2025.10.23 2025.10.23
本記事では、工場向けの防犯カメラについて解説します。
広い敷地や多くの出入りがある工場では、盗難や不正侵入、内部トラブルなどのリスクが否めません。工場に防犯カメラを設置すべきか、迷われている方も少なくないでしょう。
そこで、工場に防犯カメラを設置するメリットや、適した設置場所などをまとめました。工場環境に欠かせない必須機能や選び方のポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
なぜ工場に防犯カメラが必要なのか?【メリット3つ】

最初に、工場に防犯カメラを設置すべきメリットをお伝えします。
- トラブル発生時の証拠記録が残る
- 侵入・盗難に対する抑制力がある
- 品質管理や生産性向上につながる
上記3点を、それぞれ見ていきましょう。
侵入・盗難に対する抑制力がある
工場など、設備や原材料・製品在庫などの資産が存在する場所では、外部からの侵入や盗難が最大のリスクです。敷地・建物・入口など、要所に配置すると、物理的なセキュリティとしての役割を果たすでしょう。
また、防犯カメラの存在自体が、侵入者だけでなく、内部関係者の不正抑止力にもつながる付加価値もあるのです。
トラブル発生時の証拠記録が残る
工場内外で、盗難・破損・設備故障・安全事故などが発生した場合、誰がどこで何をしたかという記録を残せる点も、防犯カメラの大きなメリットです。
映像があれば、トラブルの原因や責任の所在を明確にする材料になります。外部からの盗難だけでなく、現場内の作業行程も記録できるので、詳細を把握しやすいでしょう。保険請求や法的対応の際にも重要な証拠になりえます。
品質管理や生産性向上につながる
防犯カメラを、セキュリティ目的だけでなく、生産ラインの可視化ツールとして活用できるメリットもあります。製造プロセスでの不具合や作業手順の乱れなどを分析できるほか、従業員同士のハラスメントの有無もチェックできるでしょう。
対外的な部分だけでなく、内部の状況もいち早く改善できるので、品筆管理や生産性向上に大きく貢献するはずです。
工場向けの防犯カメラに必要な機能

では、工場向けの防犯カメラに必要な機能をご紹介します。
- 環境に耐えられる性能(防塵・防水・耐熱)
- 夜間・暗所対応
- 広角対応
- 長時間保存機能
不可欠な機能を4つ、それぞれ見ていきましょう。
環境に耐えられる性能(防塵・防水・耐熱)
工場内では、粉塵・油煙・水しぶき・高温・低温など、厳しい環境条件であるケースがほとんどなので、家庭用や一般オフィス用の防犯カメラでは、耐久性に不安が残ります。
セキュリティ上の盲点を生むリスクがあるので、耐環境性を備えているタイプを選びましょう。
たとえば、「IP66」以上の防塵・防水性能は、粉塵が内部に侵入せず、水の高圧噴流も防げるとされています。また、耐熱・耐寒仕様の設計がなされている機種は、温度が極端になりがちな場所でも継続して稼働可能です。
夜間・暗所対応
24時間稼働、または夜間に物流・出荷作業を実施している工場も多く存在します。
夜間の時間帯や暗所での作業を記録するには、暗い場所でも明瞭に撮影できる防犯カメラが必須。暗がりでは、赤外線照明を備えたカメラや、低照度でもカラー撮影可能なモデルを選びましょう。
夜間監視が重要な理由には、作業の効率化だけでなく、暗がりや無人時間帯での盗難や不正侵入、ライン停止などのトラブルが発生しやすい背景にあります。夜間に何かしらのトラブルがあっても、明瞭な映像が残っていれば、原因究明や証拠資料になるのです。
広角対応
広大な敷地や高天井・複数ライン・倉庫棚などが並ぶ工場では、視界が狭い単一のカメラでは死角が生まれます。
その点、広角レンズやパン・チルト・ズーム(PTZ)機能付きカメラを選ぶと、1台で広い範囲を網羅できます。広い範囲を監視できるレンズがあると、セキュリティ面のUPに加えて、人やフォークリフトの動きを捉えやすく、全体像を把握しやすくなるメリットも。
設置台数を抑えつつ、業務効率にも影響するというわけです。
長時間保存機能
工場における防犯・管理映像は、単に撮影するだけではなく、トラブルや事故発生後に原因を追跡できるよう、一定期間の録画・保存が必要です。一般の店舗やオフィスよりも、長い期間のデータを残しておくのが基本で、その後の品質改善にも役立つでしょう。
そのため、解像度などの映像品質を保ちつつ保存できる、大きなストレージ容量を確保する必要があります。大容量・長時間保存できるようなクラウドシステム構築も視野に入れましょう。
【目的別】工場に適した防犯カメラ設置場所

続いて、工場に適した防犯カメラ設置場所を解説します。
上記の3つの目的ごとに、設置場所を見ていきましょう。
品質管理が目的の場合
品質管理を目的とする場合、製造工程の全体と部分、両方を映せるように設置するのがおすすめ。特に、検品や梱包工程で活用したい場合は、以下のようなエリアを検討してみましょう。
- 生産ライン全体
- 検品エリア
- 包装・出荷工程
- 作業者の手元が見える位置
- 原材料・部品の保管エリア
製造動線の邪魔にならない点を意識しつつ、場所を選ぶようにしてください。
安全管理が目的の場合
安全管理を目的とする場合は、事故が起こりやすい場所にカメラを設置します。映像を常時確認できると、危険行為の早期発見や緊急対応が可能になるでしょう。
- 機械設備周辺
- フォークリフトや搬送経路
- 出入り口や通路
- 危険物取扱エリア
特に、重機や人の動線が交わる場所では、接触事故の防止に効果的。安全教育にも利用でき、労働災害の防止に直結するはずです。
防犯対策が目的の場合
不審者の侵入や内部不正を防ぐため、出入口や貴重品の保管場所を中心に配置するのも忘れてはならない点です。
- 正門・裏門・搬入口
- 倉庫や資材置き場
- 夜間無人エリア
- 事務所や金庫周辺
- 駐車場
防犯が目的の場合は、死角ができていないかを特にチェックしてください。夜間の監視にも備えて赤外線カメラを設置するのも効果的。防犯カメラの存在自体が抑止効果を発揮する点も含めて、設置場所はとても重要と言えます。
防犯カメラの位置やアングルに関しては、以下記事もチェックしてみてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
防犯カメラの設置位置はどこがベスト?取り付け向きや画角まで徹底解説
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防犯カメラの画角とは?購入時や設置時のポイント徹底解説【考慮すべき視野とアングル】
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【目的別】工場向け防犯カメラの選び方

目的別の防犯カメラの選び方も見ていきましょう。
ニーズに合わせて、チェックしてください。
天井に付けるならドーム型
天井設置を想定するなら、ドーム型カメラが適しています。透明なドーム形状の筐体でレンズがどの方向を向いているか分かりにくく、設置位置が比較的低めでも、角度を変えずに広めの範囲をカバーできます。
また、ドーム型は構造的にねじ込み式や固定式が多く、外部からの衝撃にも強い特徴があります。天井に設置するとケーブルの隠蔽や配線を目立たせない施工もしやすいので、多方面で便利なタイプと言えるでしょう。
不審者への抑止力はボックス型
侵入・外部からの不正アクセスを抑止したい場面では、ボックス型カメラが効果的です。
視認性が高く、「見られている」という意識を与えやすいため、防犯抑止の観点で有利とされています。工場の正門、搬入口、外周フェンス沿いなどで視覚的な存在感を活かすと、不審者からの侵入を未然に防ぐ効果が期待できるでしょう。
遠隔操作するならPTZカメラ
広い工場敷地や倉庫内の遠隔操作が目的なら、パン・チルト・ズーム(PTZ)機能付きカメラの導入がおすすめ。
PTZカメラは、水平パン、垂直チルト、ズームレンズで遠くの対象まで捉えられ、遠隔地からモニタリングできるため、現地人員が少なくても安心。1台で広範囲をカバーできれば、コスト効率の面でもメリットがあるでしょう。
夜間対応重視なら赤外線カメラ
夜間や明かりの少ない工場内部・倉庫などでは、赤外線(IR)対応のカメラが不可欠です。
赤外線照射LEDや低照度センサーを搭載している防犯カメラは、暗闇でも人や物を識別できるため、盗難や設備トラブル・夜勤時の監視に役立ちます。
特に、24時間稼働の施設では、夜間監視が重要なカギ。カメラ位置も調整して、死角にならないように設置場所を検討してください。
配線工事を減らしたいならIPカメラ
工事負担を軽減したい場合には、配線が少なくて済むIPカメラ(ネットワークカメラ)がおすすめです。LANケーブルから映像や電源を送れるモデルなら、既存のネットワークインフラを活用して施工が容易になります。
ネットワークセキュリティ・録画保存容量・帯域管理なども併せて検討してみましょう。
上記のように、防犯カメラはさまざまな種類があります。効果を最大限に引き出すために、プロの業者に相談するのがおすすめ!
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工場の防犯カメラ設置費用相場

最後に、工場の防犯カメラ設置にかかる費用相場をご紹介します。工場の規模ごとの費用相場の概算を、以下の表にまとめました。
| 設置規模 | 台数目安 | 費用相場(税別) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 小規模 | 2~3台 | 約10万~15万円 | 小規模倉庫や店舗向け |
| 中規模 | 10台前後 | 約50万~100万円 | 出入口や作業場、保管エリアなどをカバー |
| 大規模 | 20台以上 | 約150万~300万円以上 | 広範囲の監視が必要な工場や倉庫向け |
一度にまとめて設置すれば、割引が効くケースも多く見受けられます。最初に設置計画をしっかり検討しつつ、予算に合わせて台数や場所を決めてください。
相見積もりを取れば、価格交渉もしやすくなりますよ。
防犯カメラの設置費用や業者の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。
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工場の防犯カメラ設置を検討するならセーフリーで業者を探そう
工場内外に設置する防犯カメラについて、メリットや選び方を解説しました。
防犯カメラは、万一の被害を防ぐだけでなく、従業員の安全確保や生産管理の効率化にもつながります。いざという時に備えて設置すると、大きな安心に代わるでしょう。
ニーズに合う防犯カメラをお得に設置するには、複数業者からの相見積もりをもらうのをおすすめします。
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工場の防犯カメラに関するよくある質問
-
Q. 工場に防犯カメラは必要でしょうか?
A.工場に防犯カメラを設置すると、盗難や不法侵入の防止だけでなく、従業員の安全管理やトラブル時の証拠確保にも役立ちます。
防犯・管理の両面でメリットが大きいと言えるでしょう。 -
Q. 工場の防犯カメラに欠かせない機能を教えてください。
A.工場の防犯カメラには、以下機能が不可欠です。
- 環境に耐えられる性能(防塵・防水・耐熱)
- 夜間・暗所対応
- 広角対応
- 長時間保存
詳細は、「工場向けの防犯カメラに必要な機能」を参考にしてください。
-
Q. どのような防犯カメラを選ぶべきかアドバイスが欲しいです。
A.防犯カメラは、設置場所や目的に合ったさまざまな種類があるので、プロの業者に最適なモデルを相談するのをおすすめします。


















