2025.11.03 2025.11.03
この記事では、ウッドデッキの塗装費用について徹底解説していきます。
雨風の影響を直接受けるウッドデッキは、定期的に塗り替えて素材を保護していかなければなりません。塗装費用を抑えるためには、相場や高くなりやすいケースを知っておくのが有効です。
記事後半では、費用を抑える4つのコツもご紹介。ウッドデッキのメンテナンス費用を安く抑えて、長く愛用していきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ウッドデッキの塗装費用【各作業ごとの料金目安もチェック】

ウッドデッキの塗装にかかる費用は、1m²あたり4,000~8,000円ほどが目安。全体だと2万円、面積が広いなど費用がかかる場合で30万円ほどになるケースがあります。塗装するだけでなく補修が必要になる場合は、費用が高くなります。
支払い費用には、主に以下が含まれます。
| 費用目安 | |
|---|---|
| 塗料 | 4,000~6,000円ほど/m² |
| 高圧洗浄 | 200~500円ほど/m² |
| 下地調整 | 300~1,000円ほど/m² |
| 養生 | 300~500円ほど/m² |
| 補修 | 7,000~100,000円ほど/箇所 |
一方、DIYで作業する場合、全体で10,000~40,000円ほどかかります。ただし、塗装に必要な道具をすべて購入すると50,000~100,000円ほどかかる場合もあるので注意が必要です。
ウッドデッキの塗装!費用が高くなる3つのケース
ウッドデッキの塗装費用は、面積や状態によって大きく異なります。しかし、見積もりを取る前にある程度費用がどれくらいになるかは予測しておきたいもの。そこで、費用が高くなりやすい3つのケースをご紹介します。
- 面積が広い
- 傷みが激しい
- 油性塗料を使用する
塗装予定のウッドデッキの状態と照らし合わせて、費用が高くなるかどうか見てみましょう。
面積が広い
作業面積が広くなれば、その分費用は高くなります。塗料代や人件費などがかかるためです。
面積だけでなく、装飾が多かったり形が複雑だったりと細かい作業が必要になるウッドデッキも、作業に時間がかかるため費用が高くなります。手すりや階段などもあわせて塗装する場合も、費用は高くなります。
また、2階以上の場所にあるウッドデッキの塗装作業も、足場設置などで費用は高額になりがちです。
傷みが激しい
傷みが激しいウッドデッキは、塗装の前に補修しなければなりません。たとえば、カビや苔の発生、古い塗膜が残っている、ささくれが多いなどのケースです。
傷みが激しい場合、まずはしっかり高圧洗浄して汚れを落とし、丁寧に下地調整(ケレン作業)をして塗装面をキレイにする必要があります。これら塗装前の作業でも費用が発生するため、全体的な料金も高くなります。
腐食やひび割れ、欠損がひどいなどのケースでは、木材交換やパテ埋めなどでの補修が必要になるケースも。傷みを放置して塗装しても木材の保護効果は低くなるため、費用は高くなっても現状に合わせて必要な補修をするのが大切です。
油性塗料を使用する
塗料にはさまざまな種類がありますが、大きく水性塗料と油性塗料の2つに分けられます。水性塗料よりも油性塗料のほうが費用は高めです。
ウッドデッキは紫外線や雨風の影響を大きく受けるため、耐久性や耐候性が高い油性塗料を選ぶほうが、長期的にはコスパが良い場合もあります。
塗装費用にも影響?!ウッドデッキの素材別の特徴と耐用年数

ウッドデッキにはさまざまな木材が使われますが、大きく分けると以下3つに分類できます。
- ハードウッド
- ソフトウッド
- 人工木
それぞれで特徴と耐用年数が違うため、それぞれチェックしてみましょう。
ハードウッド
ヒノキやピキアなどに代表されるハードウッドは、天然木の中でも硬く耐久性が高いのが特徴です。耐久性が高いため、塗り替えや補修などのメンテナンス費用を抑えられるのが特徴です。
また、耐用年数は15年ほどと長いのも特徴。中には、ウリンのように50年の耐用年数を誇るハードウッドもあります。
ソフトウッド
耐久性は劣るものの安価で加工しやすいのが、ソフトウッドの特徴です。スギやアカマツ、SPF材などがソフトウッドとして使用されるケースが多く、耐用年数は10年ほど。ただし、状況によっては数年ほどで腐食し始める場合があります。
ソフトウッドは耐久性が低いため、こまめに塗り直しやメンテナンスをしていく必要があります。
人工木
人工木は、木粉とプラスチック樹脂で作られた素材。耐久性が高く15~20年と耐用年数が長いのがメリットです。天然木のような見た目をしているため、ウッドデッキにも最適な材料です。
人工木は、基本的に塗り替えは必要ありません。そのためメンテナンス費用はかなり抑えられるのが魅力ですが、初期費用が高いのがデメリットです。
ウッドデッキを塗装しないとどうなる?【費用を節約するリスクとは】
ウッドデッキの塗装には費用がかかるもの。しかし、塗装せずに放置してしまうとウッドデッキの経年劣化を早めてしまいます。
- 腐食が広がる
- ささくれが発生する
- カビや苔が発生する
上記は、塗装しなかった場合にウッドデッキに発生する主な症状です。
塗装すると塗膜により木材が保護されるため、雨風や紫外線による影響を抑えられます。塗膜がないと、腐食が進んだりささくれが発生しやすくなったり、カビや苔が発生したりします。
腐食が進むと木材の強度が下がるだけでなく、シロアリなどの被害も発生しやすくなります。ささくれが発生するとケガをしやすく、カビや苔が多く発生すると滑って転倒しやすくなるのも大きなリスクです。
さらに詳しく知りたい方はこちら
外壁塗装をしないと起こるトラブル9選!塗装の必要性と再検討時期
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ウッドデッキの塗装費用を抑える方法4つ!

ウッドデッキの塗装費用を少しでも抑えるなら、以下4つの方法を実践してみましょう。
- 自分で塗装する
- こまめにメンテナンスをする
- 適切な塗料を選ぶ
- 相見積もりを取る
特に、相見積もりを取るのは重要なポイント。コスパを上げるために、それぞれの方法の詳細を見てみましょう。
自分で塗装する
自分で塗装すれば塗料代だけで済むため、業者依頼するよりも費用は抑えられます。
ただし、ウッドデッキの塗装は細かい部分まで丁寧に作業するのが重要。塗りムラがあると塗膜が薄い部分から劣化が進むため、ウッドデッキを長く愛用していくならプロに依頼するのがオススメです。
こまめにメンテナンスをする
傷みが多いウッドデッキは、塗装の際に丁寧に補修しなければなりません。そこで、日頃からこまめにメンテナンスをしてキレイな状態を維持すると、塗装費用を抑えられます。
また、塗膜が薄くなる前に、定期的に塗り直すのも大切です。十分な厚さの塗膜を維持できれば、ウッドデッキの木材を適切に保護できるためダメージを受けにくくなります。
適切な塗料を選ぶ
塗料の種類によって費用が変わるため、予算に合わせて適切な塗料を選ぶのも選択肢の1つです。たとえば水性塗料や浸透型塗料は安価なので、費用を抑えやすいです。
ただし、安価なものは耐久性が低い傾向が強いため、短期間での塗り直しが必要になります。機能性が高い塗料を選ぶと塗り直しのスパンが長くなるため、中長期的なコスパが良くなります。
相見積もりを取る
塗装費用には相場がありますが、具体的な料金設定は各業者により異なります。そこで、複数社から見積もりを取って比較してみると費用を抑えられる業者を見つけやすいです。
少なくとも3社以上から相見積もりを取れば、料金を比較しやすくなります。
ただし、料金が安いだけで依頼先を決定するのはオススメできません。作業内容や対応の良さ、保証などを全体的に比較し、希望に合う業者を見つけるのが大切です。
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ウッドデッキの塗装は定期的に!業者は相見積もりで選ぼう!
ウッドデッキは、素材に合わせて定期的に塗り替えていく必要があります。こまめにメンテナンスをして適切な塗料で塗装していけば、ウッドデッキを長く愛用していけるでしょう。
塗装業者を選ぶ際は、3社以上をピックアップして見積もりを取るのがオススメ。相見積もりでしっかり比較検討して、納得できる依頼先を見つけましょう。
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- 塗装で美しく生まれ変わらせたい
- ウッドデッキを長く愛用したい!

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丁寧・美しく塗り替えよう!
ウッドデッキの塗装費用に関するよくある質問
-
Q. ウッドデッキの塗装費用はどれくらいかかる?
A.ウッドデッキの塗装費用は、1m²あたり4,000~8,000円ほど。全体だと、20,000~300,000円ほどが目安です。
-
Q. ウッドデッキを塗装しないとどうなる?
A.ウッドデッキを塗装しないリスクは、主に以下です。
- 腐食が広がる
- ささくれが発生する
- カビや苔が発生する
-
Q. ウッドデッキの塗装費用を抑える方法は?
A.ウッドデッキの塗装費用を抑えるなら、以下の方法がオススメです。
- こまめにメンテナンスをする
- 適切な塗料を選ぶ
- 相見積もりを取る


















