ヒスイ/本物か偽物 アイキャッチ

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ヒスイ(翡翠)の本物と偽物の見分け方【プロに頼むのも一つの手!】

2024.10.29 2024.10.31

今回は、お持ちのヒスイ(翡翠)が本物か偽物かを見分ける方法について詳しく解説します。

ヒスイは、重さや色、内包物など、細部を細かくチェックすると本物か偽物かを明確にできます。ただし、知識が乏しい人にとっては、見分けるのが難しい場合も

この記事では、ヒスイの種類や具体的な見分け方、適切な保管方法まで幅広く紹介します。本物か偽物かわからないヒスイをお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

【ヒスイ】本物と偽物の見分け方

【ヒスイ】本物と偽物の見分け方

ヒスイの本物と偽物の見分け方として、以下の6つが挙げられます。

  • 重さ
  • 内包物(インクルージョン)
  • 感触
  • 擦ったときの傷の付き方
  • 色や透明度

それぞれ詳しく解説していきます。

重さ

ヒスイを本物かどうか見極める方法の一つに、重さを確認するという手法があります。本物のヒスイは密度が高く、手に持った時にずっしりとした感触があるのが特徴です。

これは他の宝石と比べても明らかで、見た目以上に重みを感じるでしょう。逆に、偽物のヒスイはあまり重さを感じないことがあります。

ただし、重さの感覚には個人差があるため、あくまで本物かどうかを判断する際の一要素として考えておくと良いでしょう。

内包物(インクルージョン)

ヒスイを本物かどうか見極めるためには、インクルージョンを確認するのもポイントです。インクルージョンとは、宝石内部に含まれる物質のことで、透明度に影響を及ぼします。

本物のヒスイは繊維状の構造があり、全体に均一なパターンが見られます。また、密度が高いため、内部に気泡が存在することはありません。

対照的に、偽物のヒスイは繊維の構造が欠けていることが多く、内部に気泡が確認できる場合があります。

さらに、インクルージョンが全く見られないこともあるため、透明度が高すぎるヒスイには注意が必要です。

感触

ヒスイを本物かどうか見分けるためには、手に持った時の感触をチェックすることもあります。

本物のヒスイは触れたときに、特有のひんやりとした冷たさを感じとれます。この石は非常に冷たい性質を持っているため、触れると冷たさをしっかりと実感できることが多いのです。

また、本物のヒスイは手に持ち続けてもその冷たさが長時間持続する傾向があります。しばらく手に取って、その感触の変化を観察してみると良いでしょう。

擦ったときの傷の付き方

ヒスイを本物かどうか見極める方法の一つに、スクラッチテストがあります。このテストでは、ヒスイをガラスや金属と擦り合わせ、どちらに傷が付くかを確認します。

もしヒスイに傷ができた場合、偽物の可能性が高いです。なぜなら、本物のヒスイは非常に硬いため、通常の擦り合わせでは傷が付きにくいからです。

ただし、強い力で擦ると本物のヒスイでも傷がつくことがあるので、注意が必要です。価値を損なわないためにも、目立たない部分で試すようおすすめします。

ヒスイを軽く叩いた時の音も、本物かどうかを判断する手掛かりとして有益です。本物のヒスイは高音を発し、偽物は低音を出す傾向があります。

この音の違いは、ヒスイの結晶構造に関連しているため。本物のヒスイは結晶が密で、結果として高い音を響かせるのです。一方で、偽物は結晶構造が緩いため、低い音がします。

色や透明度

本物のヒスイは、鮮やかな色合いと高い透明度が特徴です。とくに、鮮明な緑色を持つジェダイトは「インペリアルジェダイト」と呼ばれ、非常に高い値が付けられています。

一方、濃い緑色のネフライトは「スピナッチネフライト」と称され、その美しい色合いもまた高く評価されやすい傾向です。

しかし、最近では色や透明度だけで本物かどうかを見分けるのが難しくなっています。

偽物も見た目を工夫して作られているため、色や透明度以外の特性も併せて確認することが大切です。

本物と偽物の見分け方:ヒスイの主な2種類

本物と偽物の見分け方:ヒスイの主な2種類

ここからは、ヒスイの主な2種類を紹介します。

ジェダイト

ジェダイトはヒスイの中で価値が高い種類とされ、その色合いは鮮やかな緑から淡い緑、さらには白色に至るまで多岐にわたります。

透明度が高いことで知られ、光を透過させると美しい輝きを見せるため、非常に高額で取引されることが多いです。

また、ジェダイトは優れた硬度と耐久性を備えているため、彫刻品や装飾品の素材として広く活用されています。

とくに、鮮やかで透明感のあるものほど希少価値が高く、中でも深みのある緑色の「インペリアルジェダイト」は、ジェダイトの中で最高級品として扱われます。

ネフライト

ネフライトはジェダイトに比べて色が薄く、透明感も劣りますが、その硬さと耐久性から彫刻品やアクセサリーに広く使われています。

また、ジェダイトよりも価格が手頃なため、ヒスイを初めて購入する方にとっても良い選択肢といえるでしょう。

ネフライトの価値は色味や模様によって異なります。とくに、濃い緑色をした「スピナッチネフライト」は、その美しさから高い評価を受けています。

ヒスイの原石の買取相場を知りたい方は、以下をご覧ください。

ヒスイを本物か偽物か見分けるにはプロに依頼するのもおすすめ

ヒスイを本物か偽物か見分けるにはプロに依頼するのもおすすめ

ヒスイの見分けに迷った場合、専門家による買取査定を受けるのも一つの方法です。

近頃では、本物に近い偽物が流出しているため、自己判断するのは簡単ではないでしょう。

査定を通じて価値を知るだけでなく、買取に出す際の目安の価格もわかります。ヒスイの市場価値は色や透明度、模様で大きく変わるため、まずは信頼できる業者に相談するのがおすすめです。

本物と偽物の見分け方:ヒスイの価値はどのように決まるのか

本物と偽物の見分け方:ヒスイの価値はどのように決まるのか

ヒスイの価値が決まる要素として、以下の3つが挙げられます。

  • 種類
  • ランク
  • 大きくてキレイな形状

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ヒスイの買取相場を知りたい方は、以下をチェックしてください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

種類

前述したように、ヒスイには「ジェダイト」と「ネフライト」の2種類が存在します。

ジェダイトは鮮やかな色彩と高い透明度が特徴で、市場でも高い評価を受けるアイテム。とくに、鮮明な緑色のものは「インペリアルジェダイト」と呼ばれ、最も希少で価値があるとされています。

対して、ネフライトは透明感においてはやや劣るものの、深みのある色合いと独自の質感が魅力とされ、装飾品としての価値を認められています。

ランク

ヒスイの価値は品質によって大きく変わり、「A貨」「B貨」「C貨」の3つに分類されます。ランクごとの特徴は、以下のとおりです。

  • A貨:最低限の研磨と無色ワックス処理のみが施された天然に近いヒスイで、非常に高い価値を持つ
  • B貨:透明感を高めるために漂白や樹脂含浸がおこなわれ、見た目は良いものの宝石としての価値は低下する
  • C貨:翡翠の破片を加工した人工品や、染色で色を整えたものを指し、見た目は魅力的でも宝石としての価値は認められません

大きくてキレイな形状

ヒスイの価値は、その大きさと形状によっても左右されます。通常、サイズが大きく形が整っているものほど高く評価されます。

とくに、バランスの良い形状を備えた大ぶりのヒスイは、ジュエリーとしての魅力が増し、市場でも高額で取引されやすい傾向です。

本物と偽物の見分け方:ヒスイのお手入れ方法

本物と偽物の見分け方:ヒスイのお手入れ方法

ヒスイのお手入れ方法として、以下の3つを紹介します。

  • 温湿度の管理
  • 保管方法
  • 掃除方法

高価買取を可能にするためにも、これらを押さえておきましょう。

温湿度の管理

ヒスイは、温度や湿度の変化に弱いため、適切な環境での保管が求められます。直射日光や高温を避けるのが大切で、極端に湿気が多い場所や乾燥しすぎた場所も不適切です。

ヒスイの美しさを保つためには、温湿度が安定した環境で保管するよう心がけましょう。

保管方法

ヒスイは、他の宝石や硬い物と一緒に保管すると傷が付く恐れがあるため、個別に保管するのが望ましいです。

また、衝撃に弱い性質があるため、落下を避けるよう注意し、ケースなどに入れて安全な場所で保管することが大切です。

掃除方法

ヒスイの清掃には、柔らかい布とぬるま湯を使うのがおすすめです。せっけんや洗剤を使用すると、ヒスイの表面が傷む可能性があるため、使用は避けましょう。

また、硬い物によって傷がつきやすいため、清掃の際には十分に注意を払うことが重要です。

ヒスイの本物と偽物を見分けるためには!

ヒスイの本物と偽物を見分けるためには!(まとめ)

今回は、ヒスイ(翡翠)の本物と偽物の見分け方を6つの項目に分けて解説しました。買取の際に、「今まで本物だと思っていた宝石が、実は偽物だった…」ということもあるかもしれません。

もし本物か偽物かを自己判断できない場合は、宝石のプロに査定の依頼をおすすめします。

セーフリーでは、豊富な買取実績を持つ業者を多数掲載していますので、気になる業者があれば、まずは無料査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

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ヒスイ(翡翠)の本物と偽物の見分け方【プロに頼むのも一つの手!】のよくある質問

  • Q. そもそもヒスイかどうかの見分け方は?

    A.

    本物のヒスイは、高い透明度でも濃淡やインクルージョンが存在します。内部にフェルト状や繊維状の結晶が見られるかを確認しましょう。

  • Q. ヒスイと間違えられやすい宝石は?

    A.

    蛇紋石です。硬度はヒスイよりも低いため、ナイフで傷がついたり、擦っ時に表面がザラザラになると、蛇紋石の可能性が高いでしょう。

  • Q. ヒスイを光に当てるとどうなる?

    A.

    本物の場合は、インクルージョンや色の濃淡が確認できるでしょう。

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