爪切りの頻度が高めの犬
犬の爪切り頻度には目安や平均があるなか、爪切り頻度が高めな犬もいます。
特に以下に挙げる犬は、爪切りをこまめにしてあげた方が良い場合がほとんどです。
- 子犬
- 老犬
- 小型犬
- 散歩嫌いの犬
その理由を詳しくみていきましょう。
子犬
子犬は速いスピードで成長しているため、爪も伸びやすいです。2週間~1ヵ月に一度は爪の長さを確認して、伸びていたら切ってあげましょう。
成長速度や生活環境によって爪切りの頻度は変わるので、こまめに様子をみてあげるのが大事です。
また、爪切りを嫌がらないよう、慎重に行なう点も注意してください。
老犬
老犬になると、以前よりも早く爪が伸びるようになったと感じる飼い主さんが多いです。爪切り頻度の目安としては、月に1回は行なうのが良いでしょう。
徐々に運動量が減ることで、自然に爪が削れる機会が少なくなり、爪が伸びやすくなるのです。
爪が伸びすぎると折れたり歩きにくくなったりするため、老犬になると成犬のときよりもこまめに爪の様子をチェックしてあげてください。
小型犬
小型犬の場合は体重が軽いので、体の重みによって爪が削れることが少ないです。
爪切り頻度の目安は月に1~2回ですが、小型犬の場合は月に2回程度爪切りをした方が良いでしょう。
気が付いたときには伸びていたと感じる場合もあるほどです。
犬自身や飼い主さんとその家族が怪我をするリスクがあるため、2週間に1回ほど爪の様子を見て、伸びていたら切るというサイクルがおすすめです。
散歩嫌いの犬
犬のなかには、散歩嫌いな犬もいます。散歩嫌いな犬の爪切り頻度は、場合によっては月2回程度必要です。
外をあまり歩かない犬については、自然に爪が削れることがないので伸びやすいです。
他の犬よりも爪が伸びやすいため、伸びすぎて怪我をしたり巻き爪になってしまわないようこまめにケアしてあげる必要があります。
家で飼っている愛犬が散歩を嫌がる場合は、爪が伸びる速度が比較的速いと考え、お手入れしてあげましょう。
爪切りの長さは血管の先から2、3㎜離れた程度が目安
犬の爪切りでは、どこまで切ったら良いか悩むことがあります。目安としては、血管の先から2、3㎜離れたくらいで切るのがベスト。
犬の爪の色が白やピンク色であれば、血管が通っているところが透けて見えるので爪切りしやすいです。
爪が黒っぽい場合は血管の場所がわかりづらいため、ライトを当てながらがおすすめです。
ライトを照らすことで、血管が透けて見えることがあります。爪の先端を少しカットしてから、残っている部分の角を落としていくイメージです。
血管の場所に注意して切りすぎないようにし、爪の形も適度に整えてあげてください。
爪切りの頻度が少なくなることで生じるリスク
犬の爪切り頻度は、少ないと様々なリスクを招きます。
愛犬の生活スタイルや年齢などからも頻度を考えることが大事ですが、以下のような少ないことで生じるリスクもよく理解しておきましょう。
- 滑って転ぶ危険がある
- 爪が根元から折れる場合がある
- 爪が曲がり肉球に刺さるリスクもある
- 目や耳を傷つけてしまう
- 余計に切りにくくなる
爪切りの目安頻度は月1~2回と念頭に置き、少なくなりすぎないようにするのがポイントです。
滑って転ぶ危険がある
爪切りの頻度が少なく、爪が伸びたままで過ごしていると、滑って転ぶ危険性があります。
爪が長くなることで肉球が地面につきにくくなり、歩きづらくなったり転倒することがあるのです。
滑って転倒し骨折などの怪我を負う可能性もあるので、日ごろの爪切りは定期的にしておきたいです。
愛犬が怪我をしないようにするため、爪切りの頻度は適度に保ちましょう。
爪が根元から折れる場合がある
爪が長く伸び続けると繊維質の物に引っかかるなどで、爪が折れてしまうことがあります。爪の折れ具合によりますが、根元から折れてしまった場合は要注意です。
根元から折れてしまうと出血するほか、神経も通っている部分のため相当に痛がります。
また、爪は常に地面に接している関係上、傷口から菌が入りやすく、感染症のリスクも高まるので非常に危険です。
動物病院で診てもらう必要があり、飼い主、犬ともにに大きな負担にもなります。
爪が根元から折れると大事になり、新しい爪が生えてこない場合も。爪切りの頻度は愛犬の様子を見て適切に守るのが大事です。
散歩や歩行などの日常生活にも支障をきたす恐れがあるので、飼い主の責任として爪のケアをきちんとしてあげましょう。
爪が曲がり肉球に刺さるリスクもある
犬の爪切り頻度が少ないと、爪が徐々に巻きながら伸びていくことから肉球に刺さる場合があります。
肉球に爪が刺さるだけでなく、引っかかって折れてしまうリスクもあるので爪切りは適宜行うのがベターです。
出血するような怪我を負うと、散歩や歩行の際に雑菌が入り込みやすくなるため新たな危険が伴います。
爪が曲がって肉球に刺さることがないよう、爪切りの頻度は少なくしすぎないようにしましょう。
目や耳を傷つけてしまう
犬の爪は、長く伸びすぎることで目や耳を傷つける場合もあるので注意しなければなりません。
手で体を掻こうとしたときなどに爪が目や耳に当たり、怪我をする危険性があります。
目や耳を傷つけると動物病院で診てもらう必要があり、そのことが犬に不安やストレスを与えることにもなります。
一度怪我をしたことで、その部分を触られるのを嫌がる犬もいるため、日ごろから爪の様子をよく見てあげましょう。
爪が短ければ起こりにくいトラブルが起きるケースがあるため、愛犬が傷つくのを未然に防ぐようにしたいです。
余計に切りにくくなる
爪切りの頻度が少なく伸びすぎると、余計に切りにくくなります。長く伸びすぎると、切るときに痛みを感じる場合があり、犬が嫌がることが多いです。
犬の指先はとても敏感で、わずかな刺激でも感じ取ってしまうのです。爪が長くなって切れなくなり動物病院に行くと、麻酔の注射を打って爪切りをするケースもあります。
伸びすぎて爪切りが困難にならないよう、また愛犬にストレスを与えないためにも爪切りの頻度には気を付けてあげましょう。
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犬の爪切り頻度について、犬の特徴から目安を詳しく解説しました。適度に爪切りをしておくと、愛犬が爪トラブルを起こしにくくなり、快適に過ごせます。
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犬の爪切りは月1~2回が目安!頻度におけるポイントやリスクまでのよくある質問
-
Q. 犬の爪切りは月に何回くらいが目安ですか?
A.犬の爪切り頻度は、月に1~2回が目安となっています。
犬の年齢やライフスタイルによって爪の伸び具合は変わってきますが、平均すると月1回程度が目安です。
犬には狼爪という指があるので、この部分も月1回を目安に爪切りするようにしましょう。 -
Q. 爪切りの頻度が高めな犬もいますか?
A.以下に挙げる成長段階や生活環境の犬の場合は、爪切りの頻度が高くなりやすいです。理由も合わせて、チェックしておきましょう。
・子犬・・・成長速度が速いので2週間~1ヵ月に1回が目安
・老犬・・・運動量が減り爪が自然に削れることが少なくなるので月に1回は爪切りを行なうのが目安
・小型犬・・・体が軽く爪が削れにくいので月に1~2回が目安
・散歩嫌いの犬・・・爪が削れにくいので月2回が目安 -
Q. 犬の爪切りは頻度が少なくなるとどんなリスクがありますか?
A.犬の爪切りの頻度を少なくなると、様々なリスクがあります。どのようなリスクがあるのかを知り、愛犬が爪トラブルを抱えずに済むようケアしてあげましょう。
・滑って転びやすくなる
・爪が根元から折れることがある
・爪が曲がり肉球に刺さる場合がある
・目や耳を傷つける危険がある
・伸びすぎることで余計に切りにくくなり、犬にストレスがかかる -
Q. 犬の爪切りでは、どれくらいを目安に切れば良いですか?
A.犬の爪を切る際、血管の先から2、3㎜離れたところあたりまでを目安に切るようにしましょう。
それ以上切ると犬が痛がったり、爪切りを嫌がる場合があります。
先端を短くした後は、断面の尖った場所を削る形で角度を変えながら整えていきましょう。角部分が尖らないように爪切りをしておくと、犬も飼い主も安心して過ごせます。
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