2024.11.29 2024.12.05
犬のアトピー用シャンプーの選び方をご紹介します。
体質や生活環境から引き金となる、犬のアトピー性皮膚炎。愛犬が痒みに耐えているのを見るのはつらいことです。ただこれは簡単に治るものではないので、上手く付き合っていく必要があります。
この記事では、犬のアトピー用シャンプーの選び方やシャンプーの手順、注意点を解説していきます。
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目次
アトピー性皮膚炎の犬用シャンプーの選び方
アトピー性皮膚炎の犬用シャンプーの選び方をご紹介します。
愛犬がアトピー性皮膚炎になってしまった場合、痒みや脱毛、その他の症状を抑えてあげるためにもシャンプー選びが重要になってきます。とはいっても犬用のシャンプーの種類は様々です。
ここからは、アトピー性皮膚炎の犬用シャンプーの効果的な選び方を解説します。
犬の肌の状態に合った薬用シャンプーを選ぶ
アトピー性皮膚炎の犬にシャンプーをする時には、犬の肌に合った薬用シャンプーを使用してください。
通常の犬用シャンプーは人間からすれば低刺激ですが、皮膚が弱い犬からすればまだまだ刺激が強いのです。とはいえ、薬用のシャンプーだったら何でもいいというわけではありません。
愛犬の症状や肌質に合ったものをチョイスするべきです。乾燥が強いなら保湿成分の高いもの、痒みがひどい場合は抗菌成分が強いものなどです。
専門的な内容で分からなければ、かかりつけの獣医師に相談するとよいでしょう。
保湿成分が入ったシャンプーを選ぶ
アトピー性皮膚炎に効果的な犬用シャンプーは、保湿成分が多く入ったものと言われています。
保湿性のシャンプーには、乾燥がひどい皮膚の水分量を増やし、過剰な皮脂の分泌を抑えて痒みを鎮める効果があるからです。
アトピー性皮膚炎の代表的な症状は、長く続く痒みです。痒みを抑えないと、犬は寝ている間にも無意識に体を搔きむしり、血が出たり引っ掻き傷でさらに症状が悪化します。
また皮膚の赤みや脱毛などの症状に苦しむ犬も多く、症状を抑えるためには、ともかく保湿が十分にできるシャンプーを選んであげることが一番の秘訣です。
刺激の強い成分が入ったシャンプーを避ける
犬用のシャンプーには様々な種類の成分が含まれています。
アトピー性皮膚炎の犬用のシャンプーももちろんありますが、個体によって反応する成分が異なる場合もあります。保湿成分が入っているからと言って刺激が少ないとは限らないので、注意が必要です。
一般的に「高級アルコール系成分」と言われる、以下のような成分には要注意です。
- ラウリル硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸アンモニウム
選んだシャンプーに愛犬にとって刺激が強い成分が入っていないか、事前に確認してください。
アトピー性皮膚炎の犬のシャンプーをする際の手順
アトピー性皮膚炎の犬のシャンプーをする際の手順についてご紹介します。
愛犬の肌に合った薬用シャンプーと必要な道具を揃えたら、手際よくシャンプーをしてあげましょう。以下の手順を参考にして頂けます。
- ブラッシングする
- ぬるま湯で洗う
- シャンプーを使って丁寧に洗う
- シャンプーの成分を残さないようにすすぐ
- 保湿ケアをする
- 十分に乾かす
①ブラッシングする
まずは毛をお湯で濡らす前に、よく通るブラシで愛犬の全身ブラッシングを行ってください。
事前に毛玉や毛のかたまりをほぐしておき、毛の流れがスムーズになるようにしておきます。毛が固まったまま濡れてしまうと、そのままほぐれなくなってしまうためです。
事前に洗いやすくしておけばシャンプーの泡立ちもよく、汚れも取れやすくなるでしょう。
②ぬるま湯で洗う
次にぬるま湯を全身に掛けてお湯を皮膚まで浸透させます。この時はシャンプーはまだ使わず、お湯だけで予洗いをします。
お湯であらかじめ皮膚を柔らかくしておけば、シャンプーの効果も最大限に発揮できるのです。
③シャンプーを使って丁寧に洗う
身体全体が濡れたら、今度はあらかじめ泡立てたシャンプーを愛犬の体に乗せ、ゆっくりと洗っていきます。
洗う時のコツは、ゴシゴシと力を入れて洗わないこと。爪を立てて洗ったり、力任せに洗うと敏感肌の犬の肌はすぐに傷つきます。泡を滑らすように、指の腹を使って優しく丁寧に洗いましょう。
身体はもちろんのこと、耳の周りや足の裏、指の間など汚れが溜まりやすいところも入念に洗ってください。ただ犬は顔周りのシャンプーが苦手なので、嫌がる場合は無理をせず、拭くだけでも十分です。
④シャンプーの成分を残さないようにすすぐ
十分に洗い終わったら、シャンプーの泡を流す要領ですすぎ洗いをします。
特に毛が長めの犬の場合、シャンプーの成分が毛の根元に残りやすく、後になってから痒みや乾燥の原因なったりもします。シャンプーの成分が残らないように入念にすすいでください。
また股の部分や脇、足の裏、指の間、顔などはすすぎ残しが多く、トラブルが出やすい部位ですので、入念に洗います。
⑤保湿ケアをする
全て洗い終わってタオルで軽く拭いたら、今度は肌が乾燥しないように保湿ケアを行います。保湿ケアはドライヤーで乾かす前にするとより効果的と言われています。
アトピー性皮膚炎の犬向けの保湿剤には幾つか種類がありますので、犬の好みやつけやすさで選ぶとよいでしょう。
- コンディショナータイプ
- ローションタイプ
- スポットオンタイプ
- オイルタイプ
- 保湿スプレータイプ
保湿は、特に愛犬が痒がる部位にすると効果的です。一般的に痒みが強い部位としては、顔、耳、足の先、脇下、お腹、尻尾の根元などが挙げられます。
愛犬の肌にどんなものが合うかは、かかりつけの獣医師と相談して選択することをおすすめします。
⑥十分に乾かす
保湿も十分に行ったら、後はドライヤーで風を当てて綺麗に乾かすだけです。
自然乾燥ではなくドライヤーで乾かす方がもちろんよいのですが、使い方によってはドライヤーは肌の乾燥をひどくしてしまいます。長時間当てることは避けましょう。
またドライヤーを近距離で当てることは、敏感肌の犬にとっては大敵で、時には火傷する場合も。熱すぎないように適度な距離で風を当てることが大切で、約30㎝ほど肌から離して使用することがおすすめです。
アトピー性皮膚炎の犬のシャンプーをする際の注意点
アトピー性皮膚炎の犬のシャンプーをする際の注意点についてご紹介します。
アトピー性皮膚炎の犬の肌はとても敏感ですので、注意してシャンプーしないと症状を悪化させる場合もあります。事前に幾つかの注意点を確認しておきましょう。
- お湯の温度に気を付ける
- シャンプーの後には保湿剤をつける
- 毛が湿ったままで放置しない
- 適度な頻度でシャンプーする
それぞれの注意点を詳しく解説していきます。
お湯の温度に気を付ける
先ほども触れた通り、アトピー性皮膚炎の犬の肌は非常に敏感です。そのため、シャンプー時のお湯の温度の設定は非常に気を遣うポイントです。
熱いお湯が皮膚に当たると、肌が弱いアトピー性皮膚炎の犬の肌はすぐに火傷のような状態に。ただでさえ外部からの刺激に弱い肌ですので、愛犬の体にお湯をかける際は温度に気を付けてください。
シャンプーの後には保湿剤をつける
シャンプーを終えた後の犬の皮膚は非常に乾燥しやすい状態です。ローションやスプレー式のオイルなど、乾かす前に保湿剤で潤いを与えてあげる必要があります。
基本的には保湿剤をつけてからドライヤーで乾かしますが、乾かした後も乾燥が気になる場合は、最後にもう一度保湿を追加してもよいでしょう。
全体的にベタベタと保湿剤を塗るのではなく、特に乾きやすい部位や犬がよく痒がる場所を保湿すると効果的です。
毛が湿ったままで放置しない
シャンプー後にドライヤーで乾かさず、自然乾燥させるのはタブーです。
アトピー性皮膚炎の犬の毛は、湿ったままで放置すると細菌が繁殖しやすく、皮膚炎の症状の悪化や歪な臭いの元になりかねません。またフケの大量発生や毛が抜けることもしばしば。
暑い時期ならそのままでもすぐに乾くと放置される方もいらっしゃいますが、犬の肌にも負担をかけますので、そのまま放置はしないでください。
適度な頻度でシャンプーする
アトピー性皮膚炎の犬のシャンプーは、頻度にも気を付ける必要があります。
そもそもアトピー性皮膚炎の場合、シャンプーの目的は皮膚の表面についているアレルゲンを流すことで、それによって症状を抑える効果を期待できるというもの。
専門家の意見では、アトピー性皮膚炎の犬は週に一度のシャンプーが推奨されています。保湿ケアもそれと同じ頻度ですが、肌が乾燥しやすいため、時期によっては週に何回かのケアが必要でしょう。
肌が乾燥して痒がる場合には、一日おきなどの頻度で保湿ケアをしてあげてください。
アトピーの犬のシャンプーはサロンに相談もおすすめ!
犬のアトピー用シャンプーの選び方をご紹介しました。
敏感肌で痒みなどを伴うアトピー性皮膚炎ですが、愛犬の症状を軽くしてあげるためにも体質に合ったシャンプー選びは重要です。症状に合った成分が含まれているシャンプーを探しましょう。
ただ、もしセルフでの愛犬のシャンプーに不安がある場合には、専門家がいるトリミングサロンにお任せしてみてください。プロは様々な知識を持っていますから頼りになります。
トリミングサロンの中には、アトピー性皮膚炎の犬に効果が高いと言われている「薬浴」や「マイクロバブル」などを実施しているところもあるので、トライしてみるのもおすすめ。
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