2024.08.01 2024.08.11
今回は、真珠のネックレスの買取相場と、買取でチェックされるポイントについて詳しく解説します。
真珠の買取といえば「買取額が低い」「真珠は値段がつかない」などの情報を、耳にした方もいるのではないでしょうか。
あわせて、真珠のネックレスの買取で高値がつかない理由や高額買取のためのコツも紹介。真珠のネックレスの買取を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
真珠のネックレスの買取相場は?
最初に、人気のあるアコヤ真珠のネックレスの買取相場を紹介します。
Sランク | Aランク | Bランク | Cランク | Dランク | |
---|---|---|---|---|---|
6.5~7mm | 〜4,000円 | 〜3,000円 | 〜800円 | 〜500円 | 〜500円 |
7~7.5mm | 〜7,000円 | 〜5,000円 | 〜1,000円 | 〜1,000円 | 〜1,000円 |
7.5~8mm | 〜3万円 | 〜1.3万円 | 〜2,000円 | 〜1,500円 | 〜1,000円 |
8~8.5mm | 〜5万円 | 〜2.5万円 | 〜3,000円 | 〜2,000円 | 〜1,500円 |
8.5~9mm | 〜8万円 | 〜4.5万円 | 〜5,000円 | 〜4,000円 | 〜2,000円 |
9~9.5mm | 〜10万円 | 〜7万円 | 〜1万円 | 〜7,000円 | 〜5,000円 |
S〜Dまでのランクは、カラーやテリ、巻きなどを総合的に判断した上で位置付けられています。また、真珠は産地によっても査定が異なるため、判断がつかない場合は、まずは買取業者で査定を受けてみましょう。
真珠の買取に関する記事は、以下も参考にしてみてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
真珠の買取相場をチェック!高価買取のコツや失敗しない業者選びも紹介
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真珠のネックレスの買取価格が安い理由は?
真珠のネックレスの価格相場が安い理由として、以下の3つが挙げられます。
- 地金の使用量が少ない
- 真珠の劣化が早い
- 偽物が流通している
- そもそも中古需要が低い
それぞれ詳しく解説します。
地金の使用量が少ない
真珠のネックレスの買取価格が下がる理由の一つとして、地金の使用料が比較的少ない点が挙げられます。真珠のネックレスは、他の宝石と比べると、使用している地金の量が少ない傾向にあります。
そのため、金属部分の価値が低いケースが多く、全体的な買取価格に大きな影響を与えない場合がほとんどです。つまり、真珠のネックレスの査定では、真珠のみの価格で評価されるので、高額にならない取り引きが多いと言えます。
真珠の劣化が早い
真珠のネックレスは、経年劣化が早いことから、買取価格が安いといわれています。
真珠は有機物でできており、ダイヤモンドなどの鉱物と比べて非常にデリケートです。そのため、長年の使用や不適切な保管により、表面に細かい傷がつきやすくなったり、光沢が失われたりすることがあります。
とくに、直射日光や皮脂は、真珠の品質を変化させてしまう恐れがあるので注意が必要です。傷や経年劣化、変色、変化した真珠は、買取価格が大幅に下がる傾向にあります。
偽物が流通している
イミテーションパールなどの偽物の真珠が流通しているのも、買取価格を下げる原因の一つとなっています。近年、本物と見分けがつきにくい高品質な偽物真珠も多くあり、真珠自体の価値が落ちている状況です。
真珠の真贋の見分け方は、以下の記事で紹介しています。
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本物の真珠か?4つの見分け方と価値や特徴・偽物パールについて徹底解説
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そもそも需要が低い
日本では、真珠は冠婚葬祭などのフォーマルな場面で使用されるのが一般的です。しかし、使用場面のイメージが限定しているためか、真珠を普段使いすることが少なく、真珠自体への関心が薄れつつあるのも現状です。
【真珠のネックレス】高額買取を狙える種類
真珠のネックレスで高額買取を狙えるのは、以下の3種類です。
- 白蝶真珠
- 黒蝶真珠
- アコヤ真珠
ここからは、それぞれを詳しく見ていきましょう。
白蝶真珠
白蝶真珠は、希少性と美しさから世界中で高い評価を得ている真珠です。他の種類の真珠と比較してもサイズが大きく、大きいものだと20mmを超えるものも流通しています。
白蝶真珠と聞くと誰もが「白色」をイメージするものの、さまざまな色合いがあるのも白蝶真珠の魅力です。白蝶真珠には、以下のような色があります。
- ホワイト
- ブルー
- グレー
- クリーム
- 黄色
- ゴールド
天然と養殖のどちらでも生産されており、天然であればインドネシアやオーストラリア北部などで生息しています。日本では、石垣島や奄美大島などの亜熱帯地域で養殖が盛んに行われています。
黒蝶真珠
黒蝶真珠は、独特で個性的な美しさを持つ真珠です。黒蝶真珠もまた、名前から「黒色」をイメージする方も少なくありませんが、赤や緑、黄色の3種類の色素が含まれているのが特徴です。
また、黒色系以外にも、ブラウン系やグリーン系など、多様で魅力的な色彩があります。黒蝶真珠の中で、とくに価値が高いとされているのは「ピーコックグリーン」。比較的大粒のものが多いのが特徴です。
黒蝶真珠は、他の種類の真珠と比べ変形率が高い傾向にあります。人工的に作られたものでは出せない、個性的で自然なデザインを楽しめるのも大きな魅力です。
アコヤ真珠
アコヤ真珠は、日本国内で多く養殖されている種類の真珠です。「和珠」と親しまれ、世界中から注目を浴びています。そのカラーバリエーションも豊富で、以下のような色があります。
- ホワイト系
- ピンク系
- ブルー系
- グレー系
- クリーム系
- ゴールド系
サイズは比較的小さいですが、上品で女性らしいアクセサリーとして人気の真珠です。
真珠の指輪の買取相場は、以下でご覧ください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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真珠のネックレスの買取でチェックされるポイント
真珠のネックレスの買取でチェックされるポイントは、以下のとおりです。
- サイズ
- 傷の有無
- 形
- 色
- 巻き
- テリ
ここからは、それぞれわかりやすく解説していきます。
サイズ
真珠のネックレスの買取では、真珠のサイズが重要な評価ポイントの一つです。
一般的に、大きくて丸い形状のものほど高値の買取に期待できます。とくに、アコヤ真珠では、大きなものがあまり採れないため、直径8mmを超えるものは大粒と判断され、より高額になるでしょう。しかし、種類によって「大粒」と判断される基準が違うため、大きければ必ず価値が高いというわけではありません。
査定に出す際には、真珠の種類と大きさ、形状などを総合的に考え、相場を理解することが大切です。
傷の有無
真珠のネックレスの買取の査定では、傷の有無もチェックされます。
表面に細かな傷や摩擦跡があると、真珠の価値が大幅に下がる可能性があります。真珠に傷がつかないよう、普段から他の宝石と一緒に保管するのは避け、ジュエリーボックスなどに入れておくことが大切です。
形
真珠には、以下のような形があります。
- ラウンド(丸)
- セミラウンド(ほぼ丸)
- バロック(変形)
- セミバロック(少し変形)
- ドロップ(しずく型)
- オーバル(縦長)
- ボタン(やや扁平)
日本では、フォーマルな場で使用されることが多いため、ラウンドが定番とされており、買取価格も高い傾向にあります。しかし、ヨーロッパなどでは、真珠の自然な形を楽しむのが流行しており、バロックがジュエリーとしての人気を誇っています。
色
真珠のネックレスの買取査定では、真珠の色も重視されるでしょう。
真珠本来の色といえば「薄い黄色」。濃いものはゴールドのような色をしており、薄いものはクリームと呼ばれます。一方で、黄色の色素が入っていない「ホワイト」や「ピンク」。これらは、一般的に日本人がイメージする真珠の色です。
買取業者では、薄い黄色やブルー、グレーなどのカラフルな真珠よりも、「定番」として親しまれているホワイト系が高く評価される場合が多い傾向にあります。
巻き
真珠のネックレスの査定では、巻きも重視されるポイントです。
真珠の「巻き」とは、真珠の表面にある層の厚さや均一性を指します。巻きが薄かったり、ムラがあったりすると、真珠の価値が下がります。質の高い真珠は均一で巻きが厚く、これが光沢や耐久性を決定づけるため、巻きの状態が査定に大きく影響するのです。
テリ
真珠のネックレスの買取査定では、テリも価格を出す上で重視されます。
テリとは、真珠の光沢のことです。光を当てたときに、虹色の輝きが出る真珠は、中でも高値で買い取ってもらえる傾向にあります。テリは経年劣化とともに輝きを失いやすいため、保管方法には注意が必要です。
真珠のネックレスを高価買取してもらおう【ポイント3つ】
真珠のネックレスを高価買取してもらうには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
- キレイな状態で保管・メンテナンスする
- ネックレスの糸を交換する
- 付属品を揃える
キレイな状態で保管・メンテナンスする
真珠のネックレスを高価買取してもらうには、アイテムを綺麗な状態で保つことが大切です。とくに、真珠は水分や油脂に弱く、使用後は必ず汚れを拭き取ることをおすすめします。また、直射日光の当たる場所での保管も避けましょう。
さらに、定期的なクリーニングやメンテナンスも重要です。良い状態で高価買取を狙うなら、査定に出す前にメンテナンスに出すのもおすすめです。
ネックレスの糸を交換する
真珠のネックレスを高く買い取ってもらうには、定期的な糸替えが重要です。
長年の使用でネックレスの糸は劣化し、切れて真珠を失うリスクも高まります。また、新しい糸に交換することで、買取の査定ではネックレスの良好な状態を示す要素となります。専門の修理店などで、糸の交換をしてから査定に出しましょう。
付属品を揃える
真珠のネックレスを査定に出す際には、付属品も揃えて一緒に提出しましょう。
購入時の箱や保証書、鑑別書などの付属品は、ネックレスの価値を明確にし、品質やブランドの証明となります。これらが揃っていると、査定がスムーズに進むだけでなく、高価買取の可能性も高められるでしょう。
また、高価買取を目指すなら、セーフリーのような複数業者での査定もおすすめです!
真珠のネックレスの買取店をセーフリーで気軽に探そう!
今回は、真珠のネックレスの買取相場や、査定時のポイントなどを詳しく解説しました。
高額買取のコツを押さえて、十分に準備した上で不要になったアイテムを査定に出してみてください。
「セーフリー」では、多数の買取業者を掲載しています。希望にマッチする買取店を気軽に探せるシステムをご利用いただけますので、になる業者が見つかったら、ぜひお気軽にご活用ください。
真珠のネックレスの買取相場をチェック!高価買取を狙うポイントも紹介のよくある質問
-
Q. 真珠の価値の見分け方は?
A.サイズやテリ、巻き、色などが真珠の価値を決める主な要素です。
-
Q. 真珠がよく売れる時期は?
A.夏場は汗をかくのであまり売れない傾向にありますが、秋口や卒業・入学式前を狙って買取に出すと、高額になる可能性が高いです。
-
Q. 真珠のネックレスは何年もつ?
A.真珠の寿命は50〜100年ですが、実際、20~30年で変色が起こりやすいとされています。保管方法が悪いと、劣化するのが早まると理解しておくのが賢明です。
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