2024.11.30 2025.01.23
今回は、ルビーが本物か偽物かの見分け方について詳しく解説します。
ルビーには、さまざまな類似石が存在し、宝石についての知識がなければ、本物かどうかを判断するのは簡単ではありません。
この記事では、ルビーの真偽の見分け方や類似石の種類、高価買取されるルビーの特徴などを幅広く紹介します。本物か偽物かわからないルビーをお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
ルビーを本物か偽物か見分ける方法
ルビーを本物か偽物か見分ける方法は、以下の7つのとおりです。
それぞれ詳しく解説していきます。
色と輝き
本物のルビーは、深みのある鮮やかな赤色が特徴で、光を当てるとブレーキランプのように鮮やかな輝きを放ちます。
一方、偽物の宝石は色がくすんでいることが多く、明るさはあっても光沢に欠ける場合がほとんどです。
本物のルビーは、その発色の美しさと光沢の質で価値が決まります。
表面を引っ掻く
本物のルビーは非常に硬度が高い宝石です。そのため、爪やコインで表面をこすって傷がつくかどうかを確認してみてください。
もし、傷がつくようであれば、それは本物のルビーではない可能性が高いでしょう。ルビーの表面に傷をつけられるのは、基本的にダイヤモンドだけと言われています。
ただし、合成ルビーが存在する点には注意。これは人工的に作られたもので、本物のルビーほどの耐久性はありませんが、完全な偽物とは異なり、化学的にはルビーと同じ成分を持っています。
ガラスと比較
ルビーやその他のサファイアは、ガラスで偽装されるケースも少なくありません。実際にガラスと比較して、質感や色合い、光沢が似ている場合は注意が必要です。
とくに海外では、ガラスの合成物を利用してルビーを偽装するケースが多く見られるため、慎重に見極めることが重要です。
似ている石を知る
ルビーの真偽を見極めるためには、偽物の種類を事前に知っておくのもポイント。ルビーの模造品としてよく使われる石には、ガーネット、トルマリン、ガラスがあります。
類似石に関する詳細は、「ルビーと類似石の見分け方も要チェック」で説明しているので、ぜひそちらをご覧ください。
白いタイルにこする
ルビーを滑らかな硬い表面でこすり、赤い跡が残らないか確認してみましょう。
磁器のタイルや透明なガラスなどの表面に軽く擦りつけて、こすった場所に赤い跡がついた場合、その石が人工的に着色されている可能性があります。
ブラックライトを当てる
合成ルビーにブラックライトを当てると、鮮やかな赤色の蛍光反応が見られます。一方、天然ルビーも蛍光反応を示しますが、その反応は淡く控えめです。
ただし、蛍光反応はクロムの影響によるとされており、内包物に鉄が多い場合は反応が弱くなることがあります。そのため、蛍光反応が淡いからといって必ずしも天然ルビーとは限らない点に注意が必要です。
カットの仕方
天然ルビーは個体差が大きく、大きさや色合い、美しさにばらつきが見られるのが一般的です。また、カットが完全な左右対称になっていないものがほとんど。
そのため、あまりにも左右対称で不自然に整ったルビーは、偽物である可能性が高いと考えられます。
ルビーの見分け方【鑑定基準とは?】
ルビーの鑑定基準として、以下の3つが挙げられます。
- 透明度
- 傷
- 色合い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
透明度
内包物が少ないほど透明度が高くなり、鑑定基準も高く評価されるのが一般的。ただし、内包物に対する評価は色合いに比べて厳しくないため、多少の内包物があっても価値が大きく下がることはありません。
さらに、内包物の配置によっては光の反射に影響を与え、「スタールビー」と呼ばれる非常に価値の高いルビーが生まれることもあります。
傷
ルビーはダイヤモンドに次ぐ高い硬度を持つため、傷がつきにくいという特徴があります。
しかし、鑑定基準においては、表面に傷があることが評価を大きく下げる要因となるため注意が必要です。
色合い
ルビーの鑑定基準でとくに重要視されるのが「色合い」です。
赤い色が特徴のルビーは、色の濃淡が価値を左右。この赤色は、ルビーを構成する鉱物「コランダム」に含まれるクロムの量によって変化します。
クロムが約1%含まれると濃い赤色を呈し、これが1%未満になるとピンクに近い色合いになります。逆にクロムの含有量が多すぎると黒っぽい色合いになり、価値が下がってしまいがち。
最高級のルビーとして知られるミャンマー産の「ピジョンブラッド」は、鮮やかで濃い赤色が特徴です。また、「オレンジレッド」や「パープリッシュレッド」など、濃淡や色味に個性があっても高く評価される場合があります。
以下の記事では、ルビーの買取相場について詳しく解説。ぜひ、あわせて参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ルビーの買取相場や評価基準を解説!高価買取を狙うコツ・業者選定方法も
2024.05.04 2025.03.06
ルビーと類似石の見分け方も要チェック
ここからは、ルビーの類似石を3つ紹介します。それぞれの見分け方についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
スピネル
スピネルは、長い間ルビーと混同されてきた赤い宝石です。ミャンマーの漂砂鉱床ではルビーとともに産出されるため、その類似性から誤認されやすかったのでしょう。
レッドスピネルの鮮やかな赤色は、クロムや鉄の成分によるものです。また、花崗岩や変成岩からルビーと一緒に産出されることもあり、とくにヨーロッパでは長い間ルビーとみなされていました。
一方で、インドでは約2000年前からルビー、スピネル、ガーネットを識別し、それぞれに等級を付けていました。この点で、ルビーの識別に関しては、アジアがヨーロッパを先んじていたのがわかります。
ガーネット
深みのある赤色が特徴で、ざくろの実に似た結晶を持つガーネット。
とくにチェコのボヘミア地方で産出されたものは、ボヘミアンガーネットと呼ばれ、欧州ではルビーと同様にロイヤルファミリーのジュエリーに用いられるなど高い評価を受けてきました。
その中でもパイロープガーネットの名前は、ギリシャ語で「火」を意味する言葉に由来します。美しい赤色はクロムや鉄の含有によるもので、燃えるような深紅が魅力です。
ガーネットはダイヤモンドの母岩であるキンバーライトから産出されるほか、風化作用により母岩から離れ、川などで丸い砂利の形で採掘されることもあります。
ルベライト
トルマリンといえば緑や青が有名ですが、赤色のトルマリンも存在し、ルベライトと呼ばれています。このルベライトはルビーに似た石として知られています。
驚くべきことに、中国の上海では2005年になっても、ルベライトをルビーとして販売していた事例がありました。
ルビーに似た石としては、ルベライトのほかにレッドトルマリンやカーネリアン、レッドオパールなども挙げられます。
高価買取される本物のルビーの特徴
高価買取される本物のルビーの特徴として、以下の3つが挙げられます。
- ミャンマー産のルビー
- 非加熱のルビー
- スター効果のあるルビー
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ミャンマー産のルビー
ルビーの価値は産地によって異なり、とくにミャンマー、タイ、スリランカが有名です。中でも、ミャンマー産の「ピジョンブラッド」は鮮やかな赤色と強い輝きが特徴で、他のルビーの10倍以上の価値があるとも。
また、タイの「ビーフブラッド」やスリランカの「チェリーピンク」も高値で取引されます。ビーフブラッドは黒味が強く、チェリーピンクは透明感のある明るい色合いで人気。産地ごとの特徴が価格に影響を与えています。
非加熱のルビー
ルビーやサファイアには、色合いを整えるために加熱処理が施されることがあります。この処理により色ムラを均一化し、宝石の美しさを引き立てるのです。
一方、非加熱ルビーは自然の輝きと色合いを保った希少な宝石で、加熱処理を行わないため非常に高い価値があります。
希少性が高く、中古市場でも高額で取引されるため、売却時には鑑定書の確認が重要です。
スター効果のあるルビー
スター効果を持つルビーは、星のような光の筋を生み出す幻想的な輝きが特徴で、高値で取引されています。この効果は、内部の針状鉱物によって生じ、光を当てると3本の線が交わる形で現れます。
とくにはっきりとしたスター効果を持ち、内包物が少ないものほど希少価値が高くなるでしょう。売却時には、光を当ててスター効果が確認できるかチェックすることをおすすめします。
ルビーの見分け方をマスターすると!【売買でも役立つ】
ルビーの見分け方をマスターすると、売却時だけでなく購入時にも大いに役立ちます。たとえば、天然と合成の違いや加熱処理の有無、スター効果や色の特徴を理解しておけば、適正な価値判断が可能に。
購入時には品質に見合った価格で選べ、売却時には正確な評価を受けられるはずです。とくに希少価値の高い非加熱ルビーやスター効果を持つルビーなどを見極められるようになれば、取引で有利に進められるでしょう。
ルビーの本物と偽物を確実に見分けるなら!
今回は、ルビーが本物か偽物か見分けるための方法と、偽物ルビーの特徴や類似石について詳しく解説しました。たくさんの偽物ルビーが出回っている中、真偽を判断するのは容易ではありません。
もし、自己判断できない場合は、宝石のプロに査定を依頼することをおすすめします。「セーフリー」では、豊富な買取実績を持つ業者を多数掲載していますので、気になる業者があれば、まずは無料査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
偽物のルビーの見分け方や種類を解説【本物と間違えやすい類似石とは?】のよくある質問
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Q. 本物のルビーか自分で見分ける方法は?
A.紫外線ライトがあれば、当ててみましょう。ライトを当てたときに自然な淡い赤色に見えると本物の可能性が高いといえます。
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Q. ルビーと合成ルビーの違いや価格の差を教えて!
A.天然のルビーは採取量が限られているため、かなり効果な宝石。合成ルビーの価格は、天然ルビーの1000分の1ほどとされています。
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Q. ルビーの真贋が分からないとき、査定店の探し方は?
A.宝石の買取実績が豊富で、宝石に特化した査定士が在籍する買取業者を選ぶと良いでしょう。
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